直線上に配置

深山(山元町山寺・287m)

2003.05.04 の記録

  概  要 「しんざんさん」と町民に親しまれている里山。自然観察路として整備されているだけあって、樹木や山野草の種類も多く、コースも単調でなく、変化がある。山頂からの太平洋の眺望もよく、危ない所もないので、ファミリー向けです。
  場  所
  交  通
マイカー:仙台方面から国道6号線を、JR山下駅方面に向かう。山元町役場まで行っては行き過ぎで、手前の山下小学校を右折。少年の森の案内表示に従い、東街道に出たら左折。200m程走った右側に、「深山山麓少年の森」駐車場が見える。
  注意事項 特になし。少年の森受付で、観察路の案内絵地図(無料)をもらっていけば、道は間違えないだろう。
  コース
  タイム
登山口→(45分)深山山頂→(35分)登山口  ※男女2名
  地  図 1:25000図「角田」「山下」
※情報が古いので最新情報をご確認下さい
↑カシミール3D地図より   ↑マップファン地図より   ↑無料絵地図、北が右
それぞれの地図を、クリックすると拡大します
※地図を見た後はプラウザの(戻る)で戻って下さい
←深山が奥で、手前が少年の森

 ゴールデンウィークなのに、午前中の仕事を終えてからの出発。コンビニでおにぎりを買出しして、登山口の「深山山麓少年の森」の駐車場に到着。
 鯉のぼりが泳いでいる。
←左手はバイクのコース

 林間にマウンテンバイクのコースがあり、貸し自転車もある。数家族が楽しんでいたが、休日の割りにはすいていた。
 コースの脇に登山道があり、道標に導かれて登りはじめる。
←竹林を進む

 民家も近いせいか、竹林もある。前を歩くのは、今回同行をお願いした、エレファントハゲマシ君。
←案内標識完備

 分岐には必ず、道標があり道もしっかりしている。
←案内図も完備

 現在地の表記のある、分りやすい案内図も所々に設置。我々は、展望台に行かず、直接山頂に行くコースをとる。
←針葉樹林帯(赤松?)

 針葉樹林帯には、赤松とおぼしき木が多く見える。秋にはマツタケが生えるのでは?
←尾根すじに出る

 植林帯を抜けると、急に視界が開けて海が見える。
 エレファントハゲマシ君の頭部にも、植林してあげたので、黒々して見える。
←歩きやすい道(お太鼓峠)

 ヤマツツジやヤマブキが咲く尾根すじの道は、歩きやすい。向こうの樹林を抜けるともう頂上真近だ。
←頂上直下

 樹林を抜けると、そこは頂上直下で、人の声がする。東屋もある。さほど苦労せず、のん気に歩いているいちに、着いてしまった。
←頂上の眺望

 常磐線山下駅方面を望む。春霞のため、海の青と空の青の境がはっきりしないが、確かに太平洋だ。頂上の東側は180度視界が開けている。
←深山(287m)山頂

 東屋には、先着の年配男女混合チームが陣取っていた。お酒も入っているのだろうか、つまみを広げて大いに盛り上がっている。
 東屋の奥手に「深山」の頂上らしき表示がある。西側には、角田の田園風景が見える。
←頂上から少し下ってきた所

 深山の中で一番いい雰囲気の場所だと、私は思う。山頂に人がいたら、ここでお弁当を広げるのもよい。ほっと安らげるような広場だ。さくら平というらしい。
←平坦な道

 頂上からお別れ峠までの数分は、平坦な道を歩く。クヌギの林がある。
←鷹討山(310m)への分岐

 たかぶつさんと読む。ここも割愛して、下山路に入る。

 
←杉の植林帯

 樹木も変化があって、飽きない。体力的にはちょっと物足りない気もするが、森林浴や植物観察にはもってこいの里山だと思う。
←ラクダの背

 ラクダの背と呼ばれる、歩きやすい下山路だ。中腹に中峰の山桜があり、桜の花びらが道に落ちていた。
 ここで15分休憩し、おにぎりを食べる。途中、小さな沢を渡り、竹林を抜けると、民家が見えて、ハイキングも終了となる。
←東(あずま)街道に出る

 頂上から35分で下山。整備されていて歩きやすい登山道でした。一度、東街道に出てから、少年の森にもどる。
 半日でも、充分楽しめるコースでした。
    ※出会った花たち※

←タニギキョウ


 目立たないが、可憐な花。
他に、白くうつむいて咲く「チゴユリ」も見られた。
 
←ニリンソウ

 登りはじめの道端に、よく見かけた。清楚なたたずまいの花。
←エンレイソウ

 三つの葉が扇風機を思わせる。名前は「延齢草」の意味。食当り、腹痛の薬に用いたという。河北新報社「宮城の野草」より。
←ヤマツツジ

 まだ、咲き初めって感じかな。

←スミレ

 スミレは種類が多く見分けるのが難しい。タチツボスミレか?接写で撮ったので大きく見えるが、実際は小さい。
 その他、ムラサキケマンがあったが、他にも名前の分らない花がたくさん咲いていた。山元町発行の「山元の植物」に詳しく載っている。
←鹿狼山麓の鹿狼温泉

 少年の森から、30分弱車を走らせると到着。入浴料400円。かなりひなびた温泉。湯は透明で、少しショッパイ感じ。鹿狼山の登山口になっているので、またいつか訪れたい。

     ●以上報告終わり●
※目次のフレームを表示したい時はここをクリック



直線上に配置