太陽光発電の最適化


○設計時に考えたこと

1・オール電化
 まず、我が家で選択したのはオール電化である。
 我が家では色々とオール電化への好条件が重なっていた。まず、取得した土地が農地であり、電気もガスも水道も引き込まれていない土地であった。太陽光発電は当初から計画にあったのでガスの引き込み自体を行わずにオール電化を選択した。以上の理由でガスの引き込み工事・基本料金等一切計上されておらず、コストダウンとなっている。
2・エコキュート
 給湯器には、自然冷媒(CO2)を採用したヒートポンプ運転ができる高効率のエコキュートを採用した。
焚き上げには深夜電力の一番電気料金が安い時間に行われ、タンクにストックされる。
3・電化上手(東京電力)
 東京電力の契約形態で、季節と時間帯に応じて電気料金が変化する電化上手という契約があり、それを選択した。
我が家は共稼ぎの子供の居ない夫婦なので、一番電気の高い日中はひたすら電気を売り続け、電力の安い夜・深夜に洗濯機や食洗機を動かすように心がける。
4・照明器具
 我が家の照明器具は、ほとんどがインバーター方式の蛍光灯を採用していて、消費電力の多い白熱球は地下スタジオ以外では使用していない。
 ただし、照明器具自体をインバータ方式の蛍光灯を選択すると割高になるので、白熱球の照明器具を購入してあとから、電球タイプの蛍光管に変更をしている場合が多い。

○運用後の取り組み

5・待機電力の削減
・ともかく照明は必要最低限にして、消し忘れの無いように勤める。
・TV等は、主電源を必ず切る。
・コンセントにACアダプター等を挿しっ放しにしておかない。
・電子レンジ・炊飯器等も、使わないときはコンセントを抜く。
・エアコンも使わない場合はコンセントを抜く。
・ウオシュレットも日中は電源を落とす。

等、細かい部分ではあるが、ちりも積もれば何とやらという言葉のとおり、これらの待機電力と呼ばれるものを家中で合算すると実はかなりの消費電力になるので、こまめにコンセントの抜き差しや、スイッチ付きのコンセントを多用して待機電力の削減に努めている。
自分としては、何もそこまでしなくても・・・と最初は思ったが、慣れてしまえば普通になってしまうところが人間の怖いところである。