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男と女のダイアリー 〜闘将〜

 自分の会社は業務システムを売っている。労務費を原価として案件に、要はすごい業務システムだ。あまりにすごいので販促用のムービーを作ることになって、女性の声優さんにナレーションをお願いした。
 とてもキレイな声の声優さんで、男性の業務システムファンが聞いたら間違いなく買う。しかし女性ファンへの訴求力がやや弱い。カッコイイ男性の声を混ぜれば女子高生にも売れるからオレに任せろ、と社長にお願いして、ナレーションの後半部分は自分が声を吹き込ませてもらった。
 声優さんの収録は専用スタジオで1日がかりでやったと聞いた。自分の収録場所は会社の会議室で、ディレクターのお兄さんがボストンバッグ一丁でやってきて、機材のセッティングをするのかと思ったらいきなり台本とマイクを自分に渡して、ラジカセの録音ボタンをガチャリと押した。収録スタートらしい。
 なんだこれ。声優さんと待遇に格差がありすぎる。怒りの形相でディレクターを睨みつけたら、ディレクターも自分を見ていた。早く喋れこのウスノロ、と顔に書いてある。それによく見るとなかなかいい男だ。自分は気持ちを整理して、マイクに向かって喋り始めた。
 収録は極めて順調に進んだ。少々噛んでも救急車のサイレンが聞こえても、語尾にセックスをつけてもNGにならない。結局、12分のムービーに声をつけるための収録が12分で終わってしまった。1日作業を予想していたので肩透かしを食ったが、ディレクターがお上手でしたと褒めてくれたので満足した。後で聞いたら、業界ではかなり有名な凄腕のディレクターらしい。完成がとても楽しみだ。自分の声を全部ボツにして小杉十郎太の声に差し替えるぐらいの荒業も期待している。むろん怒るが。
 マスターアップは12月5日で、ホームページでのストリーミング公開は来年を予定している。興味のある方は検索エンジンで「業務システム」と打っていただきたい。グーグルだと約1,350,000件ヒットするが、根気よく探せば当たりは必ずあります。
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