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白神山地バスツアーハイキング
2002.10.13 の記録
※情報が古いので最新情報をご確認下さい


 概   要

タビックスジャパンの「白神山地ブナの原生林暗門の滝ハイキング」に参加。バス一台総勢44名。世界遺産のブナ林を3時間で自由に散策するツアー。第二、第一の滝は残念ながら入山禁止となっていた。
 場   所
 交   通
東北自動車道大鰐弘前I.Cからアップルロードを経て西目屋村に。仙台から、車でたっぷり5時間半かかる。往復800キロの日帰り。とても自力運転は無理。山に行く前にバテてしまう。
 注意事項 バスハイクとはいえ、散策路は山道です。滝コースの上部は人がすれ違うのがやっと。紅葉のピーク時は、人の渋滞で待機時間多し。時間に余裕を見て欲しい。木の渡し橋がつるつるすべるので、足元注意。また、ブナ林散策路は滝に行く時に通った方が、登りが少なくて楽だと思う。
 コ ー ス
 タ イ ム
仙台駅西口(7:00発)===東北自動車道===(12:50着)白神山地アクアグリーンビレッジ「ANMON」(13:00発)---(13:05着)ブナ林散策道入口(13:10発)----(14:05着)ブナ林散策道と滝コース合流点(14:05発)----(14:55着)第三の滝(15:00発)----(15:40着)アクアGビレッジ(15:55発)===(16:35着)白神館「しらかみの湯」(17:30発)===東北自動車道===(22:35着)仙台西口    
 地   図 ビレッジに無料のパンフレットあり。300円の白神環境整備募金をすると、略地図がもらえる。しっかりした地図がなくても、案内板や道標があるので迷いにくいと思う。


↑クリックすると拡大します。左図と中央図はカシミール3D使用。
右図は津軽森林管理所のパンフ(但し北が下になっている)

※地図を見た後はプラウザの(戻る)で戻って下さい
 このホームページには殿方が登場しませんが、別に男子禁制の掟がある
わけではありません。山行は女性少人数の方が、体力の差やトイレ、化粧
時間などを気にせず楽であるという理由で、積極的にメンバー募集しない
だけの事。
 今回初めて殿方として同行してくれたのが、通称マタギの拓さんで、
A子さんご推薦の方だ。この拓さんが樹木や山菜に実に博識で、にわか林間
学校となった。果たして女生徒三人の反応やいかに。
←白神山地、暗門の滝登山口

 バスに揺られ5時間半、ようやく世界遺産の白神山地に到着。
 白神山地アクアグリーンビレッジは駐車場が一杯で、登山口もマイカーであふれている。三連休の中日の10/13日は、2600人の人出とか。
←ブナ林コース

 暗門の滝をめざして、起伏の多いブナ林散策路から登りはじめる。天気は晴れ。もう午後1時過ぎで、気温も高く、拓さん、A子さんは半袖だ。後ろのB子さんと筆者は寒がりなので、長袖。
←トチの実を見つけた拓さん

 マタギの拓さんは、森に入るや嬉々としてブナ林に分け入り、トチの実を差し出す。
 生徒「ふ〜ん」「へぇ〜、初めて見た〜」「トチ餅のトチかなぁ」
 顔写真がなくて残念だが、拓さんはオフコースの小田和正似。 
←ブナの実(拓さんご推薦)

 ブナの実は栗のように丸いイガに包まれており、食べるとわりと脂っこくて美味しい。
 この他にも、拓さんには多くの木と草を教わったが、「すかすか頭から抜けるんですよね〜」と生徒。
 おまけに写真も、デジカメの接写の操作に失敗し、ピンぼけ。_(^^;)ゞいや-他に撮った植物も全ボケでした。
←小さな沢がいく筋も

 ブナ林の沢で手を洗うB子さん。今回もモデルを意識し、赤のパンツをはいてきてくれた。
 途中、あねさんかぶりをした、マタギの姉さん(ガイド)が、年配の男性15人位引き連れてやってきた。「そこの木の根っこ滑るよ!」と御指導賜る。すごく威勢がいい人。毎日山に登れていいなあ。
←色づき始めた紅葉

 まだすこ〜し紅葉のピーク手前らしい。マタギの拓さんいわく、「このあたりはブナやミズナラの黄葉が主で、カエデやウルシ等の赤く色づく樹木が少ない」そうだ。
←板の橋を渡って登っていく

 ブナ林散策路を下ると、滝直行コースと合流し、沢の両岸を歩く道となる。
 上流に行くにつれ、道幅は狭くなり簡単な板(この板が滑る)が渡してあるだけの所や、岩棚(岩場も滑る)のへつりのような箇所もある。
 
←沢が狭くなり、待機している

 もう滝も近い。当然すれ違う人が来ると、安全な場所で待機しなければならない。
 なんだか、人の頭ばかりで、ほとんど観光地だなあ。ある程度は予測はしていたが、うっすらとあった、秘境のイメージは吹き飛んでしまった。
 
←暗門の滝の一つ手前の小滝

 ココで写真を撮ったら、後ろの人から「急に立ち止まらないで下さい!」と叱られた。(-_*)\ペち
 ほんと、写真も撮れない位、人が列になって押し寄せているのです。
←暗門の滝(第三の滝)

 落差26mの第三の滝。第二、第一の滝へ行く道には、通行止めのロープが張られていた。登山道の崩落の為だそうだ。
 残念だが、ここで引き返すことにする。
マイナスイオンを吸い込む人々

 三脚で撮影する人も大勢いた。滝のしぶきが飛んできて、カメラには良くないかも。
 私は、ちょっと人の多さにうんざりしてしまっていた。滝も期待はずれとまでは言わないが、まあこんなもんかな、って感じでした。
←滝からの帰り道

 もう午後4時を過ぎていた。、日も傾き、辺りがうす暗くなっている。
 でも、まだ滝目指して、登ってくる人たち居るんですよねえ。
←イワナかヤマメかいました!

 どっちか判らんが、確かに数匹のお魚が、この淵で泳いでおりました。ネ、A子さん(証人)も見たよネ!
 すぐさま水面を写真に撮りましたが、残念ながら漆黒の闇のみ写っておりました。へ(^^へ)))。。。ふらふら〜魚はどこじゃぁ。
←まだまだ観光客の列が

 本当に超人気の世界遺産、白神山地でした。でも観光地化しているので、一回見ればもう見んともいいかな。ここに来るのが二回目のA子さん、ごめんネ!私達に合わせてくれて。はるばる11時間半もバスに揺られ、お疲れ様でした。
 
←マタギの先導で

 バスの駐車場も近くになると、足元に注意しなくてもいい道になる。やっと会話しながら、歩くことができる。
 また、拓さんの出番で、いろいろな木の種類を教わるが、スカスカ忘れる。
 でも、ただで教えて頂いたので、忘れても、なぜか得した気分に。これっておばさん化現象だわ。
←秋の夕日に照る山

 黄葉(おうよう)が美しい、白神の森。今回は、世界遺産の端っこをちょっとのぞいてみた旅でした。
 いつかその深い森に分け入って、沢を登り、どこかの頂きに立つことができたらなぁ・・・と、夢だけが野山を駆け巡っておりました。

バスツアーハイキングに関して一言・・・・
 往復800キロ余りを一人で運転した、大崎交通の斎藤さんに感謝。ゆったりとしたハンドルさばきで、酔わずに済みました。白神の山道が狭くて、何回も切り返ししてバスを操る姿は、さすがプロ。
 また、偶然お客さんに現役のバスガイドさんがいて、添乗員の代わりに「オーライ、オーライ」と誘導してくれたり。渋滞する白神の山道で、バスを降りて対向車をストップさせて交通整理してくれたおじさまもいたり。なんだか感じのいい人達の、バスツアーでした。
 ハイキングの後に立ち寄った、白神館「しらかみの湯」は案外新しくて、浴槽が5〜6個あり、お湯は透明。けっこういい湯でした。長旅で疲れましたが、バスハイクも捨てたもんじゃないです。

白神山地について一言・・・・
 津軽森林管理署に環境保護の300円募金してきました。自分達が第二、第一の暗門の滝に行けなかったのは残念でしたが、あれで正解。観光客が入山できる範囲はあれ以上広げるべきではないように思います。

その他・・・
 岩手山と岩木山が、秋空にずっしりとそびえていたのと、大鰐インターを降りてからのアップルロードのりんごがたわわに実る風景が、とても印象的でした。
 ついでに、松尾八幡平のインター付近手前から、もみじ狩りの車で渋滞していましたっけ。 
                  ●以上報告終わります●

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