タマネギ

年内に大きく育ってしまうと、トウ立ちします。
寒暖の大きい冬は、トウ立ちしやすく成ります。
肥料を3月末に与えると、玉が割れます。

苗場 石灰質と肥料は早めに漉き込んで置きます。
間に合わなかった時には、水をたっぷりと掛け乾いたら攪拌、これを3回行います。 有機石灰質は早めの播種 ・ 植え付けでも被害が出にくいそうです。   完熟堆肥 ・ 米糠 ・ 落ち葉堆肥又は腐葉土使用。

播種期間が短いのですが必ず守ります。 
  早いと苗が年内に大きくなり過ぎ、収穫の時にトウ立ち 
  遅いと苗が小さく、収穫時に小さいものしか出来ません。

播種前に、苗床を平らにして板やコンパネで強めに押しをます。
2〜3センチ間隔に播種、又は筋蒔き。
播種 ・ 覆土 ・ 牛糞堆肥(土が隠れる位) ・クンタン(炭の粉でもOK)の順で撒いて置くと 、土がサラサラで苗取りの時に根痛みが少なく成 ります。雑草も少なく成ります。
乾燥と雨で叩かれるのを防ぐ為に藁又はほうれん草用不折布を掛けます。 発芽開始と同時に藁 ・ 不折布は取外します。
根切り虫・ヨトウ虫等が土際でかじってしまいますので、根元から倒れた苗を見つけたら、そ〜っと少しづつ土の中を探して捕殺してください。 発芽率も余り良くない上に根を切られて・・・・粒数の1/2に成る事も(^_^;  有機栽培ほど虫が付きやすいので要注意です。

植え付け苗・・・・・
葉が弧を描いている苗は、虫が付いている(らしい?)ので使わない。
大きすぎる苗はトウ立ちしますので、大きい苗にしない。
苗が小さすぎる時は完熟牛糞を追肥
植え付け時期の苗は大き過ぎないように育苗します。

畑に下ろすと肥料が有りますから、年内に大きくなります。これを踏まえ、小さい苗から植え付け、大きい苗は後から植えつけます。  くれぐれも小さい苗を取ってからの追肥は行なわないように。

畑に余裕が無い場合・・・・
小さいポット・セルトレイに播種します。
75穴では、一つに2粒程度。 ポットはサイズがマチマチなので何とも言い難いのですが、購入苗が触れ合わない程度に育つ本数分の種数ですね・・・
植木鉢・発泡スチロール(底に穴)など、何にでも蒔けますが抜き取ることを考えて、土を作ってください。 移植ゴテで根を痛めない様に丁寧に抜いてください。
敷き藁を5月に敷いた所に植え付け  植え付け1ヶ月前にしっかりと漉き込んで置くと、春に肥料 と成ってくれます。 
敷き藁が無い時は、夏に草を集めておき漉き込みます。
勿論、腐葉土でもOK。 

私は、夏にスイカの蔓を伸ばした所や茄子の畝間に多めに稲わらを敷いて、この藁を利用しています。
茄子の通路の所のみの敷き藁の場合は、管理機で縦横攪拌し、出来るだけ均一に成るようにします。

マルチ使用の時は、留め金具 ・ 角材 ・ 土などを乗せて、風でマルチが飛ばされないようにしっかりと押さえます。  植え付け後に植え穴が隠れるくらいに湿らせた米糠を振ると、草予防 ・ マルチ押さえに成ります。 しかし、余程注意しないとマルチの穴に虫をおびき寄せる餌と成りますので、管理が十分出来ない時は米糠を振らない方が安全です。

マルチ無しの時には、植え付け後に米糠を薄く全体にばら撒くと、肥料と雑草予防になります。 

マルチ無しの場合、北側が土の風除けになる感じで。
南側に植えて、南側の土を掛けて南側の土を踏んでしっかりと押さえます。 これで、北側の畝の高さは確保、南側の畝は潰れたと思います。 この状態を、成長が始まる頃まで確保します。
結球が確認できたら、北側の土で土寄せを行ないます。
追肥  除草後に・・・・ 追肥後に・・・・。
草予防を兼ねて米糠を月1回振ります(土寄せなし)。
草木灰は随時いつでも振れます(土寄せなし)
鶏糞・牛糞などを振るのは収穫3ヶ月前までとし、この時だけは雨で肥料が流れるのを防ぐ為、薄く土寄せを。

鶏糞は、、、、
完全熟成さした物で虫が湧かなくなった物を。 発酵鶏糞を買ってみて、発酵途中のような品物だった場合、元肥に使うので有れば早めに畝の準備して、虫が湧くのを防ぐ。   追肥に使う場合は寒くなってから使い、 一気に肥料を吸わせない様にして年内の成長を抑える。   追肥のしすぎ ・ 肥料が多い ・   最後の追肥が遅いと、トウ立ちしたり、結球サイズ は大きくなりますが、外側が裂果(亀裂)します。
有機肥料は、利きが遅いがいつまでも肥料効果が残るので、追肥は早めに終わらせます。  追肥が遅いと、首の締りの悪い玉ねぎと成り、腐れが早く出て保存期間が短く成ります。 
米糠 肥料として欠かせません。
雑草予防。
霜が降り始める頃に撒くと、苗が霜で浮く事も有りません。 しっかりと根を押さえてくれます。  

玉が大きく成り始める頃までの管理が楽ですから、玉ねぎと米糠はパートナーですね。
貯蔵性   品種によっての違いが有るようです。 
芽が出てしまったら、葉の部分を茹でてヌタ(味噌と砂糖で味付け) にします。  収穫しないで放ったらかしにして置くと、9月の終わりに 新芽が数本出ますから、15センチ位で根元を切り離し20センチ位 の間隔に植えつけると、冬場の葉ねぎとして食べれます。 

貯蔵中に芽が出たものは、残渣置き場にぎっちりとつめて平らに並べ、落ち葉で周囲の防寒をすると収穫が簡単。
サイズの大きいのは貯蔵期間が短くなりますので、大きい物から 食べましょう。  

貯蔵中に、外側が溶けるものが出てきますが、溶けた所は綺麗に剥いて置くと、真っ白い玉ねぎのはずが、 暫らくすると一番外側が新しい茶色の皮となり、保存可能!  溶けなかった物と同じ保存期間が保てます。
中心から溶けた物は、無理ですが・・・・・ お試しを〜!




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