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13.インターンシップ2007活動報告書(暫定版)より抜粋 埼玉大学共生社会研究センター 「環境問題が身近に感じられたインターンシップ」 経済学部 3年 山口 将征 |
インターンシップ7日目に小学生の自由研究の相談にのるための理科実験として、トイレットペーパーや
チラシを使った再生紙(再再生紙)の作成を行った。この実験はトイレットペーパーやチラシを細かく削り、のりと混ぜそれを和紙作りと似た方法で濾して乾燥させるというものであった。実験は一応成功したが、大学生3人でも作るのが大変だったので、改良が必要だと思った。 その日の午後は、ソーラークッカーを使ったホットケーキの調理の実験を行った。ソーラークッカーとは 電気やガスを使わずに太陽の反射光を1点に集中させて熱を起こして調理したり、お湯を沸かしたりすることの出来る環境にやさしい調理器具である。実験は成功して、ちゃんとおいしいホットケーキを焼くことが 出来た。 ≪感想≫ 私は川口市民環境会議でのインターンシップを通じて改めて地球環境問題について自分に出来ることがもっとあるのではないかと考えさせられた。ごみ処理場の見学で高度なごみ処理の技術を知り、さらにごみを燃やした灰のアスファルトとして再利用の方法も学んだ。しかしごみのリサイクルには、一般の製品の製造よりもコストがかかる、特にアスファルトなど再利用できても需要が足りないなどの問題がある。 3Rの概念の中で最も重要なのがRedusce(ごみを減らす)であるため、消費者である私達がもっと環境を考えなければならないと思います。また、エコライフDAYのアンケートの集計作業は量が多くて本当に大変でした。約6日間ひたすらエクセルを使っていたので、自分でもわかるほどに上達してしまいました。 アンケートの子供たちの環境に関するコメントを読んでいるうちに、私も環境について真剣に考えるようになりました。子供たちの意見は素直で的を射たものも多いのですが、ほとんど文が間違っていたので採点をしている小学校の先生気分を味わえ、非常に楽しく作業することが出来ました。インターンシップの最終日に環境に関するコメントやイラストの掲示板を作る作業を任せていただきました。この作業をインターンシップの締めくくりとして行うことが出来たので、すっきりとした気持ちでインターンシップを終わることが出来ました。 ≪発表にはなかった・山口君の感想文からの引用≫ このインターンシップで、NPOの持つ力や可能性を感じることが出来た。今までは、正直NPOのことをただのボランティア活動だと誤解していた。しかし、NPOには、一般企業や行政が取りあげにくい問題を発見し、それを大きな運動として問題提起する力がある、と今回気づいた。利益を目的としないことが活動に柔軟性を与えて、市民を中心とすることが活動に広がりを持たせるのだと思う。NPOは市民というとても大きくてエネルギーを運動に繋げていくという他の組織にはない可能性を持っているのだと私は考えます。(写真右端) |