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男と女のダイアリー 〜小錦〜

 近所のスーパーが突然閉鎖した。晩ご飯のおかずを買いに行ったら店内は真っ暗で、入り口に閉鎖の張り紙がしてあった。張り紙には「突然ですが閉鎖します」と書いてあって、突然の文字がギザギザの吹き出しで囲ってあったので本当に突然だったようだ。はすむかいのショボいスーパーは営業していたのだがショボいから何も買わずに帰った。
 ネットで調べたら、そのスーパーの全支店が一斉に閉鎖したらしい。経営元の会社が倒産したというニュースも見たが、その割にはホームページはしっかりと残っている。スーパーも営業中になってるし、社長も挨拶ページで「日本の食文化を支えます」と頼もしい抱負を語っている。「支えました」に修正するヒマもなかったのだろうか。
 最近、企業が突然潰れるケースをよく聞く。大きいものではリーマン・ブラザーズやツクモ電機、小さいところではグラップラー刃牙の花田の睾丸が片方潰れた。そういえばスーパーの隣にあった雑貨店も古いビルを取り壊して、新しいビルが建ったら営業再開のはずがずっと空き地のままだ。今年の夏はヒマワリがたくさん咲いていた。建築を請け負ってた会社が突然倒産したという噂を聞いた。
 何年か前、そこそこ大手の学習教室がいきなり潰れた。校舎に入れない先生や生徒が怒り心頭で泣きじゃくっているニュースを鼻毛を抜きながら見た翌日、自分の会社も潰れてた。自分の会社はその学習教室の子会社だったという事を、その時初めて知った。
 会社に限らず、あって当然と思い込んでいたものが突然なくなるショックは計り知れない。「あって当然」ではなく、「なくなってからでは遅い」という危機感を常に持ちつつ、感謝と努力を忘れずに生きていきたい。ここで愛を引き合いに出すと非常にカッコいいと思うんですよ。
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