せっけんについて

「せっけんつくりたいなぁ」いつ頃からか、ずーっと思っていた。図書館で前田京子さんの本をみつけた。
読んだときは、ちょっとむずかしそうに思えた。それに4週間も風通しのいいところで熟成しなきゃいけないけど狭くてどこに置いていいのかわからないし、「あたらしいおうちにいってからね」と夫も言っていた。「引っ越したらぜーったいせっけんつくる!」

引っ越した。でも、すぐにせっけんつくれなかった。引越しのかたづけやらなにやらで忙しかったのと、引越しのときにきき手の親指を怪我してしまい、それどころではなかったのだ。

本を買った。たおさんこと小幡有樹子さんの本だ。前田京子さんの本より気軽につくれそうな気がした。
でも、飽きっぽい性格なので道具をそろえても1回つくっただけでいやになっちゃうかもしれないと思い、なかなかふみきれなかった。

怪我もだいぶよくなり、とにかく1回つくってみようと材料や道具を調達し始めた。が、肝心の苛性ソーダがなかなか手に入らない。せっけんを手作りしている方のホームページを見ても、苛性ソーダを手に入れるのに苦労しているとのこと。2日がかりでやっと手に入れめでたくせっけんづくりのスタートである。


つくったせっけん