第4回 環境フォーラムinキュポ・ラ
エコライフDAY2007報告・発表会 「私のエコライフ」
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    3.「私の家の地球にやさしいところ」   神根東小学校 6年 臼倉 瑞恵

中学生議員の取材を受けて 私の家は農家です。主に枝物を出荷しています。畑の一部を使って祖母がいろいろな野菜や果物を作ってくれます。祖母は80歳ですがとても元気です。白いご飯と野菜が大好きで、朝早くから畑で野菜作りをしています。私は祖母の作った野菜や果物が大好きです。

祖母は、おいしい野菜を作るために、庭の落ち葉を堆肥にして使います。だから私の家では落ち葉はごみではなく大切な材料になります。その落ち葉を、わら・落ち葉・米ぬか、わら・落ち葉・米ぬかの順に水を加えながら積み重ね、ビニールシートをかけて半年以上ねかせると堆肥ができます。その堆肥を使って野菜を作ります。そうすることで野菜が大きく、たくさんできるそうです。
祖母が作っている野菜は、大根、じゃがいも、さといも、にんじん、みずな、かぶ、春菊、しょうが、キャベツ、いんげん、なす、など30種類以上あります。また、栗、柿、ミカン、などの果物も作ってくれます。どの野菜や果物も採ってすぐ食べるので新鮮です。祖母が一生懸命作り、堆肥を与えているので、とてもおいしいです。
私は母といっしょにスーパーマーケットに行くことがあります。私の家は先ほど言ったように野菜を作っているので、スーパーマーケットに行ってもめったに野菜を買いません。けれどスーパーマーケットの中ですれ違う人のカゴをちらっと見ると、カゴの中にビニールで包まれたいろいろな野菜や果物が入っていることが多いです。でも、いつも祖母の作った野菜や果物を採ってすぐ食べている私は、どうしてもビニールに包まれた野菜より、家で食べている野菜の方が新鮮に見えてしまいます。それに野菜を包んでいるビニールがもったいなく見えてしまいます。このような出荷や店に並べるためのビニールは、家で使わないからです。
スーパーマーケットの中を見回すと、北海道から沖縄までの日本中の野菜や果物が並んでいます。それらは、農家がダンボールにつめてトラックなどで市場に運ばれ、それぞれのスーパーマーケットに運ばれます。その際にたくさんのCO2を排出しているはずです。けれど私の家では、畑から野菜を収穫して台所に届くまでには、CO2は排出されません。
店によって、キャベツやレタスのまわりの葉のかたい所などを捨てるごみ袋が置いてあることがあります。私はごみ袋の中に入っているキャベツやレタスの葉を見ると、もったいなくみえます。そんなところだれも食べないと思いますが、私の家では、野菜や果物の皮などはごみではありません。野菜や果物の皮などは、庭の片隅にあるコンポスターの中に入れます。するとだんだんと腐り、栄養たっぷりの土へと生まれ変わります。コンポスターの中がいっぱいになると、木々の根元にまいたり、穴を掘ったり埋めたりします。コンポスターに野菜や果物の皮を入れて栄養たっぷりの土にすることは、木々がよく育ち、ごみを減らすことができるので、一石二鳥です。でも私は、コンポスターが少しきらいです。なぜかというと、もちろんいいことがたくさんありますが、コンポスターのふたを開けると変なにおいがします。それに、中をのぞいてみるとムチムチした白い虫がうじゃうじゃ、いやになるほどいるからです。でも、私のきらいな虫たちが、野菜や果物を土にかえす仕事をしてくれているので、気持ち悪いけど少しいいやつなのかなぁと思いました。

このように考えると私の家は地球にやさしいところがたくさんあります。まず、落ち葉を堆肥として使い、家で野菜を作り食べること。だから出荷や販売に使うビニールやダンボールを使わないので、CO2の排出量が少ないこと。そして遠くへ運ばないのでCO2が出ません。野菜や果物の皮はコンポスターに入れて自然にかえすこと、といろいろなことがあるので、農業は地球にやさしいことなのかなと思いました。
これからも、かけがえのない大切な地球を守るため、もっと家でできることを増やし、一人一人が小さいことでも地球にやさしくすることを考えればCO2の排出量も減り、地球温暖化だって食い止められるかもしれません。地球が美しい星であり続けられるように、これからはもっと地球を大切に、地球にやさしくしていきたいです。
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