2017年6月30日(金) |
「源氏物語」の植物 |
6月23日の柏崎日報に、河合三喜雄先生が出版した「『源氏物語』の植物」について掲載された。
本日、河合三喜雄先生よりこの本を戴き、これについていろいろと拝聴した。
この本の要旨は次の通りである。
『源氏物語』は日本民族の文化遺産とも言われ、国文・国学者あるいは歴史・民族学者などの間で研究されてきた。
しかし、もっと広く各方面からの探求分析により一層の古典としての輝きを放つと信じる。
古来、日本文学の内容描写では、自然の植物は、如何に日本人の生活の中でいろいろな意味を持ち役割を果たしてきているか計り知れない。
また、紫式部は良く花草木を知り、不断の観察をすることで、『源氏物語』では植物名を冠した帖名と物語中の人物や内容をマッチさせている。
このように『源氏物語』はの中には多くの植物が登場しているが、これらの植物の写真を自分で撮って添えながら調査研究することで、学の深奥を窮められればと執筆した。
この本の出版はひと月前だったが、柏崎日報に掲載されてからは反響が大きく、各方面からの問い合わせが後を絶たず、在庫は殆どなくなったので、急遽増刷をすることになった。
また、多くの感想や礼状などが届いたが、中には3メートルもの巻紙に書いて下さった方もおられたそうである。
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2017年6月10日(土) |
ビックリ市 |
今年も「びっくり市」が旧諏訪町2丁目で開催された。
これは柏崎市諏訪町商店街振興組合主催で約20年の歴史がある。
長い歴史があるので、出店者は県内だけではなく、北陸などの県外からも多く、珍しいものがあると評判で、毎年2週間前には出店申し込みを断っている。
出展構成は個人のフリーマッケット、プロの骨董屋、近隣の農家(花や野菜)、諏訪町商店街主催の屋台村(ラーメン、焼きそば、飲み物、休憩所)などである。
今日は朝と午後の雨が降ったが、その他は晴れたので多くの買い物客で賑った。
また、中には車いすの方もいらっしゃったので、出店物が邪魔になり車いすが通られない事がないか、交通整理員に確認してもらったが、いろんな方々から楽しんで貰えるようになり、主催者側としては嬉しい限りである。 |
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2017年6月7日(水) |
こっすい(方言61) |
「あいつは、こっすいから気を付けねぇとケツの毛まで抜かれるぞ」
この「こっすい」、又は「こっすぃ」とは柏崎の方言で、「悪賢い」、或いは「ずるい」などといった意味の形容詞であり、またこれは「狡い(こすい)」の派生語である。
但し、「狡い」の意味は「悪賢い」、「ずるい」、「けち」であるが、柏崎の「こっすい」は「悪賢い」、「ずるい」だけで、「けち」の意味は含まれず、「けち」は「しみったれ」などという。
また、「こっすい」愛知県の全地域で使われているが、これは信長・秀吉・家康の戦国・安土桃山時代に拡がった言葉かもしれない。
例えば、私には「三宅」という性の友人がいるが、彼の先祖は安土桃山時代に柏﨑に逃れてきたと言い、家紋は葵の紋が入っていると言っていた。 |
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2017年6月4日(日) |
孔雀サボテン |
昨年に続いて孔雀サボテンが開花した。
孔雀サボテンは三鉢あるが、今年は全ての鉢に蕾を持ち、特にこの鉢には10個近い蕾を持ち、次から次へと開花しそうだ。
また、花を見て見た人が「綺麗ね。ドレスみたい」と言っていた。
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2017年6月1日(木) |
ドイツ語の参考文献 |
昨日の発表後に、某眼鏡学校の先生からプルフリッヒ効果の資料のコピーを頂いたが、それは東京大学理学部の図書館にあったドイツの原書であった。
英語の翻訳も満足に出来ない私に、ドイツ語なんて猫に小判みたいなものだが、それでも折角頂いたので、翻訳に少しだけ挑戦したみた。
まずは題名の「die Naturwissenschaften」を直訳すると「純粋科学」となった。
ん?純粋科学?、そこで他で調べるとこれは「自然科学」のことだった。
また、「Verag von julius Springer」を訳すると「ユリウス・シュプリンガーの出版」だが、この出版社は創業者が「ユリウス・シュプリンガー」で、世界有数の巨大科学書出版社の一つでだそうだ。
創業者の死後、同社は彼の息子などが引き継いだが、これ以降多くの学術分野、とりわけ数学など自然科学分野の書籍出版に特化するようになった、とのことだ。
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2017年5月31日(水) |
連続研究発表 |
名古屋市にある「ウインクあいち」にて、日本眼鏡学会主催の『第21回年次セミナーおよび定時総会』が開催され、一昨年、昨年に続き3度目の研究発表を行った。
私の演題は前述の通り「プルフリッヒ効果における視空間幾何学の幾序に関する一考察」であり、これは昨年までの「ホロプターに生じる複視の研究」を基にして「プルフリッヒ効果の機序」を推論したものである。
昨年と同様に当日の参加者には小冊子『プログラム・抄録集』が手渡せられたので、演題の抄録は事前に見る事が出来た。
この論文は、日本眼鏡学会から年2回発行される「眼鏡学ジャーナル」に今後掲載される予定である。
今回の会場では、主催者のキクチ眼鏡専門学校の伊藤校長先生を始めとする3名の先生方から「徳間さんのこれまでの論文を読ませてもらいましたよ」と声を掛けて頂いたり、或いは同校で「眼の発達支援センターセンター長」でもあられる加藤教授からは「徳間さんの論文のゴールはいつなんですか」と話しかけてきて頂いた。
やはり、「継続は力なり」のようである。
尚、加藤教授の「ゴールはいつか」との答えであるが、それは来年になりそうである。
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2017年5月28日(日) |
おっかねぇ(方言60) |
おっかねぇとは方言で、「怖い」、「危ない」の意味であり、東北で使われているようである。
また、茨城ではこの他に「疲れた」と言った意味の含まれているようだが、柏﨑ではこの意味は含まれない。
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2017年5月22日(月) |
パワーポイントの練習 |
今日は店の定休日なので、午前9~12迄、柏崎商工会議所の大会議室を借り、31日に研究発表する練習を行った。
これまで、家のテレビにパワーポイントを映し出して練習してきたが、大きなスクリーンで練習して見ると多くの問題点が見つかり、31日までに修正することになった。
特に、作図の大幅修正は大変な作業になりそうだが、なんとしても間に合わせないと。。。
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2017年5月13日(土) |
デントロビュームの開花 |
3年前、知人から頂いたデンドロビュームが3日前から始めて紫色の花を咲かせた。
デンドロビュームの開花は地域により異なるが、一般的には2~5月と聞いていたので今年も咲かないと思っていたら、5月になってやっと咲いた。
今年は寒かったので、咲くのが遅くなったのか、育て方が悪かったのか、は今後の研究課題となった。
なにせ今までの育て方は適当。植え替えや株分け、そして高芽取りなどというものなどは何年もしていないし、直射日光や遮光なども気にせず、肥料は気が向いた時にやるだけで、強いて言えば洋ランなので、一応冬だけは部屋の中に入れていたぐらいだったから、よくぞ咲いてくれたと思った。
諦めていたのに花が咲いたので、今日は慌てて株分けや、高芽取りらしきことも挑戦してみたがどうなることやら。。。
(シンピジュームが開花) (2019年も開花)
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2017年5月3日(水) |
鈴虫のたまご |
昨年、親戚から30cm位の虫かごに入った鈴虫を頂き、秋の鈴虫の鳴き声を楽しませてもらった。
春になったので虫かごの中を見ると、乾燥した土の上に2,3ミリの細長くて白い鈴虫のたまごが所々にあり、今年こそは羽化させようと思い、上から水を掛けて土を湿らせていた。
、そんなことをしていると、
「これをやるから、虫かごの中に入れて上から水を霧吹きで掛けておくといいよ。例え昨年の鈴虫が羽化されたとしても、同族結婚になり奇形が生まれるから、そのようにならないようにこれを入れた方がいいんだ」
と言って親戚が鈴虫のたまごを持って来てくれた。
今年も鈴虫が楽しまれそうである。 |
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2017年4月25日(火) |
参考文献 |
これまで発表した「ホロプター・・・」の論文が掲載された3冊の「眼鏡学ジャーナル」は店のテーブルの上に置き、来店された方から見て貰っている。
これを読んだある人がつぶやいた。
「徳間さんの論文の参考文献はユニークなのですね。
他の人の参考文献は洋書や医学書などと、私達には縁が無く、理解も出来そうもない頭が痛くなりそうな文献ばかりなのに、徳間さんの参考文献は、『パースの
技法―マンガだ とわかる遠近法・構図』などのマンガ本や、『5分 で楽しむ数学50話』などと、私たちに親しみがわきそうな本があるのですね」
と仰った。
「そうなんですよ。私の論文は、専門用語が多いだけで内容はそれほど難しくなく、中学生レベルの能力があれば書く事が出来るものなんですよ」
と答えながら、肩ひじ張らず参考文献にマンガ本を入れて良かったと思った。
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2017年4月20日(木) |
おんち |
自他共の認める音痴(おんち)仲間の親友が来て、カラオケについて語り合った。
宴会やバス旅行に行くと、無理やり順番で歌を歌わそうとする人がいるが、これは有り難迷惑(ありがためいわく)な話だ。
誰でも持ち歌は1、2曲あると思っているようだが、歌が嫌いで何も持ち歌が無い人もいるのだ。
強いて、歌ったことがある歌といえば、自慢じゃないが「蛍の光」と「君が代」くらいだが、これは歌えそうもない。(笑)
音痴が歌うことは、以下の通り難行なのである。
1、音読
(音痴は下手だから滅多に歌わないの歌詞も良く分からない。この状況下でカラオケ画面に流れ出てくる歌詞を正確に声を出して読むことも大変なことである)
2、曲を聞く
(音痴は音楽に興味が全くなく、音楽は雑音の一部としてしか耳に入らない。また、リズムなどという代物はお坊さんが木魚を叩く音ぐらいしか知らないが、それも良く聞いていないので殆ど分からない)
3、曲聴きと音読を同時進行
(音痴にとって慣れない歌詞の音読だけで精一杯なのに、その上に音楽を聞き、リズムに合わせるなんてことを同時進行でやらなければならない。これは音痴にとっては、一度に10人が話すことを理解できる聖徳太子の豊聡耳のような神業しか思えない)
このように音痴にとっては歌うことが苦痛であり、聞く方も音痴が歌うと気分が悪くなり耳栓が必要になったりして、お互いが不快になるのだから、音痴に歌わせることは止めるべきである。
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2017年4月12日(水) |
図書館へ寄贈 |
これまで発表した「ホロプター・・・」の論文は、日本眼鏡学会誌「眼鏡学ジャーナル」に掲載されたが、これは3冊となった。
そこでこの掲載された「眼鏡学ジャーナル」3冊は柏崎市立図書館(ソフィアセンター)に寄贈したので、興味のある人はご覧頂きたい。
また、図書館でこの冊子場所をPCで検索するには、キーワードを「眼鏡学会」とすると出てくる。
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2017年4月5日(水) |
物忘れ(笑) |
ある老夫婦の会話
「あれ、覚えていなのか?最近物忘れがひどくなってきたのではないか、年は取りたくはないなぁ」
というと、妻は
「何言ってのよ。貴方は元々記憶のキャパシティーが少ないから忘れないけど、私はキャパシティーが多いから忘れるのも多いだけなの」
と妻の返し打ちに合ってしまった。 |
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2017年4月3日(月) |
天井(方言59) |
視力測定をしていた時だった。
「丸い輪が切れている方向を答えて下さい」と言って一部が切れて丸い輪のランドルト環を指すと、お客様は
「右!、下!、右!、左!、天井!」
などと、右の図のように上が切れているランドルト環は「上」ではなく「天井」と答えた。
また、他のお客様は腕時計が手首より上の位置にくるように、腕時計のバンドを調整する時
「時計が天井にくるようにしてくれ」
と、「上の位置に」を「天井」と言った。
このように「上の方向」や「上の位置」を表す時に「天井」という。
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2017年3月29日(水) |
眼鏡ジャーナル届く |
昨年、日本眼鏡学会で研究発表した論文が掲載されている日本眼鏡学会誌「眼鏡学ジャーナル・Vol 20-2」が届いた。
これまでの論文は以下の通りである。
1、、「ホロプターに生じる複視の研究」(複視により二つのホロプターの整合性は取れる) 「眼鏡学ジャーナル・Vol 19-2」(2016年3月発刊)、20015年5月研究発表
2、、「ホロプターに生じる複視の研究No.2」(複視によりホロプターとパーヌム圏などとの整合性は取れる) 「眼鏡学ジャーナル・Vol 20-1」(2016年8月発刊)、20015年5月研究発表
3、「ホロプターに生じる複視の研究No.3」(第三の生理的複視は従来説の生理的複視の一環である) 「眼鏡学ジャーナル・Vol 20-2」(2017年3月発刊)、20016年5月研究発表
尚、今年の5月には「プルフリッヒ効果における視空間幾何学の幾序に関する一考察」の研究発表をする予定だが、これは、「ホロプターに生じる複視の研究」の論理で「プルフリッヒ効果の機序」を推論したものである。
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2017年3月21日(火) |
吾智網 |
魚群探知機のない昔の漁師が網を仕掛ける場所は、長い経験によるデータとその分析能力が必須であった。
この様な独自の知恵によって多くの魚をとる網を「吾智網」という。
とある料理人から聞いて納得していたが、ネットで「吾智網」を調べたら、「おもに瀬戸内海地方で使われる,タイを対象とした漁網のこという」だった。(笑)
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2017年3月19日(日) |
佐渡情話 |
浪曲の須々木米若(すずきよねわか)による佐渡情話のカセットテープを借りることが出来た。
佐渡情話は、柏﨑の伝説である新潟県佐渡の最南端・小木町の娘・お弁と柏崎の漁師の男・藤吉による悲恋を元に、昭和初期に寿々木米若(すずきよねわか)が娘・お光、男・吾作に替えて作った浪曲で、全国的に大ヒットした。
浪曲『佐渡情話』寿々木米若
その1(表面)
佐渡へ佐渡へと草木もなびく 佐渡は居よいか住みよいか 歌で知られた佐渡ヶ島
寄せては返す波の音 飛(た)つや鴎か群れ千鳥 浜の小岩に佇むは 若き男女の語り合い
『ねえ吾作さん、明日はお別れね。柏崎に帰られたら、どうせ島で育った私のことなんか、すぐと忘れてしまうのでしょうね。』
『馬鹿なことを言うもんでねえよ、お光つぁん。柏崎から漁に出て、時化(しけ)ぇ食ろうてすでに命のないところ、助けてくれたお光つぁんのお父つぁん、達者にしてくれたお光つぁんだ。今じゃこうしてお互いが、末は夫婦と固い固い約束、俺ぁ死んだってお光つぁんのことなんか忘れはしねえだ。それよりか、いつも教えてくれたおけさ節、ひとつ歌うて聞かしてくれ。ほら沖の方じゃ鴎も仲良く遊んでいるよ。』
惚れちゃならない他国の人によ 末は烏の泣き別れ
歌い終わりてお光坊は 男の胸に顔あてて さめざめと泣くしおらしさ、 雨の朝(あした)の海堂が 露を含める風情あり
よしや弥彦の山は裂け 佐渡の島山いちどきに 千尋(ちひろ)の海に沈むとも 誓いは破らじ変わらじと 惜しき別れを告げられて 吾作は帰る柏崎
後に残りしお光坊は 夢現(うつつ)にも恋人を 忘れかねてかある夜のこと 波穏やかを幸いに 盥(たらい)の舟に身を乗せて 波に揺られて柏崎 想う恋人吾作のもとへ 通いおるとは誰知ろう
知るは天地の神様と 盥を乗せし波ばかり
----------------------------------------------------------------- *規約では歌詞の記載は禁じられていますが、この楽曲に関してはJASRACに登録がないため権利関係がすでに消滅しているものとします。
ネットにある 浪曲『佐渡情話』寿々木米若はここまでだが、右上のカセットテープの裏面には、続編「その2」があった。
柏﨑の伝説では、藤吉はお弁と恋仲になったものの、柏崎には嫁も子供もいた。
藤吉はお弁が柏崎の岬にある常夜灯(灯台)を目指して毎夜毎夜たらいを漕いで柏崎まで通ってくるのが怖くなって、ある日この灯を吹き消した。
その日は闇夜だったので、お弁は常夜灯の目標を見失って波に流され、とうとう転覆して溺れ死んでしまった。
しかし、寿々木米若の佐渡情話は上記の伝説とは違っていた。
お弁は毎夜毎夜たらいを漕いで柏崎まで通っていたが、それを島の男に吾作との仲を嫉妬され、嫉妬で狂った男はお光を強姦し、吾作に会いに行けない様にたらい舟を壊されていまう。
これを見たお光は失意に打ちのめされ気が狂ってしまう。
それだけでなく、1年後には犯された時の子が宿ってしまったのである。
などと続いていた。
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2017年3月2日(木) |
卒業式 |
来店した知人が高校の卒業式に来賓として呼ばれているのでこれから行くと言った。
そこで、学校は寒いのでホッカイロを持っていた方がよい、と我が家に買い置きしてあったホッカイロを彼に渡した。
学校は予想通り寒く、檀上は特に寒かったので、ホッカイロを持参して良かったと思いながら取り出して体を温めようとした。
しかし、そのホッカイロはいつまで経っても温かくならなかったので、ホッカイロをしみじみと見ると使用期限が10年前のものだった(笑)
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2017年3月1日(水) |
自動車保険 |
来店されたお客様が自動車保険について話してくれた。
近年は車載センサを搭載している車が多くなり、事故を未然に防ぐようになった。
そのお蔭で最近は自動車事故が少なくなり、保険会社の出費が少なくなった、とのことである。
また、事故の減少で自動車板金屋さんも売り上げが減少したとか。
風が吹けば桶屋が儲かるではないが、センサの発達により保険屋さんが儲かるようになったらしい。
そういえば、ご高齢の方から、「終戦直後は物資もなく医療も発達していなかったので幼児が多く亡くなったが、これによりお寺さんと葬儀屋さんが繁盛していたが、その後の医療の発達で幼児の死亡は減少し、これに比例して繁盛もなくなった」とか聞いたことがあった。
科学の進歩により、色んな業種に影響があるものだとつくづく感じた。
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2017年2月28日(火) |
電池交換 |
今日は天気も良く多くの御来客があったが、特に腕時計の電池交換のお客様が多かった。
弊店では、クォーツのカレンダー付き腕時計の電池交換後において、今日はいつもと異なることを行い、お客様から好評である。
それは今日が2月末日なので、カレンダーの日付は28日にはせずに31日に修正することである。
何故、28日を31日に修正するかというと、今日の日付を28日にすると明日は1日ではなく29日になるが、28日を31日に修正しておくと、明日は(3月)1日になり日付が合うからである。
このように説明すると、それではデジタル時計の日付も31日にしてくれと仰るお客様もいるが、デジタルは時間調整時にうるう年も設定してあるので、2月末日が28日でも、翌日は自動敵に1日になるので上記の修正は必要ない。
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2017年2月23日(木) |
時計学 |
時計学の「エアリーの定理」を調べたくなって古本の「基礎時計読本」を購入した。
では「エアリーの定理」とは何か?だが、その前に振り子の等時性から説明することにする。
1583年、科学者ガリレオ・ガリレイは周期運動に振り子の等時性があることを発表。
ガリレイは振り子が左右に振れている時、1振動に必要な時間、つまり図1のθだけ振れる時間は左右に振れる大きさ(θやθ’)には関係なく、振り子の長さだけによって決まることを発見。
2つの振り子が振られている時、振れる大きさがθとθ’であっても1振動に要する時間は同じでθには関係ない。但し、長さLが変われば周期も違ってくる。
1656年、振り子時計を初めて制作したオランダの数学者クリスチャン・ホイヘンズはガリレオの振り子の等時性はθが小さい角度の時は成り立つがθが大きくなると成り立たないことを発見し、これを時計に応用した。 (振り子の角度θが大きくなると1振動に要する時間は長くなる、次に、振り子の長さOBが、OAやOBの位置に来たときに短くなる(L>L’)と、「振り子運動の等時性」が成り立つことを発見)
図2の長さの違い(L>L’)は、Lの振り竿の先端を2本の絹紐に吊るし、この2本の絹紐は2枚の板金の間に吊るすことで両端の長さ(L’)を中心の長さ(L)より短くした。
この時の板金はサイクロイド曲線に曲げてあるので2本の紐は板金に寄り掛かり紐の長さが短く(L’)になる。
さて本題のエアリーの定理とは、図2の振り子の死点Bの前に衝撃を加えると時間は進み、抵抗を加えると時間は遅れ、次に図2の死点Bの後に衝撃を加えると遅れ、抵抗を加えると進む。
また、死点で衝撃や抵抗を加えた場合は進みや遅れは生じない、という説である。
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2017年2月16日(木) |
日本製眼鏡 |
近年は安価な眼鏡店が多くなり、その眼鏡は中国や韓国製が多い。
その影響で、倒産や廃業に追い込まれた日本の眼鏡フレームの製造工場が多くあった。
眼鏡フレームの製造過程を省くことなく、真摯に向き合って本当に良い製品だけを製造し厚い信頼を寄せた会社が、次々に倒産していった。
世界の誇る優れた日本の眼鏡技術を失って、日本は本当にこれでいいのかとと疑義を唱えたくなっていた。
そんな中で朗報があった。欧米で日本の眼鏡フレーム技術が認められ、2,3の会社の海外進出が始まったと聞いて嬉しくなった。
これからも日本眼鏡フレーム技術の認知度が増し、より一層の海外進出を望む。
ただ惜しむべきは、日本でこの眼鏡フレーム技術の認知度がまだまだ低いということである。
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2017年2月12日(日) |
諏訪町で火災 |
午後3時頃、諏訪町で当店から150m位離れたところで火災があり、外に出て見上げると、高く立ち上がった黒煙が風になびいていた。
昨年末に糸魚川大規模火災があったばかりで、今日も弱風といえ風もあったので、一時緊張したが、迅速な消火活動と警察の交通制限により、類焼もなく3時間で鎮火した。
今回の火災で気付いたことは、迅速な消防署の消火活動は勿論であったが、その他に消火活動を遂行しやすくする為に行った、警察の迅速な交通制限であった。
火災のあった、信号から信号までの250m間の道路を、警察は直ぐに一般車両と通行人を進入禁止にして、消火活動を邪魔する野次馬の進入を阻止し、スムーズな消火活動ができるようにした。
ただ、進入禁止の道路に居住がある奥さんが「警察官に『入っちゃダメ』と言われ、『そんなこと言われても・・・家がそこなんですけど・・・』と言ってやっと入れて貰った」などと言っていたが、これは訳を話せば入れてくれたのだから仕方ないと思った。
ともあれ、冬空で北風が吹く中での消火活動を行った消防署や警察署の方々には感謝であった。
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2017年2月5日(日) |
老化現象 |
50代のお客様が老化現象について話された。
最近、5cmくらいの段差でつまずくことが多くなった。
その理由は、眼でこの5cmの段差を確認し、それに合わせて足を上げたつもりなのに、足が上がらずにつまずくからである。
革靴を履いているが、近年はこのつまずきにより靴の先の小傷が多くなった。
とはいえ、このつまずきで「オットト」とはなるが、直ぐに体制を立て直すので転倒することはない。
しかし、もっと高齢になると、「オットト」となってから、体制を立て直すことが出来ずに「ドタッ」と転倒し、顔を傷だらけにした人を多くみかける。どうやら、転倒するときに手を突いて顔を守る動作もできなくなるらしい。
老いは、老眼からはじまり、この「オットト」から「ドタッ」へと進むようだが、次はどうなることやら・・・
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2017年1月29日(日) |
名入れ前掛け |
よく来る運送会社のドライバーさんがいつものように荷物を届けにきた.
その時、前掛けに書かれた文字『悠翔』が目に入った。
そこで、「その『悠翔』は何を意味する文字なのか」尋ねると、ドライバーさんは
「この文字は子供の名前で『ゆうと』と読む。これは会社が子供にいる社員には全員に、子供の名前を染めてオリジナルの前掛けを作ってくれたのだ」と答えた。
「そうか、その前掛けはドライバーの身の安全を守ってお守りだね」と言ううと
「そうなんです。それに元気も出てきます」と嬉しそうに答え、次の届け先に向かって駆け足で出て行った。
因みに、このような粋なことをする会社名は佐川急便であった。
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2017年1月25日(水) |
初代若ノ花 |
今日、稀勢の里の横綱昇進が決定した。
日本出身力士の横綱は1998年5月場所後に横綱に昇進した若乃花勝(二子山部屋)以来19年ぶりだという。
この若乃花の叔父である初代若乃花(本名:花田 勝治(はなだ かつじ))、が大関だった頃に掲載されたポスターをお客様から戴いた。
初代若乃花
1955年9月:「若ノ花」大関に昇進.
1957年9月:「若乃花」に改名
1958年1月:横綱昇進
右のポスターは大関若ノ花勝治と記載され、約60年前の1956年頃に高柳町で巡業が開催された時のものであるが、当時の若ノ花はまだ28歳頃で初々しさが残っている。
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2017年1月18日(水) |
アベック道路 |
某サイトに「使うと恥ずかしい昭和の名詞」の筆頭に「アベック」が挙げられていた。
「アベック」とはフランス語で「~とともに」の意で、「男女の二人ずれ」、「二人、或いは二つが共に行動をする」などの意である。
柏﨑には、昔「アベック道路」と呼称されていた道があったが、いつの間にやらこれも「シーサイドライン」に代わり、今は若い人に「アベック道路」と言っても通じなくなった。
「アベック道路」の由来は、この道ができた当時、この道には殆ど人が通らず、たまに通るのは男女の二人ずれだったので、いつしか「アベック道路」と呼称されるようになった聞いた。
(ジェネレ-ションギャップ1:天眼鏡) (ジェネレ-ションギャップ3:衣紋掛け)
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2017年1月11日(水) |
抗がん剤を栄養剤に変換(笑) |
癌治療で入院し退院した友人に久々にあった。
前回の退院時は痩せていたのに、今回は全く痩せていなかったので、ホッとしながらもその理由を尋ねると。
「いやぁ、退院時に先生から『君の体は抗がん剤を栄養剤に変換させて、体に吸収させる力があるようだね』言われたよ(笑)」と言った。
「でも、抗がん剤により食べれなくのでは?」との質問には
「病院の食事は味がなくなり、食べる気力も失ったが、それでも我慢して完食していたら痩せなかった。
すると医師は抗がん剤に対する抵抗力があるとみて、より強い抗がん剤を投与し、最後には最大限の量の抗がん剤まで投与させた。
このお蔭で予定の入院日より早く退院できた」と答えた。
この話を聞き、君の体は本当に抗がん剤を栄養剤に変換させる能力があるのかもと思った。
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2017年1月3日(火) |
とっとこ(方言58) |
新しい年を迎え、今年の干支は「とっとこ」となった。
「とっとこ」とは柏﨑の方言で、鶏のことである。
お年寄りに聞くと、昔の農家は庭で鶏を飼っていたが、その鳴き声は
トォー、トット、トット、コケッ、コケッ、コケッコ、コケッコ、コケッコッコォー!
と言って鳴くので、「とっと」と鳴く鳥の愛称として「とっとこ」呼ぶようになったのではないかと言う。
尚、最後に「コ」を付ける愛称の呼び方は、魚のフナや、ドジョウを「フナッコ」や「ドジョッコ」などと呼ぶ派生語と思われる。
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