データ |
タイトル | THE裁判 〜新米司法官 桃田司の10の裁判ファイル〜 |
プレイ時間 | 6時間程度 (後日談コンプ) |
機種 | PS2 | ストーリー | ★★★☆☆ |
ジャンル | 裁判? | キャラクタ | ★★★☆☆ |
メーカー | D3 PUBLISHER | グラフィック | ★★★☆☆ |
TOMCAT SYSTEM | サウンド | ★★☆☆☆ | |
発売日 | 2004年03月18日 | ソフトウェア | ★★☆☆☆ |
定価 | 2,000円 | ゲーム性 | ★★☆☆☆ |
購入価格 | 1,780円 | 総合評価 | ★★★☆☆ |
お気に入り度 | ★★★☆☆ |
本文 |
え〜、残念ながら私の中の弁護人が無能かつ陪審員の心証もよろしくないんで、判決は…
有罪 というコトで… ゲームの方は行動回数制限のあるアドベンチャーパートと、そこで得た証拠品を武器に争う法廷パートの2段がまえ。ナンか逆○裁判っポイが気にするな。クオリティは値段差から更に10倍はあろうかという(アッチ側の)レベルだし! なんせ、アドベンチャーパートは淡々としたフラグ立てだし、集めた証拠が法廷でどれほど役に立つかも想像できない。証拠品画面が歯抜けになっていたり、サポーターの擬人(スゴいAI)が"最低限争えるレベル"とか言ってる割に証拠充分だったりでかなり拍子抜けするデキ。 肝心の法廷パートも直前セーブなしでの一発勝負なのに、プレイヤーの知らない情報が出たり、勝手に解決したり、満票をジャマする2択が発生したりといった理不尽さ。 あ、一応書いておくと、裁判形式は陪審員制でいわゆる多数決。決まった場所で可能なツッコミや選択肢の内容、証拠品の提示で陪審員の支持率が変わるという仕組み。 システムはアドベンチャー系だが最低限の機能しかなく、特にメッセージスキップがないのは不備といって問題ない。 同じシステムでもTHE推理の場合はコマンド総当りでクリアできるのでメッセージスキップの必要は感じなかったが、本作は満票にするために複数回プレイするんだし絶対必要。 コレはプレイ時間の水増し工作とも取れるんで心証はかなり悪い。使いまわしのシステムを機能強化していない時点でどうかと思うのに、コレでは弁護のしようがない。 シナリオは、ひとつの筋を通そうとして結局なにひとつもできないうちに勝手に完結、大団円という、まさに作中の裁判そのまんまの展開。要はダメダメ。 更に、THE推理と世界を共有していながら、テンポの良さも、キャラの掛け合いも、擬人をベースにした世界観もなにひとつ引き継がず、高めもしていないのには失望を隠せない。 それこそオモシロかった点が、ポリで作られた法廷に無理やり収まっている裁判長(身長6m近い巨人、きっと地面に埋まってる)や、後日談でのジョンの扱い(エリート→時給司法官の舎弟)程度。しかも前者は純粋な笑いじゃないしなぁ… 基本的に手を出す必要はないというのが結論。それこそTHE推理のファンにすらオススメできないデキ。ゆかな声でゴハンが3杯くらいいけるなら止めはせんが妙な期待はせんように、というトコ。この分じゃTHE推理3も期待しない方が良さそうだ。寂しいことに。
first edition : 04/03/28
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ひとこと |
どっかのアニメに登場したような人や、"超法規的措置"といったネタも本編がコレでは空振り。 |