エコ草木染  ■  絞り染めの基本 と 例  ■


  絞り染めの基本

 絞り染めとは、生地に模様を染める為の一つの技法です。
 
 白い生地を染める前に、生地の一部を強く押さえたり、圧迫しておく事でその部分に染料が入り込まない様にします。
 その準備をした後に染めますと、上記の部分が白く残り模様が出来る事になります。

 代表的な技法は糸で生地を強く縛る方法ですが、その他、ピンチや輪ゴム、クリップなど生地を圧迫出来る物であれ
 ばどんな用具でもかまいません。

 基本的に生地の部分を強く圧迫し、染めれば絞りの入った模様染めが出来上がります。
 

  用意するもの

(模様をつける時)

◎エコ草木染用ハンカチ  
◎模様付けの用具
   ・糸     ・クリップ  ・ピンチ
   ・輪ゴム  ・紐     ・その他 

染めるハンカチ
絞るを入れる為の用具です
(染める時)


◎草木染め液 
◎染め用の容器
◎割り箸
草木染用の煮だし液
ハンカチを入れて染める容器
ハンカチをかき回します
(染めた後)





◎水すすぎ用バケツ
◎乾燥用具
  (ロープ、洗濯ばさみ、他)
  ※生乾きに時にアイロン仕上げをしても良い
   ※タオル、新聞紙などがあると良い
染めたハンカチを水ですすぎます
ハンカチを乾燥させます
(仕上げ) アイロン ハンカチのしわ伸ばし



  ” 紐 ” や ” 輪ゴム ” を使って絞り染めの模様を付け染めてみます

 @ 模様をつける為生地に細工を施す 










 1、生地をつまみ上げ、その根元を輪ゴムや紐で強くくくる。
   くくったところが、染め液が入らない為白くなります。
     ※くくりが緩いと染め液が入り、染まってしまいます。


 2.、違う場所に1を何カ所か繰り返し行う。


A 模様づけの下準備が終わったら染める
1、草木染め液を鍋などに入れ、加熱して暖める。
   ※沸騰しなくてかまいません。
2、水で倍程度に薄める。
3、2の草木染液を 染め用容器に同量ずつ注ぐ。
4,草木染め液の入った染め用容器に
  模様付けの細工を施したハンカチを入れる。

5,ムラにならない様、割り箸を使い良くかき混ぜる。
  ※約2〜3分で染まります。
  ※余り長く染めますと、模様染め部分が不明瞭になる場合があります。
6、草木染め液から引き上げ、水洗いをします。
   水洗い後、模様付けの用具を取り除きます。
7,脱水後、乾燥させる。



8,アイロン仕上げをし完成です。


  ※ゴムや糸でくくった場所は染まらず白くなり、
    くくってない場所が染まり、模様染めになります。

草木染め液セットの使用法
 クリップを使って模様をつける→
 ビー玉を使って模様をつける→


その他の技法など

おもしろい模様の付け方様々→

エコ草木染をやってみたい→
エコ草木染のお手軽簡単な染め方→(図解付き)
※染め上がりの色は、条件によって少しずつ違ってきます。

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