2015年12月25日(金) |
加齢(笑) |
病院の受診帰りのお客様が来店された
「俺はさぁ、頻尿で受診したんだけどさ、
先生から『これは加齢によるものですね』と言われたので
俺はすかさず、
『先生、俺はカレー(ライス)なんか食べてねぇだけどな』
と言ったら笑われたよ(笑)
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2015年12月24日(木) |
形見の腕時計 |
ご婦人が時計の電池交換で来店され、
「この時計は亡き夫の形見なので、使用しないんだけど動かしておきたいの」
と、帰り際に仰った。
時を刻む音で、走馬灯のように楽しかった二人の思い出が駆け巡ってくる。
そんな時計を眺め、亡き夫を追慕しながら、来年も新しい年を迎えることだろう。
こんな姿が彷彿され、不条理の感の残る思いとなった。
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2015年12月6日(日) |
オジジナル(笑) |
眼鏡フレームを購入 で迷っておられたお客様が、
「このフレームの形は良いけど、上下が狭いので広くできないか」と仰った。
そこで右の写真のフレームの通り、右側のレンズの上下の高さBの型玉を、C分髙くし、上下の高さがAになるように新しく型玉を作成して遠近両用レンズをご購入いただいた。
これによりお客様がご希望であった遠近両用レンズの近用部分が広くなり、「歪みも少なく近用視野も広くなり見やすくなった」と好評であった。
お客様がお帰り後、妻に「新しく作ったオリジナルの型玉により、お客様から喜ばれた」と言ったら
「それは良かったね。でも、それは爺さん作ったので、オリジナルではなく、オジジナルだね。(笑)と言われてしまった。
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2015年12月5日(土) |
はらくち(方言52) |
来店されたお客様が
「最近の晩酌はビールだと『はらくち』になるので日本酒にするようになった」
と仰った。
この「はらくち」とは方言で、腹が膨れ満腹になることである。 |
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2015年12月3日(木) |
佐渡金山と粟ヶ岳の山蛭(ヒル) |
加茂市と三条市の境に粟ヶ岳(あわがたけ)があるが、近年ここに山蛭(ヒル)が多く出るようになったという。
地元の人に聞くと、江戸末期までの粟ヶ岳には多くの炭焼き小屋があり、ぶな、なら、松の木などを伐採して大量の炭を生産していたので、山は整備され山蛭などはいなかった。
この粟ヶ岳の炭は江戸時代、出雲崎から船で佐渡金山まで運ばれた。
それは、佐渡で金山が発見され、大量の金が江戸に運び込まれたが、この金を精錬するのに炭が使用されたので、大量の炭の需要があったからである。
これには、佐渡にある山の木は殆どが伐採され裸山となった理由もある。
しかし、江戸末期の1855年に、三池炭鉱大ノ浦の開発が開始され、1868年(明治元年)には、機械化された高島炭鉱が開鉱し、日本で本格的に石炭が生産されるようになった。
これにより、佐渡金山でも石炭が利用されるようになったので炭の需要はなくなり、それに伴って炭焼き小屋も姿を消していった。
その後、伐採された粟ヶ岳には杉が植林され、それなりに整備されていたが、近年はそれも無くなり山が荒れ、山蛭が出る様になったという。
山蛭と佐渡金山に、こんな関係式ができていたことに驚いた。 |
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2015年11月21日(土) |
「ゑ」の発音 |
「ゑ(片仮名「ヱ」)」は、五十音図ワ行第四段の仮名で、現代仮名遣いではこの仮名を用いない。
また、現在は「え」と発音上区別がないとなっているが、昔は「ゑ」と「え」の区別があり、「ゑ」は「え」と「い」の中間の発音をしていたと聞いたことがある。
その名残か、昔の新潟県人は「い」と「え」の発音が混同し、「インゲン豆」のことを「エンゲン豆」と言っていた。
また、昔の女性の名前では一時期カタカナで書く人が多かったが、ここでも、弥生(やよい)のことを「ヤヨエ」、「敏恵(としえ)」を「トシイ」、久恵(ひさえ)を「ヒサイ」などと、「イ」と「エ」が違っている人が多い。
これは、親が出生時に役所に名前を届ける時に、文字に書いて届けるのではなく口頭で伝えたので、役所の人が聞いた名前を文字にして書いたのでこのようになったとも聞いた。
中には「秀代(ひでよ)」と親が役所の方に伝えたのに、その親が滑舌が悪く「へデヨ」と発音したので、役所の人がそのまま記載してしまって、その子の名前は一生「へデヨ」となってしまった気の毒な例もあった。これは本当にヘデェヨ(酷いよ)とつい親父ギャクを言ってしまった。
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2015年11月19日(木) |
錦絵の紅葉 |
昨日と違って今日は、風が冷たいが穏やかな天気となった。しかし、街中は立冬も過ぎて太陽の光が弱まり、冬枯れの景色が目立ち、忍び寄る冬の気配が感じられた。
久々に我が家の庭に出てみると、庭木の落葉だけではなく何処からともなく飛んできた落葉が入乱れ、眼下に百花繚乱を映し出していた。
特にその中にあるモミジは、落ち葉が綺麗なのは地面に落ちてから数時間だけで、それ以上経つと乾燥して色あせ縮んでしまうとか。
急いでカメラを持ち出し、落ち葉を庭石の上に置き、落葉によって出来た錦絵を楽しんでから写真を撮ってみた。
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花の命は短くて♪と唄われるが、人の眼を楽しませてくれる彩の綺麗な落葉の命も短い。
手を広げ 落ちては縮む もみじかな ♪ |
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2015年11月11日(水) |
時計のヒューズ |
腕時計の電池交換で来店される時、「燃料が切れた」などといろんな言い方をされる。
今日のお客様は、「時計のヒューズが切れたから交換してくれ」と仰った。
「え?時計にはヒューズなどがあったかな?」と一瞬考えた。
そういえば、電気器具が動かなくなった時、ヒューズが切れていたので交換したら動いたこともあった。
そこで、時計は電気器具の一種だから、時計が動かなくなった理由はヒューズが切れたのが原因と考えられたようである。
お客様の発想の豊かさには感動した。
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2015年11月8日(日) |
補聴器相談会 |
きこえの困った方に、きこえの測定や補聴器の試聴などをしてご相談にお答えする、補聴器相談会が開催された。
また新製品の補聴器の試聴も行われた。
小雨の降る寒い日になってしまったが、多くの方にご来店頂いた。
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2015年11月5日(木) |
「プレ得」キャンペーンのチラシ配布 |
プレ得参加店で柏﨑市プレミアム商品券を使うと、さらにお得なサービスが受けられる「プレ得キャンペーン」が始まり、本日、柏崎市の広報と共に全紙に配布された。
実施期間は11月5日~12月31日までで、柏崎市商工会議所会員店の53店舗が参した。
「プレ得キャンペーン」のチラシには、弊店も柏﨑市プレミアム商品券の使用で、時計バンドが30%割引、補聴器電池パック(6個入)463円(+消費税)、または期間中に補聴器の購入の方には補聴器電池パック(6個入)を無料提供するなどのお得なサービスを企画し掲載されてある。
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2015年10月21日(水) |
長もの(方言51) |
「長モノ」「長物」 とは一般に長い武器、つまり刀剣類を指す言葉で 「長得物」 とも呼んでいたが、その後、ライフルやショットガン、鞭、長いステッキや杖などの長い武器から楽器類まで、更に野菜の 「ダイコン」 や2006年以降は 「長ネギ」 なども呼ばれるようになった。
また、方言でこの「長もの」は、沖縄で蛇の忌詞となっているが、柏﨑では長い麺類なども呼んでいる。
例えば、「俺は長ものが好きだから」と言えば、ラーメン、ソバ、うどんなどの麺類を意味する。 |
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2015年10月16日(金) |
寒のり |
笠島のお客様が来店し、「幻の岩海苔」と言われる美味しい笠島の「寒のり」について語ってくれた。
『寒のりが採れるのは、毎年12月から2月頃で、この時季の海苔は特に味が良く珍重されている。
寒風の吹きすさぶに日本海の荒海に出て、地元のお母さんたちが手で一つ一つ摘んで採るが、この時、海苔にはぬめりがあって採り辛いので手に灰汁を付けて採る。このようにすると海苔だけが採れ海苔に岩などが着くことが少なくなる。
採った海苔は一枚一枚紙をすくように、手作りのすのこに型通りにのりを入れ、水を切ったあと乾燥させる。
寒のりは絶対量が少なく全てが手作業で製造するために作れる量も限られている』
以前、頂いたことがあったが、本当に香り、シャキシャキの食感、味が良く美味しかった。
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2015年10月7日(水) |
神様の(方言50) |
幼児期に、選択する時に迷ったら、「どれにしようかな神様のいう通り、裏から回って三軒目」と歌って決めていた。
しかし同じ柏﨑でも、歌の前半だけという人もいれば、「どちらにしようかな神様のいう通り、裏から回って三番目 ぺちゃぷのぷぷぷ」という人もいた。
また同じ県内でも歌の後半が、新潟市では 「ぽんぽこぽんの、すっぽんぽんの、いぬ のげた」だったり、上越市では「ちんからほいのすっとんとん かぶとむし
あぶらむし くわがたむし」などと言われているという。
これは全国的に、種々様々あるようである。 |
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2015年10月4日(日) |
ジュエリー・リフォームフェア開催 |
10月3日・4日に、ジュエリーが開催され,お陰様で多くの方々からのご来店を戴き盛況のうちに閉幕した。また、無料ジュエリー新品仕上げは、汚れや小傷で輝きを失っていたものが、購入時の様にダイヤはキラキラ、ネックレスはピカピカに輝きがよみがえり、お客様から好評を得ることができた。
(フェアの様子はここをクリックして下さい) |
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2015年9月21日(月) |
稲刈り |
先月コシヒカリの早生品種のコシイブキの新米が出たと思ったら、もうコシヒカリの新米がスーパーなどで見られるようになった。
車で走っているとあちらこちらで稲刈りが行われていたので、車を止め、米山をバックにした稲刈りの写真を撮らせてもらった。
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2015年9月21日(月) |
池田美弥子展 |
柏﨑市高柳にある“グルグルハウス高柳”で池田美弥子展が10月31日まで開催されている。
美弥子さんは柏﨑小学校に1~5年生まで通学していたと聞き親しみを感じ立ち寄ってみた。
池田さんの絵にはドラえもんのタケコブターで空を浮遊しながら俯瞰(ふかん)し、次から次へと流れて見えるおとぎ話に出てきそうな街の物語を、見る人に語りかけてくる。そんな物語景が描かれていた。 |
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2015年9月11日(金) |
えんでくる(方言49) |
先日、来店されたご老人が「やっと、ここまでえんで来たてぇ」と仰った。
「えんできた」とは方言で「歩いて来た」という意味である。
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2015年9月9日(水) |
閃輝暗点 |
起床時、「閃輝(せんき)暗点」と思われる視覚的症状があった。
この症状は初めてではなく今回が3度目。
1、2回目の症状は、眼前にノコギリのふちのようなもの、あるいはジグザグ光線で、黄色の稲妻のような閃光が走り、これが数秒感覚で見えた。
今回は扇子の紙の山谷の片面が金色、もう一方が銀色の半円がチカチカと数秒間隔で光って現れ、先回とは違った形の閃光暗点が見られた。
前回も今回も、(1)視界の端に広がる、(2)両目同時に起こり、目を閉じていても起きる、(3)30分~数時間安静にしていると治る、(4)眼痛、頭痛、吐き気などはない、(5)、1週間に1回や数カ月に1回など、定期的に起こる事などはなく、1回目と2回目は3年ほど、2回目から3回目は6年経過している。
先回は、眼痛はなかったが、網膜剥離などの疑いがあるので眼科、続いて動脈硬化、高血圧、糖尿病、高脂血症、不整脈などを健康診断で、最後に、脳動静脈奇形、脳腫瘍や、血栓による一過性の脳循環障害、又は片頭痛の前兆による脳循環障脳梗塞の疑いなどから脳外科に行き、コンピューター断層撮影法(CT)や核磁気共鳴映像法(MRI)による精密検査を受けたが、1回目の2回目も異常は見当たらなかった。
ストレスによる脳循環障害が原因で起きているように思われるが、ハッキリした原因は不明なので、今後も体調に気を配りながら経過をみていきたいと思う。
又、気休めかもしれないが、、頭部や眼の血液循環をよくして疲れを取り除いてくれるほか、自律神経のバランスを整える効果がある、「風池」のツボでも押しながら様子を見る事にした。
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2015年9月1日(火) |
夜もすがら |
松尾芭蕉の句に
「名月や池をめぐりて夜もすがら」がある。
. 意味は「仲秋の名月を眺めながら、池の周りを歩いていたら、 いつの間にか夜が明けてしまった」である。
この句の最後にある「夜もすがら」の意味は「一晩中、又は夜通し」であるので、今月のホスターの題名は「夜もすがら」とした。
キリギリスが夜もすがら「夏の調べ」を弾き鳴らしていたら、いつの間にか仲秋の名月になり、哀愁を帯びた調べを弾き鳴らすようになっていた。
そんな思うを描いていみた。
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2015年8月11日(火) |
旧かなづかい「てふてふ」 |
80歳代のお客さが来店された時、パソコンを使っていると
「パソコンが使えていいなぁ。俺も1週間パソコン教室に通ったが、どうしても分からずに断念した。
キーボードに『てふてふ』と入力しても『蝶々』と変換されない。今のパソコンは使い辛くてだめだ。
今から30年ほど前、俺が会社に勤務していた頃、メーカーから来た人が電子手帳の使い方を会社の6人に教えたが、電子手帳を自由に使用できたのは俺ともう一人の二人だけだった。
その電池手帳は今でも使用し、キーボード入力には自信があった。
だから、今のパソコンが日本語入力でき、『てふてふ』や『けふ』と入力しても、『蝶々』や『今日』と変換され、『くぁいしゃ』と入力ても『会社』と変換されば、俺だってパソコンを簡単に使いこなすことができるはずだ。」
と仰っしゃた。
「旧かなづかい」が生きていたことに驚きながら、勉強もさせてもらった(笑)。
この「旧かなづかい」は、発音と文字がかけ離れすぎていて不便なので、昭和21年に「現代かなづかい」が制定され、以後「蝶々」も実際の発音にあわせて「ちょうちょう」と書かれるようになった。
このお客様が通学していた時代は、まだ 「旧かなづかい」を使用していたので「現代かなづかい」がよく分からなかったと思われる。
そういえば昔古文で、芭蕉の「奥の細道」にある「月日は百代の過客(くゎかく)にして、行きかふ年もまた旅人なり」では、「過客」の読み仮名は「かかく」ではなく、「くわかく」と習ったようだ。
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2015年8月8日(土) |
壁掛時計の電池液漏れ |
以前、腕時計の電池の液漏れについて記載したしたことがある。
今日預かったカラクリ壁掛時計の故障原因は同様の電池の液漏れだった。
この時計には4個の乾電池が入っていたが、そのうち1個の電池だけが液漏れをおこしていた。
何故1個だけ液漏れをおこしたのか調べてみると、この1個は他の3個の電池とメーカー名が違っていた。
お客様にこの件について尋ねてみると
「前回の電池交換時には、家の残っていた1個の電池を、他の3個は新しい電池を購入して入れた」
と答えられた。
そこで、
「家の残っていた1個の電池は容量が少なかったので、他の3個の電池より早く電池切れをおこしたが、他の3個電池はまだ容量がたくさんあったので時計は止まらずに動いていた。
その為に、古い電池だけが電池切れになっていたのが分からずにそのままにしていたので、この古い1個の電池だけが液漏れをおこしてしまった。
今後の対策として、電池交換時には全て新しい電池を交換することにより、このような故障はなくなる」
と説明をした。
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2015年8月4日(火) |
はっらぺらし(方言47) |
ご高齢のお客様が来店され
「若い頃、腹を空かしていると、親父から『はらっぺらし 茶碗の音で 目を覚ます 』とよく言われた。 」
と仰った。
「はらっぺらし」の意味は、「いつもお腹を空かせている人」だが、主に思春期の子供にことを言っていたようだ。
『はらっぺらし 茶碗の音で 目を覚ます 』の意味は、お腹を空かせている子が、熟睡していてなかなか起きないのに、食事の準備で茶碗のぶつかる音を聞きつけたら、パッと目を覚ます』だが、これは終戦後の食糧難で、皆がお腹を空かせていた時代のことである。
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2015年8月3日(月) |
お中元 |
中元の時期だが、この中元とは、「上元(1月15日)、中元(7月15日)、下元(10月15日)、(これを三元という)」とある季節の節目の一つである。
太陰暦での15日という日付は「十五夜」、つまり「満月の日」なので、三元の日は、年の節目の満月となるので祝いの日となり、これは道教の祭日であった。
中元とは旧暦7月15日。半年間無事に暮らせたことを祝い、祖先の霊を供養する日。元々道教では、中元は人間贖罪の日として、一日中火を焚いて神を祝う風習があった。
これが日本に伝わると盂蘭盆(うらぼん)の行事と習合し、祖先の霊を供養し、両親に食べ物を送るようになった。
この習慣が、目上の人、お世話になった人等に贈り物をする「お中元」に変化した。
このように、中国の上元は日本で節句の一つである小正月として伝わり、中国の季節の節目の三元の日に普段お世話になっている人に物を贈るという習慣が、日本では中元の日だけに伝わった。しかし、何故か下元だけは日本に伝わらなかった。
ちなみに、中国の三元の行事は道教の神、三官大帝を祀るものである。
この三官大帝は、上元に生まれたのが天官賜福大帝で天神であり、中元にうまれたのが地官赦罪大帝で慈悲神であり、 下元に生まれたのが水官解厄大帝で水と火の神である。
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2015年8月2日(日) |
お中元時期 |
妻の関係で大阪との交流が多くなったが、地方による慣習の違いに戸惑うことが多くある。
その一つにお中元の時期がある。
関西では始まりは6月末からで、終わりが8月15日までとなっているが、実際は7月初旬から中旬までが多い。
これは関東が6月初旬から7月中旬くらいまでとなっているので、これに合わせるようになったのかもしれない。
しかし、柏崎では8月1~15日までで、これは東北、北海道、九州、中部などでも同じようだ。
このような違いは、中元を贈る時期を、旧暦の7月は新暦の8月になるので8月を中元とするか、新暦の7月を中元とするか、という捉え方によって、ひと月違ってくるのである。
つまり、関東はいつからか旧暦から新暦に換え、関東と交流の多い関西は関東に同調して旧暦と新暦となり、新潟を含めた東北、北海道、九州などは頑なに旧暦を維持しているようだ。
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2015年7月28日(火) |
上越市と上越線 |
他県から来られたお客様が
『電車の東京から上越線で上越市高田に行こうとしたら行けず、上越線から信越本線線に乗り換えてやっと上越市の高田駅に着いた。何故、上越線は東京から上越市迄ではないのか?』
と尋ねられた。
上越線の由来は上州(群馬県)と越後(新潟県)を結ぶ線路のことであり、群馬県の高崎駅から渋川、新潟県の越後湯沢、浦佐、小千谷を通って宮内駅(長岡の一駅手前の駅)迄である。
つまり上越線上には上越市高田駅はなく、長岡で上越線から信越本線、そして直江津駅から「妙高はねうまライン」に乗り換えないと行けません。
次に、信越本線の由来は信州(長野県)と越後を結ぶ線路のことであるが、 長野県の篠ノ井駅から長野駅までと、新潟県の直江津駅から柏﨑、長岡、三条を通って新潟駅迄であり、その他に群馬県の高崎駅から安中駅を通って横川駅までも信越本線と呼ぶ。
信越本線は信州長野駅から越後新潟駅迄のようだが、実際は途中の長野駅から直江津駅までは外され、その代わり?信州・越後とは無関係の上州の群馬県高崎駅から安中駅が入っている。
では、長野駅から直江津駅までの線路は何かとというと、これまた複雑である。
長野駅から妙高高原駅迄が「北しなの線」で、妙高高原駅から高田駅を通って直江津駅までが「妙高はねうまライン」だからである。
長野駅から新潟県の妙高高原駅迄の路線名称は、平成27年3月14日、北陸新幹線長野・金沢間の開業に伴い、(経営が「JR東日本」から、しなの鉄道になり)「北しなの線」に変更になり、妙高高原駅から高田を通って直江津駅迄の路線名称は、(経営が「JR東日本」からえちごトキめき鉄道になり)「妙高はねうまライン」となった。
上越市の由来は、昔の越後(新潟県)は、新潟市を中心とする下越、長岡市を中心とする中越、高田市を中心とする上越に分かれていたからであり、1971年4月に高田市と直江津市が合併して上越市になったからである。
ちなみに高田市には高田城があり、これは1610年に徳川家康六男の松平忠輝公が信濃川中島から越後高田藩60万石に入封し、越後高田藩の藩庁の置かれていた城で、高田開府は400年の歴史がある城下町である。
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2015年7月14日(火) |
虫食い野菜 |
先日虫食い野菜を頂き喜んでいた。
「虫も食べていないきれいな野菜は、農薬がたくさんかけられているので体に良くない。
そこで、虫も食べない農薬たっぷりの野菜は食べずに、虫食い野菜を食べた方が安全だ。」
と聞いていたからだ。
しかし、「虫食い野菜は、肥料(チッソ分)がたっぷりが原因で、これを抑えて栽培すると虫が寄せ付かなくなり、中身がぎゅっと詰まった感じの野菜が出来上がる。また、この肥料が多い野菜は、残留チッソ(硝酸態チッソ)の比率が高くなるので体に良くない」
という説があった。
今後は多少高額でもいいから、このような栽培方法の野菜が身近で購入できるようになることを期待したい。
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2015年7月8日(水) |
コマーシャル撮影 |
新潟県フィルム・コミッション協議会の要請で、諏訪町通りでコマーシャルの撮影が行われた。
約1週間前に、柏崎市役所の柏崎市産業振興部観光交流課より、「撮影の中で大きな声のセリフがあるので協力をお願いします」という依頼があった。
撮影は午後5時より準備が始まるとのことだったので、閉店後の7時ごろ諏訪町通りを歩いてみたら、大きな望遠カメラや撮影器具などがありと20人近くの人々が集まっていた。
しかし、撮影が思うようにいかないのか話しばかりしていて、いつまで経っても撮影が始まらないので途中で帰ってきた。
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2015年7月4日(土) |
プリズムレンズ |
弊店では、像が二つに見えたり、眼が疲れるなどと仰る方には、普通の視力測定の他に斜位の測定をしている。
この測定で眼位に異常が見られた方は、プリスムレンズの入った眼鏡を掛ける事によりこれらが解消し、好評である。
但し、測定により眼位に異常が見られた場合は、測定数値を基にしたテスト用のプリズムレンズを仮枠に入れてお客様に装用して頂き、見え方や疲れ、それに眼鏡使用環境や他の測定結果などを考慮してからレンズの度数を決定する。
今日は、来店された60代のお客様が、
「右眼は遠くがボケ、近くも二つに見えてボケ、そしてパソコンを見ていると10分くらいで疲れる。これは右眼のレンズの度数が弱くなったと思うのでレンズを交換してくれ」と仰った。
過去のお客様のデータを調べると、30年前より5~10年毎にレンズを交換していた。しかし、今回は前回交換してから2年しか経っていなかった。また、今回の眼鏡はパソコン用の中距離であった。
視力測定をして見ると、遠用、近用と左右差はなく、レンズ交換の必要は考えられなかった。
そこでマドックスロッドで斜位測定をしたら、斜位があったのでプリズムレンズが入った近用眼鏡を作成した。
後日、電話をして眼鏡の具合を尋ねたら
「物が二つに見える複視がなくなり、近くが良く見え、なによりパソコンを長時間見ていても疲れなくなった」
と言って喜んで戴いた。
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2015年7月1日(水) |
もじゃかる(方言47) |
来店されたお客様が
「ネックレスがもじゃかって切れてしまった」と仰った。
この「もじゃかる」とは方言で「もざかる」とも言い、意味はからまるである。
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