下準備 | 落ち葉を集め、水を掛け1〜2週間位寝かして水分を吸わせて置きます。 簡単な方法は ごみ袋で集め水を入れる ⇒ 落ち葉堆肥を作る時と同じで、日当たりの良い所に置き、時々水を入れる。 水分を有る程度吸っていないと、水分が足りない所が出来て、発酵熱が足りなく成り苗が出来る 時期が遅れる事が有ります。 雨に当てたり上から水を掛けても、中まで水分は入っていきません。 一年後に切り替えしたら中は落ち葉のまま・・・・っ て事も有りますのでご注意ください。 |
枠作り | コンパネ ・ パレットなどで木枠を作ります。 苗を取り終われば、昔ながらの野積み堆肥と同じなので、切り返し無しでも1年後には腐葉土が出来ますので、 設置場所に注意するか移動します。 |
積み方 | 殆ど落ち葉堆肥と同じでが、投入するのは発酵起爆剤用だけです。 @ 20〜30cmの高さに落ち葉を入れる A 水を掛けながら踏み込む B 鶏糞 ・ 米糠 ・ 牛糞 を入れ、足で軽く攪拌ながら 踏み込む C 80センチ位の高さに成るまで繰り返す D 平らに10センチ程度の赤土を入れる E 芋と芋の間は指2本〜4本分の隙間を開けて並べる F 芋の上6センチ程度の赤土を入れる G 水をたっぷりと掛けてから、トンネルを掛ける 赤土を入れないと、発酵熱で蒸けて仕舞いますので、直接落ち葉の中には入れません。 |
管理 | トンネル内の温度が上がり過ぎるようなら口切し換気。 寒い年は上から薫炭 ・ 黒っぽい灰 ・ 粉にした墨などを薄くばら撒く。 土が乾いたら多目に水やりします。 水温は水道と同じでOK。 乾燥させた状態では熱伝導が悪くなり温度が足りず、苗の生長が遅れます。 又、落ち葉も発酵し水分不足ですと、熱が上がらなく成ります。 発芽後の水やりは朝10時前・午後気温が下がり始めた頃です。 日中、日差しが強い時の水やりは葉を痛めますので避けます。 どんなに掛けても、下の落ち葉まで行き渡ることは有りませんので安心して掛けてください。 発芽するまでトンネルは掛けたままで、発芽後トンネル内温度は35度までとし徒長しそうな時には換気時間 ・ 口切箇所を増やしますが、結構いい加減でもOKです。 温度は少しずつ下げていきます。 気温の上昇と共に、トンネルを外して行くように管理します。 穴無しトンネルです。 コンパネ内に裾を落とし、ブロック・石等で一箇所づつ押さえる。 洗濯はさみで更に裾を土ギリギリの所で止めておく。 コンパネ周囲にテープを張り、外からも抑えておく。 両端は長めにし、コンパネ周囲のテープでしっかり止め、強風でも飛ばされないようにする。 上記の押さえを洗濯ハサミだけで・・・しっかりして止めて居ない場合、フカフカノ腐葉土と赤土に刺してあるトンネル支柱ごと、風で飛ばされてしまいます。 芽が出てきて、土が浮いてきたら水を掛けて土を平らにし、腐葉土から上がって来て暖められている土の温度が逃げない様にしつつ、腐葉土への水分補給を。 芽がだいぶ出たら、気温の高い日中に日に当てる。 暖かい日は、北側だけの半分トンネルを掛けて、南側は開けて置きます。 ゆっくりと、後から芽を出す芋も有ります。 出ないから〜掘ってみて〜〜 伸び始めた目を欠いてしまいますから、気長に待ちましょう。 |
苗取り | 苗取り1週間前には気温に慣らす為、昼夜ピニールは掛けません。 根元の土をしっかり抑えながら引き抜きます。 長過ぎる ⇒ ちょうど良い所で根元を残して切る 枝分かれ ⇒ 分かれた先の長い枝から切る。 短目の枝も伸びて来るので、2度目以降の苗きりに使えます 本数が足りない ⇒ 根元の節3目残して苗取りすると、脇目が出て来ますから、その脇芽が伸びたら苗にします。 地域により植え付け可能時期まで、順次苗取りし植えつけます。 ひげ根が無い方が良い様です。 ヒゲ根が出ていると植えつけた時に根付き易いようですが、 収穫した時に曲がり芋が出来るそうです。 |
落ち葉が無い時は | 発熱する物 ・ 温度が取れるならば可能だと思います。 @ 少量なら発泡スチロールに土を入れさつま芋を埋め込み穴無しトンネルを掛け、室内 ・ 日当たりの良い縁側 ・ ベランダなど A 牛糞に米糠 ・ 鶏糞を混ぜ 最発酵させ温度を取る。 B 簡易家庭菜園用電熱(???)を使う やった事が無いので、失敗でしたら≦(._.)≧ごめんなさい。 水の温度は、日向水位にします。 方法により発熱温度が違いますので計ってみてください。 落ち葉積みで、さつま芋の触れている土の温度は・・・測ったことは無いのですが・・・高いと蒸かしてしまう ・ 低いと発芽に時間が掛かる、野積み自然堆肥の中でも出来ますが、その時の触れた感じは “ホッコリと暖かい” なので、 40度弱くらいまでだと思います。 |
苗が取り終わったら? | そのまま自然野積み堆肥でも良いでしょうし、シートを被せて堆肥に。 シートを被せる時には、中は熱で乾燥していますので切り替えし ・ 水分補給を行わないと、堆肥にはならず、 落ち葉のままの所が結構有ります。 シート無し ・ カブト虫が入った・・・・この状態で翌年5月頃に上部のみ軽く攪拌し里芋を植えつけると、 秋には葉はそれ程大きく成らないのに芋は大きい物が収穫できます。 残った芋蔓が延びるので、葉の茎を収穫してキンピラやフキの様に煮付けて食べれます。 |
もっと簡単に!! | 湿った新聞紙に包んでスーパーの手提げ袋に入れます。 普通のビニール袋は、空気を遮断しますので避けます。 室内の暖かい所に置いておきます。 時々換気と様子見の為、中を覗いてくださいね。 軽く口の所をクルクルひねって置くだけでもOK! 芽が出たら、プランターに埋めて置くと芽が伸びます。 1本取りならば、土を押さえてそっと引っ張るように〜〜〜 1芽から2本取り時には、下2枚の葉を残して切り取り管理していると、再度脇芽が伸びてきます。 開始時期は・・・・室温によりますので注意してください。 残渣の野積み堆肥を行なっている方は、腐葉土に成った所と未熟の所の間に埋め込んでおけば、芽が出てきます。 |
苗は出来たけれど? | 前作に作った野菜が、肥料を沢山必要な場合・・・ 結球野菜・ナス等は、残肥が多いことが有ります。 これに加えて、薩摩芋用元肥を入れると・・・・蔓ぼけをおこし、芋が付かないか小さくなって・・・・蔓ばかり。これが蔓ボケです (^_^; サツマイモ・里芋・ジャガイモは、葉が茂っても収穫量が良い訳ではありません。 葉が茂る ⇒窒素が多い ⇒根の肥料が少ない ⇒芋が出来ない。 サツマイモの味の良さは、新しい土で作ることが一番です。 芋は小さいですが、味は最高です。 でも〜そんなのは難しいことですね〜〜 作付け年数を空けて作くる。 肥料を少なくする。 ビニールの肥料袋に、新しい赤土と肥料を入れて作る。 糖分が高くなるほど、保存期間は短くなりますから注意してください。 |
収穫したサツマイモを使って、来年苗を作りたい!? 山付きの農家では、土手に横穴を掘って有りますので、埋め込みます。 木が被っていて雨が掛かり難い所では、土手の中間に縦穴です。 普通は、無いですよね。。。 畑で保存するには @畑の端に、土を30センチ位平らに盛り上げます。 A周囲を残して、平らにサツマイモを並べます。 芋同士が触れないように注意してください。 B芋が隠れるくらいに土を掛けます。 C A〜Bを繰り返します。 D最後に多めにしっかりと土を掛けます。 E上部に穴なしビニールを掛けます。 円筒形にしたいなら・・・・ 塩ビの波板で周囲枠を作り、周囲20センチは芋は積まずにA〜Bを。 最後に塩ビの外側に藁をぐるりと巻き付けて止めます。 乾いた土を使ってください。 濡れていたり湿っていると、芋が腐りやすくなります。 日当たりが良いところでしたら蒸れてしまいますので、ビニールシートではなく萱(カヤ⇒ススキ)をしっかりと、多めに斜めに飛ばないように抑えておきます。 土は、肥料けの無い土を使います。 理想ですが・・・・新規の赤土ならば、病気もなく安心です。 甘い芋ほど、保存期間が短くなります。 傷・病気が無い芋、芋に対する病気の菌が無い土を使います。 家の中では・・・・・ 新聞に包んでスーパーの袋に入れ、12度程度の所へ。 ウコンでしたら、赤土の盛り土に穴を掘り、並べて土を多めに30cm位被せればOKです。 畑で、里芋を保存していらっしゃる方は、同じ方法で保存が可能かと思います。 水の付き易い畑ではしっかりと土を盛っておかないと無理ですが・・・・ 我が家のように完全に埋め込む方法と、ハウス・温床を使って、半分埋める方法があります。 |
☆スイカ | ☆じゃが芋 | ☆ツル無しインゲン | ☆防鳥ネット |
☆玉ねぎ | ☆長ねぎ | ☆トンネル早播き栽培 | ☆ロータリー |
☆白菜 | ☆キャベツ | ☆野積み堆肥に播種 | ☆小麦の後作は? |
☆南瓜 | ☆唐辛子 | ☆小豆の選別と保存 | ☆貝殻粉 |
☆トマト | ☆ピーマン | ☆お米と虫 | |
☆ナス | ☆ほうれん草 | ☆稲 | |
☆さつま芋苗の作り方 | ☆自家採種の種 | ☆温湯で籾種の種子消毒 |