宮城県・県民の森  青少年の森はこちら

 概   要
 感   想
 県民の森は、仙台市、利府町、富谷町にまたがる480ヘクタールほどの区域ですが、隣接する里山を含め一千ヘクタール余の地域が県の緑地環境保全地域に指定されています。一帯では、760種以上の植物や渡り鳥を含めて70種類の鳥類が観察されています。(県民の森パンフレットより)
 中央記念館付近のアスレチックコースは親子で楽しめる。趣きのある名前の付いた散策道が、沢山あり、全部巡るにはかなりの時間と根性を要すのでは。自然の中の山道なので、秋から春が草むさずに歩き易いと思います。
 場   所
 交   通
国道4号線から利府街道へ。七北川を渡ると、グランディ21、宮城スタジアム等の看板が出ているので、1200m程で左折。三つ目の信号(県民の森の表示あり)で、左折。500m程、細い舗装道を登っていくと、右手に池が見えてきます。池の左手が青少年の森の入口です。森の中のカーブした細い上り坂を1.5km余り行き、右手に青麻神社への分岐を、左折。100m程で又富谷方面への分岐にでるが、又左折。600m余走ると、左手の中央記念館の入口が見える。駐車場は、入口から100m過ぎた道路の両側にあります。 ※県道泉塩釜線の今市橋からと、富谷町からも入れます。
 所 在 地       青少年の森管理事務所
 問い合せ :     宮城県宮城郡利府町神谷沢字菅野沢41
             TEL022−255−8801  〒981-0122 
 利用時間
 休 園 日
 入 園 料
開園:午前9時〜午後4時30分 (但し11月〜3月は16時迄)
休園:年末年始(12月28日〜1月4日)
入園料:無料
 公園面積 :      4801ha
 園内施設 遊歩道、駐車場、アスレチックコース、中央記念館、芝生広場、ボール広場、野外音楽堂、あずまや4棟
 周辺施設 :  宮城県総合運動公園、宮城スタジアムなど
※県民の森・青少年の森パンフレット参照↑↓
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公園のようす2005.09.25
↑県民の森中央記念館入口
青少年の森から、左へ回り込むように細い山道を登ってきました。駐車場は入口を正面に見て、左手に有ります。
↑入口付近
「県民の森」と書かれた、木板があります。
↑中央記念館前景
車両は進入禁止になっています。
↑芝生広場
アスレチックの遊具が各所にあり、子供達が遊べるようになっています。
 ★中央記念館

 記念館の入口には、丸太の椅子があり、木の実やツルなどで作った可愛い工作が展示されています。またパネルの展示などもあります。
 
↑園内
あいにくの天気でしたが、木々には潤いの雨です。

園内のキノコなど※順不同・画像ボケご容赦
上↑ヒイロタケ?  タコウキン?科
下↑カイガラタケ??  
 
↑??     ??科
スポンジのようなキノコで、一応柄がありました。
↑??   ?科
レンガタケに似ているが、針葉樹に生えると図鑑にあるので、たぶん×
↑ドクツルタケ  テングタケ科
「死の天使」と言われる猛毒きのこ。約1本で致死するそうです。恐ろしや〜

  ↑?

  ↑?

  ↑?

  ↑?
↑??    ?科
上↑?    
下↑オオイチョウタケ

   ↑?

  ↑?
↑?      ?科
大きさは4〜5cm。白いカビのように、表面が毛羽たっていました。キノコかカビかは?
↑??       ?科
黄色のカビ状のものもありました。
↑?    ↑?
    ←シロオニタケ テングタケ科
   だそうです。

 写真では、図鑑より、傘のイボイボが少ないように思うが、イボは落ちやすいそうです。柄の下部がこん棒状に膨らんでいます。これも毒だそうです。
採集したキノコを、形状などで分類しながら並べてみました。資料を見ながら、名前の特定を試みましたが、一つも判りません。 時間切れで、結局講師の先生から教わり、下記のみ判明しました。キノコは個体差があり、図鑑の色や形を暗記するのではなく、実際に森で見て覚えるのが大切だそうです。
↑ホテイシメジ ↑シロオニタケ
↑チチタケ ↑シロハツ、クロハツ
↑ホウキタケ? ↑色々なキノコ
   
↑キシメジ科 ↑ツチアケビ   ラン科
山形で採集されたものだそうです。ナラタケ菌から養分をもらって生きている、腐生植物で、更年期の薬だとか。
追加

  蔵王で見たきのこ
なんだったけ?
↑タマゴタケ
初めて見ました。すごくビビッドな朱赤です。自然の造形の妙には、いつも感動します。
↑タマゴタケ
たまごの殻を割って頭を出したところ。毒きのこでないとわかっていたので、かわいらしいと感じました。

園内の植物 ※順不同・画像ボケご容赦
↑ウメモドキ? ニシキギ科
樹銘板には、そう書いてあったような気がしますが、記憶があいまいなので?
↑ハギ ?  マメ科
細部を観察していないので、赤い萩と白い萩がありました、と書いておきます。
↑キバナアキギリ  シソ科
フラッシュで色が白くなっていますが、薄黄と薄クリーム色の中間色です。鉾型の葉が特徴です。
↑チゴユリ    ユリ科
花はよく見ますが、実は初めて見ました。直径1cm弱で、光沢のある紺色でした。
↑アキノキリンソウ? キク科
画像不鮮明にて?
↑アオハダ  モチノキ科
樹皮をはぐと青い〔緑色)ことからの命名だそう。ウメモドキとの区別が?
↑ハマナス   バラ科
海岸の砂地に生え、実の味が梨に似る為、浜梨の名がついたそう。太平洋側は、茨城県まで分布するそうです。
↑リョウブ  リョウブ科
白い穂は、花の終わりか実かよく観察しなかった。葉が、葉先に近い方で葉幅が最大になり、枝先に集ってつくことが特徴だそうです。

参考文献:「樹木図鑑」鈴木庸夫、「樹木ガイドブック」平野隆久、
「宮城の樹木」、「宮城の野草」、「宮城のきのこ」河北新報社
「樹木・秋冬編」山渓フィールドブックス 永田芳男著
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※ 植物の名称及び、記載事項に関して、一切の責任は取りかねますので、
ご了承下さい。また誤りがあれば、どうぞ
MAILにてご指摘お願いします。

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青少年の森・利府町 昆虫 クラフト 植物

 概   要
 感   想
県民の森の一部(神谷沢団地の上部付近)が青少年の森と呼ばれているようです。もりの学び舎や、学習館などがあり、青少年だけでなく、一般市民が気軽に森について学んだり、遊歩道を散策できるようになっています。
 場   所
 交   通
国道4号線から利府街道へ。七北川を渡ると、グランディ21、宮城スタジアム等の看板が出ているので、1200m程で左折。三つ目の信号(県民の森の表示あり)で、左折。500m程、細い舗装道を登っていくと、右手に池が見えてきます。池の左手が青少年の森の入口です。駐車場は無料。
 所 在 地
 問い合せ
青少年の森管理事務所
 宮城県宮城郡利府町神谷沢字菅野沢41
 TEL022−255−7084
 利用時間
 休 園 日
 入 園 料
開園:午前9時〜午後4時
休園:年末年始(12月28日〜1月4日)
入園料:無料
 公園面積
 園内施設 遊歩道、駐車場、青少年の森学習館、青少年の森展示館、もりの学び舎、トイレ、芝のある広場、ベンチ
 周辺施設 宮城県総合運動公園、宮城スタジアムなど
※県民の森・青少年の森パンフレット参照↑↓
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公園のようす2005.05.15
↑もりの学び舎
森林の働き・林業の歴史に関するパネル・模型の展示・ビデオ等が見られます。入館無料
↑芝生広場
ベンチなどもあり、近隣の人々のお散歩や憩いの場になっているようです。
↑青少年の森学習館
白い屋根が学習館です。講義室があり、使用料は一日3500円です。
↑新校倉式住宅
古い民具などが展示されています。
奥が青少年の森展示館です。入館無料。


園内の昆虫など 05.07.31 ※順不同・画像ボケご容赦
↑??   トンボ科
あかとんぼの仲間はたくさんの種類があるそうで、見分け方のポイントの書いた資料を頂き、説明を受けました。写真を撮りましたが、名前をメモするのを忘れました。(^^ゞ
↑スジグロシロチョウ
             シロチョウ科
レモンの香りがするそうです。幼虫はイヌガラシなどのアブラナ科の植物を食べているそうです。
↑??   トンボ科
虫を写真に撮るのは難しいです。130万画素のバカチョンカメラでは仕方ない、とカメラのせいにします。
↑??    トンボ科
名前聞くの忘れました。
↑蝉の抜け殻
○○セミの抜け殻です、と説明できたらいいのですが。濃い赤茶色で、7月下旬には成虫になっています。
↑マイコアカネ 雄  トンボ科
と先生に教わりました。舞妓さんからの命名だそうです。成熟すると顔面が青白くなるそうです。
↑ナツアカネ   トンボ科
と教わりました。
↑アオカナブン コガネムシ科
ヒメコウゾの実に2匹がくっついているところです。クヌギなどの樹液を吸うらしい。
↑キボシカミキリ カミキリムシ科
だそうです。イチジクやクワの幹や枝を食い荒らす害虫だそうです。
カメムシの仲間
マムシグサにくっついていました。
↑??    トンボ科
↑キマワリ  ゴミムシダマシ科
近寄ると木の裏側に回って身を隠すことからの命名だそうです。体長16〜20mm。
↑ゴイシシジミ  シジミチョウ科
羽を広げた体長は25mm程の小さな蝶です。
↑ゴイシシジミの蛹
タケやササにつくアブラムシを食べて成長する肉食。
↑イチモンジチョウ タテハチョウ科
後翅がちぎれています。幼虫はスイカズラ、タニウツギなどを食べるそうです。
↑アリジゴク
 
(ウスバカゲロウの幼虫)
見たことが無い、と言ったら、捕まえて見せてくれました。2年の幼虫時代は肉食ですが、全くフンをしないそうです。
↑フクラスズメの幼虫
幼虫は派手だが、成虫は図鑑で見るとスズメの羽のような色合いの地味な蛾でした。
↑毛虫?
たくさんの手足を使って、早い動きをする毛虫でした。

昆虫の観察
は初めてしました。何しろ私は虫嫌い。毛虫や芋虫は見るのも嫌です。これもお勉強だからと我慢して写真も撮りました。家に帰って、寝る前に図鑑を見ていたら、気持ち悪くなりやめました。さて寝ようと思っても、毛虫がぞろぞろはってくる光景が頭から離れず、なかなか寝付けません。もっと怖いのは蛇で、これらは図鑑すら開けません。森で会わないことを祈るだけです。


園内の植物★ 2005.07.31 ※順不同・画像ボケご容赦
↑クサギ   クマツヅラ科
葉や枝は匂いがきついが、花は芳香を放ち、アゲハ蝶が来るそうです。濃いエメラルドグリーンの実が実るそうです。
↑コウゾ   クワ科
樹皮の繊維を和紙の原料にするために栽培されていたが、今では野生化しているそうです。カジノキとヒメコウゾの雑種。
↑ミツデカエデ   カエデ科
雌雄異株の落葉高木。写真は雌花序が下がっています。
↑キブシ    キブシ科
球状で緑色の果実は、秋に黄褐色に熟すそうです。
↑クマノミズキ    ミズキ科
落葉高木で、ミズキに似るが、ミズキより葉が細く対生し、冬に小枝が赤くならず、花期が1ヵ月遅いことなどで、区別するそうです。
↑ヤマユリ    ユリ科
見ごろが過ぎた感じでした。世界のユリの中でも、最大級の花を咲かせるそうです。匂いが強い。
↑ヤマノイモ   ヤマノイモ科
蔓性の多年草で、地下には茎が特殊化した、長いイモがあるそうです。
↑サワグルミ  クルミ科
遠目なので長くぶら下がっているのは、花か実か判別できない。
↑アカメガシワ トウダイグサ科
新芽が赤く、柏のように葉に食物を乗せたことからの命名だそうです。
↑ノリウツギ  ユキノシタ科
花序が円錐形なので、他のアジサイ類に比べて印象が異なるのが特徴だそうです。
↑ツクバネ  ビャクダン科
他の植物の根から栄養を得る半寄生植物で、実がはねつきのツクバネに似ていることからの命名だそうです。
↑ジャノヒゲ?   ユリ科
オオバジャノヒゲとの区別が?青い球状の実をつけるそうです。
↑ゲンノショウコとチヂミザサ
フウロソウ科、イネ科
↑モモ?   バラ科
大きさはまだウメの実くらいでした。
   
↑クサノオウ    ケシ科
おできや皮膚病の治療に使われてきたそうです。※有毒
↑ヒマラヤスギ    マツ科
日本へは明治初期にもたらされ、10〜11月に開花し、翌秋に球果が熟すそうです。
      その他の植物
 ★マタタビ 6〜7月にかけ、花が咲く頃に葉が白くなるのは、花が葉の下に咲き目立たないので、葉を白くさせて昆虫を呼んでいるのでは、と考えられているそうです。   
↑ヤツデ   ウコギ科
花は11〜12月に、果実は翌年の春に黒く熟すそうです。
↑タチバナモドキ バラ科 7.31
中国南西部原産で、明治時代に渡来し、白い花は5〜6月に咲き、果実は平たい球形で、オレンジ色に熟すそうです。 
↑タチバナモドキ バラ科 10.30
左と同じ木です。樹名板では、タチバナモドキです。秋になって実がなりましたが、オレンジと言うよりは、真っ赤です。
↑クリ    ブナ科 7.31
葉は柄があり互生、花は6月、秋には実がなるそうです。
↑クリ    ブナ科 10.30
左と同じ木です。もう実は落ちていました。大きな実なので、栽培種かも。
 
園内の植物 2005.10.30
   
↑エゴノキ エゴノキ科
花もかわいいが実も愛らしい。しかし若い果皮は有毒で、辛さとあくがあり、のどを刺激するほどえごいので、エゴノキと名がついたそうです。
↑ブナ
 ブナは宮城では400m以上の山地にあるはず。きっとこの木は観察用に植えられたのでは。
↑ドウダンツツジ?
 画像もボケているし、紅葉もイマイチなので?
↑クロウメモドキ?
 関西地方以西〜九州が分布と記載されているので?
↑ハウチワカエデ カエデ科
葉が天狗の羽ウチワに似ることが名の由来だそう。他のカエデと比べて葉が大きいわりに、葉柄が葉の1/2以下と短いことが特徴だそうです。
↑シャリンバイ  バラ科
葉や枝が車輪状につくことが名の由来だそうです。葉柄が赤く、にぶい鋸歯があることが特徴だが、ないものもあるそう。
     
↑リンドウ?
身の丈10センチくらいの小さなものです。

サザンカの実のような感じもします。
↑きのこ
茎が短く、傘の真ん中ががほんのり紅色でした。
↑ツチスギタケ
 食べ過ぎるとお腹をこわすそうです。食べないほうがいいようです。
↑コブシの実
実を引っ張ると、白い糸を引きます。へその緒のようです。
↑コブシ  モクレン科
花だけを見ていましたが、実も面白い形をしています。
↑ウメモドキ? モチノキ科
我が家には、黄色い実のウメモドキがあり、ウメモドキの実は赤いと決め付けていたので、しばらく悩んでいました。
↑お茶の木の実
 虫食いの小さな穴があいています。息を吹き込むと、笛のようにピューっと鳴ります。
                   
ネイチャークラフト  2005.10.30 於青少年の森学習館
 自然の産物を使って、工作をしました。工作に適したものを、森の中で探すのも楽しいものです。童心に戻り、無心にクラフトに熱中しました。
↑リース作りの材料
森林インストラクターの方が集めた材料の一部です。この箱が10個程あって、野山の実や葉がびっしり入っていました。皆リース作りに熱中しました。
↑マイリース
リースの土台の輪は、葛(クズ)のつるをねじって巻いたものです。葉はオウゴンコノテ?にホオヅキの実、カイヅカイブキ?にカエデの実?
↑竹とんぼ作り
アイスクリームのへらと竹串で作った竹とんぼ。へらを水で湿らせて、ろうそくの火であぶって羽のひねりを付けます。飛ばすのも作るのも初めて。
↑イタドリの笛作り
川の土手のイタドリは、根で土手を軟弱にするやっかいものだそうです。冬枯れしたイタドリの茎は空洞で、加工しやすい硬さになります。
↑実っこ当てクイズ
お手製の標本板です。残念ながら判るものは僅かです。
↑アオギリの実  アオギリ科
果実は縁に種子をつけたまま、くるくると風に舞うそうです。子孫繁栄のために、植物も色々工夫しています。

参考文献:「樹木図鑑」鈴木庸夫、「樹木ガイドブック」平野隆久、
「宮城の樹木」、「宮城の野草」、河北新報社,
「名前といわれ木の写真図鑑」杉村昇、「葉で見わける樹木」林将之
「校庭の昆虫」全国農村教育研究会、「宮城の昆虫」河北新報社


※ 植物の名称及び、記載事項に関して、一切の責任は取りかねますので、
ご了承下さい。また誤りがあれば、どうぞ
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