index / Impression
データ
タイトル MISSING PARTS 2
the TANTEI stories
プレイ時間 14時間程度
/クリア
機種 DC ストーリー ★★★☆☆
ジャンル 探偵モノADV キャラクタ ★★★★☆
メーカー F・O・G グラフィック ★★★★☆
発売日 2002年10月24日 サウンド ★★★☆☆
定価 4,800円 ソフトウェア ★★☆☆☆
購入価格 4,800円 ゲーム性 ★★☆☆☆
総合評価 ★★★★☆
お気に入り度 ★★★★☆

本文
 全3作、6話からなる探偵モノアドベンチャーの2作目。ちなみに前作の感想はこちら
 今回は第3話『託されたペーパーナイフ』と第4話『傷ついたテディベア』を収録。

 構成自体は2話に近く盲導犬的。小さな会話イベントをたくさん配置してあるのは好感が持てるが、 直接事件に関わる部分が少ないのは寂しいところ。

 第3話は、材料が充分に与えられてからの推理ということで難易度は低め、ただ、 風水を絡めた推理に関してはちょっと判りにくかったところも。
 第4話は、ほぼ誘導通りに進めるだけではあったが、Rank.Aやバッドエンドの分岐条件が ゲーム的ではなかったように思える。
 特にバッドエンドは取って付けた感が高いので、そのバリエーションを増やす方向へ 進んだのはチョい残念。

 本作最大の魅力であるキャラクタであるが、第3話は哲平、第4話は奈々子メインと やや他のキャラが動かしにくいチョイスのため、全体的に大人しめ。
 やはり、下僕3人組や京香と成美といったからませやすい構成がないと寂しい。

 連作の中で哲平の素性をバラすのはアリな選択ではあるが、そのせいで得体の知れないヤツから ランクが下がってしまったのも事実で、処置としては微妙。
 まぁ、次回復帰してくれれば、良いパートナーとしてイキイキと動いてくれるとは 思いますが。

 新キャラでいえば、第3話のヒロイン、涼雪(リャンスエ)や情報屋で哲平を愛でるオカマ、 エミーなどは好印象。

 ただ、全体的には3作目への繋ぎという部分が目立ち盛り上がりに欠ける。
 今回現れた裏の組織、恭介の捜し求めるペンダントとの因果関係、鳴海所長らしき人物の 登場など、随分と引っ張ってくれているので、完結編に期待したいところ。

 そんなワケで、キャラクタが生み出す空気を楽しむアドベンチャーとして前作を 気に入ったのであればオススメ。ただグロ表現があるので注意は必要。

first edition : 03/01/21
ひとこと やっぱり来世ですか?

index / Impression