2日目@


昨晩は温泉に2回入り,マッサージの揉み返しもあって疲れたので早々に床に就いたのだけど,窓の外では激しい風が吹き,建物の構造上吹き溜まりが出来るのかゴーゴーとものすごい音が鳴るので気になったり,エアコンをつけて寝るので暑かったり乾燥が気になったりとなかなか寝付けませんでした。
 いつも旅行に行くと特に1日目寝付けないことが多い私は,場所見知りして泣いているHIYOと同じようなものなのかも(^^;)
 HIYOの授乳は2時半頃の1度で,朝は7時頃にごそごそと動き出しました。HIYOは朝は起きてもしばらく大人しくしているので,まだ寝ているEIKIに「HIYOは起きてるけど,ちょっとお風呂に行って来る」と声をかけて,風庵の朝風呂へ。
 ラッキーなことに誰も入っている人はおらず貸し切り状態。風が収まったので,昨日のように頭にビュービューと冷たい風が吹くこともなく気持ちいいお風呂でした。入り口で冷茶を出してくれるおばさんに,「昨日の晩は積もりましたか?」と聞くと,「風が強かったから雪も飛んでいってしまったよ」とのこと。それならもう道も大丈夫かな?

 今日の朝食は8時半からと遅めの部屋食にしておいたので,それまでにHIYOに離乳食を食べさせてしまおうと,買ってきておいた離乳食パックを取り出して準備をしました。
 にんじんクリーム粥,白身魚のクリーム煮,スイートポテトの三種類が入ったセットで,それぞれカップに入っている物にお湯を注ぐだけ。すごくよく出来ています。初めてのBFなので食べてくれるかなと心配したけれど,パクパクとおいしそうに食べ完食してしまいました。それはそれで複雑な気分(^^;)
 ちょうどHIYOに食べさせている間にお布団を片付けに来てくれて,食べ終わった頃私たちの朝食の準備が出来ました。
 朝からかに雑炊も出て,品数も多くお腹いっぱいの朝食でした。

のんびりと10時過ぎにチェックアウト。外に出てみるとまだ道に雪は残っていて,朝なのでまだちょっと凍結気味。雪飛んでいってないやん...。しかもまだあまり天気は回復せず。
 とりあえず今日は越前海岸を南下する予定なので,その途中越前松島水族館と東尋坊に寄ることにしました。
 水族館は館内だし天気が悪くても大丈夫と思っていたら,水族館に着く頃にまた猛吹雪。車から建物の中に入るだけでも大きなボタン雪がコートにいっぱいでした。そして入館料1300円を払ってさあ見ようかと思ったら,またいったん建物を出て歩いていかなくてはなりません。もしかして屋外の水族館!?と思ったけれど,さすがにそれはなかった(^^;) べちゃべちゃとした雪で滑りそうな坂道を降りて水族館の建物に入りました。
 これがまた寒い...。暖房とか入れないのかな。とりあえず次々と水槽を見ながら進んで行くと,世界のカエルのコーナーがあって,変温動物のカエルのために暖房が入れてありました。変なでっかいカエルとかいて気持ち悪かったけど,ストーブが温かった〜(笑)
 熱帯魚のコーナーではニモにあやかった飾り付けが。
 ここでEIKIの背中におんぶしてもらっていたHIYOにもお魚を見せてあげようと,前向きの抱っこにしてみました。まあまだ分からないかなと思ったけれど,カラフルなお魚をちょっと目で追っている様子でした。
 この水族館ではイルカのショーやペンギンの餌付けなどがあって,ちょうどいる時に放送が流れていたのだけど,場所はなんと屋外。外は猛吹雪だぞ〜。イルカのショーは中止になったらしく,実施されたペンギンの餌付けは帰りがけにチラッと覗いたところ,誰も見ていなくてお兄さんが寒そうでした。
 ショーなど見れなかったら,この水族館に1300円は高い気がするなあ...。まあ天気が悪いので仕方ないけど。



熱帯魚のコーナー前向き抱っこで魚を鑑賞中のHIYO

まだ降り続く雪の中,次は東尋坊へ。10年前の来福時にももちろん東尋坊へ来たし,さらにEIKIはもう1度福井に住んでいた友人と一緒に来たことがあり,どうする?もうやめとく?とか言いながら駐車場へ。結局駐車場代も払ってしまったので,EIKIに「車で待っとくし見てきたら?」と言われて一人外に出てみました。
 傘をさして進もうと思ったけれど,海から吹き上げる風が強くとてもさしていられる状況ではなく,雪の中海岸に向かって歩きました。けれどあまりの風と寒さに途中でリタイア。何も見ずに車の中へ退散。
 駐車場の横には東尋坊タワーがあり,中に入ってみるとストーブもあって暖かかったので,HIYOも連れてタワーに入ることにしました。時間は12時前だったし,お食事処もあるのでちょっと早いけどお昼でも食べようかと2階へ行ってみたら,団体様の席で埋まっていて食べることが出来ませんでした。
 外は寒いしご飯も食べれないし,仕方がないので500円の入場料を払ってタワーの展望台へ行ってみることにしました。人っ子一人いない展望台は,ガラスが曇ってしまって何も見えない状態!窓を拭き拭き眺めなければなりませんでした。しかもタワーからでは東尋坊の様子はよく分かりません。EIKIは「だからたいして何も見えへんって言ったやん」と言って,ろくに見ずにエレベーターで下に降りました。
 展望台から見ていると外が晴れてきて,東尋坊の岩の方にも人が行っているようだったので,ここまで来て何も見ずに帰るのは癪だしもう一度私は一人で岩壁の方へ向かいました。さっきまでの雪と風も収まり,岩場の方に降りている人もいました。前回来た時は波打ち際まで降りて波をかぶっているメンバーがいたりして面白かったけれど,今回はちょっと見ただけで車に戻りました。



東尋坊タワーからの眺め 輝石安山岩の柱状節理の景勝地 岩場を降りて行く人の姿も

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