作業日記    

2003年 10月

 1日 キャベツ ・ 野沢菜の種蒔き  キャベツは来年5月〜6月収穫分です。
 2日 玉ねぎの残渣処分。  
客土した圃場3の一部分にカキガラ粉を10kg位ばら撒きしました。
図では広そうですが実際は狭く、その3分の一の客土と成りますから 
撒いた石灰分は大目です。
客土⇒ 良質の赤土  ここは防火用水の除去による為です。
 3日 稲刈り。 今年初めて、 稲刈り機を追いかける様に稲を脱穀機に掛ける方法を取ります。

本来、掛け干しを10日から2週間行い乾いてから脱穀しますが、 ここで晴天と乾燥した風の日が続いている事、 コンバインの様に同時進行して乾燥から依頼してしまう事が 可能と確認できた事により、“一度は試してみよう” と成りました。 
農機具屋さん曰く   “出来無い事も無い・なんとか出来ます” ちょっと心もとないですが・・・  掛け干しの馬を竹で作るのも時間が掛かり、その竿に稲を掛けて行くのには、今年の我が家には時間が有りません。

後少しで脱穀が終わる〜〜所で、 故障 (^^;ゞ アセアセ  日が暮れてから修理に飛んで来て貰うと  “ベルトが緩んだ” ・・・・完全故障でなくてホット一息。 
暗くなってからの機械の作業は危険なので、途中ですが本日の作業は此処でストップ。  予定道理には行きませんでした。

後日談ですが・・・・
今年は乾燥が激しく、掛け干しをしっかりと行なった稲の殆どが、胴割れ2本と成ったようです。 “早く稲刈り・乾燥はほんの少し”と、通達が有ったそうです。 運が良かった〜〜〜
 4日 幼稚園の運動会です。 お天気で良かったです。
旦那様とお婆様の二人は、午後から昨日の脱穀の続きです。
その後稲藁を乾かす為
6束ずつ立てて、上のほうを藁で止めます。

冷夏と浮き草・藻の発生で水温が上がらず、収穫量は少なめです。
出穂2週間前の水切りを行わなかったので出穂が揃わず、一番遅い所では9月に入ってからなので、 屑米を除くと・・・・何処までに成るのやら。
 遠い田んぼは、コンバインで刈って頂いていますので両方で一年分と2袋を貯します。  
 5日 稲藁立て。  乾燥・脱穀依頼のため持込ました。 2日で出来るそうです。 
7日の夕方かな〜??  塩を振った田んぼで取れた新米のお味は ・・・・如何に!・・・
 6日 朝TELが有り “出来ましたよ〜” あっという間に新米がすり終わりました。
一晩で乾燥、籾すりが出来上がったのです。 凄いですね! 近所のお米は乾燥中ですが、 雨が降った上に曇りばかりなので、まだ数日掛かるでしょう。 
天日乾燥の方が美味しいとは思うものの、、、、、今年のお米は数的には少なく、 7畝で玄米で7袋(210kg)ですが、ふっくらと丸い米でした。  

    収穫量が少なかった現因で思いつく事は
    冷夏で、 開花期に低温と曇りが続いていた
    冷夏の年は深水で対応なのですが、水草が大繁殖。
    ネズミ?モグラ? の穴により、水を溢れさせて水草を流せ無かった。
    この事により水温が上がらなかった。
    2年続けての除草剤未使用により、水田特有の草が大繁殖し肥料分が足
    り無く成った。  ????? でも、足りなかったら、ふっくらには成ってい
    ない筈?
    では、ふっくら艶々に成ったのは〜〜〜?
    有機肥料のみで作ったから?  塩を振ったから? 
         これこそ判りません (^^ゞ 

来年は2枚共、有機肥料と塩で作ってみます。  つくづく思うことは、
“塩で枯れなくて良かった!”  米糠除草は田植え後1週間ではなく、 完全に根付いてからのほうが安全でしょう。 
 感がつかめてから少しずつ早くする様にします。

農家のお年寄りの言葉  「来年こそは!で 30年」 まだまだ先は遠いです。    
 7日 籾殻を頂く予定の方の家に伺い確認。 この方は、有機100%配合肥料 を紹介して下さった、有機栽培 ・ 減農薬でお米とトマトを生協にて販売なさっている方です。 
これで、籾殻の足りない分は確保できそうです。
帰り道、この周辺は田んぼと酪農農家が多い所なので “何か良い肥料は無いかなぁ〜”  とばかりにうろつきました。
変人?? (^^ゞ と思われたかな。 牛糞の堆肥が粒状に作ってある物を発見!
 犬の散歩をしている方が居たので自宅を教えて頂き、飛び込みです。 
でも、残念な事に配送はやってい無いとの事でした。 でも、“埋め立てた所は10a当たり 10台から20台入れないと野菜は作 れない”と教えていただく事が出来ました。 近所の配送をしている方を紹介して頂ました。 
( 予定地穂場2 は15a )が・・・・・自宅が判らない〜・・・・ 看板付き牛舎と
堆肥舎はさすがに隣接しているのですが家が無 いのです。  
家に戻ってTEL。 埋め立てている所にお願いした所、“生糞の方が良く効く上にとっても 安いか無料で頂ける筈だよ。ウチじゃ生はやってい無いから” と。 
この方から更に次の方を紹介して頂けました。 人の繋がりと言うか、 出会うチャンスはいつやって来るか判らないものですね。
 電話で直接当人同士で話すようにと連絡が有りました。 「やっても良いと言ってたから連絡して」  旦那様が早く帰れる夜にでもTELを入れようと思います。  
後日談ですが、電話が有りましたが・・・・野菜を直ぐに作る場合は生糞は  “ 強すぎる上に 菌が有るから危険なので完熟堆肥のほうが安全です” との事。
 結局堆肥を購入する事にしました 。

キャベツ・ブロッコリー・ホウレン草・青梗菜・白菜・4−A大根追肥。
ちょっと早めの追肥です。前回の鶏糞はリン酸分が大目で根付きと根張りの為でしたが、 葉の勢いが良くなったので今回は菜種粕・豚糞・落ち葉堆肥を混ぜて追肥にしました。

  何故こんに混ぜたかって?  何が良いのか判らなかったんです(^^ゞ
葉物だから窒素を効かすのは判りますが、味を良くするには? 何を好む? 
大根は葉っぱも食べたいし、葉が大きくなると霜の被害が少ないし、でも根っこ物だよねぇ〜・・・・・?  混ぜちゃえ!  とまぁ、こんなところですね。
 8日 圃場3 の端っこ(A)に肥料投入。ここも防火用水を壊した所なので、客土の赤土です。   貝殻の粉を入れて有るので、今日は米糠50kg・鶏糞30kg菜種粕20kg、攪拌後藁を一面に敷き詰め、 このまま当分寝かしておこうと思います。

図は大きく成ってしまっていますが90坪くらい?らしいのです。その半分のみに投入したのですが、  何時もの如く “こんなもんかなぁ ” 見当で量を決めました。
 暫らくしたら、落ち葉堆肥を入れようと思っています。 
  ・・・・・・・・・・・・・穂場2・・・・・いったいどの位の量の肥料が要るんだ?(汗)
考えない事にしておきます! 
 11日日 我が家の田んぼの稲藁も、十分に乾いたので納屋に仕舞いました。 
ご近所の方に藁を頂く約束をしておいたら、今日運んでくれました。
 軽トラ2台分でした。これで8畝分との事。
運んでみたら我が家の7畝分の2倍は有りました。 ????ん? 何で〜〜
旦那様曰く “うちの収穫量が少ないからだよ” (^^ゞ 、、、、、 っまいっかぁ〜
これで、来年の必要分の藁が確保できました。  
後で判った事ですが、一緒に運んでくださった奥様の勘違いで
 “1反6畝分の稲藁でした〜〜〜。
 
やったぁ!収穫量は同じでした。
 同じサラリーマン農家なので、我が家だけ収穫量が少なかったのかと、
焦っていたのですがホット一安心しました。     後は、籾殻運びと、間もなく始ま
る落ち葉集めです。

天気予報では午後から雨でしたが、 運びこんで暫らくして雨が降り始めました。
間に合ってよかったです。 雨に濡れると乾かす手間が結構掛かるんです。 
何度かひっくり返して完全に乾燥させないと、一年間持たないのです。

今年は、稲刈り時期の前から乾燥した天候だったので、稲刈りの時点で水分量
が15%だそうです。 “掛け干し1週間では長すぎる” との事で、皆さんは今日
一斉に脱穀をしていました。 普通はこの後籾摺り(籾を取る作業で、玄米にしま
す)です。 

ずっと壊れたままのチェーンソウを横目に眺めていましたが、修理不可能なので
買い換えました。  と言うのも、太い杉の木が枯れたまま立っていてくれたのに
とうとう竹やぶから自宅の方へ向かって倒れ始めたのです。 お稲荷さんは確実
に直撃されそうなので、切り倒す事になったのです。  お稲荷さんは商売繁盛を
祈願する神様で、古い農家には結構奉って有ります。 明日も雨? 
これ以上倒れなければ良いのですが。

玉ねぎの苗に豚糞追肥。 4−Dに有る少量の大根にも豚糞を追肥し不折布を外す。
落花生の収穫。

今日はセミが鳴いていました。 今までの最高は10月4日でしたので新記録です。
4日に鳴いた年は暖冬でしたが、今年の冬はどうなんでしょうね。
 もし、今年も暖冬ならば
セミがいつ頃まで鳴くかで暖冬か寒い冬かが判りますね。 
皆さんは何で判断していますか?  
 12日日 明け方まで雨でしたので、畑仕事は無しです。 
夕方に成って、籾殻を軽トラックに軽く一台分頂に行きました。
 15日 圃場3  客土していない所は肥料を入れていないので、さつま芋を伏せた腐葉
土を投入。 と言っても、運んだだけ・・・・漉き込んでは有りません。去年分・今年
度分のコンテナ40杯分位になると思います。 積む時に発酵を速める為の、
米糠・鶏糞・牛糞などが入れて有るのですが、少量の為 “野積み腐葉土” と、
します。  一端、攪拌してから有機肥料を投入する予定です。
 落花生を収穫した後なので、 次は葉物に仕様と思います。 この時期だと
マルチ・不折布でホウレン草位ですね。 

使わなくなった小さい鶏舎(3畳位)の解体。 
広くなったので、此処にカブト虫用の落ち葉堆肥を野積みで積みます。
 今日、腐葉土の投入により、堆肥舎の落ち葉堆肥に移住してもらった幼虫70匹
ですが、春にもう一度 引っ越してもらいます (迷惑だろうなぁ)
 16日 白菜 ・ ブロッコリー が防虫ネットの中で一杯に成ったので、裾を土から出し
支柱の幅を広げる  ・ 高くしました。  支柱の上にベタ掛け状態です。 
白菜も丸まり始める所です。
先日の雨量が多かったので、田んぼにはヒタヒタに成る程でした。 
水分が多いと白菜は溶けたり枯れたりと良い事は有りませんので、ネットの裾を
外す事で通気性を良くする為でも有ります。   
枯れてしまった株2つ抜き取り、処分。

ブロッコリーは流石にネットの中のほうが虫の付き方が少なく成りました。 
ネット無しでは メッシュ状態が2株で、虫も小さいのから大きいのまで〜〜〜! 
 田んぼの方が終わったら、唐辛子とニンニク汁を撒こうと思います。  
 17日 圃場3  15日の続きで、ばら撒いた後攪拌。 

田んぼ9  米糠をゴミ袋で6つ(約100kg)ばら撒き、管理機で浅く攪拌しました。
まだ、気温が高い日が有るので、来年の田植までには切り株もだいぶ分解する
でしょう。   この作業で、代掻き・田植時に前年の株が浮いて邪魔に成る事は
無くなり、肥料分に成ります。   この後は1月頃に20cm位で攪拌。   
田植前に15センチで攪拌です。

ローリエの枝きり。  去年は収穫しませんでしたので、2mを越える長さと成ってしま
いました。  立て掛け状態で、 日陰の納屋内で乾燥させます。
前回は60cmの枝に切り20本1束で出荷しましたが、今回は葉のみで出荷
予定です。 

玉ねぎ ・ 長ネギの苗場の除草。
 19日 穂場5・6の周りの堀上げ。
一部ご近所の(地主さんは??)上の段の畑が崩れていて、堀上をすると更に
崩れそうなので諦めました。 
市役所経由で地主さんに頼む様に成ると思います。       
 25日 お米が出来ました。   今年は田んぼ−10―にヒエが大量に出てしまい3回の
除草では足りず.....収穫量が落ちました。 一反七畝で7俵 (^^ゞ  一年分の自
家消費量と親戚に1俵分には間に合いました。 と言うか。。ギリギリでした〜〜
 ヒエの種が大分落ちてしまったので、来年の作業はどうなる事やら。 手作業で
の除草作業で間に合わなければ諦めて除草剤に頼る事に成りそうです。  
圃場2の基盤整備 ・ 客土があと1週間くらいで終了するので、更に時間が足りな
く成ってしまいます。
 野菜の作付けより除草作業で一年が終わる??? 収穫しても出荷は出来無
く成るかもしれません。 っま! そうなった時に考える事にしましょう〜〜〜と、
開き直りです

圃場1−A  掘れなかったじゃが芋を見に行きました。 しっかりと秋じゃがに成ろ
うと頑張って居る様です。 が・・・・何処でどう成っているやら? 春じゃがから秋
じゃがへと進行中で、植えつけた訳ではないので新じゃがが何処に付くかは判り
ません。 それ故に、困る事は安易に土寄せが出来ない⇒追肥が出来ない! 
収穫できるんだろうか?  春用種じゃがは3−Bに植え付けて有りますから安心
ですが、ここの自家消費分が収穫できないと、来年2月頃から買って食べないとい
けなく成ってしまいます。  何とかしなくちゃ〜〜!
 30日 4−A 貝殻粉を撒いて有った物の、スギナが一向に減らないので苦土石灰を散布。
此処は多めに撒きました。  B・Cはスギナが少なめなので少なく撒きました。

白菜を見に行った所、ネットの裾を外した為にアブラ虫が付いてしまいました。
・・・・外さなきゃ良かった〜〜(汗)  最後まで外さなければアブラ虫が付かなかっ
たと思います。 
唐辛子・ニンニク・栗の皮・ミントを煮込んで10gに薄めて散布。 
ネットは完全に外しました。  

ブロッコリーにもついでに散布。
こちらはバッタが減りません。 青虫類は出来る所まで手で捕殺。  
中心を見ると小さく見え始めています。  あと少し乗り切らないと。

今年はいつまで経っても暖かいので、半袖 Tシャツ一枚で野良仕事です。
虫達も元気な訳ですよね。 

ホウレン草は、元気なし! 貝殻粉では、酸性に傾いてしまってからの調整は
難しいのかもしれません。 一度、苦土石灰で調整後に、維持する為に使う方が
確実かなぁ・と思いました。


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