宇宙船に乗ろう

1. まずは自分のできる事から始めなければ(十二月田小学校6年生)
2004年6月15日

(写真)十二月田小学校6年生の授業の様子

 広い体育館で初対面の私達を見つめる沢山の目、聞くときにはちゃんと聞き、話し合うときには活発で元気な、普通の子ども達です。

 この子ども達に、地球に住めなくなり宇宙船で暮らすとしたら何を持って行くのかグループに別れ考えてもらい、模造紙にまとめてもらいました。いくつかのグループに発表してもらいましたが、電気製品が少ない事にとても感心しました。先程の宇宙船、何かに例えると地球なのだと気付いた子ども達もいました。

 資源が有限である事や、地球は万能ではない事、地球の恵みを受けている全ての生き物の中で、人間だけが地球を壊し続けてきた事、誰かがやるだろうではなく、今すぐ、全ての人が考えや行動を改めないと、地球ではなく本当は人間が滅んでしまうかもしれない事等、ではどうしたら良いのか、エコライフデーの様に、まずは自分のできる事から始め、一人でも多くの理解者を得ていく事が今の私達の使命ではないだろうかという事を子ども達と深く考えた授業でした。

2. 3クラス100名の皆さんと宇宙船ワークショップ(芝南小学校5年生)
2003年10月28日

(写真)芝南小学校5年生の授業の様子

 5年生、3クラスの100名の皆さんに授業を行いました。まずは地球温暖化に関するビデオを鑑賞し、続いて宇宙船『地球号』のワークショップとその振り返り、そして最後に「エコライフDAY」についても説明をいたしました。

 ワークショップの中では、自分たちがいかに電化製品に頼って暮らしているのかを、自覚してくれたようですし、すでにリサイクルの観念を持っている児童たちがいて感心しました。最後のまとめでも、授業を振り返っての素晴らしい気付きやこれからの行動を発表してくれました。

 この授業を受けた後に、地域を流れる竪川(芝川の支流)ついての調査・清掃、そして結果報告(発表)に積極的に取り組み、また「エコライフDAY」への積極的な参加へとつながったようです。

3. 僕達の生活で地球温暖化になっている(飯塚小学校5年生)
2003年6月24日,25日,27日 2時間授業

(写真)飯塚小学校5年生の授業の様子

 5月後半、飯塚小学校5年生の授業をクラスごとに行うため、3回に分けて行きました。先生のねらいは、ありがたいことに6月29日のエコライフデーにありました。

 5年生のみなさんはとても元気がよく素直で、授業中の質問にも活発に答えてくれました。自分の考えをはっきり言う、人の意見を聞く、疑問に思ったことは質問するなど、そのパワーには少々圧倒されました。感想も書いてもらったのですが、感心しました。

 「僕は、どれくらい地球を壊しているのか分かりました。」、「わたしは、この授業をやって電気を無駄にしたりしないで、ごみも減らしてみようと思いました。」、「僕達の生活で地球温暖化になっている。その地球を直すためには、僕ら一人一人が注意して地球を元通りにしてあげなくては」・・・などなど。

 地球環境は皆で守ってあげなければ壊れるばかりだということ、一人一人の心がけや働きかけが大切であること、それがとても大きな力となることなど、少しは子ども達の心に刻めたようでした。

4. 宇宙船に50年間乗るとしたら、何を持っていく?(舟戸小学校6年生)
2003年4月11日,14日 それぞれ2時間の授業

(写真)舟戸小学校6年生の授業の様子

 大量のごみをどうしたらいいかということ、空気がなくならないように植物が必要だということ、食べ物を作るために“土や種”が必要だということ、電気や水や物を大事に使いたいということ・・・ そして最後に、「実は、宇宙船は地球だ!」ということに気づいてくれました。

 「ぼくは、科学が好きですが、もっと生きていけるような科学の進歩が目的であってほしいと思います。将来、色々な夢がありますが、そんな科学者になるのもいいと思いました。」、「今まで私は、たくさんのはい気ガスを見て、どうにかしてほしいけど、私一人なんかじゃどうにもならないと思っていました。でも、今はがんばってみたいと思います。」

 今後の、子ども達の活躍が楽しみです。

5. 未来の地球を守るのは、自分たちなんだ!(西中学校3年生)
2003年1月15日,16日 1,2時間目

(写真)西中学校3年生の授業の様子

 授業「宇宙船に乗ろう]を、西中学校でも実施。持ち物を考えていく中で、”水の循環”にまで発想が膨らむ様子は、さすが中学生!

 皆さんからいただいた感想の一つをご紹介いたします。
 「ビデオを見て、改めて危険な状態だと思った。水や大気を汚しては行けない。汚すと、結局自分たちに返ってくるということがわかった。環境問題は、自分たちの世代で終わらせようと思う。」

6. 私たちの未来は?宇宙船に乗ろう(本町小学校5年生)
2002年10月22日 5,6時間目

(写真)本町小学校5年生の授業の様子

 「これから宇宙船に50年間乗ります。何を持っていきますか?」という問いかけでスタート。

 最初はテレビ等が挙がるのみでしたが、授業が進行していくうちに「テレビの電気はどうする?」という疑問も出てきました。最後は、30年後の地球のビデオ。そこには、どんな地球が描かれていたでしょう?

 最後の子供たちの感想に、「自分たちが何とかしなければ!」という思いが込められていました。

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