直線上に配置

権現森(314m)ごんげんもり

2004.8.29(日)の記録
※記録が古いので他の最新情報もご確認下さい
 概   要  仙台中心部から山形方向にわずか10分たらず。国道48号の折立付近から左手が蕃山、右手に見える丘が権現森だ。蕃山は48号に平行に東西に連なるが、権現森は東北自動車道に沿うように南北に山なみを形成している。
 北峰(314m)には、あずま屋がある。南峰(293m)には、松尾神社の社があり、ここに向かって東西南北の麓から5つの登山道がある。今回は南から表参道を登り、北の活牛寺に下るコースを歩きました。登山道は広く、夏でも表参道の入口以外は草生しておらず、土が見えて歩き易い。危険箇所は無いので、小さい子供でも登れる。
 場   所

 交   通
 仙山線陸前落合駅がもよりの駅。車では愛子バイパス(国道48号)を折立から、落合駅方向に右折。仙山線と広瀬川を渡り、右折。山沿いの細い道を400mほど行くと、「見晴森」と刻まれた石碑がある広場が左手に見える。ここが葛岡コースの登山口だ。
 葛岡登山口から200mで、仙山線の高架をくぐる。100mほど進み、左に踏み切りを見て、さらに100m進むと、道路左脇に「松尾神社」の石碑(高さ約1m)がある。表参道の登山口は、標識も無くわかりにくい。駐車スペースもないです。
 注   意
 事   項
 表参道コースは、ガイドブックには掲載されているが、登山道には侵入禁止の表示になっている。たぶん、表参道の入り口が、線路を徒歩で横切るので危険なため、侵入禁止にして、葛岡コースを勧めているのだ、と思われる。線路の横断さえ注意すれば、何も問題はないコースなのですが・・・。
 コ ー ス
 タ イ ム
仙台南部→(車30分)表参道登山口→(歩35分)松尾神社→(歩20分)展望台のベンチ→(歩2分)権現森山頂のあずま屋→(歩1分)ベンチ→(歩10分)活牛寺裏の登山口→車で帰宅
※女性単独 ※全行程1時間45分(休憩・迷い時間含む)
 ガ イ ド
 ブ ッ ク
「宮城県の山」山と渓谷社:地図「仙台西北部」1/25000図

※カシミール3D使用  ※地図をクリックすると拡大します
※地図を見た後はプラウザの(戻る)で戻って下さい
曇り空だが、山が私を呼んでいるので、吸い寄せられるように登山口に来て
しまった。我が家のブヨヨン様の送迎付きなので、表参道から、活牛寺までの
縦走コースとなった。
←登山口

 最寄の駅は、陸前落合。写真は広瀬川を左に、仙山線を右に見ている。線路の高架橋の手前、オンワードのビルが左に見える。
 写真のマンホール手前の道路脇に、石碑がある。

←登山口の石碑

 登山口の表示はない。石碑には、松尾神社と刻まれている。石碑の脇の、踏み跡をたどって、登っていくと、線路に入らないで下さいという、たて看板が、立っている。
 100m先に踏切があるので、そこを渡ってくるのが正しいのかも・・・・。
 
←線路は続くよ、電車も来るよ

 仙山線に出る。ダメとかいてあるが、線路を横切る。(良い子は真似をしないように)線路の向こう側の森の入口に鳥居が見える。
 草生した踏み跡をたどり、鳥居をくぐり、山に入っていく。蛇が出そう・・・。
←もう一つの鳥居

 2分ほど登ると、また鳥居が見えてくる。左手に廃屋がある。廃屋を過ぎると、いくらか山道らしくなるが、くもの巣に悩まされる。
←赤松や杉のうっそうとした森

 割あいに急な山道を20分くらい登りきると、一次下りになる。あとは、ゆるやかな登りで、刈り払いがされているのか、よく踏まれており、登山道も広い。見晴らしは全くない。曇り空のせいか、暗い道で、花も少ない。
←石段になる

 登山口から約30分で、登山道に石段が現れる。
 ずっと樹林の中の道で、UVカット効果抜群の山。奥様、厚塗りしなくても大丈夫ですわよ。 (*^。^*) オホホ
←分岐の表示

 石段を約3分ほど登りきると、分岐がある。右手に折れると「北環状線」。奥には、もう神社が見えている。
 道標には、今登ってきた道が、進入禁止マークで、この先行き止まりになっている。線路に出ないように、という意味なのか?
←松尾神社

 登山口から約35分で、南峰(293m)の頂上に建つ、松尾神社に到着。
 神社は小さなお社を、赤屋根のさや堂が守る、二重構造になっている。
←お社の近景

 賽銭箱があった。家内安全、商売繁盛、満願成就と、たった10円のお賽銭で欲張りなお願いをする。お酒の神様という説もある。
←神社の広場

 神社の前は、いくらか広場になっているので、団体さんの休憩もOKです。ベンチはありません。
←神社裏の樹間からの眺望

 東北自動車道が見える。南吉成付近かと思われる。

 ※2万5千地図では、神社直下からの登山道が途切れているが、北西方向に下り道がついている。神社を下ると、下の写真の分岐に出る。
←神社を下ると分岐が

 権現森方面には、3本の赤松を右に折れるのが、正しい。
 (※私は、まっすぐ道なりに、行ってしまう。ガイドブックにある十字路がなかなか出てこない。うっ!?またしても、迷ったか〜!)
←分岐の表示
 道がかなり下っていくので、さすがにおかしいと気付き、分岐まで引き返す。よく見れば落合と書いてあるじゃん。この道は落合に下る葛岡コースでした。(^^ゞ
 この表示の真ん中もう一つに、権現森への表示があればいいのにと思う。そういえば磁石を忘れてきた。里山を、あなどってはいけません。里山こそ、迷いやすい(自慢じゃないが私はよく迷う)のです。
←送電線をくぐる

 送電線を過ぎると、十字路に出る。ガイドブックを加筆して解説すると、「頂上の神社の裏の急坂を下っていくと、正面に葛岡コースの分岐(落合と表示)がある。右手に直角に折れ、送電線をくぐりながら下ると、十字路に出る。」
 十字路を今度は、まっすぐ行く。丈の低い樹林帯の稜線の道なので、比較的明るくなるが眺望はない。ゆるやかな登り道を20分弱たどると、展望台に着く。
←ベンチで休む人

 急に視界が開けたと思ったら、ベンチがあり人もいた。ベンチの、右手を登ると、あずま屋のある、権現森の頂上。左が、頂上を巻くように下る、活牛寺への下山路だ。
←ベンチから、蕃山を望む

 ここが権現森唯一の展望台。展望台といっても、一段高くなっているわけでもなく、登山道の西側が、たまたま樹林が途切れていたといったふぜい。それでも、ベンチが二つあり、お弁当を広げるには、この山中では最高の場所だ。
←権現森山頂のあずま屋
 
 ベンチの右手の階段状の急登1〜2分で、314mの権現森山頂だ。あずま屋は、屋根だけで、ベンチはなく、下は土。眺望もない。ここからは、下山路は無く、ベンチに戻って登山道を下る。
 ガイドブックの地図では、ここから道が広くて車道になっているが、人しか通れない山道である。
←活牛寺奥の登山口

 ベンチから、登山口まで、約10分の下り。途中一ヶ所踏み跡程度の分岐があるが、赤土の幅広の道を大きく右に折れて下る。下りも急な所は無く、安心だ。
 下山口には、案内板がある。こちらから登った方が、標高差がなく楽かもしれない。
←活牛寺(かつぎゅうじ)

 「曹洞宗活牛寺。墓地有り、人生相談、座禅道場 рQ79−8030 墓守りいない方の御霊 永代預り 永代供養する 千体霊廟」と看板に書いてある。
 有り難いことに、専属のアッシー君が車で待機していた。夫が仙台市内へ用足に行っている間に、私は1時間45分のハイキングを終了した。
 ●出合った花々

←ゴマナ??

 松尾神社の石段の手前に咲いていた。丈は腿くらいで、小さな花だ。樹林の中で、少し花期を過ぎた感じでした。
←ヒメシャガ

 アヤメ科。花の大きさは5センチほど。姫射干と書くらしい。一輪だけ、送電線付近に咲いていた。

※時期的にも花の少ない時期だったのかもしれない。道脇には笹が多かった。
←ラーメン処みずさわ屋

 自宅を9時に出て、12時に里山登りを終え、ラーメンを食べて、モールで買い物をして、3時に帰宅し夕飯のしたく。わーい、フルコースで〜す。これが、日本の正しい山好き婦女子の休日の過ごし方。
 
     ●登山報告終わり●

参考文献:「宮城県の山」山と渓谷社、「宮城の山ガイド」深野稔生著・歴史春秋社

※ 記載事項に関して、一切の責任は取りかねますので、ご了承下さい。
また誤りがあれば、どうぞ
MAILにてご指摘お願いします。


                権現森に関する補遺


●みずさわ屋の中華そば
  ハイキングが終わったら、昼食にラーメンはいかがでしょうか。
 落合駅前の通りで、旧道48号と愛子バイパスの中間位にある。
 筋向いに、ファミリーマートがある。落合駅に向かって、橋の手前左側。
 昼だったので、行列ができていた。若いお兄さんたちが、作っている。
 まっすぐな細めんで、かつおや煮干ベースの和風のしょうゆ味。
 小ぶりのラーメンどんぶりに、スープがあふれそうになって出てくる。
 中華そば:480円、煮玉子入り580円、肉入り680円。
 青葉区栗生5-22-3 382-5572 月曜定休 駐車場は道路向かい側に3台 
 カウンター20席 11:30〜24:00  ※私的には美味しかった。合格点。
         
●登山口駐車場
 ★葛岡登山口・・・?調査中です。
 ★表参道登山口・・・なし
 ★活牛寺登山口・・・お寺の境内は5〜6台駐車スペースあるが、お寺の
   許可が必要。


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