3日目@


 今朝は7時過ぎに目が覚めたのだけど,前日あまり寝れなかったので眠くてダラダラしていると,しばらくして目を覚ましたHIYOが動き出して,私とEIKIの間を行ったり来たりしながら,二人の顔をバシバシ叩き,髪の毛を引っ張って早く起きろと起こしていました。8時頃になってEIKIもようやく起床。HIYOの方が夜中にも授乳で目を覚ましているし,睡眠時間が少ないんじゃないの?
 朝食を食べて,荷物をまとめて9時半頃に出発。
 4日は曇との天気予報だったけれど結構お天気がよく,海の色がとてもきれいなので,パーキングのある小さなビーチにちょこちょこ立ち寄りながら,まずはお菓子御殿へ。 たくさん並べられたお菓子はどれも沖縄らしく変わっていておいしそうで,何を買おうか迷ってしまいます。試食をしながら店内をウロウロ。ちんすこう,紅いもチップス,さーたーあんだきーを購入しました。ここではお菓子の製造過程も見学できます。ここで売られている製品のラベルは統一規格のようで,置物などにも「賞味期限」の欄があるラベルが張ってありました。もちろん日付は入っていないのだけど,白い石のようなものでできた置物に貼ってある賞味期限のラベルを見た時,「え,これってお菓子でできてるの?」と思ってしまいました(^^;)
 2階は見晴らしのいいカフェになっていて,朝ご飯を食べた所なので何も食べないけれどちょっと上がってみました。時間が合えばこのカフェでデザートを食べてのんびり海を眺めるのもいいかも。
 テラスからビーチを眺めていると,下を歩いている人を見つけたので,私達もビーチに下りてみることにしました。お菓子御殿の建物の右手に下に降りる階段がありました。「ダイヤモンドビーチ」と名付けられたこのビーチは,海の色が本当にきれいでした。昨日泳いだ所はこんな色じゃなかったもんな〜。やっぱりこんなエメラルドグリーンの海を見ると,南国に来たっていう感じがするね!


途中のビーチに寄り道 お菓子御殿
美ら海カフェのテラスからの眺め ダイヤモンドビーチ

 恩納村の海岸沿いはたくさんのビーチがあるけれど,ホテルのプライベートビーチだったり,駐車場など整備されていて入場料が要ったりと,昨日の瀬底ビーチのように入れない所が多いようです。
 今日も瀬良垣ビーチと万座ビーチがそんなことで見れませんでした。ただちょっと車を止めて海を眺めたいだけなのになあ。けれど,ちょうど海は潮が引き始めて,浅瀬の続く恩納村のビーチはかなり干上がってきているようでした。
 10時半頃,万座毛に到着。沖縄の見所としては有名なのに,駐車場が小さく,ほとんど埋まっていたものの,駐車場待ちをするほどではなかったのが不思議でした。
 20メートルほどある隆起サンゴの断崖絶壁なのに,その上は平らで草原のようになっている不思議な場所。そして写真で見たことのある象の鼻のような岩が見えました。ちょうど太陽が出て,海の色が深い碧色に輝き,本当にきれいで感動しました。
 3人で写真を撮ってもらおうと思ったのに,HIYOは海から吹き上げる強い風にちょっとぐずりモード。風の強い所,きらいなんだよね。せっかく写真撮ってもらったのに,変な顔してるし,横に柵によじ登ってる兄ちゃんが写ってるし,肝心の「象の鼻」の部分が被って写ってなかったのでした(^^;)


象の鼻のような万座毛の絶壁 碧色に輝く東シナ海
「万人が座れる」と言われた草原 万座毛から見た恩納海浜公園

 恩納海岸をさらに走り,残波岬には寄るとして,まだまだ時間がありそうなのでどこか立ち寄ろうと地図を見ました。ここからだと「琉球村」とか「ビオスの丘」とかあるけど,と言うと,EIKIがビオスの丘に行くと言いました。そう言えば,レンタカーを借りた時にいろいろな施設のパンフレットを見て,やたらここに興味示してたなあ。
 今まで聞いたことがなかったし何がある所なんだろうと,そのもらってきたパンフレットを探し出して見てみると,「沖縄の山々の自然・美しいランの花々がテーマの自然植物園」で,湖畔の植物やランの花,小動物などを船長がガイドする「湖水鑑賞船」でジャングルクルーズを楽しむことができるのだとか。
 ちょっと海を離れてこんな施設に行ってみるのもいいかも。周辺は沖縄ロイヤルGCなので,開発される時にやんばるの自然を残すために造られた施設なのかな。
 入り口で入場券と乗船券のセットを購入し,そこで船の予約をします。普段は30分ごとに船が出ているようだけど,GW中は15分ごとになっていました。船は満席で何本も待つような状況ではなく,5分後に出る次の船に乗れるとのこと。もう少し後の船にした方がいいかなと考えていたら,「先に船に乗っていただいた方が,時間を気にせず園内を散策できますよ。」と言われたので,その船に乗ることにしました。
 「綾船場(あやふにば)」と言う船着場までの道にも,たくさんのランが植えられていてとてもきれい。ランの花と言うと,植物園だと温室の中で展示されている感じだけど,このように屋外でたくさん咲いているのは珍しいかも。花も大振りで見ごたえがあります。


エレベーターから見た花染池 たくさんのランの花 水を吹く龍のトピアリーにびっくり

 船は3隻あって,それぞれに名前がついていて,乗船券に書いてある名前の船に乗り込みます。私達の船は最後に出発。3隻が連なって進むのではなく,それぞれルートが違いました。
 船長さんがこの湖の成り立ちや,湖畔に咲くランの花などの説明をしてくれました。ここはもともと3つの川が流れ込んでいる所を堰き止めて湖を造っていて,木の上に咲くカトレアやバンダなどは,一つ一つスタッフによって着生されたもの。普段は鉢植えでしか見ないランの花も,本来はこんなに力強い姿をしているのかと思いました。
 途中嘴が赤い水鳥を発見。「あ,あそこにいるのはヤンバルクイナ!」と船長さんが言うのでみんなざわめきたったのですが「の親戚にあたるバンです。」と言われてちょっとガッカリ。船長さんのトークがなかなか面白かったです。
 HIYOは25分の遊覧の最後の方でぐずって暴れだし,湖の中に落ちそうでした。財布とか携帯とか落ちてるらしいけど,HIYOも落し物リストに加わっちゃうよ〜(^^;) けれどよく考えたら,朝離乳食を食べさせてから授乳もしてなかったし,もう12時過ぎ。そりゃお腹も減って暴れたくなるよね。ゴメンゴメンm(_ _)m


湖水鑑賞船 木に宿るカトレア

 船を下りたら,園内のおもろ茶屋の端っこで授乳タイム。私達もソーキそばとタコライスを食べました。おもろ茶屋前は「遊御庭(あしびうなー)」と言う広い芝生のスペースになっていて,子供達が木のジャングルジムに登ったり,竹馬をして遊んだりしていました。
 このビオスの丘,思ったのだけど遊びに来ている人達の大部分が沖縄の人みたい。話している言葉のイントネーションがそうで,語尾にサーとかついてるし。多分県外から来た人は,もっとメジャーな観光施設に行くんだろうな。でも,なかなか良いよ,ビオスの丘。
 昼食後「謡御庭(うたいうなー)」と「揚御庭(あぎうなー)」を散策。特に何があるというのではないのだけど,やんばるの森の中を散策しているかのような植生を楽しむことができます。園内には蝶や鳥もたくさんいるようなのだけど,トンボしか見れなかったなー。イトトンボみたいな細く,ちょっと瑠璃色がかったトンボでたぶん「リュウキュウハグロトンボ」。
 最後にランの花やグッズなどが売っているガーデンセンターを見て外に出たら,外は今にも雨が降り出しそうな様子。そして車に乗り込んだ途端ザーッとスコールが降り始めました。危機一髪。散策している時だったらずぶ濡れになってる所だった〜(^^;)
 本当はビオスの丘の近くに,東シナ海と太平洋側の金武湾を一望できる「石川高原展望台」があったのだけど,突然の雨にすっかりそのこと忘れてしまって,恩納海岸の方へ出てしまいました。海岸沿いまで出てみると雨は止んでまた太陽が出てきました。


遊御庭の遊具 シダが茂る森を散策

  
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