第4回 環境フォーラムinキュポ・ラ
エコライフDAY2007報告・発表会 「私のエコライフ」
前のページへ戻る 次のページへ進む
    8.「暮らし探検隊に取り組んで」   上青木南小学校 5・6年

中学生議員の取材を受けて ■4年生の時、総合で取り組んだ「くらし探検隊」について発表します。

1.「私たちのくらしと、ごみや水とのつながりについて調べる」学習のスタートとして、「ごみの正体をさぐれ」の資料をもとに、1週間、家のごみ調べをしました。

生ごみはもちろん、ビン・かん・ペットボトル・牛乳やジュースのパック・トレイ・お菓子の空き箱なで、いろいろなごみがたくさん出ることが分かりました。そして、生ごみ以外のごみを家から持ち寄り、川口市民環境会議の方をゲストティーチャーに迎えての「ごみの分別の授業」で、「正しいごみの分別の仕方」や[3R]について教えていただき、私たちができることとして、
 ・必要なものを必要なだけ買う・使う。
 ・余分なものは、持たない・もらわない。
 ・3Rの中で、Redeuce「へらす」ことが大切。
ということを学びました。

2.夏休みには、一人一人が身近な環境やごみに関する自由研究に取り組み、2学期に発表し合いました。 近所の公園や道路のごみの様子を調べた人、自分の家でのエコ活動を紹介した人、エコクッキングに挑戦した人など。いろいろな発表があっておもしろかったです。

3.10月には、地域で環境問題に取り組んでいる相馬さんに「紙と水と地球温暖化」の話をしていただきました。
このお話しから
 ・まぜればごみで、分ければ資源
 ・人間が使える水は、地球上の水のたった0.1%
 ・CO2を出さない風力・太陽をエネルギーに。
 ・自分の食べ物は自分で作る。
以上を学びました。

4.また、近くの芝川再生に協力してくださっている小島先生をゲストティーチャーにむかえて、「炭素せんいで川をきれいに!」のお話をお聞きしました。そのときの勉強したことをまとめたので見てください。
 炭素せんいは、炭の糸のことで、エジソンが発明しました。
●炭素せんいのひみつ@は、「水がきれいになる」ということです。
小島先生が、たまたま、ドブに落としたら、ネバネバしたものがついてくさかったので、「これで、きたない水をきれいにできる!」と気がついたのがきっかけです。底が見えなかったきたない池に、炭素せんいを入れたら、1週間できれいになったのをみせてもらい、びっくりしました。同じクラスの原君は、家の水槽に炭素せんいを入れたら、たった1日できれいになり、「炭素せんいは使える!」と関心していました。
●炭素せんいのひみつAは、炭素せんいを入れると、「魚や生きものが増える」ということです。
炭素せんいに太陽の光が当たると、底から音波が出て、それにプランクトンがよってくるのだそうです。そのプランクトンを食べに、魚や生きものがよってきて増えるのです。えさもいらず、炭素繊維はくさらず長持ちし魚はどんどん卵を産んで増えるのです。
授業の最後の質問コーナーで、「ぼくたちも、近くの川をきれいにしたいのですが、お手伝いしてくれますか。」と質問したら「はい、いいですよ。」と快く答えてくださった小島先生に励まされ、炭素せんいのすごさを知った私たちは、学区を流れる堅川(たてかわ)をきれいにしたいと、自分たちでできることを話し合いました。

5.それが、3学期に取り組んだ「堅川についてできることを考えよう」です。
@炭素せんいを設置して、設置したところとしないところの水質をしらべたり、魚や生きもののようすを観察する。
A「川をきれいにしょう」の呼びかけのポスターを作り、設置する。
B川沿いの道路のクリーン作戦
この3つに取り組みました。

堅川を管理している県の事務所に許可をもらい、相馬さんに手伝っていただいて、ムカデの形をした炭素せんいをロープに結んで設置することにしました。また、川の水の検査は、私たちにはむずかしいので、堅川の前にある川口総合高校生に手伝ってもらえることになり、炭素せんいに設置・ポスター張り・クリーン作戦ともいっしょに活動することになりました。
その活動日2月21日は、総合高校に集まってから、さっきの模造紙で炭素せんいについて知ってもらい、そのあと、相馬さんが中心となって、みんなで炭素せんいを設置しました。 川の中に自転車などの大きなごみがあったり、他のごみもいろいろ捨ててあってきたなかったです。 炭素せんいが水につかったとたん、汚れが寄ってきてふわっと広がったのにはびっくりしました。
次に、このような「川をきれいにしよう」と呼びかけるポスターを高校生と川沿いのフェンスに設置しました。そして最後に、川沿いの道路のごみ拾いをしてから、みんなで感想を発表し合いまとめをしました。
学校の行き帰りに橋の上から川を観察しましたが、川の水は、小島先生が言ったとおりあまりきれいにはなりませんでした。でも、炭素せんいの近くにコイかフナのような魚が寄ってきているのは見ることができました。
3月14日に、炭素せんいを引き上げましたが、どの炭素せんいにもヘドロのような汚れがびっしり付いていました。
いっしょに活動した川口総合高校の高校生からの感想に、「学校の前の川なのに、全然関心がなく、見たこともなかったが、ここまできたないとは思わなかった。きれいにしたい。」とか「小学生といっしょに活動して楽しかった。これからどんどんいろいろな活動をして、川をきれいにできたらいいと思った。」などがありました。また、いつかいっしょに活動できるといいなと思います。 「くらし探検隊」に取り組んで、私たちの生活には、ごみや水・その他の問題がたくさんあること、自分たちが生活する環境をよくするためには、自分たちでできることは、少しずつでも行動することが大切ということが分かりました。これからも、自分たちでできることを増やしていきたいです。

中学生議員の取材を受けて ■児童会で取り組んでいるエコ活動について紹介します。
上青木南小では、昨年の4月から給食の牛乳パックと学校で出る古紙の回収、そして、7月からは、家で飲んでいる紙パックを持ってきてもらい、それも合わせて資源回収に取り組んできています。みんなの協力で、866個ものトイレットペーパーと交換できるようになりました。
また、三井君の呼びかけで始まった「アルミ缶・プルトップを回収して車椅子に!」の取り組みもみんなの協力で「環公害防止連絡協議会」での缶の貯金も順調に増えています。今年の1学期までに462キログラムものアルミを集めることができました。
今年は、学校の生活の中で私たち一人一人ができる、環境をよくする工夫について話し合い、次のふたつのことに全校で取り組んでいます。

まず、1つめは「水を大切に使う」「使わない電気は消す」などの「節水・節電」の取り組みです。
児童計画委員と代表委員のみんなで、各教室に掲示できる「節水・節電の標語」をつくりました。そして、学校中の部屋の水道の近くに「節水標語」、スイッチの近くに「節電標語」を掲示して、みんなで声を掛け合い、水や電気を大切に使うようがんばっています。 2つめは、ごみを分けてすてる「分別回収」の取り組みです。
5月の委員会の時間に、毎日学校の中で出されるごみを整理してくださる校務員の吉田さんに「ごみの分け方」について教えてもらい、分けて出す場所を決めました。そして、児童集会で、全校のみんな一人一人に「分別回収」に取り組めるように、ごみの「分け方」「出し方」を知らせ、協力を呼びかけました。
中学生議員の取材を受けて まず、学校ではリサイクルできる資源ごみと、ふつうの一般ごみがあることを話しました。
 @リサイクルできる紙は、教室のリサイクルボックスにためて、まとまったら古紙倉庫へ出すこと。
  クレヨン以外なら、お習字の書き損じの墨だらけの紙もリサイクルできること。
 Aリサイクルできない紙や掃除のごみは、教室のゴミ箱に集め、 火曜日・木曜日に決まった場所にまとめて出すこと。
 Bボールペン・マジック・プラスチックのごみは、赤い箱
 C画びょう・くぎなどの金属は、黄色い箱
 D乾電池は、緑の箱
と決めて、昇降口で集めることにしました。昇降口で集めた紙パックやかん・分別ごみは、当番制で代表委員が片付けています。また、これ以外のビン・かん・ガラス・ペットボトル・発泡スチロールは、先生に聞いて、決まった場所に出すことも伝えました。

中学生議員の取材を受けて 2学期になり、上青木南小の児童会では、10月・11月・12月をココロ・エコ月間として、次のことに取り組んでいます。
 まず、1つめは「学校生活でのエコを見直そう!」の取り組みです。
 @ものを大切に使おう。
 Aごみの分別をしよう
 B節水・節電を心がけよう。
 C給食を残さず食べよう。
この4つを代表委員会や児童会新聞で全校に呼びかけ取り組みを始めました。


2つめは「上南小のトイレットペーパーをもっとふやそう」の取り組みです。
リサイクルする資源をもっとふやそうと、今までのリサイクルの成果を児童会で全校に紹介し、毎月第4金曜の古紙回収の日に家から新聞紙を持ってきてくれるよう協力をよびかけました。燃やさないですんだ紙は、なんと6190kg、切らなくてすんだ木は124本と聞いてみんなびっくりしていました。みんなの力で少しずつでもリサイクルする資源をふやしていきたいです。

最後にまとめとして、私たちはエコライフDAYに参加して「ちょっとした工夫や心がけでCO2をへらせる」ということを学びました。学校や地域、家で、自分でできることを見つけ、実行できることをふやしていきたいです。
このページのトップへ


お問い合わせ  著作権について  リンクについて  サイトマップ
Copyright The Kawaguchi Citizens Environmental