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闘牌ダイアリー

■Total volume of music files on my computer(コンピュータに入ってる音楽ファイルの容量)

 去年の始めぐらいまでは、ダウンロードしたファイルをジャンルごとにフォルダ分けして、ある程度の量になったらDVDに焼いていた。それが最近は面倒くさくなって、「ゴミ」というフォルダを作って何でもかんでもぶち込んでいる。そのゴミの山を漁ってみたら、堀内孝雄がいつだかのサッカー国際戦で歌った激下手くそな国家斉唱のmp3ファイルが見つかった。音楽ファイルはこれ一個。500キロバイト。

■Song playing right now (今聞いている曲)

 なーんも聴いてない。というのではあんまりなので、自分がゲスト参加したバンドのライブテープを久しぶりに再生している。とても胸くそが悪い。

■The last CD I bought (最後に買ったCD)

 KEMURIというスカコアバンドが2000年に発売した「旅」。いまだ未開封。これに限らず、自分が今まで買ったCDの半分以上が未開封のまま実家に残っている。LDソフトのブレードランナーや坂本龍一も手つかずのまま放置で、今では買ったことを死ぬほど後悔している。大学入学時にもらった校歌のテープも未開封だが、これはタダなので死ぬほどどうでもいい。

■Five songs(tunes) I listen to a lot, or that mean a lot to me (よく聞く、または特別な思い入れのある5曲)

 ZABADAK「遠い音楽」
 ライブで五回ほど聴いた。すべてが違うアレンジで、五回目のライブではあろうことかメインボーカルまでが別人だった。

 小沢健二「ラブリー」
 ライブの中盤で熱唱して、アンコールでやる曲がなくてもう一回歌った。レパートリーが少ないんだから無理すんな。

 尾崎豊「I love you」
 足立区北千住の駅前で若いお兄さんが歌っていた。歌い終わった後、お兄さんはパイナップルを持ったホームレスに追いかけられていた。一体なにがあったのか。

 hothouse flowers「One Tongue」
 アイルランドのバンドらしい。ライブハウスでギネスビールを呑みながら聴いた。ボーカルのリアムというのがこの曲を歌っている最中に外国語で何か言って、外人の客だけが笑っていた。バカにしやがって。

 国府田マリ子「MOMENT」
 友人に連れられて行ったイベントで、国府田さんはずっとお腹を押さえて歌っていた。あの人はウンコでも我慢してんのかと友人に聞いたら、心ないファンにボールペンを投げつけられた。

■Five people to whom I'm passing the baton (バトンを渡す5人)

 このブログの閲覧数は一日平均二十人弱。実際の読者はせいぜい五人というところだろう。この五人の読者様にバトンを託す。

 パオさん
 2ちゃんねるで漫画の二次創作小説を書いている人。「バキ死刑囚編」「機械仕掛けの人魚姫」など名作多数。近年は執筆ペースをやや落として、オーストラリアでゴルフ三昧の日々を送っている。

 バレさん
 二次創作小説スレッド、通称バキスレに投稿された小説をホームページに保管しているとても偉い人。駄作だろうが失敗作だろうが情け容赦なしに保管するので、書いているこちらは気が抜けない。

 ふら〜りさん
 バキスレの投稿作品すべてに感想をつけて、自らも良質の中短編をいくつか物している。性別不明。女性だったらバキスレのスーパーアイドルで、男性だったらバキスレの変なオッサン。

 ザクさん
 国家公務員の座をかなぐり捨てて二次創作に生涯を捧げた孤高のファイター。マンガやゲームのキャラクターがガンダムのモビルスーツ、ザクと闘う「ザクシリーズ」が代表作。

 糞肉さん
 バイクと焼肉弁当をこよなく愛する西八王子のギター弾き。サザエさんワールドの平和な日常を描いた感動巨編「惨殺エさん」は、ネタをずいぶんとパクらせていただいた。オール差し歯なので歯が異常に白い。
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少牌ダイアリー

 ミュージカルバトンというのが自分に回ってきた。音楽に関する質問に答えて五人に回すだけというシンプルなルールで、ブログを中心にして世界中で流行っているらしい。シンプルゆえに亜流バトンもさぞかし氾濫してるんだろうな、と思ったらそうでもなかった。ネットで検索した限りでは漫画バトン、アニメバトン、ゲームバトンぐらいのもので、あとは目玉焼きバトンというのが一件ヒットしただけだった。苦心の末に考えたオリジナルバトンが総スカンを食って爆死、みたいな不幸な人もたくさんいるのだろうが、さすがにそういうのは検索エンジンにも引っかからないらしい。非常につまらない。
 そこへいくと貴金属の世界は面白い。金というのは柔らかくてキズがつきやすい金属なので、色々と混ぜ物をして硬くしたり色を変えたりする。ピンクゴールドというのは知っていたが、その他にも色々なゴールドがあるらしい。銀と銅を同比率で混ぜたイエローゴールド、銅を多めに混ぜたレッドゴールド、銀が多めのグリーンゴールド。その他にもブラックゴールド、シャンパンゴールド、これはウソだがとんかつソースゴールド、果てはパラジウムを混ぜてシルバー並に白くなったホワイト・ゴールドというのもある。もはや金としてのプライドは微塵も感じられない。いっそのこと本当にとんかつソースを混ぜても構わないんじゃないのか。
 ミュージカルバトンの話だった。一つの話題を熱く語ると見せかけて全然関係ない話にシフトしようかと思ったのだが、それはいつだかの日記でやってしまった。だから今度はキチンと答えることにした。長くなったので続きは次回。
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理牌ダイアリー

 占い師で思い出した。十年以上も前に知人の家で闇カレーパーティーを開いたことがあって、参加者の中に自称占い師という方が混じっていた。名前はすっかり忘れていたが、漬物樽をまさぐったらパーティーでもらった名刺が出てきた。今なにしてんのかな、路頭に迷って婦女子を監禁したりしてんのかな、と思って試しにネットで検索をかけてみた。
 いた。今でも占いでメシを食っていて、けっこうビッグな人になっているらしい。大の日本酒好きだった筈なのが、事務所のイメージ戦略なのかワイン一筋ということになっていた。アイドル業界と一脈通じるものがある。

 当時からとても気さくな方で、闇カレーを食った後にその家のオヤジと朝まで呑んで盛り上がった。名刺の名前が占い師名であると教えてもらって、わあアイドルみたいですねと言ったら恥ずかしそうに笑っていた。今後ますますのご活躍をお祈り申し上げます。写真集が出たら絶対買います。
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風牌ダイアリー

 レストランでフラメンコのショーを見ていたら、占い師のオッサンに食いつかれた。食事中の客を占って回る流しの占い師で、自分は決して目を合わせまいと頑張っていたのだが、フラメンコに夢中で占い師の接近に気づかなかった。
 ふと振り返ったらそこに占い師がいて、笑顔で手の平を差し出していた。一回千円。帰れと言っても帰らない。手の平にムール貝を乗せてやっても納得しない。しまいには青龍刀を腰から抜いて、占いさせてくれなきゃ死ぬと泣き喚く。仕方がないので占ってもらうことにした。
 自分と彼女で計三分。お前たちはやれば出来る子だから頑張れ、という内容は占いでも何でもなかったが、力強くて優しさに満ちあふれたメッセージだった。
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安牌ダイアリー

 都営地下鉄線と東京メトロの連絡きっぷには割引運賃が適用されることを、つい最近まで知らなかった。
 神保町という駅から都営三田線に乗って、春日という駅で一旦降りる。春日駅は後楽園という駅と通路でつながっていて、後楽園から東京メトロ南北線に乗って駒込という駅に到着する。都営三田線の運賃は170円で南北線の運賃は160円。合計330円が本来の運賃なのだが、連絡きっぷを買うと260円ですむ。それまで意識することはなかったのだが、用便中に気がついた。
 これはおかしい。罠なんじゃないのか。乗り継ぎ用の改札をくぐると同時に警報が鳴って、駅員が巨大なワシに乗って追いかけてくるんじゃないのか。彼女にそう主張したら大ゲンカになった。もちろん罠でも何でもなかった訳で、あとで土下座して泣いて謝った。

 高速道路のインターチェンジとジャンクションの違いも知らなかった。いい齢こいて非常にお恥ずかしい話ではあるが、知らんもんは知らんので堂々と人に聞いてみた。
 インターチェンジというのは一般道と高速道路を結ぶ出入り口で、ジャンクションは高速道路同士を結ぶ出入り口のことらしい。そういやそうだと納得して、自分がとても賢い二枚目になったような気がした。
 しかし用便中に閃光が走った。三郷はどうなんだ。埼玉県の三郷市には、高速道路の常磐道と首都高と外環道、それに一般道の国道298号線がぐちゃぐちゃに繋がった道路網がある。あそこはインターチェンジなのかジャンクションなのか。さっきの人にどっちなんですかと尋ねたら、うるさいと言ってぶん殴られた。自分も怒ってやり返したが、結局負けて土下座して泣いて謝った。

 用便中に何かをひらめくとロクなことがない。便所には無想無心でこもるに限る。
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荒牌ダイアリー

 八年間愛用してきた東京デジタルホンに別れを告げて、新しい携帯電話に買い替えた。
 先代とは大違いの高機能携帯で、まず液晶画面が白黒じゃない。デジタルカメラがついている。おまけにメモリカードまで挿してある。うわー未来みたーいと思って色々いじくって遊んでいたら、突如として動作がものすごく遅くなった。再起動しても元に戻らない。叩いても引っ張ってもどうにもならないので、近所の直営店に持っていった。
 店のお姉さんに携帯を渡して、何とかせいとお願いした。お姉さんはよーしやるぞと腕まくりをして、元気いっぱい復旧作業に取りかかった。

 一時間が経過した。携帯が治る気配はこれっぽっちもない。いい加減待ちくたびれたので、もーいいです自分で何とかしますと言ってあげた。でもお姉さんはめげずに頑張った。
 さらに一時間が経過した。携帯は頑なに沈黙を守っている。だんだん腹が立ってきた。よっぽど解約してやろうかと思ったが、顔を見られているので仕返しが怖い。ぐっとこらえて、お姉さんの気のすむまでやらせてやった。
 結局メモリカードの初期不良という結論に達して、新しいメモリカードと交換してくれることになった。新品のメモリカードは端子部分がカバーで覆われていて、上部のツメを押してカバーを外してから携帯のスロットに挿入する。お姉さんはツメの存在を完全に無視して、カバーを力任せにへし折ろうとした。面白いので黙って見ていたらメモリカードごと折れた。

 お姉さんの奮闘の甲斐あって、携帯は無事に息を吹き返した。機会があれば、今度は携帯本体をへし折っていただきたいと思う。
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配牌ダイアリー

 ババアの告別式が終わって、ようやく少し落ち着いた。
 前々回の日記でババアの粘りすぎに苦言を呈したが、今度こそ本当に力尽きた。数日前にまた実家から電話があって、ババアが危篤なのですぐに来いという。どうせ復活するんだろとタカをくくっていたら五分後に死んだ。大慌てで実家に戻ると、ババアの遺体はドライアイスと線香の煙で丹念にスモークされていた。
 葬儀社の人間が居間にいて、葬式の日取りや予算の打ち合わせ中であった。自分も席について、打ち合わせがてらに色々な話を聞かせてもらった。京都の葬式では霊柩車の通る道に小銭をばらまく風習があって、あとでホームレスが拾いにくるので大変なこと。北海道の人間は香典に領収書を要求してくるので他地域の喪主とのトラブルが絶えないこと。そしてババアの葬式の直後、同じ会場でヤクザさんが葬式をあげること。特に三番目の話には一同戦慄が走ったが、鉢合わせすることはないというのでその日に決めた。
 しかしヤクザさんの生態にはいまだに未解明の部分が多くある。ものすごく早く到着したヤクザさんが一人いて、見事に待ちぼうけを食わせてしまった。すわ全面抗争に突入かと思いきや、自分たちの帰り際にヤクザさんは深々と礼をしてくれたのであった。お返しに香典の一つでも、と思ったが、ヤクザさんの香典の相場は二十万円だというのでやめた。マジごめんなさい。ご冥福をお祈り申し上げます。
 葬式の費用はえらいことかかった。葬儀社のお偉いさんは自分の小学生時代の同級生でとてもいい男なのだが、お代はビタ一文まけてくれなかった。集まった香典は半額をお礼として還元せねばならず、そこへもってきて菩提寺にも謝礼を納めねばならない。
 住職につけてもらったババアの戒名は「明訓高校大甲子園」。ちょっと違ったかもしれないが、まあそれっぽい漢字をPCに登録してエンターキーをポンで自動作成したみたいな、とてもありがたい名前だった。戒名代が二十万円で、それとは別にお布施が三十万円。あわせて五十万円。非常に罰当たりな物言いになるが、ぼりすぎだクソ坊主、と思う。ざけんなハゲ、と思う。このたびは誠にありがとうございました。

「お金がないと寂しいねえ」が、ババアの生前の口癖だった。お棺に餞別の小銭をたくさん入れてあげたので、あの世でお金に困ることはあまりないと思う。それとも最近は、三途の川の渡し守もぼったくったりするのだろうか。それだけが心配だ。
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洗牌ダイアリー

 楽器を弾くのが割と好きで、暇を見つけてはちょこちょこと音を出して遊んでいる。最近いじくった楽器を三つほど紹介する。



 まずはピアノとオランウータン。最後にピアノを弾いたのは一年以上前で、当時はそこそこの腕前だった。なのにこないだ弾いたらピアノくんは全然言う事を聞いてくれなかった。ハノンをやりまくって基本から叩き直そうと心に誓った。
 オランウータンはマレー語で「森の人」という意味の類人猿である。本来はおとなしい草食動物だが、稀に凶暴化して肉を食うこともある。おまけに交尾が非常に長いので、街でオランウータンに会ったら決して近付いてはいけない。



 次に胡弓とおなじみミスタースポック。日曜日に楽器屋で胡弓を買って、その足で近所の公園に立ち寄って試し弾きをした。ああガキが寄ってきてウザいだろうな、と思っていたら案の定小汚いガキがわらわらと群がってきた。ああコイツらに弾かせたら壊すんだろうな、と思って弾かせてやったら見事に壊した。ああ逃げるんだろうな、と思っていたらやっぱり逃げた。なめんな。
 ガキは殆ど全員が韓国人だった。ミスタースポック役のレナード・ニモイはロシア移民の子なので、この件で彼を責める訳にはいかない。



 そして最後はこれ。見た目はネギにそっくりだけど、実はカズーという立派な楽器。青い方を口にくわえて声を出すと、内部のフィルムが振動してラッパみたいな音が出る。誰でも簡単に演奏できるので、みなさんも機会があればお試しあれ。間違えて白い方をくわえてしまうととても辛いので注意。
 右は本物のカズー。
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字牌ダイアリー

 もうずいぶん昔の話になる。ジジイ、つまり自分の祖父がくたばって以来、シングルライフを満喫していたババアが突然ぶっ倒れた。脳卒中。助かる見込みは殆どないとの医師の言葉に、病院にかけつけた親族一同はババアのやせた手を握り締めて哀惜の涙を流すのであった。

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 手術は成功し、ババアは一命を取り留めた。オツムがちょっぴり弱くなって時々放火をするようになったが、退院後は家族と共に平穏無事な日々を送っていた。
 数年後、再度の悲劇がババアを襲った。遺産の総取りを目論むバカいとこがババアの口に大量のかりんとうを投入、深刻な便秘を引き起こしたのち大腸破裂で病院に担ぎ込まれた。「あ、こりゃダメだ」と医師は即座にのたまって、しかし親族一同は涙をこらえてババアを見た。後遺症と闘い続けたババアの壮烈な魂に、偉いぞババア、よく頑張ったババアと、ねぎらいの拍手を送るのであった。

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 手術は奇跡的に成功し、ババアは土壇場でこの世の糸をたぐりよせた。最新鋭の人工肛門を装着して、自宅に戻るその日を夢見て一所懸命に生き続けた。
 そして今日。土俵際で踏ん張っていたババアの命脈も、ついに尽きる時がやってきた。早朝、実家に病院から連絡があり、「ババアが危篤状態に陥った。あと二時間もつかどうか」。三たび病院に集いし親族一同の顔に、もはや憂いの色はなかった。生の苦しみから解放されるババアに手向けて極上のワインの栓を開け、ババアへの想いと一緒に渇いた胃袋へ流し込むのであった。もういいババア。召されろババア。地上に残るオレ達を、ババアは天から見守ってくれ。

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 なんかノドにタンが詰まっただけだった。タンを吸い取ったら治った。

本日の結論:

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王牌ダイアリー

 大相撲の勝敗予想に凝っている。といっても一人で勝手に星取表をつけて喜んでいる訳ではない。参加費をとって全国規模で勝敗予想をやっている団体があって、自分はそこの会員なんである。相撲協会に許可をもらっているかどうかは知らない。一等賞品の世界旅行には届かないが、何回か上位入賞を果たしてダサいトートバッグやクソみたいなアクセサリーをもらったことがある。とても嬉しかったが速攻で捨てた。
 行きつけの呑み屋にはこのゲームの会員が四人いて、公式順位とは別に内輪で点数を争っている。店長も会員なのだが、外国人力士には絶対に賭けないのでメチャクチャ弱い。場所前には期待で目をキラキラ輝かせているのが、五日目あたりで死んだ魚のような目に変わる。千秋楽には瞳孔が開いて、勝者にタダ酒をふるまって力尽きる。年間を通して、このローテーションが崩れることは殆どない。
 そんな店長が大好きで、暇さえあればお店に寄って店長と相撲の話で盛り上がっている。店長のキラキラ目を肴に呑むビールはことのほかウマい。
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