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シシナゴ山(553.9m)ししなごやま

2005.5.4(水)の記録
※記録が古いので他の最新情報もご確認下さい
 概   要 麓から眺めると、登りがきつそうですが、意外に楽です。仙台からも近くて、家族で安心して登れる里山。展望はあまり良くないが、雑木林が美しい。天気が良く、半日だけ時間があるような時にはおすすめ。周辺の温泉などと一緒に楽しむのもいいかも。
 場   所
 交   通
車で仙台から国道286号を山形方面へ。川崎から、青根温泉に行く457号線に入るとすぐ、山形道の手前を右折。山形道をくぐって、林道を道なりに約2km行き、最初の分岐の筋向いが登山口。車は道の脇に4〜5台駐車可能です。
 注   意
 事   項
特にないです。すぐ頂上に着いてしまうので、自然を楽しみながらゆっくり登ることをおすすめします。
 コ ー ス
 タ イ ム
仙台南部→(車60分)→登山口→(歩35分)→シシナゴ山頂→(歩25分)→登山口→(車1時間30分)→仙台南部
  ※所要時間1時間15分(休憩込) ※女性単独
 ガ イ ド
 ブ ッ ク
「新・宮城県の山」山と渓谷社
地図:「今宿」1/25000図→登山路は地図には掲載なし

※カシミール3D使用  ※地図をクリックすると拡大します

 連休の中日。いい天気が続いている。細切れにしか時間が取れないので、
今日も午前のみの登山の予定を立て、出かけて来たのがシシナゴ山です。
→286号小野大橋付近

 仙台市街から国道286号、笹谷街道を川崎町目指して進む。釜房湖から蔵王が見えたので、小野大橋付近で下車して撮ったもの。朝8時半だが、もう霞んできている。
→山形自動車道の手前を右折

 宮城川崎 I.C.入口を過ぎ、笹谷街道をさらに山形方向に向かうこと、2キロ余り。右手にコスモG.Sを見たら、左折。国道457号線を、青根温泉方向に480m行った所を右折。看板なし。山形道をくぐる手前です。
→すり鉢のような山

 川崎の松林付近から、もう見えているシシナゴ山。もうすぐ目の前に迫っていた。思わず笑ってしまいそうなユーモラスな山姿。でもどっしりと存在感があり、端整でかっこいい山です。
→最初の曲がり角を左折

 360m程、山形道と平行して走り、鐘つき堂を左折。今度はすぐ山形道をくぐります。
→立て札あり

 高速道のトンネルをくぐって右折すると、100m程で、道が左にカーブします。角に立て札があり、シシナゴ山と書いてあるのか?と思って見ると、「緑を守ろう、山火事注意、川崎町消防署」と書いてありました。気にせず、ため池などを見ながら、林道を進みます。
→途中まで舗装道

 狭い道ですが、途中まで舗装がしてあり、道の脇にはヤマブキが黄色く咲いていました。林道は、シシナゴ山の裾野を東から西に走っています。
→舗装が途切れる

 林道の途中で舗装が途切れたり、また一部舗装されたりしています。このカーブを曲がると、下の写真のカーブミラーがあります。
      →カーブミラー

 カーブミラーの上に踏み跡があります。
ここが、別ルートの登山口(下山口)に
なっています。
 一般の登山口は、ここからさらに
200m進んだ所です。
→登山口付近

 林道に入り、約2キロ弱で左に初めての分岐道があります。分岐のすじ向かいが登山口になっています。
 駐車スペースは、道路脇に4〜5台でしょうか。
→登山口の道標

 山頂まで630mと書いてあります。
→登山口のようす

 登山口が標高450mなので、頂上の
553mまで100mの標高差しかありません。
→雑木林

 ホッとするような雑木林です。木の種類が全くわからないので、これから勉強しようと思っています。
 
→なだらかな登山道

 暖かないい日です。なだらかな道の脇には、カタクリがもう結実しており、今はスミレが咲いていました。
→左カーブ1回目

 登山道がジグザクになって登っていきます。登山口から20分歩いた所です。
→左カーブ2回目

 ここが、シシナゴ山のすり鉢の頭のへり(台形の上の角)にあたります。左折すると平坦になります。
 ※右から登ってくる道と出合います。
→わずかな展望台

 この台形の頂角が、この山で唯一の蔵王の展望台になっています。標高が低いので、すっきり見渡せませんが、雪の白さのお陰で、山の位置がだいたいわかります。
                            ←↓南西方向の眺め
→山頂までは平坦です

 景色を楽しんで、山頂に向かいます。今は、台形の山の上底を歩いているので、道は平坦です。
→もうすぐ頂上

 道は雑木の中を、まっすぐ北に向かってついています。頂上まであと50m手前右手に、わずかに木が途切れた部分があります。そこからの景色が下の写真です。
→頂上手前からの展望

 今宿の町並みと、遠くに釜房湖、釜房山が見えます。東側の景色が見えるのは、ここだけです。
→シシナゴ山頂です

 写真を撮りながらゆっくり歩いて、35分で到着。
 頂上には、地元の方が登ってきていました。山菜採りスタイルでしたが、籠には収穫がないようでした。
→頂上のようす

 頂上は木々に覆われて、展望はよくありません。北側のわずかな隙間から、やっと見えたのが、下の写真です。
→うっすらと泉ヶ岳

 北北東の方角にうっすらと泉ヶ岳、北泉ヶ岳が見えます。
→頂上から北方向

 北方向には、正面に751mの泣面山。この山の向こう側に、オボコンベがあるのですが、こちらが標高が低い(553m)ので、残念ながら見えません。
→頂上から北西方向

 頂上からは見えませんが、2〜3m下ると、枝の間から、ちょっとだけ大東岳が見える場所があります。
 西側に踏み跡をたどって降りてみましたが、眺望は得られませんでした。
→頂上をあとに

 頂上からは同じ道を引き返します。この先に、蔵王方面を眺めた展望台があります。
      →展望台が分岐です

 先程の展望台が分岐になっています。
右折すると、今登ってきた道。
まっすぐ下ると、別ルートの急坂の道
です。
→急坂ルートを下ります

 ガイドブックには「急坂の道もあるが往路を戻ろう」と書いてありました。へそ曲がりなので、急坂を下ってみます。
→ロープが張られています

 道は尾根をダイレクトにまっすぐ下っています。急な所にはロープが張られています。やぶこぎを覚悟しましたが、踏み跡もしっかりついた、いい道です。
→ストレートな下り

 シロヤシオが咲いているだけで、見るものもありません。道は急ですが、スリルがある、というほどでもなく、危険はないと思います。でも雨などの折には、避けた方が無難です。
→ロープが目印

 道を外れないように、両側にロープが有ります。
→元の道と平行しています

 10分ほど急坂を下ると、道がなだらかになってきます。ふと見ると、右側に先程登ってきた道が平行していることに気付きました。
→急坂ルートからもとの道に戻る

 急坂のルートは、一般登山口より200m下の林道のカーブミラーの所に出る。もとの道の方が歩く距離が少ないので、ロープとさよならして、元の道に戻ることにする。
→登山口の林道が見えました

 女性だけのパーティが登ってきました。「頂上はすぐ着いてしまうから、ゆっくり楽しんで登った方がいいですよ」と声をかけました。
→登山口のようす

 車が増えていました。短時間(1時間15分)で楽しめる、か弱い女性にはぴったりの里山でございました。
       ●登山報告終了●
 ※復路は連休の渋滞(286号)を避け、川崎から村田を経て、昼ごろ帰宅しました。


●出合った花々


→トウゴクミツバツツジ

 雄シべが10本なのでどうもそうらしい。

→シロヤシオ

 ゴヨウツツジともいうらしい。葉っぱが5枚(五葉)からの命名だそうです。
→ヤマツツジ

 ツツジは種類が多くて、疑問符だらけです。
→ハルリンドウ

 フデリンドウとの区別が?葉っぱがあって、1つの茎から1本の花がついていると、ハルリンドウだという説も・・・。
→タチツボスミレ

 これもあまり自信ありません。


参考文献:「高山植物入門」山と渓谷社、「樹木ガイドブック」平野隆久、
「木の写真図鑑」杉村昇、「山の花1」山と渓谷社

※ 記載事項に関して、一切の責任は取りかねますので、ご了承下さい。
また誤りがあれば、どうぞ
MAILにてご指摘お願いします。


                シシナゴ山に関する補遺


            ハイキングのついでに温泉はいかが?

 ●青根温泉 大湯(共同浴場)
 
   料金     150円(隣のお土産屋さんでチケット購入)
   入浴時間  8時〜20時  年中無休
  ※脱衣所は狭い。 温泉の内部はワンルームで、真ん中に仕切りがある。
    背の高い人は、入口のドア付近から背伸びして覗けば、
    女湯が見えそうな感じ。 細長い湯船。 レトロな温泉です。
     

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