2日目


朝6時頃,隣のF君家族の部屋から元気なゆーなちゃんの声...。
朝からやたらハイテンションで,F君家族は起き出して私達に遠慮してか庭に出て遊んでいました。
私は目が覚めてしまったけどベッドから起き上がる気になれず,EIKIもHIYOもまだ寝ているのでゴロゴロしていました。結局2人が起きたのは8時。
早寝早起きのゆーなちゃんに比べ,昨晩も遅くまで遊んでいたHIYOは遅寝遅起きなのでした。
でも,ゆーなちゃんの起きるの,ちょっと早すぎるかも...。家でもいつも早くて,下手すると5時頃に起き出すのだとか(^_^;)

宮古島の西海岸に面するパイベースリゾートでは,朝からすごい海風が吹いていました。
一足先に軽く朝食を済ましていたF君家族も,私達に合わせて2度目の朝食。
風が強いけれど,せっかくなので外の芝生にあるテーブルで食べました。
向かい風の中,「バパパパパ〜」と意味不明な叫び声をあげながら,芝生の上を裸足で走り回るHIYO。
やっぱり広い庭は気持ちいいよねえ。


芝生の庭で朝食 椅子でくつろぐゆーなちゃん&HIYO 庭を駆け回るHIYO


午前中は目の前のビーチでシュノーケリング。ほんとのプライベートビーチ。
と・こ・ろ・が...
ビーチに下りて海に近付くとHIYOは「いやーいやー」と大泣き。
去年は伊勢の海で3回も泳いだのに忘れたかなあ。
最初EIKIがシュノーケルしている間,波打ち際でちょっとずつ慣らしてみました。
スコップとくまでで砂をすくって遊ぶと,気がまぎれたのか,足が少し濡れるくらいの所で遊ぶことが出来ました。
このビーチは砂浜の粒が細かくなく,結構大き目の珊瑚のかけらから成っていました。
海の中は枝珊瑚や小さなテーブル珊瑚があって,青い魚や縞々のお魚を見ることができました。
HIYOは私がEIKIと交代して海に入っている間,またまた大泣き。
私がどこかへ行ってしまうと思ったのかな。
ゆーなちゃんは海を怖がらず,F君に抱っこされて嬉しそうに足をつけたりしていました。
EIKIがSちゃんにシュノーケルの指導をしている間,HIYOはF君が作った砂山をさらに大きくし,貝殻を貼り付けて遊んでいました。
ゆーなちゃんは抱っこされたままお昼寝モード。結局F君は泳がずじまいでした。

海から上がって,お昼は部屋で昨日スーパーで買った宮古そばを作ることにしました。
そばの具にと思って買った真空パックの「てびち」。
「ソーキ」のような物をイメージしていたのに,出てきたのは脂分ばかりの豚足。
肉っ気ほとんどなし。これは食べれないわ...。
そばのスープに入れたら,とりあえずいいダシくらいは出るかなと思って入れてみたけれど,熱いスープにトロトロ溶ける脂にますます食べれない状態。
「にく,にく」と言うHIYOにほんのわずかなお肉の部分を取ってあげたら,本当に脂身しか残ってなくて,結局EIKIが1個食べただけで後はみんな食べることができませんでした。
この時みんな,これって食べるんじゃなくてダシ用なんと違う?と言っていたのだけど,沖縄じゃ食べるんだよね...?


日焼け止めを塗って紫外線対策! 海怖いよお〜ちょっと慣れたかな


昼からは車に乗って北にある池間島のある北へ向かって出発。
途中,西平安名崎の付け根の小さなビーチに出てみると,風もなく,波もすごく穏やかでした。 宿のある西海岸が風きついだけなのかなあ。

池間島へは長い橋を渡っていきます。
島では所々車が止めてあって,ビーチに下りる所があるのかなと思うくらいで(車道からはビーチが見えない),他は特に何もなくあっという間に一周してしまいました。
それで橋のたもとのお土産やさんへ。
展望台で景色を眺めた後,ブルーシールのマンゴーアイスを注文して食べていると,お店のおばちゃんが「珊瑚とかきれいな魚見た?」と八重干瀬(やえびし)の写真集を見せてくれました。
「珊瑚がすごくきれいよ。梅雨でお天気もあまりよくならないから,今日これからでもグラスボートに乗って見ておいたほうがいいよ。」とグラスボートを勧めてきました。
特に計画のない今回の旅。行き当たりばったりでグラスボートに乗ることにしました。お値段一人2000円也。
ガラスボート乗り場まで車で移動して,ボートへ乗り込みます。
丸い窓があるような海底船をイメージしていたら,釣り船みたいなボートで,真ん中にあるいけすのような四角い箱の底がガラスになっていて底が見えるというものでした。
お昼寝途中で起こされたHIYOは,ただでさえ機嫌が悪かったのに,船に乗ろうとしたら海が見えて大泣き。
ボートが進み揺れ出すと半狂乱に近い状態で泣き始めました。
やばい,完全に海嫌いになってる...。
船は池間大橋の下を抜けて湾から出るまでの間がものすごく揺れて,乗り物酔いしやすいF君も「ギャー」とかなり叫んでいました。
船のおじさんは「子供は船とか海が好きなんだから,大丈夫。自由にさせてあげないから泣いてるんだ。」とか言っていたけど,HIYOの場合どう考えても違うんだけど。そもそもおじさんの言葉,ほとんど聞き取れないのだ〜。
池間島の東海岸沿いに北上して,枝珊瑚のきれいな所とクマノミのたくさんいる所へ連れて行ってもらいました。
クマノミがいたのは池間島の北東部の岸からさほど離れていないところだったけれど,島の方から海に出るのは崖などあって難しそうなところでした。
けれど池間島のビーチは結構そんな所が多いみたい。さっき島でちょこちょこ車が止っていたけれど,みんな崖など降りて海岸に出ているのだそうです。
大きな青い枝珊瑚群はきれいだったし,クマノミもたくさんいたけれど,八重干瀬の写真集を見せてもらった後じゃ,ちょっとイメージ違うぞって感じで物足りなかったなあ。
ぐずるHIYOを膝に乗せて,ガラスの箱を覗き込むのは結構辛くて,船も揺れるし酔う寸前でした。

船を下りてまたまたアイスクリームを食べて一休み。
お店のおじさんに体調1cmちょっとしかない小さいセミを見せてもらいました。
ちゃんと「シーシー」とセミらしく鳴いているけれど,小さくってなんだかハエかアブのようにしか見えない...。
漁港に入ってくる一艘の船が見え,おじさんは「あれはサメ引っ張ってるわ」と言います。
漁港の方へ向かうおじさんについてサメを見に行く野次馬な私達。
船の後ろには3匹のサメがつながれていました。
2匹は頭が三角ないかにもサメらしい形,真ん中のは四角い頭のサメだけどこれも人を襲うのだとか。
やっぱり宮古島の周辺,サメ多いんだねえ。
ちなみにF君はこのサメを見たのが,今日一日の出来事の中で一番インパクトがあったのだとか(笑)。
素敵な景色のはずの池間大橋からの眺めも,曇天のためイマイチだったしねえ。やっぱり海の景色は晴れじゃないと,きれいに見えないんだなあ。


波の穏やかな狩俣湾遠くに池間大橋が見えるビーチ
池間大橋池間島の展望台から
枝珊瑚 クマノミ サメが3匹


次は池間大橋を渡って島尻マングローブ林へ。 空港から宿へ向かう時,大浦湾の辺りでも同じような光景が見れたけれど,島尻のマングローブの所は遊歩道が整備されていました。 けれどそんなにマングローブだ〜と言う感じがしない何故? パンフレットに乗っていなかったら,そのまま素通りしてしまいそうな感じでした。

我が家の勢いならこのまま東平安名崎まで走っていたのだけど,車嫌いのゆーなちゃんはギャーギャー騒いでもう限界の様子。
東平安名崎へは明日行くことにして,ちょっと早いけど平良市内の「中山 海岸通店」で晩ご飯を食べることにしました。
ゴーヤチャーハンや,海ぶどうのサラダなど沖縄らしい食べ物を注文しました。昨年食べて気に入ったジーマミー豆腐がなかったのが残念。
お造りの盛り合わせは,何か変わった魚の刺身が食べられるかなと思ったのに,タイやマグロなどオーソドックスなお魚ばかりでちょっと面白くなかったなあ。
帰りにF君が是非寄ってほしいと言う「モンテドール」へ行き,お土産に有名なバナナケーキと沖縄土産定番のちんすこうを購入。
試食のバナナケーキが結構大きくって食べ応えありました♪
HIYOはぐずってEIKIと車内でお留守番だったけど,損したね〜。


島尻マングローブ林 静かな島尻の湾 中山 海岸通店


  
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