
2014年23号 第12話
【前回まで】
光成の姉が武蔵の霊を呼んで、武蔵のクローンに入れた。武蔵は復活した。
「武蔵よ、お主の強さを見せてくれ!」
「オレの強さをとくと見ちゃられー!」
武蔵は刀をメチャクチャに振り回しながら外に出た。最初に勇次郎と刃牙に遭遇した。
「まずこうだろ」
勇次郎が武蔵の両耳をパーンとやったら霊が出た。
「そしてこうだなー!」
刃牙が武蔵の霊をドーンとやったら霊は消滅した。残った肉体はパンにはさんで小学生
に配った。
「クローン計画はぜんぶ中止じゃ」
光成はホナー博士のチームを解雇した。ホナー博士は光成に抗議した。
「武蔵がダメでも他の遺伝子があるじゃん! ここでやめたらファックじゃん!」
「アイツらに知られたからもうダメじゃて」
勇次郎と刃牙が研究所を荒らしまくっていた。刃牙は少年ジャンプを培養カプセルに入
れて、過去の主人公を全員復活させた。
「親父ー! そっちはどうだー!」
勇次郎は自分のクローンを大量に作って、死ぬ一歩手前まで栄養をやらずに弱く育てた。
「できたぞー! やるかー!」
ジャンプの主人公軍団と虚弱勇次郎たちを同じ箱に入れて闘わせた。結果は勇次郎の圧
勝だった。
「範馬の血すげー!」
「すげーだろ! じゃあ次は刃牙の精子にスぺランカーを混ぜて……」
「いい加減にするじゃん!」
ホナー博士の怒りが爆発した。勇次郎と刃牙は全部の指で鼻くそをほじりながらホナー
博士を見た。
「クローン技術は人類の叡智の結晶じゃん! その技術で遊ぶ貴様らには相応の罰を与え
るじゃん!」
ホナー博士は特大のカプセルの蓋を開けた。カプセルの中から大量の冷気と共に、研究
所の天井を突き破るほどの巨大生物が現れた。
「古代文明を滅ぼした巨人族の末裔じゃん! 最後の一匹を冷凍保存しておいたじゃん!」
「じゃあクローン技術とは全然関係ないって事だな」
「その通りじゃん! やれじゃんー!」
巨人族は雄叫びをあげて勇次郎たちに襲い掛かったが急に苦しみ出し、動きが止まった。
「お前ら揃いも揃って元気ですかー!」
巨人族の胸から猪狩の顔が生えてきた。次週、猪狩と巨人族の謎が遂に明かされる!
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