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車いすの母
車いすのおかん


私は下肢全廃という障害を持つハナ・ルルのママ(おかん)です。45歳で障害認定を受けましたが、数年間は障害を受け入れる事ができませんでした。新たな季節を迎える時には、いつも障害の進行を感じ、表現し難い音が心の中で響きわたり苦しみました。
当時は子供が(現在25歳の長男と24歳の長女)幼かったので、世話に明け暮れる事で自分の障害から目を背けていましたが、今では自分流に一個人として社会参加しながら、楽しくおかんをしております。9年前パソコン・ワープロ・簿記を修得し勤めに出る事になりました。会社では上司に恵まれ、優しい人達と職場生活を送れましたので、自分が障害を意識した事は殆ど有りませんでした。
福祉機器販売会社に勤めていた時、障害者の方達と出会う機会が多く、受身で生きてるなぁと感じたことがあります。もちろん物理的に不可能な部分は否めませんが、自分の人生・自分の世界を確立する努力(無理は禁物)が必要ではないかと考えさせられました。私の場合は、健常者・障害者と意識しない自分流を模索しながら生きてきたような気がします。
最近はボランティア活動に参加し、障害者の母親として負担を掛けるのではなく、独立自尊の精神でと日々貪欲に過ごしております。
My mother wheelchair-lives鬼のイラスト
僕が小学低学年の時「おかん」はまだ杖で歩けていましたが、高学年になる頃には歩けなくなっていました。まだ幼かったのか何も考えずに反抗ばかりしていたような気がしますが、今考えると自分の足が動かなくなっていく不安と葛藤はもの凄いものだったと思います。
しかし、その事を自分や妹の前で見せたことが全くなかった「おかん」です。
仕事をするのも健常者と同等か、それ以上のガッツでこなしてきたと思います。そんな「おかん」だから僕は障害者と感じた事は有りません。
近所の方たち、友達にも恵まれている「おかん」の努力を今の自分は認めています。
母の友人で障害を持たれた人達も家に来られますが、皆さん僕と違った視点で物事を考えたり生活していて、教わる事だらけです。
そして一人で自分たちを育ててくれた「おかん」、今の僕に言える事、「おかん」は自分にとって今までもこれからも強くて、鬼のような恐い存在なのです・・・。
仕切り線
「車いすのおかん」このネーミングは息子が考えてくれました。最初はなんだか・・が有ったのですが、最近では慣れて自分で「おかん」を楽しんでおります。このHPは障害者健常者と分けるのではなく、人として教え教えられ、助け助けられ、譲り譲られ、支えあって生きていきたいとの想いで作成しました。何か感じてくだされば・・ 車いす生活をしている母の写真

 2006/6
コミュニケーション・オブ・ザ・ハートに「車いすのおっさん」こと新開様のメールを掲載しました。
愛犬ギャラリーに最近のひかるちゃんとハナちゃんを追加しました。