直線上に配置

鹿狼山(429.9m)かろうさん

2005.5.3(火)の記録
※記録が古いので他の最新情報もご確認下さい
 概   要  宮城と福島の県境にある山。両県から登れるが、福島側には登山口に、鹿狼温泉があり、コースもよく整備されている。5月は桜、山吹、ツツジが咲き、みごとだ。危ない箇所はなく、家族連れで、四季を通じて楽しめる。手軽に登れるので、入山者も多いが、海も見え、南西の山々の眺望も良いので満足度の高い山です。
 場   所
 交   通
 車では国道6号を相馬方向に走る。新地から、県道273号に右折し、約4km程行くと、鹿狼山登山口の看板がある。看板を右折し、1km余りで、正面に鹿狼温泉の赤い屋根が見える。温泉の左手前に駐車場(無料)がある。
 注   意
 事   項
山中に水場、自動販売機は無いので、水筒は持参してください。(他の山にもありませんが、この山は観光客が多いので念のため)
 コ ー ス
 タ イ ム
仙台南部→(車60分)→登山口駐車場→(歩4分)→貯水池分岐→(歩1時間15分)→鹿狼山山頂→(歩30分)→貯水池分岐→(歩4分)→駐車場→(車60分)→仙台南部
 ※女性単独 ※写真を撮りながらゆっくり登りました
 ガ イ ド
 ブ ッ ク
「宮城県の山」山と渓谷社:地図「丸森」「新地」1/25000図

          ↑案内板より
※カシミール3D使用  ※地図をクリックすると拡大します

5月1日、あまりに天気が良いので、昼までに帰る予定で、単独で出発。
マイペースでのん気なひとり旅も、ときにはいいものです。
→格好のいい鹿狼山

 亘理から山元、新地と連なる山地の末端に、鋭角に見えるのが、鹿狼山だ。槍のようにも見える。新地のマッターホルンなんて思うのは私だけ。(坂元から眺めると、本当に尖って見えます)
→新地町役場前

 連休の混雑を避け、海沿いの相馬亘理線を往復走った。6号線より信号が少ない。釣師浜海水浴場を右折、役場を過ぎ、6号線を渡り、273号に入って行く。
→鹿狼山遠望

 273号に入り、民家が途絶えると、田園風景の奥に、鹿狼山が見える。山頂付近で木のある部分とない部分が分かれている為、特異な山容が目を引く。
→登山口の看板

 6号線から4キロ余り走ると、鹿狼山登山口の案内板が出ているので、右折する。約1キロで、鹿狼温泉に到着。温泉手前の左側が駐車場になっています。
→トイレと駐車場

 きれいなトイレだ。地元の老人会のご婦人お二人が、ボランティアで掃除をなさっておられた。床を手で拭き、雑巾を何回もゆすぐ姿に、心を打たれた。トイレットペーパーあります。
→鳥居をくぐる

 温泉の左手の案内板を見て、登山口に入っていく。入り口には鳥居があります。
→山吹が花盛り

 天気もよく、すがすがしい日だ。まず、山吹の黄色の歓迎を受ける。
→道標あり

 貯水池が正面にあり、右に登るのが、展望の森コース、左に登るのが、樹海の森コース。私はなだらかな左手のコースに入って行きます。
→杉林の樹海

 ツヅラ折りの幅の広い散策路です。スミレやエンレイソウ、ツツジ、ヤマブキなど花が多い山です。
 写真を撮りながら、ゆっくり登っていきます。
→杉と雑木の分かれ目

 しばらく行くと、杉林とお別れして、雑木の林に入っていきます。
 写真を撮りながら登ること、30分の付近です。
→気持ちの良い木々の緑

 木々の若葉が美しい。♪鮮やか〜な緑よ、豊かな緑よ〜・・・かおる〜かおる〜若葉がか〜おる〜♪こんな歌を大昔に歌ったような気がするが。
→ツツジの蕾

 あと、1週間もすれば見事に咲くだろう。今年は鹿狼山も2月に積雪があり、いくらか花も遅れているはずなので、通常はG・Wの連休には、花は見ごろだと思います。
 
→よく整備された道

 登山道というより、散策路と呼ぶにふさわしい、歩き易い道です。木々には案内板が付けられ、大人も植物の勉強になります。
→尾根に出ました

 両側の見晴らしが良くなり、木々の間から景色が見え始めました。ゆっくり歩いて50分の付近です。
→海側の景色

 だいぶ登ってきました。新地の町のあたりでしょうか。ため池も見えます。
 この付近には大きな桜の木もありました。
→道が右に回りこんでいます

 山頂付近の植林帯のへりを歩いていきます。相変わらず、なだらかな道です。
→主稜の尾根に出ます

 いよいよ主稜の尾根道に出ます。尾根の右側が福島県相馬郡新地町、左側が宮城県伊具郡丸森町です。
→ドウダンツツジ

 ドウダンツツジが白い可憐な花を咲かせている。案内板もある。その向こうにはヤマツツジが咲いています。山頂付近が花盛りの珍しい山です。
→頂上直下です

 ツツジの奥に、神社を守る杉木立が見える。あの杉木立が特異な山頂付近の景観を作っていたのでした。
 ツツジの道を進みます。
→素晴らしい景色

 頂上の直下には、東(海)側の素晴らしい景色が広がっていました。釣師浜付近だろうか。天気はいいのですが、春霞でぼんやり見えます。
→霞の奥に相馬港がみえる

 東から、南に目をやると、相馬港の埠頭と松川浦が見えました。松川浦の堤防を走ったこともありました。
→神社の鳥居

 景色を楽しんで、後ろを見ると、神社の鳥居と東屋があります。階段の奥には、神社のお社が見えます。お社の左側が広場になっています。
→広場で憩う人々と展望

 神社のお社が石垣で一段高くなっています。快晴で展望はいいが、残念ながら霞んでいます。
 霊山がかろうじて見え、地図で確認して、やっと岩岳を探す。蔵王は山頂付近の白い雪を、何とか確認できました。
→ツツジがきれい

 日当たりがいいのか、頂上の方がツツジが見ごろになっていました。
 山頂なのに、風も無くのどかです。写真を撮り花を愛でながら、ゆっくり登って1時間15分。いい山です。
→広場から神社を眺めると

 小さなお子さんや、年配のご夫婦など、あとから続々と登ってきていました。皆に愛される由縁がわかりました。
 花の多いこの時期は、特におすすめです。※毎年元旦には初日の出を見る登山が行われているそうです。
→帰り道の分岐

 神社の階段を下り、もと来た道を少し戻ると、左手に道標があります。こちらが、展望の森コースの下山口です。
 ※展望はさほど良くありません。樹海の森コースより、傾斜があり、石の階段が多くあります。
→桜もきれい

 桜の種類は判りませんが、樹海の森コースにも、こちらにも、数本見られました。
→素敵な斜面

 手入れされたお庭のような、素敵な斜面です。
→ベンチもある

 11時になっていたが、まだ山はすがすがしい。ちょうど登りの8〜9合目付近に、ベンチがあり、老夫婦が一息入れていました。
→整備された道です

 いくらか急坂がありますが、このコースも危ない所はありません。階段も、旧ガイドブックには、1段が高くて歩きにくいと記載されていたが、改修されたのか、下りに関しては、全くそのようなことはなく、歩き易い道でした。
→杉林と雑木のミックス

 たまに植林地帯をかすめたりしながら、下っていきます。
 樹海の森コースとは違った花も見られ、今回は非常に満足しました。
→貯水池にもどる

 みなさん、観光客スタイルで気軽に登ってきています。
 頂上から、ゆっくり下って、約30分で、貯水池の分岐に到着しました。
→りっぱな桜の木

 鹿狼山神社の大祭が、ヤマザクラが咲く頃に行われるそうです。
→鹿狼温泉

 水車があります。ひなびた感じの一軒宿です。
→駐車場は満杯

 朝は7〜8台だったのが、数えたら40台位になっていた。駐車場が満杯なので、道路脇にも車が置かれていました。
 お昼近くになったので、急いで家路につきます。天気もよく、いい時間が過ごせました。
→鹿狼山

 中央が鹿狼山。山頂の神社付近の木が特徴的なので、すぐわかります。

       ●登山報告終了●


  ●出合った植物

→ムラサキケマン

 ケシ科。紫華鬘と書く。花の垂れ下がったようすが、仏前の装飾品(華鬘)に似ていることからの呼び名だそうです。
 「宮城の野草」より
→イタヤカエデ

 カエデ科。カエデ類の中では、宮城ではよく見られるそうです。
 材は家具や化粧合板、床板などに用いられる。「宮城の樹木」より

 ※樹木は、他にも沢山の種類に案内板が設置されていました。
→エンレイソウ

 ユリ科。名前は「延齢草」の意味。食当たり、腹痛の薬に用いた。
 「宮城の野草」より
→ヤマツツジ

 ツツジ科。日当たりのいいところから咲き始めている。
→チゴユリ
 
 ユリ科。背丈が小さく、うつむいて咲くので、花は目立たない。アップに撮ると、ユリの種類なのだと納得できます。
→モミジイチゴ
 
 バラ科。キイチゴともいう。日当たりのいい所を好み、オレンジ色の果実をつけるという。「宮城の樹木」より
→ヒトリシズカ

 センリョウ科。また出会いましたね。やっと名前を覚えました。
→タチツボスミレ

 スミレ科。
 あちこちに見られました。
→ドウダンツツジ

 ツツジ科。山で見た事がなかったので、珍しい花なのかと思っていたら、近所の生垣になっていた。
 鹿狼山では、頂上付近に見られる。きちんと道の脇に並んでいるので、たぶん植えられたのでしょう。
→エゾタンポポ?

 帰化植物のセイヨウタンポポは、花の裏のギザギザが反り返っているそうです。この写真ではよく判りません。
→ヤマザクラ

 バラ科。奥羽山脈にはヤマザクラはないそうで、よく見られるのは正式にはカスミザクラというらしい。新葉が緑色がカスミザクラ。赤っぽいのがヤマザクラの特徴だそうだ。これは??「宮城の樹木」より
→ユキヤナギ

 バラ科。自生のものは、宮城県南部以南にあるそうです。「宮城の樹木」より
→ツルカノコソウ

 オミナエシ科。「宮城の野草」より
→キジムシロ

 バラ科。「雉の座る筵(むしろ)」の意味だそうです。「宮城の野草」より


参考文献:「宮城の野草」、「宮城の樹木」河北新報社

※ 記載事項に関して、一切の責任は取りかねますので、ご了承下さい。
また誤りがあれば、どうぞ
MAILにてご指摘お願いします。


                鹿狼山に関する補遺


●鹿狼温泉

 入浴料400円。かなりひなびた温泉。湯は透明で、単純泉だそうです。
 鹿狼山の登山口にあります。

福島県相馬郡新地町杉目字飯樋 52
  TEL  0244−62−4082 
  時間  10:00〜20:00
  
料金  400円(入浴のみ)


※目次のフレームを表示したい時はここをクリック



直線上に配置