2012年6月26日(火) |
柏崎市のコウモリ |
先日、山間で久々にコウモリを見た。
子供の頃は、夕暮れ時に街中を独特の飛び方で舞うコウモリをよく見た。
たくさん飛び交い、時折「キィー、キィー」と鳴いていた。ある日年長の仲間の一人が捕まえたので恐る恐る見せてもらったが、牙が鋭く不気味な感じがした。
小学校に入る前、両親に連れられコウモリがたくさんいる洞穴内に手漕ぎの観光船に乗り入ったことがあるが、その後すぐに文化財に指定され入洞禁止になった。
小学校では、旧日本石油のロゴはコウモリを図案化、コウモリは福をもたらす幸運な動物で益獣だなどと教わった。
後日、コウモリについてこれらを含めた下記の事項について纏めてみたいと思う。
1、新潟県の天然記念物、福浦猩々洞の3種類のコウモリ
2、福浦猩々洞が天然記念物になる前に、入洞した体験
3、柏崎市のシンボルマークのコウモリ
4、旧日本石油のロゴは(柏崎の?)コウモリを図案化したもの
5、コウモリは福をもたらす幸運な動物
6、コウモリは益獣で保護動物
(柏崎とコウモリ)
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2012年6月19日(火) |
おっやぁ~《方言25》 |
店にいたお客さんと後から来店されたお客様が顔を合わせた時、
「おっやぁ~!」(アクセントは「お」にある)
と同時に声を発した。
この「おっやぁ~!」は疑問詞の「おや?」ではなく、驚きや意外な気持ちを表す語。感嘆詞である。
「あら。おや。まぁ、えっ」などで、「―、お久しぶり」「―、そうでしたか」「―、失礼ね」「―、嘘だろ」と使う。(主に荒浜で使用されているようだ)
上記では「―、お久しぶり」である。
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2012年6月14日(木) |
今日からエンマ市 |
柏崎では今日からエンマ市が開催され、露店者など254件の出店数で賑わっている。
この二日間、JR東日本の越後線では臨時列車も運行される。
70歳位の刈羽村から来店されたお客さんが
「俺たちが小さい頃、エンマ市の日は学校も午後から休校になったので、親に連れられ汽車に乗ってとエンマ市に来た。 そこで色々な物を買って貰ったり食べたりして、それはとても楽しかった」
などと懐かしそうに話していた。
(えんま市とチマキ) (えんま市) (三階節と閻魔堂)
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2012年6月7日(木) |
時計電池交換時のチェック(Ⅱ) |
「他店で電池交換後、手を洗った時少し水が付いただけで時計が曇った」
と言って来店された。
その時計を見てみると、時計の中に入っている防水の役割をしているパッキンが痛み少し切れていた。
恐らくこの僅かな切れ目に水が毛細管現象で入り込んだのが故障の原因かと思われる。
このようなことのないように、弊店での電池交換時には、ただ電池交換をするだけではなく以下のチェックをしている。
1、規格外の電池が入っていないか調べる
2、時計の周りにゴミが付いていないか
3、電池電圧を計る
4、機械などにサビがないか
5、電池の液漏れなどで電池接触部の金属が腐食していないか
6、パッキンが痛んでいないか
7,電池交換時の年月を記録し、次回の交換時まで何年動いていたが調べる
などであるが、異常が見つかった場合は次のように対処する
1、不審な電池が入っている場合は、メーカー規格電池表などで調べて指定された電池を入れる
2、ゴミが付いている場合は、裏蓋開け時に機械内にゴミが入らないよう除去する
3、電池電圧が1.5V以上ある場合は電池交換する必用がないので、他の故障原因を探る。
4、サビが見つかった場合は、僅かならサビ除去しサビ止め油を塗る、それ以上なら修理を進言。
5、僅かな腐食なら除去し、それ以上なら修理を進言。
6、パッキンの痛みが見つかったら、交換を進言。
7,前回の電池交換後から、今回の交換までの年月が、メーカーが発表している電池寿命の年月まで動いていたがは記録で分かるので、電池寿命以内に電池容量がなくなっていた場合、消費電流が多くなった等の故障が考えられるので、修理等を進言する。
このように早目に対処し、手遅れにより部品交換ができずに修理不能になったり、修理代が高額にならないようにしている。
その他の時計に関する資料
1,規格外の電池
2,電池電圧を計る
3,電池の液漏れ
4,腕時計と風呂
5,アルカリ乾電池の液漏れ
6,自動巻き時計が止まった
7,自動巻きのネジ巻きが止まらない
8,電波時計の停波中の電池交換
9,電波時計の電波が停波
10,水の入った10気圧防水時計
11,腕時計の電池液漏れ
12,柱時計の電池液漏れ
13,腕時計と放射線量
14,時計と磁気
15、 3軒目の電池交換
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2012年6月4日(月) |
米山講の石塔 |
今日は店の定休日だったので長岡市の蓬平温泉に行って来たが、途中その隣町の村松町に米山塔があった。
石碑の山という字の箇所に横に新しい割れ目が有ったが、これは恐らく中越、中越沖地震で倒壊し 修復した痕と思われる。
この米山塔は米山講によるものである。
米山講は農村生活を支えている一つの機能としてあった。
一般的に講は宗教団体であり、教団拡張のため、社会の表面に表れている報恩講(浄土真宗)、身延講(日蓮宗)などの講は各地にあって珍らしくない。
ところがこの米山講は宗教との直接的結合は少なく、宗派を問わず各部落ごとで仲間が作っている地縁性の深いものであった。 このような講はその他に庚申講や二十三夜講などがある。
(米山講)
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2012年5月26日(土) |
新製品補聴器リオネットマジェス発表 |
新潟市朱鷺メッセで開催されたリオネット補聴器セミナーに出席した。
セミナーでは新製品補聴器リオネットマジェスが発表された、リオネットマジェスは上位の機種に位置する最高峰で、「より快適でクリアな聞こえ」「より自然な聞き取り」を目指し、高分解能な騒音抑制・ハウリング抑制・いろんな聴取環境への対応、そしてテレビや電話への対応、その他様々なリオネット補聴器の技術を結集した製品になっている。
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2012年5月20日(日) |
オレオレ詐欺対策(笑) |
80歳になるお客様が
「私には50歳代の二人の息子が東京に居るが、電話をくれる時には
長男は、『禿げではなく、髪フサフサの俺だよ~!』
次男は、『出っ腹ではなく、スレンダーの俺だよ~!』
と言ってオレオレ詐欺対策をしている」
と言った。
中年男の加齢による悲哀が垣間見たようにも思えた。
と言っても、私も他人ごとではないが・・・(笑)
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2012年5月14日(月) |
初山菜採り
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久々に晴天だったので、夫婦でドライブがてら松之山の日帰り温泉・「ナステビュウ湯の山」行く事にした。
松之山までは車で1時間くらいかかるので、途中で焼き鳥を買ってから道路脇の空き地に車を止めてそれを食したが、そこは美しい山の自然が息吹き、ホトトギスなどの鳥が奏でる佳景であった。
そんな風光に恵まれた地を離れて暫く走ると今度は道脇にあった土手から清水が流れていたので、また途中下車することにした。
車を降り清水で手を洗おうとすると 今度は近くに”ゼンマイ”らしきものが自生していた。
だが二人とも山菜採りは未経験なので、これが本物かどうか確信がもてない。
また ”ゼンマイ”には見た目が同じだが男と女とかがあり、とどちらかは不味いので食べないとか聞く。
しかし、近くを見渡すと同じような物がたくさんあったので、どうしようかと思案の末に少しだけ採ってみる事にした。
ナイロン袋に入れながら採り始めていると、今度は残雪がある日陰の平地に”こごみ”らしきものがあったので それも持ち帰ることにした。
そんなことをしながら やっと目的地の松之山温泉に着いた。
早速、受付の人に”ゼンマイ”と”こごみ”を取り出し 本物かどうか聞いてみたら、何と両方とも本物だと言われた。
今日は思いもよらぬ初山菜採りが体験できた。
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2012年5月9日(水) |
夜光付き時計と放射線量 |
セイコー社よりウオッチサービスニュースが届いたが 今回はその中に「自発光夜光つき時計の放射線量について」の説明があった。
結論からいえば
時計の文字板に使用されている自発光夜光塗料(放射線夜光)は、安全性に問題がない
とし、詳細な説明は以下の通りであった。
1、放射線量について
当社の自発光夜光塗料(プロメチウム:147Pm)を使用した時計は、放射線障害防止法に基づいて、密閉状態で1個あたりの最大使用総量3.7メガベクトル以下と言う厳しい基準を守って製造しておりました。
また、既に1997年に製造を終了し、14年以上が経過しております。
プロメチウム:147Pmの半減期は2.6年で、既に半減期を5回繰り返しており、現在の放射線量は出荷時の1/32以下に低下しています。従って、安全性に問題はございません。
2、廃棄について
各地域における行政の廃棄物の規制に従って、不燃物として処分をお願いいたします。
以上。
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今から30年ほど前迄は、放射線障害防止法などはなく 放射線障害の知識もなかったので、我々時計修理工は 夜光付き目覚時計などの修理時に、現在より高濃度の夜光塗料が厚くたっぷり塗られていた文字板、長針、短針などを素手で直接触って時計を直していた。
今、その事を思い出すとぞっとするが、幸い今のところは障害はでていないようだ。
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2012年5月6日(日) |
おっぱなす《方言24》 |
「時計を畑におっぱなして 何処にいったか分らんなったすけ 新しい時計をくんねかのぉ」 と言ってお客様が来店された。
この「おっぱなす」は方言で、標準語は「放置する」である。
「おっぱなす」は、下記のように地域により意味が多少違っているようだが、新潟県では(6)の放置するという意味で使用されている。
1、放すを乱暴に表現した言い方
2、放すを強調した言い方(大辞泉)
3、すごい勢いで放す(パッと放す。一気に放す)(東京都多摩市、北信州、群馬県、大辞泉)
3、放す、離す、置く(群馬県)
4、子供や動物をほったらかしにする(宮城県)
5、長時間置き去りにする
6、(時間に関係なくただ)放置する
また、新潟県では「押っ放す(おっぱなす)」と漢字ではなく、「おっぱなす」とひらがなで表すことが多い。
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2012年5月2日(水) |
山笑う、山悲しむ、山怒る、山楽しむ(笑) |
俳句の春の季語に「山笑う」があるが、この山笑う(春)の他には、山滴(したた)る(夏)、山装う(秋)、山眠る(冬)」がある。
これは11世紀、中国、北宋の画家・郭煕の画論である『臥遊録』の中にある「春山淡冶にして笑うが如く、夏山蒼翠にして滴るが如く、秋山明浄にして粧うが如く、冬山惨淡として眠るが如く」からきているとされている。
そこで来店されたお客様と「山笑う」について語った
「春は『山笑う』ですね」
「そうなの、じゃあ冬は『山悲しむ』、夏は雷が出るので『山怒る」、秋は食欲の秋なので『山楽しむ』になるのかな?」
「う~ん」
と一瞬絶句したが、山の喜怒哀楽になっていたので「上手い!!」と逆に感心してしまった(笑)
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2012年4月26日(木) |
ビックリ市は6月9日(土)に決定 |
昨夜、諏訪町商店街の理事会があり、今年度の6月のビックリ市は9日(第2土曜日)に決定し、当日開催されるフリーマーケットの申込案内葉書は1週間以内に送付する予定とした。
また、「フリーマーケット参加者から参加費、または協力金をお願いしたらどうか?」という議題についても検討したが、「フリマには、気楽に遊び心で参加してもらいたい」との理由で見送りになった。
最後に、近年はフリマ参加希望者が多くなり、今年も先着100名で申し込みを締め切ることとなった。
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2012年4月23日(月) |
山笑う米山、北窓閉じる米山 |
長かった冬もようやく終わり、柏崎もやっと桜花爛漫の季節になったが、見る位置により米山の山容は違っていた。
右の上下2枚の写真は米山を北側と南側から撮影したものである。
4月16日、米山の南側にある柿崎から見た米山(右上の写真)は、雪が殆ど融け山頂付近に僅か残すだけになっていた。
しかし、その1週間後の23日になっても、北側にある柏崎から見た米山(右下の写真)は、里では桜花爛漫になってはいるものの、山はやっと雪が解け始め「すじまき爺さん」の雪形が現れた状態であった。
このように同じ米山でも、この時期は南北から見ると大きく違う。
柿崎から見た「山笑う」米山と、柏崎から見た「北窓閉じる」ままの米山があった事を知り驚いた。
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4月16日、米山の南側にある柿崎から撮影 |
4月23日、米山の北側にある柏崎から撮影
その他の米山の写真 |
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2012年4月11日(水) |
規格外の補聴器電池 |
「補聴器が聞こえなくなった」
とお客様が来店された。
補聴器を調べてみると 規格の空気亜鉛電池「PR44Z」ではなく、規格外のアルカリ電池「LR43」が入っていたのが原因だった。
「コンビニで同じ補聴器電池がなかったので、似たようなボタン電池を買ってきて入れた」
と仰ったので
「補聴器の電池は 空気亜鉛電池であり、一般に市販されているボタン電池とは違います。
例えば今回の規格外の電池「LR43」はアルカリ電池であり、電池電圧は1.5V、直径が11.6ミリ、高さ(厚さ)4.2ミリで、空気亜鉛電池のPR44の電池電圧は1.4V、直径が11.6ミリ、高さ(厚さ)5.4ミリで、電池の機能、電圧、形状が違います。
また、上述の通り、例え形状が同じボタン電池であっても、機能が違うので故障の原因になりますので絶対に補聴器電池と記載された電池を使用して下さい。
但し、同じ空気亜鉛電池でも「PR41」、「PR41Z」、「312」などメーカーによって表示方法が違うこともありますが、これらは同じですので使用しても差し支えありません。」
などと説明した。
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市販されているボタン電池には、アルカリ(1.5V、3.0V、4.5V、6.0Vなど)、水銀(1.35V、1.4V、2.7V、5.4Vなど)、酸化銀(1.55V、3.0V、6.2Vなど)電池などがあり、時計、電卓、ゲームなど使用目的により其々の電池が使い分けられている。
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2012年4月8日(日) |
季節外れの春雪と花見 |
昨日と今日と2日間連続で朝方に降雪がみられた。
強い寒気の影響で気温も零度近くまで下がり、市街地も雪で白くなり冬に引き戻された思いがしたが、昼頃には陽も射し気温も上昇し、雪は直ぐに融けた。
一方、3月21日の高知を皮切りに、日本各地では続々と桜の開花が始まり、東京も満開で春の宴を楽しんでいる記事があった。
しかし、今年は2月まで厳しい寒さが長引いたので、殆どの地域では平年より開花が少し遅くなっていると聞く。
今年は冬が長く続いた分、例年にも増して開花が待ち遠しい。
などと思っていたら、市内の花見の名所、赤坂山公園で今日からライトアップが開始された。 花のつぼみはまだ堅いが、今週末15,16日から咲き始めるだろうとのこと。 春は身近に来ていたようだ。
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朝は雪景色の中、花見の名所、赤坂山公園ではライトアップされ花見の準備が始まった。 |
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2012年4月1日(日) |
悪田の渡し |
三階節で有名な「悪田の渡し」は、鯖石川の河口にある「安政橋」にあったという説があるがそれは少し違っていて、実際の「悪田の渡し」はもう少し上流にあった。
では、少し上流の何処にあったのか?を調べているが、ハッキリしない。
松波の住民(70歳?)からは
「他界した親父は、『悪田の渡しは上流の道脇にある神社前にあったと聞いた事がある」
また、郷土史研究会の先生からは
「悪田の渡し跡には上流の道脇に石碑があるという資料を見たことがある」
などと聞いたが、引き続きもう少し調べてみようと思う。
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