12月2日(日) ケナフを使っての紙すき体験
前々日の作業は、刈り取ったケナフ 1kgをハンマーで叩いた後細かく刻み、大鍋で煮込んではミキサーで粉砕する作業を12時間行った。
前日は、重曹を加えさらに2時間ほど煮込みミキサーにかけ、だんご状のパルプを作った。
当日の紙すきには、大人子供あわせて、総勢20人が集まった。
ミキサーに、あらかじめ少量の洗濯のりを溶かしておいた水を加え、パルプと一緒に攪拌させた。
はがき大の木枠と金網を使って、たらいから紙をすくった。
子供たちも始めは厚くすいたり、薄くすいたりしていたが次第に上手くすけるようになった。
すいたパルプは新聞紙に挟んで水を切る。
新聞紙の上からアイロンをかけ、乾燥させる。
乾燥させたものからさっそく絵の具を使って来年の干支である午の絵を書き、賀状作りに励んだ。
この日1日で50枚以上のはがきを作った。子供達も面白そうに積極的に取り組んだ。
児童の一人は、「自分ですいたはがきなので、送るのがもったいない。これは大切にとっておきたいな」と笑顔で話してくれた。
この時の様子は、平成13年12月4日付の柏崎日報に掲載された。
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