AZ−CON2漫遊記 戻る

第四章.終らない宴

 クイズ大会が始まった。始まってしまったのだ。今回のクイズ大会では、クイズ問題を募集しその中から出題するという企画であった。企画としては、一般的なものだが、実はこれをやり遂げるのはかなり大変な事なのだ。そもそもクイズとは、問題を解くという行為が、そのゲームの要だ。つまり解けなければならない。問題というのは、誰かが作るものだから、別の誰かが解けても不思議ではない。しかし、ゲームとして成り立たせるには、複数の人間が解けて、競ってこそ面白いクイズとなり得る。(かの「カルトQ」では、思いっきりマニアックな問題が出ていたが、詳しい解説やフォローによって、端で見ている人でも楽しめる工夫がされていた)出題者とごく一部の解答者のみでやり取りされている問題では、他の大勢は蚊帳の外へと追いやられてしまう。
 前置きが長くなったが、今回の出題は答えを聞いてもあっているのかどうかすらわからない問題が続出した。せっかく作ってもらった問題だから、みんな出題したいのはわかるが、何しろ何時までたっても終らないのだ。一応、解説や周りの皆が盛り上げてくれたため、場としては白ける事はなかったのだが、時間は延々と消費されていった。ただ、どんな問題が出たかは、ここに書く事はできない。収録したビデオを見れば、どんな問題が出たかはわかるが、ここに書きたくなるほど印象に残るものが、無かったためだ。
クイズ大会の様子。まだ、疲れてない頃
 長かったクイズ大会は、なんとか終了した。続いて福引き大会へと移行した。入場時に配られたチラシに打たれた番号によって、当選者が決まる。次々と当選者が決まって行くが、あずき道を極めたような人たちには、すでにコレクション済みのアイテムが多かったのか、今イチ感動に欠けるものがあったのは、致し方ない事かもしれない。かく言う私も、以前は珍しがられたカレー皿をいただいたが、すでに友人よりいただいたものがあったので、またいずれかの機会に放出しようかと画策している。
 そして、ついに福引き大会も終了した。即売会での企画は、これで終了である。しかし、すでに時は即売会終了の時間を告げており、待たれていた即売会の続きも、参加者との交流も、再開される事なく、AZ−CON2第1部は、後ろ髪を引かれる思いを残しつつ、終了した。

第五章につづく

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