2013年3月26日(火) |
眼鏡レンズのメンテナンス |
暖かくなって外出の機会も多くなり、眼鏡のレンズが汚れ易い季節になった。
そこで、眼鏡レンズのメンテナンス方法についてご案内することにした。
1、拭き方・・・・・
眼鏡を拭くときは(ツーポフレームやナイロールフレームなどは特に)レンズを拭く方のレンズの縁を持って、レンズ専用のメガネ拭きで優しく拭く。
拭く方の反対側のレンズの縁を持ったり、力を入れ過ぎて拭くとフレームが折れてしまったり、レンズを留めてあるネジが緩んだり、レンズが傷付いたりする。
2、眼鏡が濡れた時・・・・・
汚れたままに放置するとレンズに水滴がシミのようになっれ取れなくなるので、直ぐに眼鏡拭き(無い時テッシュでも可)はで拭く。
また、フレームは金属部のサビや樹脂の変色・変質・劣化の原因となる。
3、ゴミやホコリが付いている時・・・・・
まず水洗いしてから、直ぐにテッシュペーパーで水気を取り、レンズ専用眼鏡拭きで軽く拭く。
ゴミやホコリの中には、微小の砂や金属粉などが含まれている事が多く、これらがレンズに付いたまま拭くとレンズに僅かに傷が付いてしまう。これを繰り返す事により、大きな傷となって眼鏡が見辛くなってしまう。
4、汚れが酷い時・・・・・
汚れが酷い場合は中性洗剤を薄めた液で軽く洗い、その後に水(またはぬるま湯)でよくすすぎ洗いをする。
後は、よく水気を拭き取ってレンズ専用眼鏡拭きで軽く拭く。
アルカリ系の洗剤(石鹸、ハンドソープ、ボディソープなど)はコート膜が劣化しコート剝げなどの原因になるので使用しない。
以上のことを守って長くご眼鏡を愛用戴きたい。
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2013年3月20日(木) |
悪田の木の橋 |
有名な「三階節」の歌詞の中にある「悪田の渡し」には、後に木の安政橋が作られていたが、その頃の話をお客様から聞いた。
「現在の安政橋はコンクリートで頑丈に作られているが、俺が子供だった60年程前、安政橋は木で作られていた。
その木の橋は、時々真ん中辺りに30センチ位の穴が開いていて、穴から下に流れている川がよく見えた。
親から、その穴から落ちると川に流され命がなくなるので、気を付けて橋を渡る様に言われていた。
その橋には時々バスも通るが、交互通行出来るほどの幅はなく バスが通るのがやっとの幅しかなかったので、真ん中に空いているその穴にバスのタイヤが入る事はなかった。
また、強風の時に、自転車で橋を渡ろうと橋の真ん中辺りまで来たら強風で橋から落ちそうになって動けなくなり助けを求めた人がいた。
橋を渡るには命がけになることが多々あったと聞いた。今では考えられないだろうけどな」
などと話してくれた。 |
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2013年3月14日(木) |
「老女」とは何? |
「老女って何ですか?」
とお客様から質問された。
女性用の既成老眼鏡を入れてある箱に、「老女」と書いてあったのを見て質問されたのであった。
老眼鏡と言わず、シニアグラスなどと言って気配りしていたのに、業務用の箱の文字まで見られていたとは気付かなかった。
これまでも「老女」や「老男」の文字を見て 嫌な思いをされたお客様がいたのでは、と自覚が足りなかったことを反省し、早速、箱の文字を「老女」から「L・S(レディース・シニアグラス)」、「老男」から「G・S(ジェントルマン・シニアグラス)」に書き換えた。
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2013年3月10日(日) |
きっちゃねぇ《方言34》 |
「長靴で床がきっちゃねぇなってしまった」
と来店されたお客さんが仰った。
この「きっちゃね」は方言で「きっちゃねぇ」とも言い、「汚い」の意味である。
「車が泥できっちゃねぇなったすけ、洗ってきたこって」などと使う。
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2013年3月1日(金) |
時計のカレンダーの曜日が狂う |
今日から3月。一日の最高気温が14.7°まで上がり、今年の最高気温になった。
温かくなったので多くの来客があったが、その中で日付の付いた腕時計を持参されたお客様がおられた。
「この時計は、幾らカレンダーを合わせても日付が狂ってしまうので直して欲しい」
と言われ、時計を見ると時間が12間違っていたので
「時間には午前と午後があります。
例えば、時計の針が10時になっていても、午前10時と午後10時の場合がありますので、時計の針合せには これを考慮して合せなければなりません。
また、午前か午後か分からなくなった時は、次のようにして調べます。
午後10時の時は、2時間後の12時には 時計の(カレンダーの)日付が替わり、午前10時の時には 2時間後の昼の(午前)12時には 日付は替わりませんので、針を12時迄回して調べます。
この時計は、10時になっていますが、これは(午前ではなく)午後10時になっているので 2時間後のお昼の12時に日付が替わってしまいます。
その為に、朝に日付を今日の(3月)1日に合わせても、昼の12時を過ぎるとカレンダーが2日に替わってしまっていたので、午後に時計を見ると 今日は1日なのに(時計のカレンダーは)2日になってしまい、日付が狂っている と思われたのでしょう。
このような理由から 今回は時計が故障しているのでなく、針を12時間回し、針を午前10時、日付を1日に替えれば良い」
と、このように説明をして時計お返しした。
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2013年2月26日(火) |
自動巻き時計の手動ネジ巻きが止まらない |
自動巻き腕時計の修理が出来上がって 取りに来られたお客様からこんな質問を受けた。
「『この時計は自動巻きであるが 手で巻く事も出来るので、腕に掛けないで置いたままにして止まるような時は 手で巻くと良い』と聞いいた。
しかし、手で巻いてみると、ネジを幾ら巻いてもゼンマイが一杯にならない。ネジの巻き方はこれでよいのか?、どうしてこのようになるのか、教えて欲しい」
そこで以下のように説明をした。
「手巻きだけの時計は、ネジを巻いてゼンマイが一杯になると、それ以上はきつくなって巻けなくなる。
しかし、自動巻き時計は 腕を動かす事により(時計内部にあるローターとい部品を回して)ゼンマイが巻ける仕組みになっているが、ゼンマイが一杯になると 自動的に(ローターが空回りして)ゼンマイを巻けなくする機能がある。
この空回りする機能は、自動巻時計のゼンマイが一杯なった時、更に腕を動かして (ローターが回って)ゼンマイを巻こうとした場合、ゼンマイに必要以上に大きな負荷がかかりゼンマイが切れるのを(ローターが空回りして)防ぐ為にある。
手巻き兼用の自動巻き時計は、幾らネジを巻いても、必要以上になると空回りする機能が働くので、きつくならずに巻けてしまうのである。
この必要以上に巻いても無駄になる、という空回りする機能を理解し、一日に何回手で巻けば良いかデータを取って巻く回数を決めたら良い」
すると、お客様は次のように言って帰られた。
「長年、自動巻き時計を愛用しているが、初めて空回りする機能があることを知った。聞いてよかった。有難う」
(自動巻き時計が止まった)
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2013年2月25日(月) |
積雪量最高記録 |
ニュースを見た埼玉県の叔父が、豪雪見舞いの電話をくれた。
ニュースでは以下のような豪雪情報が出ていた。
最強クラスの寒気が東北各地を直撃した。
この影響で大雪が続き青森県青森市酸ケ湯(すかゆ)では積雪が561センチになり、交通網が混乱した。
この積雪量は、1982年に観測開始して以来、現在ある観測点で国内観測史上最高記録であり、昨日に続き2日連続で更新した。(現在は国内に300カ所以上の観測地点があり、そこでの最高積雪)
新潟県も豪雪に見舞われ、22日現在で長岡市(旧与板町、旧和島町、旧寺泊町は除く)、小千谷市、十日町市、上越市(旧安塚町)、魚沼市、南魚沼市(旧六日町、旧大和町)、阿賀市(旧津川町、旧上川町)、それに柏崎市高柳地域(旧高柳町)の合せて計8市町に災害救助法が適用された。
柏崎市でも、中心部から東に車で30分くらいにある高柳町石黒では、9時の積雪量が330cmになった。
しかし、
「柏崎市の中心部は積雪は15㎝で、今冬は強風の日が多い為に少雪だ」、
と話すと、拍子抜けしたようになって申し訳なかった。
今冬の豪雪について、一部のマスコミでは「今世紀最強クラスの寒気」などと言っているが、過去にはもっと凄い寒気による豪雪があったように思われる。
24日の朝日新聞の新潟欄や他の記事には
「1927年2月14日、気象庁にかつてあった観測所の記録によると滋賀県の伊吹山(標高1377m)で1182センチを記録し、これが世界観測史上最高の積雪記録となりギネスブックにも載っている。
同じく1927年(昭和2年)2月13日、高田測候所が新潟県上越市板倉町久々野の柄山集落で818センチを記録したと発表した。
これは非公認積雪記録ではあるが、山岳地の伊吹山と違い、柄山集落には人が住んでいたので 人里での積雪は世界一の積雪と言われている」
と記載があったが、公認積雪記録外にはもっと積雪があった所も多くあるかもしれない。
(豪雪の話題は 「どうなってんだ(笑)」も参照)
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2013年2月18日(月) |
今日は雪から雨に変わる雨水 |
今日は「二十四節気」の一つである「雨水」で、『暦便覧』には「陽気地上に発し、雪氷とけて雨水となればなり」と記され、「空から降るものが雪から雨に変わり、雪が溶け始めるころ」と言われている。
昨日まで降っていた雪が今日は朝から雨で、今日の天気は暦通りの日になった。久々に見た庭の植木も蕾を持ち、開花の準備を初めていた。
残雪は軒下に僅かにあるが、春はもう目前に来ているんだと感じた。
ちなみに「雨水」は「二十四節気」の第2で、第1は立春(2月4日)、第3は啓蟄(3月5日)となる。
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2013年2月13日(水) |
自動巻き時計が止まった |
最近、自動巻きの時計を持参し 「この時計が止まったので電池交換をしてくれ」と仰るお客様が多くなったが、今日もこんな話をした。
私 「これは自動巻きの時計なので電池交換はできない」
お客様 「じゃあ、電池交換が出来ないなら どうしたら時計が動くのか?」
私 「まず現在の時計は、動かすエネルギーによって次の3つに大別されている。それは、ゼンマイ時計、次に電池時計、それからソーラー時計である。
この中のゼンマイ時計とは、内部にあるゼンマイを巻き、このゼンマイがほぐれる力を利用して動く時計のことを言い、手でゼンマイを巻く手巻き時計と、時計を腕に掛け動かし それに伴って動く時計の力を利用してゼンマイを巻く自動巻き時計がある。
(動く時計の力とは、時計が動くと 内部にあるローターという重りが回転しゼンマイを巻く力となることである)
しかし、このゼンマイが一杯に巻けても約1日でほぐれてしまうので、1日腕に掛けないで置いておくと止まってしまう。
その為に、手巻き時計は1日1回手でゼンマイを巻き、自動巻き時計は腕に掛け手を動かして1日分のゼンマイを巻かないと時計は止まってしまう。
この時、自動巻き時計は手の動かしが少なくなると、ゼンマイの巻きも少なくなり一日持たないで止まってしまう事がある。
このような事を避ける為に、自動巻き時計には自動巻きと手巻きが兼用になっているものある。
今回の場合は、時計を置いたままにして、ゼンマイが全てほぐれて止まってしまったのが原因だが、自動巻きと手巻きが兼用になっている時計なので 手でゼンマイを20回位巻いてから使用すると止まらないで使えます」
などと自動巻き時計の説明をした。
(自動巻きのネジ巻きが止まらない)
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2013年2月9日(土) |
チャカポカ《方言33》 |
「雪で眼がチャカポカして眩しいすけ、サングラスくんねかのぉ」
と言ってお客さんが来店された
この「チャカポカ」方言で「チャカチャカ」又は「チカチカ」であり、「雪で眼がチャカポカ」とは「太陽が雪に反射して「チャカチャカ」と光っている状態」のことである。
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2013年2月1日(日) |
どうなってんだ(笑) |
今日は お客様である事務所の所長様が、こんな話をしてくれた。
「先日、東京から来た方が(そのお客様の)事務所に着くなり
『ここはどうなってんだ』と仰った。
『東京は(1月)14日に大雪だったので、新潟もさぞかし大雪だと思って 長靴と厚手の防寒着で完全武装をして来たのに、柏崎に着いたら雪が何もない。
おまけにさほど寒くなく太陽まで出ているではないか。 この完全武装の恰好をどうしてくれるんだ。
恥ずかしいたっらありゃしない』
と言われたましたよ(笑)」
などと仰った。
今冬は東京でも大雪が降り被害が大きかったようで、東京の人は雪には特に敏感になっているようだ。
また、柏崎の中心部は積雪はないが、ここから30分位離れた 鵜川や高柳地域では、1月29日に積雪が3メートル前後になり、市は豪雪対策本部設置した。
マスコミは豪雪地域だけを取り上げるので、知らない人は新潟県全体が豪雪になっていると勘違いしても不思議ではないので、今回のようなことが起きてしまったようだ。
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2013年1月27日(日) |
お茶飲み場 |
最近は少なくなったが、弊店では来店されたお客様に急須でお茶入れてお出しことがある。
これは初代の父からの引き継ぎで、今でも店のベストポジションには、このお茶飲み場が鎮座している。
昔はこのお茶飲み場で、多くのお客様がお茶飲み話しで花が咲いたものであった。
両親が二人で店で働いていた頃、母が朝起きて開店前に沸かしたお湯をポットに入れながら
「今日はどんなお客さんが来られるのだろうか?、どんな商いができるのだろうか?、そしてどんな話が繰り広げられるのだろうか?」
などと楽しそうに独り言を言っていたのが思い出される。
父が時計や眼鏡の修理、眼鏡検査、眼鏡作製など、或いは先客がいた為などでお客様が待っている間、お客様に退屈をさせないようにと母が、それらのお客様にお茶を出して世間話などをしていたのであった。
又、その中には、遠方から自転車などで来られたお客様が休憩でお茶のみに立ち寄ったり、喫茶代わりに来られる方もいらっしゃったが、それらのお客様は家族のような付き合いだった。
なので、その頃の店はお客様の絶え間がない日が多く、他店からは実態以上に繁盛している店などと思われていた。
そんなことを懐かしく思う年配のお客様には、なるべくお茶をお出しするようにして昔話などを聞いているが、このようなお客さまも昨今急に減り寂しく思う。
また近年、父の時代の「ゆったりリズム」の生活が羨ましくも思えるようになってきた。
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2013年1月15日(火) |
降雪による荷物の遅延 |
昨日14日は「爆弾低気圧」と呼ばれる急激に発達した低気圧の影響で、北海道から関東甲信で平年の2倍の積雪が観測されたが、今回は、雪の多い越後は抜け1~2cmくらいしか降雪はなかった。
しかし普段降雪の少ない都心ではその弱さが露呈し、降雪の影響で各種交通機関の遅延や道路の交通止め、渋滞などが多発した。
その影響は物流網の混乱までを招き、今朝は数件のメーカーから「製品のお届け遅延」のFAXが届いた。 都会の被害が関係のなかった新潟でこんな形で影響を受けるとは想定外だった。
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2013年1月13日(日) |
一昨日今冬最低気温の-5.2、昨日は県内1の最高気温8.9° |
昨日は久々の晴天になった。
この晴天の放射冷却によるものかどうかは分からないが、一昨日から昨日にかけて今冬最低気温と今年最高気温を記録した。
アメダスによる柏崎の気温を調べると、11日の23時には今冬最低気温のマイナス5.2°を記録し、その後の12日の3時にもマイナス5.1°になった。
続いて12日の24時には今年最高の8.9°になった。(この24時には新潟県全般に雷、強風、波浪の注意報が出ていた)
これは県内が気圧の谷になったり高気圧に覆われたなどが影響したらしい。
また、12日の今年最高の8.9°は、新潟県の中で柏崎が一番高い気温であった。
アメダスによる12日の新潟県内の気温を、高いの順にすると下記の通りになっていた。
柏崎(24時)8.9°、糸魚川(24時)8.7°、佐渡相川(23時)8.7°、寺泊(24時)8.3°、巻(24時)8.3°、佐渡羽茂(22時)8.0°、大潟(21時)8.0°、能生(20時)7.9°、新潟(23時)7.5°、佐渡両津(22時)7.1°、粟島(23時)6.6°、佐渡弾崎(21・24時)6.5°、秋葉(22時)6.5°、高田(14時)6.0°、長岡(16時)5.6°、松浜(15時)5.6°、湯沢(13時)3.7°、津南(15時)2.4°、関山(14時)4.3°、十日町(15時)1.6°、安塚(14時)3.1°、三条(21時)5.1°、新津(23・24時)4.1°、中条(23時)3.9°、村上(24時)3.5°、下関(24時)3.0°小出(16時)2.6°、入広瀬(13・14時)1.9°、津川(22時)0.7°(カッコ内は最高気温の時間)
県内の気温は、南部の海岸沿いや佐渡は暖かく、内陸部や北部は寒いが、その他に佐渡が防波堤になって寒風を防いでくれる寺泊や巻などの海岸沿いが比較的暖かい日が多い。
今回柏崎が、南部にある糸魚川、能生、大潟や佐渡、それに佐渡の影響を受ける寺泊、巻、新潟を抜いて1番高くなったのは何故だろうか?
まず上空を高気圧覆い、それにより強風、波浪注意報が出た。そして佐渡が防波堤になってこ強風を防いだが、今回は風の向きがいつもと違っていたので、その影響が柏崎に集中したのではないだろうか、などと考えてみた。
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2013年1月10日(木) |
おしずかに《方言32》 |
店でお茶飲みをして話が盛り上がっていた時、先に帰ろうとたお客様が後に残ったお客様に「それでは皆さんおしずかに」と言って帰えられた。
残っていた年配のお客様に「おしずかに」ってどう意味か?と聞くと「ごゆっくり」だと教えてくれた。
つまり「それでは皆さん、どうぞごゆっくり」と言っていたのだったが、これは初めて知った柏崎の方言でもあった。
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2013年1月4日(金) |
正月はいいもんだ♪ |
昔、お正月に母がおせち料理を食べながら、「正月ぁ~いいもんだ~♪」とわらべ歌を唄っていた。
正月ぁ~いいもんだ~♪
木っ端(こっぱ)のような~もち食って~♪
葉っぱのような~魚(とと)食って~♪
油のような酒飲んで~♪
てんか ぱんか~ はねついて~♪
お正月ぁいいもんだ♪
「木っ端(こっぱ)のような餅」とは、越後の餅は関西のように丸くなく、長四角に切ってあるので「木の端」といい、
「葉っぱのような~魚(とと)」とは、木の葉ようにほぐれる焼いた鮭の身の事を言っているのである。 正月に食べるおせち料理の主役の魚は、お頭付きの鯛や出世魚の鰤などだがが、越後では「塩鮭」の切り身である。
何故、正月にお頭付きの魚を食べないのか?それは、
越後の年末から正月にかけても時期は、日本海の荒海により漁が出来ない日が多く、お頭付きの魚は食べらる事は難しい。 そこに北前船で北海道などから鮭が大量に届いたのであろう。
そこで保存食にもなる大きな「塩鮭」を買って正月に食べたのではないだろうか。
越後の冬は積雪があり、冷蔵庫が無かった時代にその雪の中に「塩鮭」入れて置けば天然の冷蔵庫になるので長期保存することができる。
もし、雪に閉ざされ何日も外に出てなくなった日が続いても、この大きな「塩鮭」を少しずつ切り身にして、餅や漬物などで食い繋いでいたのではないだろうか。
わらべ歌は、地域の風土色が色濃く表れているものである。
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2013年1月2日(水) |
初明かり 間隙射しす 雪雲や |
新春のお慶びを申し上げます。
皆様のご健康とご多幸をお祈り申し上げます。
本年も宜しくお願い致します。
毎年景気低迷が続いていたが、今年こそ空を覆っている黒い雪雲の間隙から景気上昇の明かりが射して欲しいものだ。
「初明かり 間隙射しす 雪雲や」
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2012年12月31日(月) |
大掃除・薬まで |
昨日、年末の気忙しい中で大掃除をしたが、気が付いたら大切な薬まで捨てていた(涙)
今朝、朝食後に薬を飲もうとしていたら何時もの所に薬の袋がない! 慌てて部屋中を探したがやはり薬はない。
昨夕の内服後、どうやらテーブルの上に置いてあった薬が落ち、運悪くそこにゴミ箱に入ってしまったようだ。
いつもはゴミ箱の中を確認して捨てていたが、年末の忙しさでつい中を見ないで捨ててしまった。
急ぎ収集所に我が家のゴミ袋を取り戻しに行ったが、ゴミ収集車はもう100m先を走っていた。
何時もはもっと遅く来るのに今日に限って何でこんなに早く来たんだ、とブツブツ文句を言ってはみたがもう遅い。
毎日飲んでいてまだ一か月分も残っていたのに・・・明日から3日まで病院も休みなのに・・・
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2012年12月30日(日) |
御節料理は大晦日に食べる |
お正月料理は正月に食べる所が多いが、柏崎では明日の大晦日から食べるのが一般的である。
何故、元旦でなく大晦日なのだろうか?
それは室町時代半ばごろまで、1日の始まりは太陽が西に沈む夕暮れからで、次に沈むまでを1日とした。つまり日没をもって日付の変り目としていたのである。
そこで大晦日は日没後は日付が変わって正月になったので、晩に正月料理を食べていた、といった風習の名残りからきている。
例えば、昭和20年(1945)ごろまで日本では、人の年齢を「数(かぞ)え年」で計算していたが、この「数え年」の数え方は、正月になると全国民が一斉に年をとる方法であった。
この時の正月は大晦日の晩で、大晦日を「年取り」または「年取りの晩」などと言っていた。
このような「年取り」も、日没をもって日付の変り目とした考え方の名残りからきている。
また、この「日付の変り目は日没」とする考えは、遠く西欧のユダヤ暦や教会暦にもあり、クリスマス・イブが、クリスマスの前夜を意味するのも、日没で新しい日が始まったクリスマスの日の始まりの晩とした名残りからきているといわれている。
(「日付の変り目は日没」とする考えは西欧にあったのではなく、西欧の考え方が中国を経て日本に伝わったのが事実のようである)
いずれにしても、大晦日に正月料理を食べることは、古来からの正当な風習を受け継いでいるからだ、と一人悦に入ってしまった(笑)
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2012年12月22日(土) |
下駄スケート |
80歳前後の近所のお客様が、70年程前の柏崎の子供たちの遊びについて話してくれた。
冬は雪が降って昔の子供たちは外で遊ばれないかと思っていたらが違っていて、色んな遊んで楽しんでいた。
そんな遊びの中に下駄スケートがあったが、この下駄スケートはオーダーメードだったのには驚いた。
当時、当諏訪町商店街には小林下駄屋さんと橋崎鍛冶屋さんがあったが、この鍛冶屋さんでスケートの歯を作製してもらい、これを下駄屋さんに持って行き下駄スケートを作製したもらったそうだ。
このオーダーメードの下駄スケートはそれ程高価ではなく、子供たちの小遣いで買える程の値だったという。
また、下駄スケートは気温が下がって雪が凍る夜に滑るのだが、下駄は足の指ではさむ鼻緒が付いた物なので長靴などは履けず(長靴は高価だったので買って貰えなかった)、布製の足袋を履いて滑ったそうである。
時折足袋の中に雪が入り、融けて足袋が濡れて冷たくなっても構わずに滑っていたという。
極寒の中での遊びに、昔の子供たちの逞しさに敬服してしまった。
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2012年12月12日(水) |
牧口家と屋号 |
田舎には色々な屋号があるが、その屋号にはそれぞれの歴史がある。
荒浜から来られてお客様に「屋号」について聞いてみた。
「荒浜には荒浜の豪商牧口家に関連する屋号が残っている。
まず「蔵番」、これは牧口家には沢山の蔵があったので、これを何代かに渡って管理した家のことである。
次に「おこうしん」、荒浜のこうしん山には牧口家の墓があり、そこには沢山の木々が植えられ別荘もあったが、これを何代かに渡って管理した家のことである。
尚、この二階建の別荘は後に柏崎のA氏が購入し、旧柏崎病院の向かい側に立てられてあったが、今は取り壊されてない」
などと語ってくれた。
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2012年12月9日(日) |
積雪11センチ |
昨夜から暴風雨と共に雪下ろしの雷が鳴り響き、朝方には竜巻注意報が出た。
今年の雪下ろしは、例年の強風、雨、霰、雪、雷に竜巻が加わり賑やかだ。
今朝は積雪11センチだったが昼になってもまだ降り続き、とうとう明日にかけて大雪警報が出た。 例年だと「米山さんが3回白くなると里は根雪になる」と言われているか、今年は1回で根雪になりそうだ。
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