3日目A |
58号線を離れ,海岸線を走って残波岬へ。右手には沖縄残波岬ロイヤルホテルがあり,大きな風車が回っていて,左手には残波ビーチがあります。広い残波岬公園の駐車場に車を止めて,灯台の方へ向かいました。万座毛と似たような感じ隆起サンゴの断崖が2キロにわたって続いています。ゴツゴツした岩場に上がって海を眺めると,ビーチの方はまだ潮が引いている状態でした。 |
残波岬を出発し,「北谷にアメリカンビレッジとかあるけど寄っていく?」と聞いたけれど,EIKIはあんまり興味がないらしく,私も行きたいわけではなかったので,途中どこへも寄らず那覇市内を目指しました。 |
守礼門 | 民族衣装の記念撮影 呼込み | 歓会門 |
歓会門を見下ろす | 久慶門 | 首里城正殿 |
のんびりしていたら5時前になっていて,玉陵もすぐ隣だから見ようと思っていたけど,レンタカーを返す時間を考えたらギリギリなので断念し,今日の宿ロイネットホテルへ。ホテルを見つけたのだけど反対車線だったので細い路地に入って引き返そうと思ったら,一通だったり,工事をしていて通れなかったりしてちょっとウロウロしてしまいました。ロイネットホテルはこの4月にオープンしたばかりで,オープン記念で安く予約できたのでした。全室インターネットの環境が整っていて,テレビもアクオスが入っていました。できたばかりだから部屋やバスルームもとてもきれい。HIYOに紙風船とタオルを,私にもグッズの中から1点選んでくださいと言われたので,ヘアクリップをもらいました。 首里城に着いた時にメールを入れたら,5時半頃まで仕事がかかると言うことだったので,ホテルに着いてから電話をしてみたのだけど,すでに仕事を終え,ゆいレールに乗ってこちらに向かっているとのことでした。国際通りで時間つぶしをしておくよとKちゃんが言うので,私も一緒にウロウロしようかと思ったのだけど,EIKIがレンタカーを返しに行っててややこしいので,ホテル部屋まで来てもらうことになりました。 電話を切って荷物の整理をしていると,ベッドの上で遊んでいたHIYOが,ベッドの縁から落ちて一回転。大丈夫だったみたいだけど大泣きでした(;-_-A ここはビスタのように下をハイハイさせるわけにいかないしね〜。ハイハイの時期の子がいると洋室はやりづらいなあ。 そうこうするうちにKちゃんとM君が到着。M君は話に聞いたり結婚報告はがきで写真を見ていたけれど,本人に会うのは初めて。かっこいいけど素朴な感じの人でした。Kちゃんにはおみやげにちんすこうと紅型のお守りをもらいました。ちんすこうはここのが本物なんだよ〜と伝承400年と言うちんすこう本舗「新垣菓子店」のもの。紅型のお守りはM君のオリジナルブランド「守紅」のもの。 KちゃんとM君は自宅のマンションを工房にしているので,作業を見学させてもらいたいなと思ったのだけど,染物を広げてぴんと張ってる伸子(両端に針のついた竹ひご)が,布端が切れていきなりはじけ飛んだりするし,子供の目の高さだから結構危険だと言うので遠慮しました。 紅型の染めの作業は,大豆をふやかしたものを使った染料を作る行程から自分でするそうで,生物なので腐るから作りおきなどできないし大変そう。そして色ごとに何度も蝋を塗って,染めの模様を描いたり,手間がかかるものなのだそうです。そして作業は蝋の乾き方に影響するので冷暖房が使えず,夏は暑くて大変なのだそうです。 Kちゃんは大学を出た後教師をしていたので,教職を捨てて沖縄に来たのはもったいなくなかったのかなと思ったのだけど,今の紅型の仕事の方が面白いそうです。確かに教師になる人は多いけれど,紅型の職人にはなかなかなれないもんね。そして沖縄で教師をするというのは,関西弁の彼女にとってかなり難しいと言う話に納得。しかも,国語教師だしね〜(;^_^A 「守紅」の商品を置いているお店などお土産やさんがたくさん並ぶ国際通りをキョロキョロとしながら歩いて,「海援隊」へ。個室を取るためにKちゃんは「7名」で予約をしていて,「2人は急遽来れなくなった」と言うことになりました(笑) 「沖縄料理が食べられる店」とリクエストしておきながら,昨日おとついと結構沖縄料理を食べてしまった私達。「ごーやちゃんぷるは?らふてぃは?ミミガーは?」と聞いてくれるKちゃんに,「昨日食べた」と言ってばかりで申し訳ない感じでした(^^;)。けれど,せっかくなので一通りの沖縄料理を注文。食べてなかった沖縄の県魚「ぐるくん」のから揚げと「ジーマミー豆腐」も頼みました。このジーマミー豆腐,アーモンドから作られた豆腐なんだけど,胡麻豆腐をもっと粘りを強くしたみたいな感じでおいしかったです。 乾杯の時に「こういう時は『めんそ〜れ』って言ったらいいのかな。」と言うM君に,EIKIが「それに対してなんて言えばいいんやろ?」と聞くと答えに困ったM君。とりあえず4人とも「めんそ〜れ」で乾杯。いろいろ琉球言葉があるけれど,今の沖縄の人たちは普段そんな言葉使ってないんだよね。ちょっと語尾に「サー」と付いてイントネーションが違うくらいで,言葉自体意味がわからないなんてことはなかったです。 そして面白かったのが,M君がミミガーを食べるのは初めてだったこと。沖縄の人ってしょっちゅう食べてるのかと思ったけど,そうでもないみたい。Kちゃんもごーやちゃんぷるはよく作るけど,他の沖縄料理はそうしょっちゅう食べるものでもないと言ってました。M君のお母さんは首里の出身の方で,この地の人は昔の王族の流れ獣類は食べないのだとか。それでM君も豚の耳を使ったミミガーは食べたことがなかったと言うわけ。私もこれはあんまり好きではなかったけど(^^;) M君は「沖縄のお店っていい加減な人多いでしょ?いやな目とか遭わなかった?」と言うので「別にそんなことなかったけど」と言う話をしていたら,早速そういう出来事が発生。注文していたマンゴープリンのパフェ2つがいつまで経っても来なくて,店員さんに言うと「すぐお持ちします」と言ったきりさらに15分ほど経っても来ない。もう一度言って,しばらく待ってようやく来たのだけど,もって来た店員ときたら「マンゴープリンがなかったので,一つは普通のプリンにしました。」と言って持って来たのです。Kちゃんはそのまま受け取っていたのだけど,散々待たした挙句注文したのと違うの持ってくる?しかも違うのに代えるのだったら事前に了解を得てから代えるんじゃない?M君は「こういうところいい加減なんだよね〜」と苦笑い。なんでも沖縄の人はのんびりしてるし,かなりアバウトなんだとか。確かにね,納得(^^;) 関西人は関西人で気が短いし。奈良にいた時,喫茶店でバイトしていたM君は,逆に関西人のイラチに驚いたんだろうな。さっきのマンゴープリンが遅かったのなんて「マンゴー取りに言ってるんか,とか言われそうだね。」とM君。言いそう,関西人(笑)。 HIYOは途中から眠くなって,ぐずった後寝てしまいました。ただ,下がビニールのシートだったので汗ぐっしょりになって30分くらいで起きてしまい,その後はまたかなりぐずっていました。 結局9時半過ぎまでいろいろ話をしながら食事を楽しみました。外に出てみると風が強くなり,ちょっとぱらぱらと小粒の雨。HIYOはEIKIに肩車をしてもらい機嫌よくなったのだけど,途中から風をまともに顔に受けて吹き飛ばされそうになっていました。 部屋に帰ったら10時過ぎ。遅くなってしまったとすぐにお風呂に入れて寝させようとしたのだけど,お店で少し寝たHIYOは元気いっぱいで,ベッドに寝転がる私とEIKIの間をウロウロ,そして二人の顔を手でバシバシ。眠くなってきて相手してやらないと,今度はベッドの頭の部分につかまって立ち,壁をバシバシ。それはやめて。隣の人に怒られちゃうよ〜。強引に抱きかかえて横になっていたら,ブーブー言いながら12時頃になってやっと寝てくれたのでした。こっちに来てから睡眠時間かなり短いと思うんだけど?疲れないのかな? |
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