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2012年3月12日(月) |
黙祷と春一番 |
昨日は東日本大震災から1年にあたり、柏崎市でも放送があり午後2時46分に妻と二人で黙祷し、犠牲者の追悼と被災地の復興を願った。
また昨日、新潟地方気象台は北陸地方に「春一番」が昨年より8日早く吹いたと発表した。
新潟市は午後6時に風速8.9mの南の風を記録し最高気温が9.7度だったが、柏崎市では同時刻に風速3m、最高気温が7.7度だったので、どちらかというと6日の方が「春一番」らしかった。
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2012年3月9日(金) |
震災地がれき受入 |
柏崎市、新潟市、長岡市、三条市の4市は、東日本大震災地で出た「がれきの受け入れ」を近く表明する。
4市長は昨年の11月から連帯して「受け入れ」に前向きに検討を進めてきたが、その結果1キロあたりの放射性セシウムを100ベクトル以下とする「自主基準」を設け、この基準をクリアした「がれきの受け入れ」を今月末に正式に表明する見通しだ。(9日の朝日新聞新潟版より)
震災により多岐にわたり苦悶している東北で、この「がれき」が復興の大きな障害になっていると聞く。
「がれきの受け入れ」は賛否両論あると思うが、4市は過去に其々の被災を体験し助け合いの大切さを痛感しているので市民も賛成多数で受け入れると思う。
この「がれきの受け入れ」が全国に広がり、多くの自治体が賛同することを願う。
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2012年3月8日(木) |
防災地図に井戸水の位置
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中越沖地震後に設立された(諏訪町を含む)東訪振興協議会では、防災地図の作成が決まり、そこには地区ごとの海抜、原発からの距離、消火栓の位置などの他に、個人宅の井戸の位置が記載される事になった。
井戸の位置が加えられたのは、中越沖地震で上水道の復旧に長期間が要された時に、個人宅の井戸水の提供が大きく貢献したからであり、今後も非常時に於ける生活水としての井戸水が迅速に供給が出来る様にしたものである。
但し、諸事情により近隣への供給は不可能と言われるお宅は除外された。
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2012年3月7日(水) |
春一番が吹いた? |
昨日の6日、西日本と東日本を中心に南から暖かい空気が流れ込み、各地で4月上旬から5月下旬並みの暖かさとなり、気象庁は中国地方で午後に南寄りの風が強まり「春一番が吹いた」と発表した。
柏崎市でも6日午後9時に風速7m/sの風が吹き、2時間前に4.1度だった気温が10.5度迄急上昇した。(観測所在地:柏崎市元城町 標高:7m)
これは柏崎に春一番が吹いたのではないだろうか?
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2012年3月2日(金) |
おっぽしょる《方言23》 |
「眼鏡がツル(眼鏡の耳にかける部分)がおっぽしょれたすけ 直してくれねかのぉ」
と言ってお客様が来店された。
この「おっぽしょれた」は方言で、標準語では「折れた」、「おっぽしょれたすけ」は「折れたから」である。また 「おっぽしょる」は 「折る」である。
一説には 「おっぽしょる」は「押し折る」の派生とも言われている。
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2012年3月1日(木) |
45年前の米山大橋の写真 |
アルバムを整理していたら、45年前の昭和42(1967)年に米山大橋が完成した日のモノクロ写真が出てきた。
当日は渡り初めの式典後に一般公開されたので、父と二人(父はバイク、私は自転車)で柏崎市の中心部から上越方面へ向かって約5kmの山坂を越えて見に行った。
まだ一般庶民の家には車がなく、殆どの人は自転車やバイクで来ていた。
その中には学校をさぼって見に来ていた学生もいた。
米山大橋の南側にあった小高い山の上から見降ろした橋は絶景であった。
多くの人々がこのビューポイントに登り橋を眺めたり写真を撮ったりしていた。
また当時、赤く曲線を描いた米山大橋は斬新で、高さが53mの橋は日本一だとか聞いたが、現在でも国道8号を代表する橋梁の一つとなっている。
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これは当日、ビューポイントと言われた 小高い山の上から 橋を見降ろして撮った写真である。 |
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2012年2月12日(日) |
眼鏡作製拒否 |
「眼科で白内障の手術をしたが、近くが良く見えないので眼鏡を作ってくれ」
と、お客様が来店された。
お客様の要望は眼鏡作製だが、その前に何故眼科で眼鏡作製を勧めなかったのかが疑問に思ったので、眼の手術について聞いてみると
「2ケ月前に白内障の手術をして眼内レンズを入れた。T病(個人情報なので病名はTにした)もあり、両眼にM(個人情報なのでこの病名もMにした)もあったので2週間後にその手術をする」
と仰った。
そこで私は、
「2週間後にMの手術をするのなら、今は眼鏡を掛けて本を読んだりして眼に負担を掛けない方が良い、その為に眼科の先生が眼鏡作製を勧めなかったと思われるので、私も眼鏡作製はお断りさせて下さい」
と 答えたら、お客様は納得され
「手術後に眼が安定してから来店して眼鏡作製をする」
と 仰って帰られた。
眼鏡作製はお客様の要望だけでなく、このような事も考慮することが大事だと思った。
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2012年2月11日(土) |
「3年豪雪」以来26年ぶり |
柏崎は1月28日に、26年ぶりに豪雪による災害救助法が適用 されたが、この26年ぶりの豪雪は その後県内の各地でも記録はしている。
新潟市は2月4日から2日間で81cmの積雪を記録した。これは「59豪雪」以来26年ぶりの豪雪となった。
上越市高田の積雪は2月10日に、208cm(11日は213cm)を記録した。この2m超えは、1984~1986年(昭和59~61年)のいわゆる「3年豪雪」以来26年ぶりとなる。
高田の3年豪雪の最深積雪は、84年が292cm、85年が298cm、86年が324cmだった。
また海外のローマでも、2月4日に26年ぶりの本格的な雪で非常事態が宣言され、観光地も閉鎖されるなど、欧州各地が激しい寒波に見舞われた。
この寒波は中・東欧を中心に1月下旬から零下30度を下回る冷え込みが続き、2月4日までに、旧ソ連のウクライナの122人を含め、ポーランドの45人など計260人を超す死者が出た。 |
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2012年2月7日(火) |
しとる《方言22》 |
来店された90歳近くのお客様が
「屋根の雪が、”しとって”きて重たくなった」
と、仰った。
この「しとる」という方言は私も昔使っていたような感じがするが、正確な意味は忘れてしまったので聞いてみた。
「しとる」とは、「屋根に積もった上部の雪が融け この水分が下部の雪に沁み込み、それが夜に凍みて硬くなる様をいう」そうだ。
東京や神奈川県の方言では「しとる」を「湿る」と解するので、柏崎の「しとる」の方言も江戸から「湿る」という意味で伝わり 「雪が湿る」ことを「しとる」と使うようになったと考えられる。
ただ、その後この「しとる」は、雪が「湿る(しとる)」から凍みる意味の「凍とる(しとる)」に変化したように思われる。
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2012年2月2日(木) |
二月の異称・如月 |
2月は如月(きさらぎ)とも呼ぶが、これは 陰暦2月の異称である。
「如月」は、中国での二月の異称をそのまま使ったものと言われるが、その他に「更に衣を重ね着る」という「着更着(きさらぎ)」説も有力である。
この「着更着(きさらぎ)」は、平安末期の歌人藤原清輔(きよすけ)がその歌論書『奥儀抄(おうぎしょう)』に、「正月のどかなりしを、此月さえかへりて、更にきぬを着れば、きぬさらぎといふをあやまれるなり。按(あん)ずるに、もとはきぬさらぎ也(なり)」とあり、この「きぬさらぎ」が「絹更月(きぬさらづぎ)」、「衣更月((きぬさらづぎ))」、「着更月(きさらづぎ)」、「着更着(きさらぎ)」に
なったとも言われる。
また、「草木張月(くさきはりづき)」「来更来(きさらぎ)」、その他に「梅見月(むめみつき)」、「木目月(このめつき)」等の別名もある。
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2012年2月1日(水) |
補聴器電池500円 |
先月の1月は「お年玉セール」として パナソニック補聴器(定価1260円、1575円)1パック(6個入)を500円(税込)で販売し、多くのお客様が来店され無事に終わった。
しかし裏舞台では、昨年12月中旬頃よりメーカーのパナソニックが補聴器電池の在庫切れを起こしていたので、当店の在庫でどこまで凌げるかと内心ひやひやしていた。
その欠品に陥った理由は、これまで販売されていたパナソニック補聴器が下記の通り性能アップされた新仕様に切り替わる為であった。
旧品番の「PR-41、PR-48、PR-536、PR-44」は、新品番「PR41Z、PR-48Z、PR-536Z、PR-44Z」に切り替わった。
つまりこれまでの品番に「Z」が付いただけであるが、その他の高出力電池である「PR-44P」と「PR-48P」は廃止になる。
また、これらの新品番の入荷は今月の上旬予定だが、「PR-44Z」だけは3月の下旬まで遅れるそうである。
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2012年1月28日(土) |
26年ぶりに災害救助法が適用 |
25~28日までの3日間続いた大雪警報は28日昼頃にやっと解除されたが、午後4時半になると災害救助法が柏崎市全域に適用され、市は新たに災害対策基本法に基づく豪雪災害対策本部が設置した。
災害救助法は昨年1月31日に市内高柳町地域に適用されたが、市全域に適用されたのは26年ぶりである。
また、市内駅前通りにあるアーケードの一部が雪の重みで損壊し、緊急措置として雪下ろし作業があった。
ニュースでは今回の豪雪は2006年以来と言われているが、海辺にある柏崎は 風が雪を山間部に運ぶので 2006年はそれほどの豪雪ではなかった。 |
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また、例年柏崎市は長岡市より積雪が少ないが、今年の柏崎市は長岡市より積雪が多かった。
これは、例年の冬は浜風が吹き山間部に雪を運ぶので平野部には雪が降らないが、今回は風が無かったので平野部にも多く雪が降った(これを里雪という)ようである。
これにより、新潟県で災害救助法が適用された上越市、妙高市が全域、長岡市(旧小国町、旧川口町)、十日町(旧松代町)に、海辺の糸魚川市と柏崎市が加わったように思われる。 |
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2012年1月27日(金) |
豪雪対策本部設置 |
連日の降雪で市街地の積雪は110cm、旧鵜川小や高柳町の山間部では300cmを超え、市内9ケ所の降雪観測地点の平均積雪量は204cmで、国の災害救助法適用数値と同水準になり、電車運休、道路なども事故が続出し交通が寸断された。
これまで、15日に豪雪警戒体制を敷き、24日午後6時12分には氷点下8,8度(柏崎総合高校観測)を記録し 27日には柏崎市に豪雪対策本部を設置した。 |
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2012年1月10日(月) |
ブリ起こし |
今日は休みで雪の中を富山に行ってきた。
季節風が吹く冬の日本海側の地方では、雷は冬にも多く発生する。
富山の人々は鉛色の空に雷鳴が轟く事を「ブリ起こし」と言う。
この「ブリ起こし」は大魚の涼気でもあり 雷が鳴るのを豊漁の前兆として地元の浜はにわかに活気づくそうだ。
ブリは、海水温が下がり始める晩秋に北海道から九州西部に向かって日本海を南下し始める。
冬になるとその旅の途中の能登半島にたどり着き、群れの一部が富山湾に入り込む。
この頃のブリは満2歳の成魚で、長旅と産卵に備えて身に栄養と脂をたっぷりと蓄えていて一段と美味しいと聞いた。
この「ブリ起こし」と同様な「雪おろし」について前述したことがあったが、地域によって色んな言い方があることを知った。 |
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2012年1月4日(水) |
ちゃんとした時計屋 |
正月は3日まで休み今日から店を開けたが、3番目に来店されたお客様が
「『腕が細くなり 皮バンドが緩くて時計が回るようになったので、他店で皮バンドに穴を開けてもらったが 取り外し時の具合が悪くて使い辛い。ちゃんとした時計屋さんからきちんと直してもらう様に』と祖父から依頼されたので この店に来た」
と仰って、時計の皮バンドを持参した。
そこで皮バンドをお預かりして見てみると、開けられた穴には次の問題があった。
1、穴がバンドの中心に開いていなかった。
2、穴の直径が、留め金具の爪棒の直径より小さかった。
以上の2点により、留め金具の爪棒が入り辛い事が判明した。
これらを考慮して、穴を開け直してお客の渡すと
「今度は簡単にバンドの取り外しができるようになった。最初からこのお店に来ればよかったのにね」
と言って帰られた。
『人のふり見て我がふり直せ』ではないが、 『ちゃんとした時計屋さん』と言われて恥じないように、どんな些細な仕事でも手を抜かず『きちん』とした仕事をしていかなければならない と思った。
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2012年1月3日(日) |
初空に夢描く |
今年も佳き年でありますようお祈りしたしますと共に
本年もよろしくお願い申しあげます。
今年の正月は新年のあいさつを失礼させて戴く年だったので、元日は質素にのんびりと過ごした。
それでも元旦には出掛けて米山の写真を撮ったり、二日には
「初空や 心新たに 夢描く」
などと若き日を思い出しながら一句作った。 |
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