太陽光発電を考える


 我が家では太陽光発電を導入している。
 これは、我が家の奥様がエコロジーに対して興味を持っていたことが導入の最大の理由で、自分も無類の機械好きであったため反対する理由は何もなかったため導入を決定した。

 良くCMなどで0エネルギーの家等と謡っているが、確かに0エネルギーで光熱費の無い家は作れると思うし、我が家もオール電化であり電気料金ということに限って言えば約1年で通算すると、買った電力より売った電力のほうが多いので0エネルギーハウスと言えなくもない。
 ただし、設備の初期投資にかかるお金を回収することは、機械の耐用年数が10年程度ということを考えると、実際には不可能であるので、現時点で太陽光発電は環境には優しいが、経済的に得をするシステムとしては成立はしないものである。
 と書いていたが、機器の耐用年数はなんと30年で、保証期間が10年あった。30年だと機器費用の回収は十分可能である。

このページは我が家で太陽光発電を導入するに当たって行った取り組みと、運用データの統計を集計したもので、太陽光発電やエコロジーに興味があって導入を考えている人の参考になれば幸いである。


太陽光発電最適化の取り組み

太陽光発電の仕組み

太陽光発電工事の模様

発電量統計
2003/09月 〜 2004/8月

一年のまとめ
 曜日別に消費電力を見てみると圧倒的に土日が多い。これはやはり家に人が居るからである。
 その土日でも飛びぬけて消費電力が多いのは、バンドの練習をやっている日である。
 スタジオに大勢入るとエアコンは必須なのと、やはりアンプやPA等、エレキな楽器を使うためにそれらを動かすとかなりの消費電力になる。
 発電量は4月・5月の春先が一番効率が良いようである。おそらく太陽の方向、機器の効率が一番好条件になるのであろう。案外知られていないが、実は太陽光発電は暑さに弱い(機器が高温になると発電効率が悪くなる)のである。

買電・売電料金統計
2003/10月 〜 2004/09月
一年のまとめ
 電気料金は、時間帯によって値段が違うためこれを見ることにより時間帯別の消費電力の傾向が読み取れる。
 夏場の深夜電力が安いのは、エコキュートのおかげである。外気を取り入れてお湯を沸かす仕組みなので、大気の温度が高くて水温が高い夏場は炊き上げ時間が短縮されている為である。
 また、我が家はスタジオなどという、一般家庭には無い設備と条件がついてしまっているので、年間でトントンという程度にしか黒字にならないが、バンドをやっていない共稼ぎの夫婦2人家族であれば、もっと黒字は多いはずである。