1日目@


出発の朝は,いつも通りに起床。出発までにHIYOに離乳食を食べさせ,授乳を済ませなければなりません。
 この日は朝から2件の電話があり,1件は前日から福井の大雪を心配して何度も電話をしてきている母から。今朝も雪が降り続いて,道路にもかなり積もっているとのこと。とにかく気を付けるしか仕方がないんだけどね...。
 もう1件はJR山科駅から。昨晩EIKIはJRの定期券を取り忘れたらしいのです。こんな日に限って忘れてくるなんて。おかげで高速に乗る前に山科駅に寄り道しなければなりません。  9時に出発予定だったけれど,いろいろしているうちに15分遅れで出発,更に山科駅への寄り道で15分。当初の予定より30分遅れで名神京都東ICに乗りました。

   京都から八日市辺りまでは快晴。昨日は市内でも雪がちらちらしていたので,琵琶湖の西にある比良山系も白くなっていました。「さすがに蓬莱山の辺は積もってるなあ」などと言っていたら,名神から北陸自動車道に分かれる米原JCTで景色が一変。
 空は暗い雪雲が出てきて,スキー場のある伊吹山だけでなく,周囲の景色も雪景色になってきました。
 市が最北の木之本ICから北は,冬の間中チェーン規制が出ているような所。滋賀と福井の県境は山間にあるのでトンネルが多く,まさにトンネルを越えると...の世界で,トンネルを越える度にだんだん道路脇の積雪も多くなり,雪が降り始め,道路にも雪が見え始めました。
 そしてとうとう今庄ICを過ぎた辺りで,除雪が追いつかなかったのか,更に降り積もったのか,ノーマルでは走れないほどに積もっていて,慌てて車を脇に寄せ,チェーンを装着しました。
 高速は空いていたので,雪道のノロノロ運転で渋滞することもなく順調に福井北ICへ。
 福井ICくらいからはまた道路の雪もほとんどなくなっていたので,EIKIはチェーンを外したがっていましたが,下道は絶対積もっているからとそのまま走ってもらいました。
 案の定,永平寺への道は山間に入っていくのでかなりの積雪で,高速よりも怖いくらいでした。

八日市付近
晴天。比良山系には積雪
長浜IC付近
どんどん雪が多くなってきた
今庄IC付近
道路にも積雪。チェーン装着


永平寺の門前に着いたのは12時半。ちょうど昼ご飯時なので,お店に入って駐車場に車を止めさせてもらおうと思い,永平寺に一番近いお店に入ろうとしたら,入り口に雪山が出来ていて入れません。
 これを突っ切って入るのか?と思っていたら,雪かきをしていたおじさんが手を振ってダメダメと言っている様子。よく見たらお店は閉まっていました。
 それじゃあとその向かいのお店に行こうと思ったらこちらも閉まってる!
 とりあえず駐車場らしき所に車を入れて,私だけ降りて開いているお店を探しました。大雪のせいかほとんどのお店が閉まっている中,数件離れた所にある「あぜ川」と言うお店が開いていました。それにしても雪だからって閉めていたら,冬の間商売にならないんじゃないのかなあ?
 車に戻ってHIYOを抱っこして皆で車を降りると,どこからかおじさんがやってきて駐車料金を取られました。なんだ有料か〜。
 あぜ川ではそばの定食を注文。精進料理っぽく,ごま豆腐や刺身こんにゃく,山芋などが付いていました。


 外はまだ雪が降っていて,永平寺の拝観はどうしようかと思ったのだけど,ここまで来て永平寺に入らないのもなあ...。
 10年前大学時代に二人とも永平寺に来たことがあるのだけど,中はどんな感じだったかなあ?確か門を入ってずっと建物の中を歩くはず,とEIKI。
 それなら雪が降っていても関係ないし入ってみようと,雪がたくさん積もった参道を歩いて行きました。
 確かに通用門を入っていくと,靴を脱いでスリッパに履き替え拝観するようになっていました。
 HIYOはEIKIにおんぶしてもらっていたのだけど,建物の中に入ると突然エンエンと泣き始めてしまい,仕方がないので私が抱っこして拝観することになりました。
 永平寺の中は広く,お堂とお堂を繋ぐのに結構階段も多くてキツイので,これって罰ゲーム?と思いたくなりました。
 10年前に来たはずの永平寺なのに,私が覚えているのは建物の外の階段の部分だけでした(;^_^A
 230枚の花・鳥などが描かれた傘松閣の「絵天井の大広間」などは,絶対見たら覚えてそうなのにと思ったら,ここは平成6年に改築され,昭和5年建築当時の天井絵をそのまま修復したとのことでした(^。^;)ホッ!
 ぐるぐると建物の中を周っていくので,全体の配置や建物の様子がわかりにくかったです。

雪の参道  雪かき作業中傘松閣 絵天井の大広間 永平寺最古の建物の山門にある四天王
庫院前から見た仏殿仏殿から法堂への階段 法堂内部


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