2006年度第2回環境出前授業研修会のご報告

「環境出前授業のプログラムづくり研修 その1」


(写真)研修会の様子

始めに”環境教育の授業づくりを考える”という事で、環境教育の基本概念〜何を教えるか〜を学びました。まず、”持続不可能な事って”という質問が投げかけられました。普段何気なく使っているこの言葉、改めて考えると・・・”休み無しで働く事””食糧事情””日本の年金”等々、身近な生活の中にもあるある。

これらを持続可能にするためのコンセプトとして、”多様性””循環””お互いに認め合うこと””校正であること”などを教えていただきました。自分を肯定する事がベースにあって初めて、他者を認め、行動につながる。教育は、まずこの部分をしっかりさせる事が大切である。そして、調査→分析→課題見つけ→解決策を考える→行動、の一連の流れが即ち教育である事をお話いただきました。

その後、各自プログラムを企画し、アイスブレーキングの後、グループになって発表しあいました。プログラムづくりをする時に重要なのは、一番に”ねらい”をしっかり考える事、そして”あくまでも子ども達が主人公であって、教師や地域の人はあくまでもサポーターであること”。普段の授業をふりかえり、果たしてこの2つをしっかり押さえた授業をしてきただろうか・・・考えさせられました。

参加者の皆さんからは、「企画案を今まで考えた事がなかったので良かった」「プログラムを作るときのアプローチの仕方がわかった」「押し付けにならない授業にしたい」「自分がやりたいことを書き出して、流れで考える事ができて良かった」等々の感想をいただきました。

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