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男と女のダイアリー 〜女房〜

 簿記3級の試験を受けてきた。これで3回目のチャレンジとなる。1回目はお寝坊さんで勝負の土俵にすら上がれず、2回目は受験はしたものの完全な準備不足で、問題文が何語で書いてあるのかも分からなかった。
 自分は業務システムの営業マンなので、会計の知識が必須となる。簿記の資格を持たない営業マンは、よほどのハンサムでなければクビになってしまう。自分はクビの心配はないけれど簿記の資格は取っておきたい。三たびの挑戦となる今回、さすがに必死に勉強した。予想問題集を何度も解いて、当日は朝の4時に起きて総仕上げの復習をやって、万全の体制で会場の明治大学に行った。
【やる気ゲージ 100】

 明大前駅はクソミソに混雑していた。簿記試験とかスポーツなんちゃらとか全国ほんじゃらとかのイベントが同じ日に重なったようで、明治大学に向かう道がビッシリと人で埋まっている。もう見ているだけで胃液が沸騰するような気持ちになる。家に帰ってゆっくりおやすみ、という神の声が聞こえた。
【やる気ゲージ 5】

 本気で帰ろうかと思ったが、そういえば落ちたら別れるとカノジョに言われていた。そもそも試験を受けなければ落ちなくてすむ。よし帰ろう。いやそれはダメだ。激しい葛藤の末、やはり試験を受けることにした。駅からの大行列に合流して、歩道橋を渡って明治大学の門をくぐった。
【やる気ゲージ 20】

 試験会場の教室に入った。自分の席に座ってマンガを読んだり鼻クソをほじったりしていると、試験官がやってきて教室の扉を閉めた。この時点で、申し込みをしたはずの会社の先輩がまだきてない。試験開始まであと3分しかない。
 試験官が入室禁止の紙を扉に貼った。これ以後は受験者の入退室は許されない。結局先輩は姿を現さなかった。急病なのか緊急事態なのか。先輩のことが心配で、試験に全然集中できそうもない。ああ心配だ。
【やる気ゲージ 120】

 第1問と第2問。でけた。簡単だった。
【やる気ゲージ 150】

 第3問。よく分からん。でけなかった。
【やる気ゲージ 50】

となりの兄ちゃんの電卓がうるさい。気が散る。しかし外はいい天気だ。
【やる気ゲージ 10】→【やる気ゲージ 70】

 第4問と第5問。完璧に解けた。
【やる気ゲージ 200】

 試験が終わった。おそらく合格ラインぎりぎりの攻防だろう。家に帰って解答速報を見たら、終了1分前にあわてて書き直した答えが間違っていた。書き直す前の答えが正解だった。ばんざーい!
【やる気ゲージ 測定不能】
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