1日目


 今年のGWは,バースデー割引で念願の宮古島へ。
 飛行機は関空14:50発 ANA1751便。
 前回バリ島旅行の際は,料金的にお得な空港バスで関空まで行ったけれど,混雑するGWは無難にタクシーでJR山科駅へ,そして京都駅から「はるか」に乗るコース。
 お迎えに来てくれたMKタクシーの運ちゃんも,MKでも空港ジャンボタクシーをやってるのに,こんな日は電車の方が確実だと行ってました。
 「はるか」は昨年の沖縄行きの時と同じく,GWなのにガラガラ。向い合わせの4席を広々と使って駅弁を食べました。
 「でんしゃ,でんしゃ」と嬉しそうに外を眺めたり,100均で買った小さなお絵描きボードでお絵描きしたりとご機嫌に過ごしていたHIYOですが,関空到着の30分くらい前にお昼寝を始めました。
 起こさないようにそっとバギーに座らせて国内線カウンターへ行き,1時半に一緒に行くF君家族と合流。
 F君はEIKIの高校時代の友人で,奥さんのSちゃんも大学時代からの知り合い。
 子供はHIYOと同じ年のゆーなちゃんで我が家と同じ家族構成。今回はこの6名での宮古島旅行なのです。  チェックインの手続きをした時に,バギーは機内持ち込みできないのでANAのベビーカーに乗せ替えようとしたら,HIYOは目を覚ましてしまいました。
 お昼寝30分ほどで少ないけれど,機嫌は悪くなくて一安心。
 ロビーで「ひこーきー」と離発着する飛行機を眺めながら待ちました。
 ゆーなちゃんとHIYOはお互い意識しながらも距離を取っていて一緒に遊ぼうとはしませんでした。
 HIYOはかなり人見知りをするほうだけど,ゆーなちゃんも相当なもの。「ゆーなちゃん,こんにちは。」と顔を見るだけでF君にべったりして顔を隠してしまうのでした。
 私たち3人のうちでも,特にHIYOを一番警戒している様子。同じくらいの年だし,一番気になるけど近付かないで欲しい存在なのかも。

 飛行機は定刻より少し遅れて搭乗開始。
 GWなのに機内は50%以下の搭乗率。なんでこんなに空いてるの〜?みんな海外に行っているのかな?
 一番前の席は取れなかったので,逆に後ろの広いスペースに出やすいようにと最後列から3列目にしてもらったのだけど,みんな前の方に座っていて後ろはほんとガラガラ。
 おかげで3−3のシートを隣り合わせで6人広々使えてラッキーでした。多少うるさくてもすぐ近くに人がいないから気にしなくてもいいし。
 飛行機がはじめてのゆーなちゃんは,ちょっとぐずっていましたが,HIYOは飛行機でもぐずることなく宮古島に到着。普段では考えられないくらいいい子だったのでした。


「はるか」に乗って旅の始まり♪ プーさんも一緒
もうすぐ飛行機に乗って出発よ〜 一人前にシートベルトして座ってます


 宮古島到着は17:10。
 京都も随分暑くなっていたけれど,やっぱり宮古島の方が蒸し暑い感じ。
 予約していたレンタカー会社「サーウエスト宮古島」のスタッフを見つけてそちらに行くと,事務所に連れて行かれることもなく,空港で手続きをして支払い。
 返す時はまた空港の駐車場の空いている所に止めて,ポールの番号だけ連絡すればいい...って,鍵はどうするの?  レンタカー会社のスタッフの答えは,「鍵はかけなくていいのでダッシュボードに入れて置いてください」
 すごい宮古島のアバウトさにびっくり(◎o◎;)!でも,宮古島から車の乗り逃げも出来ないし,盗られる心配なんてないもんね。
 7人乗りのイプサムを借りたのだけど,チャイルドシートを2台乗せたら,荷物がギュウギュウ。3列目なんて乗り降りするのが至難の業。もう一ランク上の車にしないといけなかったなあ。
 このチャイルドシートをスタッフが付けてくれたのだけど,これが時間が掛かって掛かって。自分でやったほうがよっぽど早かったわ。何につけてものんびりしてるんだよね〜。

 時間の掛かったレンタカーの手続きをようやく終えて,宮古島を北上。
 途中見つけたマックスバリューでオムツや食料などを購入。今回の宿「Pai Base Resort(パイベースリゾート)」はコンドミニアムで食事がないので,とりあえず今晩はどこかに食べに行くとして,明日の朝は自炊。パンやお米,宮古そばなど主食に,ジャムや卵,牛乳,ソーセージ,トマトなど。
 買い物したら,狭い車がますます狭くなってしまいました( ̄∩ ̄#  平良市内を抜けると,周りにはなーんにもない道になって,標識なんかもほとんどない状態。レンタカー会社の人にパイベースリゾートへの行き方を聞いていなかったら辿り着けなかったかも。しかも暗い時間帯になっていたら,絶対分からない...。
 県道230号線を北上し,サトウキビ畑の中珍しく信号のある「県立宮古養護学校」前の交差点を左折。農道のような道を走って海側の道に出ると,左手に平良市栽培漁業センターがあり,少し行くと右手にペイント会社の保養所。最初はここかなと思ったけれど,HPでは海に面して立っていたので左手にあるはずともう少し車を進めると,左手に緑の芝生が広がるコンドミが見えてきました。
 HPで見ていた通り,前には芝生が広がりすぐにビーチがある絶好のロケーション。4室のうち海側のお部屋でした♪
 オーナー夫人に部屋の説明をしてもらった時,ここはリピーターが多くてのんびり過ごしたいという人が多いので,お子さんが騒がないように注意してくださいねと言われてドキリ。注意はするけど,まだ言って分かる年じゃないので難しいかも...(^_^;A
 部屋はベッドルームにリビングスペース,キッチン&ダイニングスペース,ランドリースペースと50uあってゆったり。2台のベッドにエキストラを2台入れてもらってのお泊りです。
 私達はエキストラでリビングスペースのテーブルとチェアを端にのけて寝ることにしました。ベッドルームの方との間に間仕切りもあって,クーラーもそれぞれ1台ずつ付いているので快適。
 このコンドミはもともとオーナーのプライベートゲスト用に建てられたもの。同じ敷地内に離れてオーナー夫妻の住居も建っていて,そちらにもゲスト用の部屋があるそうです。もともと宮古の出身ではないオーナーが,別荘として持っておられたもので,リタイアしてからはこちらに住み,ゲスト用のこちらの建物を一般のお客さんにも貸すようにしたのだそうです。
 今でも周りには何にもないくらいだから,当時は電気も水道も通ってなくて,電気は引いてもらえたけれど,水道は自分で引いたのだとか。それだけで家が一見充分建つ費用。なんともリッチなお話です。


リビングスペース キッチン&ダイニングスペース
ベッドルーム 部屋からの眺め


 夜はオーナーに教えてもらった一番近い食堂「まなつ」で伊勢海老定食を注文。海老のダメなSちゃんはグルクンのあんかけ定食です。
 お店はあまり愛想のよくないおじさんが一人で黙々と料理していました。
 大きな伊勢海老の半身に黄色いソース?が乗っています。上に乗っているのは何?と聞いたら,卵と油と塩なんだとか。これがとってもシンプルなんだけど,こってりとして伊勢海老のみと一緒に食べるとおいしいのでありました。こってり感があって,最後はお腹がすごく一杯になってしまったのだけど。
 ごちそうさま〜と店を出て,車に乗り込んだのだけど,駐車場から出る時にEIKIが縁石に乗り上げて車が身動きが取れなくなりました。
 実は同じことを前日滋賀に遊びに行った時にもやったEIKI。ちゃんと見て運転してよ〜。バックも前進も出来なくて,ガガガガガーというすごい音がしてゴムの焦げるような変な匂いがしてきます。
 ちょっとずつハンドルを切りながら,F君が前から押して何とか脱出できたのでした。
 それにしてもあれだけすごい音がしてたのに,店のおやじ全然出てこなかったなあ。むちゃ無関心だね...。

 宿に戻って順番にお風呂タイム。このコンドミの唯一の難点は,このお風呂。これだけの部屋ならバスタブとトイレ,セパレートにして欲しかったなあ。
 HIYOは昼寝が少なかったのに,やたらハイテンションでベッドの周りをグルグルと走り回ってなかなか寝ません。オーナー夫人に静かにと注意されていたからアセアセな状態で,なんとか寝かしつけた時には10時前になっていました。
 体調のあまりすぐれなかったSちゃんはゆーなちゃんと眠ってしまったけれど,F君とEIKI,私は外に出て一服。
 出発前に沖縄は梅雨入りしてしまって,今日も夕方着いた時の空は曇っていました。しかし空を見上げてみると,満天の星空。もしかして明日はいいお天気になるかも?
 時々星がスーッと流れるような気がして流れ星かなと思っていたら,とても低い所を光が流れて, その正体がホタルだと判明。海にホタル,ホタルはきれいな川の所にいるものと思っていたので,こんな海岸がいるとは思いませんでした。


食堂「まなつ」 おじさんご飯まーだ?伊勢海老定食 グルクンのあんかけ定食


  
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