がんば716ショップ
柏崎加盟店
 〒945-0063 新潟県柏崎市諏訪町11-41
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2011年10月 2011年11月 2011年12月
・ソーラー電池切れ
・ボタン電池液漏れ
・越後の風土病
・はばきぬき《方言20》
・掛けてきて下さい
・日本酒・ビンテージ酒
・眼鏡レンズの遅配
・松雲山荘
・あったかむかし話
・米山に初冠雪
・三分づき米
・カンカラカン《方言21》
・眼鏡の調整
・初雪と けあらし

2011年12月16日(金)
「初雪」と「けあらし」
 午前9時頃より市街地に初雪が降り、浦浜にある中央海岸では 陸上と海水の温度差が一定以上になった場合に起こる「けあらし」が見られたが 写真撮影ができず残念だった。

 「けあらし」は柏崎の気温が、14日は晴天で最高気温が14度、15日が曇り雨で12度まで上がった後、16日の午前10時には最低気温が0.3度まで急激に下がった為と思われる。

 「けあらし」とは、風がおだやかな厳冬期の朝に、陸上から流れた冷たい空気が暖かい海面上に触れることにより 海水が急激に冷やされ、海面から蒸発した水蒸気が凝結してできる霧のことで、あたかも海面から湯気がもうもうと立ち上るように見える現象のことをいい、北日本で発生する。
 「けあらし」は留萌地方で使われ始めた北海道の方言で、その漢字は北海道では「毛嵐」、富山県では「気嵐」などと書くことがある。
 気象用語では「蒸気霧」(じょうきぎり)といい、英語では「Steam Fog」又は「sea smoke」という。

 また、北海道で気温が氷点下20℃以下になると、この霧の蒸気が凍結して氷晶と呼ばれる細かな氷の粒になって、太陽の光を反射してキラキラと輝いて見える現象が「ダイヤモンドダスト」(細氷現象)と呼ばれる。
2011年12月11日(日)
眼鏡の調整

 当店で購入されたお客様が
「眼鏡に物がぶつかって変形し、眼鏡が下がるので直して欲しい」
と 来店された。

 そこで、まずお客様から眼鏡を外してもらって、顔を調べて見るころにした。
 すると、右耳の後側の少し上の(眼鏡フレームのテンプルの先セルが触る)箇所と、左の鼻(フレームのパットが触る)の箇所が少し赤くなっていた。

  これで、何処がぶつかって変形したか、それにより何故下がる様になったのか、が予想出来た。 そこで、 早速、フレームの3か所を修正し、今度はお客様から眼鏡を掛けてもらって再修正して
お客様に掛け心地を確認すると
「今まで、フレームが触る耳の後ろと鼻のところが痛かったけどそれがなくなり、眼鏡が下がることもなくなった。 そしてなにより、眼鏡が軽く 良く見え、目の疲れがなくなり、掛け心地が凄くよくなった。眼鏡調整でこんなに違ってくるとは知らなかった」
と、喜ばれた。
 
 人の顔は全て違うように、顔の形も全て違うし、同じ人でも左右の顔の形も多少違う。
 その為に眼鏡の購入時には、その人の顔に合うように調整が必要である。
 
 眼鏡が顔に合わないと、眼鏡が下がって重たく感じたり、耳、鼻、こめかみが痛くなったりする。
 また、眼鏡の片方が下がったりすると、レンズの中心が眼から外れ、違った度数で見ることになり見辛くなる。 また、それを続けていると眼が疲れ、眼、頭、肩が痛くなったりする。

 このように、眼鏡は常に顔に合っている状態を保たねばならないので、眼鏡の調整は購入時だけではなく購入後も調整を継続することが大切である。
 

2011年12月7日(水)
カンカラカン《方言21》

 「カンカラカン」は方言で、意味は「缶(カン)が空(カラ)になった缶(カン)で缶空缶」、つまり「空き缶」である。
 中身が入っているのは「カンカン」、中身の無いのが「カンカラカン」と区別していたようだ。

 私が小学生だった頃、新任の教師が「柏崎にきて一つだけ解らなかった方言があった。それは『かんからかん』だ」と言った事が今でも脳裏に残っている。

 この 「カンカラカン」を「空き缶」とする方言は、新潟県ではあまり使用されないが、青森県下北、山形県山形市、群馬県吾妻郡、静岡県清水市、焼津市では使われているようだ。
 ただ、「かんからかん」という題名の絵本が出版されているので、メジャーな方言なのかも知れない。

2011年12月1日(水)
三分づき米

 我が家では、「白米」ではなく茶色の「三分づき米」を食べている。

 一般的には、精米して黄色い玄米から外側のヌカや胚芽を全て取り除いて白くなった「白米」を食べている。
 
 しかし、この胚芽やヌカには食物繊維やカルシウム、鉄などのミネラル、ビタミンB1やビタミンEなどの栄養素が豊富に含まれており、精米度合が低いほうが栄養価は高くなる。

 これらを残して精米したお米は「分づき米」または「分づき」といい、「分づき」には 精米する度合によって、「三分づき」、「五分づき」、「七分づき」などがあり、数字が大きい順に白米に近くなる。

 分づき米は特有の風味があって美味しく、消化にやや時間がかかるが食物繊維があるので便通も良くなった。

 初めは「七分づき米」から試してみたが、これは白米と見た目が殆ど同じで白く、食感も近い。また、米粒をよく見ると白い胚芽がついていた。

 それから「五分づき」、「三分づき」、「玄米」と食べたが、「三分づき」や「玄米」などは胚芽だけでなく米ヌカも付いているので白米のように白くなく茶色になり、風味も米の甘みがなくなりヌカの香りが強くなってきた。

 「分づき」に挑戦しようとするなら、初めは「七分づき米」から試してみるとよい。 或いは適量「七分づき米」を白米と混ぜて炊いてもよいと思う。


     三分づき米
「玄米・分づき米・白米」

「玄米」はヌカや胚芽が100%ある。

「三分づき米」は70%残し(30%取り除い)てある。

「七分づき米」は30%残し(70%取り除い)てある。

「白米」は全て取り除き0%である。
2011年11月22日(火)
米山に初冠雪
 冬型の気圧配置になった昨日は秋一番の冷え込みとなり、今朝は米山さんが初雪でうっすらと白くなった。
 
 柏崎では、「米山さんが三度白くなったら雪になる」と言われている。
 これは、「米山に降った雪が溶け、また降って白くなる。これを繰り返えし、三度目に白くなったら里にも初雪が降る」
という意味であるが、
「米山に初冠雪があると冬が身近に来たので、本格的な冬が訪れる三度目までには冬の支度を終わらせるように」という意味でもある。

 このようにして地元の人々は米山さんを見て観天望気をする。

 米山さんが三度白くなると雪になる
2011年11月20日(日)
あったかむかし話
 第14回「あったかむかし話」が、柏崎市産業文化会館で開催されたので行ってきた。
市内の主婦でつくる「かしわざき語り部の会」と「よったり座」が、柏崎のむかし話を方言で語ったり演劇などをしたが、会場には市内外の聴衆百人余りがいて盛況だった。

 親しみのある柏崎弁で、地元の地名を入れたりして臨場感を出しながら 笑いを入れ和ませる話術はプロなみであった。、また、中には初心者もいて少しぎこちなかった人もいたがそれはそれで将来を期待したい。

 久々に楽しい一時を過ごすことができたが、これが無料とは申し訳ない様な気がした。
2011年11月12日(土)
松雲山荘

 閉店後、紅葉狩りの名所である松雲(ショウウン)山荘に行って来た。

 そこは大正15年に飯塚謙三氏が作った日本庭園で、ツツジやモミジをはじめ多数の樹木と灯篭、石碑、太鼓橋、東屋、池などがバランスよく配置されている。外見は華やかなようでもその奥に日本の美意識の一つである「わび・さび」が秘められていて心が落ち着く。

 紅葉シーズンになると、夜間はライトアップ(今年は10月29日から11月23日)され、幻想的な雰囲気が醸し出される。
 ライトアップされた紅葉を眺めながらゆっくりと坂を上り、野外茶席でお茶を戴き一服しながら照り葉に魅せられいると一枚の紅葉がヒラヒラと舞い降りてきて
「表見せ 裏を見せては 散る紅葉」
と 達観した良寛の句が思い浮かんできた。


 「表見せ 裏を見せては 散る紅葉」
             良寛

(良寛は江戸時代後期、新潟県三島郡出雲崎町に生まれた僧侶、歌人、漢詩人、書家)
2011年11月2日(水)
眼鏡レンズの遅配

 タイ国で発生した大規模な洪水により、眼鏡レンズで特別注文の納期の遅れが、とうとうニコンレンズでも始まり、「納期遅れのお詫び」のメッセージが届いた。

 「タイ国の洪水により、某大手レンズメーカーの現地工場が浸水し 操業停止の状態になった。
 その影響で、国内では眼鏡レンズの逼迫した需要に対して、供給がままならない状況が続いている。 ニコンは臨戦体制でフル稼働しているが、納期に時間がかかる。 御不便を掛け深くお詫びする」
との内容だった。

 これまでニコンレンズは被害がないと聞いたが、洪水被害の連鎖反応が影響しているようだ。
 これにより、当店のお客様にも 納期の遅れが出て、連日お詫びの電話をするのが日課になってしまった。

 特に1番困るのは、納期の度重なる延期である。
 例えば、先月の29日出荷予定が、30日、31日、それから今月の1日、2日と連日のように1日ずつ延期されるので、お客様に遅れが何日だと言えず、ただ「納期は未定で御迷惑をかけし申し訳ありません」としか言えず、困惑している。

2011年11月1日(火)
日本酒・ビンテージ酒(古酒)

 日本酒を長期熟成させたビンテージ酒(古酒)の人気が広がっている。

 我が家には
、平成16年に山形へ旅行に行った時に 購入した日本酒の長期熟成酒を 7年間熟成?保存していた酒があった。
 
 昨年再度山形へ行った時、この酒の製造元に立ち寄りこの酒について聞いてみた。

 「新酒は頭だけで酔い、古酒は全身が潤うように酔う。また酔いは非常に体に優しく、酔い目覚めもすっきり。最近の研究でも医学的に認められた。
 しかし、この酒「龍鳳」を7年も保存していた人は、これまで我が社の知る限り一人もいなかったし聞いたこともない。 それは、この酒がそんなに長期間保存して呑む酒ではないからだ。
 恐らくその酒は酸味を帯びて酸っぱくなっているだろうから、呑まない方がいいだろう。しかし、もし酸味がないなら十分呑めるはずだ」
と言われた。



 製造日の「平成16年11月」が貼付してある

 それから又1年が経過した今夜、最後に残った酒を恐る恐る呑んでみたが酸味はなかった。
 それより、以下のように大変美味であった。

 色は輝く美しい琥珀(こはく)色、香りは奥深い中国の高貴な紹興酒、味はどちらかというとブランデーに近く、調和あるの取れた深い味わい、しかしブランデーのような辛みはなく柔らかな口当たり、最後は飲み込んだ時の余韻の長さがあった。

 7年も保存して腐らず、逆に色、香り、味に重厚さが増す日本酒があったのに驚愕した。
 余りの旨さについつい、残っていた酒を全て呑み干してしまった。

 新潟県でも、「万寿」、「寒梅」「雪中梅」「八海山」など旨い酒は多くあり、また柏崎にも「越の誉」がある。
 特に、「越の誉」の中の「もろはく」は8年間蔵内常温熟成の秘蔵酒とか。次回はこれも呑んでみたいと思う。
 
2011年10月23日(日)
掛けてきて下さい

 視力測定で テストレンズ入れた仮枠(仮の眼鏡フレーム)を掛け、椅子に腰掛けていたお客様に
「視力検査は終わりましたので、掛けたまま視力測定室を出て こちらに来て下さい」
と 伝えたら

「ン???」
と お客様が一瞬固まってしましった。

数秒後、 呪いが取れたように椅子から降り スタスタと視力測定室から出てこられ
「あぁ、びっくりした。椅子に掛けたまま(視力測定室を出て)こちらに来て下さい と言われたって、こんな重たい椅子に掛けたまま、どうやってそっちに行くんだ。
 魔法使いなら 椅子に掛けたまま飛んで行けるかもしれないが、俺にはそんな事は出来ない。
 どうしろって言うんだ などと思案していた。
が、よく考えてみたら。あぁ、そうか。
 掛けたままというのは、椅子ではなく、仮枠のことかと気付いた」

と笑って仰った。

 私は 「テストレンズ入れた仮枠」という主語を ハッキリと言わなかったことを後悔し、今後は、どんな場合でも 主語を明確に お客様に伝えていかなければならない と思った。

2011年10月19日(水)
はばきぬき《方言20》
 紅葉狩りの季節には、気の合った仲間と旅行に出かけたりすることがある。

 新潟では旅行から帰った数日後に、同じメンバーが集まって「はばきぬき」という名の宴会を開く。
 この会では、一献を傾けながら 病気もなく無事に旅が出来た事を感謝して祝い、旅の思い出話や反省会をしたり、旅先で撮った思い出の写真を配ったりなどをする。

 又、昔、一般庶民は自由に旅ができなかったので、旅から帰った人は知人縁者を集めて この「はばきぬき」でお土産を配ったりしながら、この機会を通して旅に行けない人々に各地の珍しい情報や経済、政治状況などを伝えていたとも聞く。
 「はばきぬき」は、ただ酒を飲んで騒ぐのではなく、貴重な情報収集の場であったようである。

 次に、「はばき」は漢字で「脛巾・行纏・脛衣」などと書き、昔は外出・遠出などの折、脛(すね)に巻きつけ足を 防御して、「越後の風土病」として恐れられていた「ツツガムシ病」などから身を守った。 後世の脚絆(きゃはん)に当たる。

 長旅から帰って脚絆をはずして楽になるということで「はばき脱ぎ」、そこから「はばきぬき」となったと聞くが、そのまま「はばき脱ぎ」と言われているところもある。

 同じ新潟県でも 旧新津市では「はんばぬき」ともいうが、「はばきぬき」が一般的で、東北各地でも使われているらしい。
 「はばきぬき」が新潟県だけでなく 東北でも使われているのは、人を死に至らせる恐ろしい「ツツガムシ病」が東北でも発生した事が関係していた とも考えられる。
2011年10月18日(火)
越後の風土病「ツツガムシ病」
 「つつがない」の漢字は「恙無い」で、意味は、「無事である。問題がない。病気・災難などがなく日を送る。平穏無事である」などである。
 この「つつが(恙)」の意味は「病気などの災難。わずらい。やまい」であるが、その他に「ツツガムシ(恙虫)の略でもある。

 そこで、「つつがない」の語源が、「ツツガムシ」という虫が病気(ツツガムシ病)の原因になるということから生まれた という説もある。

 この「ツツガムシ病」とは、野ネズミが保有するリケッチアの一種を 「ツツガムシ」が媒介し、人が刺されたときに感染して起こる病気である。 また、「ツツガムシ」はダニ目ツツガムシ科のケダニの総称である。

 昔、「ツツガムシ病」は 夏季に新潟県の信濃川や阿賀野川の河川敷で多くの発症例があり、戦国時代には「越後おこり(瘧)」といわれ、「越後の風土病」として恐れられていたが、実際は山形県、秋田県にも発生していた。

 しかし、戦後は「新型ツツガムシ病」の出現により 北海道・沖縄を除くほぼ日本全国で発生が認められるようになった。
 又、現在は新潟県などの「旧型ツツガムシ病」の原因となったアカツツガムシは、消滅したと考えられ、夏期に発生ピークはみられなくなった。

 「ツツガムシ」に刺されると高熱を発し、リンパ節が腫(は)れ、全身に発疹(ほっしん)が生じる。
 昔は特効薬もなかったので死にいたることも多々あったが、現在は抗生物質もあり治療ができようになった。

 しかし、今でも感染症予防法の4類感染症の一つであり、信濃川の流域で夏期に開催される長岡の花火大会などの催事では、下草を刈ったり消毒したりして「ツツガムシ病」対策が行われている。
 
 昔、ある先輩から、『30年程前、川の土手の草むらで娘さんがしゃがんで小水した時、草を通して付いた「ツツガムシ」にお尻に刺され「ツツガムシ病」になったので、特に女性は気を付けた方がよい。又、その為に昔の女性は、生活の知恵であろうか、野外での小水は立ってしていた』と聞いた。

 また、カナダのキャンプ場では、女性用の立ちションの木があると聞いたが、これも「ツツガムシ病」の予防対策かもしれない。

 勿論、女性だけだけではなく、男性も大便をする時には注意が必要である。

柏崎市のツツガムシ病) 
2011年10月11日(火)
腕時計のボタン電池液漏れ

 お客様より 腕時計の電池交換を依頼され、裏蓋を開き電池を取り出して見ると、電池のマイナス側に 白い粉が噴出していた。
 この白い粉は 電池の液漏れによるもので、酷くなると液体が流れ出る。
 白い粉は時計内部に入り込んだりして、又、液体は金属部や電気回路部に錆びを生じさせたりして 故障の原因になる。

 キズミ(時計屋が目に当てて見る拡大鏡)で 電池のマイナス部に接するバネ部を覗くと、若干の粉が噴出していた程度だったので 綺麗に拭き取った。
 これにより故障原因が取り除かれたので、電池交換をしてお客様に時計を渡した。


 (電池交換時のチェック

2011年10月2日(日)
ソーラー時計の電池切れ

 ソーラー電波時計の時間が狂うようになったとお客様が持参された。

 時計を見ると、ソーラー電池の充電不足が原因だった。

 ソーラー電池は、光で充電する事により一定の電圧が維持できるが、光を当てないと充電不足で時計は狂ったり止まったりする。
 又、長期間、光を当てないまま放置すると 電圧がなくなり車のバッテリーがあがったようになり 酷い時は電池(バッテリー)交換をしなければならなくなる。

  ソーラー電池は決して電池交換不要ではない。光を当てるという条件を満たさなければ短期間で電池交換が必要になるのである。

 今回の場合は、僅かな充電不足だけだったので、一日太陽に当てる事によりソーラー電池が充電され、電波時計の時間が自動で修正され直った。

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