式場選び

　一度二人でグアムに行ったことがあったため、なんとなく「挙式はグアムでやろう。」ということになった。グアムでもいろいろな教会があって、「グアムの教会ビデオ」を見せてもらった。その時も二人だけでビデオを見ることができるので、スタッフが 口だしすることはないのだ。あーだこーだ二人で言いながらヒルトンホテル内にある「セント・グレイス・バイ・ザ・シー教会」に決めた。
決めたポイントは立地条件。 教会の祭壇の奥の大きなガラス窓の向こうにはバーンと青い海が広がり恋人岬が正面に見える のだ。青い海・青い空・さんさんと降りそそぐ太陽。そして白い小さな教会。ちょっと出来すぎとも思えるほど絵に描いたようなロケーションにお恥ずかしいことに二人とも惚れてしまった。

次はいつ挙げるかを決める。 適当（！？）に９月くらいにしようと漠然に思っていたのだが、スタッフは台風の時期や日本の暦をすぐに 調べ、「９月は台風が多いですよ。」の一言。「じゃあ台風が来ない時期にします。」ということになり 「１１月」に決定した。そして、日にち。用意してくれた暦と「旅行費用が安い日」を基準に割り出した日が２０日となった。

次は時間。ハワイやグアムなど日本人の挙式が多いところでは、「ベルトコンベア状態」で次の組みが後ろで待機していて次から次へと式をこなすと聞いていたので、それだけは絶対に避けたかった。
私は映画「フォー・ウェディング」の一つにあるような式が終わったらその足でみんなと歩いて簡単なパーティーを開くというのが夢のひとつであった。それを実行するには、「ハイ次。ハイ次。」の慌ただしくては困るのだ。これを避けるにはどうしたらいいか考えた。式の時間は約３０分。午前中に式が終われば午後の時間が有効に使える。これらをふまえ、１１：３０スタートに決めた。
さすがに昼の１２：００から式をスタートする人はいないだろうとふんだのだ。１２：００に式が終われば、待っている組みも無く教会でゆっくりできるだろうと。

という訳で、１９９８年１１月２０日（金）１１：３０グアム・ヒルトン内「セント・グレイス・バイ・ザ・シー教会」にて挙式することがあっという間に決定してしまった。

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