木造建築編


2003年6月9日

上棟が終わったので、いよいよ今日から本格的な大工さんの仕事の開始である。
窓やドア等の鋼製建具を取り付けて、外壁を張って、お風呂やトイレ等の水回り関係を取り付けて、壁や天井の下地を作って、床を張って階段を付けてキッチンを取り付けて、階段付けて、壁紙張って・・・・。うーんまだまだ色々することあるよねぇ・・。
で、今日は窓やドアなどが搬入されていた。作業は特に進んでいなかった。

建築現場というのは、廃材が結構でる。日曜大工屋さんで買ったら結構な金額になってしまうような廃材がいっぱいでる。
エコロジーとかリサイクルとかの看板や張り紙がいっぱいしてあって分別はしているようだが、やはり廃材は廃材として燃されてしまうらしい。やはりどの企業にとってもリサイクル・エコロジーっていうのはお金がかかるのでなかなか実現が難しい事である。
なのでうちもここは一つリサイクルに協力する事にした。昨日の上棟の時に現場監督のAさんに許可を取って、廃材を使えそうなのを見繕ってキープすることにした。スタジオの機材ラックや棚やエアコンの室外機のカバー等を作る日曜大工の材料にする予定だ。

2003年6月10日

窓が全部ついた。


玄関のドア以外はテラスのドアもついていた。

穴が開いているだけのときは、でかすぎたか・・・と思っていた窓だが実物がつくと、あれ?以外と小さいのねと言う感じだ。
夜になって雨が降り始めたが、窓がついたので、とりあえず雨風はしのげるようになった。本日より関東も梅雨入りしたそうなので梅雨入り前に窓がついてよかった。滑り込みセーフだ。
でもなんかログハウスみたい、もうこれでいいか!あとは、ドアがつけば住める(笑)

2003年6月11日

ドアがついた!完成だ。

↑これはスタジオのドア。
え・・・でもちょっとまって、この色・・・。あれぇ?黒って頼まなかったっけ?仕様書にも枠・本体ともブラックってかいてあるよね。枠はたしかに黒だけど、でもこれグレーな気がする。トステム・リジェーロの黒ってこんな色なの?発注間違ってない?

そして、24時間換気システムの配管もはじまっていた。怪しい管がいっぱい通っていて第7サティアンのようだ。

空調とともに、水回りの配管もはじまったようだ。床や壁に配管用の穴が至る所に開いていた。


業務連絡!業務連絡! リジェーロの色確認お願いしまーす。それから、監督のAさんに例の物早く下さい!って伝えてくださーい。

2003年6月12日

今日はJIOの検査があったようだ。構造の検査らしい。

JIOってなんジオ?
JIOというのは日本住宅検査機構という団体で、住宅がきちんと設計通りに建てられているか検査をする団体である(もちろん有料です)。よーするに手抜きとかインチキしてないかつうのをチェックする第三者機関なわけだが、工藤建設で建築を頼むと施主から指定が無い限りこの団体が自動的に選ばれる。普通は建築の検査出来る人なんて知らないから大体はここの団体に頼むことになる。我が家もそうである。建築の節目節目で検査が入り、検査が終わると報告書が我が家に送られてくる。既に2回報告書が来ている。もちろん今のところ何も問題は無い。あったら困るけど(笑)
で、なんか有ったらどうするかつうと、直せと言ってくれるらしい。それからもし工藤建設が倒産したりしても、建築中の物ももちろん建築後の保証期間内の保証もちゃんとJIOがしてくれるらしい。合併したての大銀行が潰れちゃう時代ですから、ま、一種の保険みたいなもんですな。

業務連絡!業務連絡!
 監督のAさんに例の物受け取りました!と伝えてくださーい

2003年6月13日

山のように、断熱材・石膏ボードなどの資材が運び込まれていた。
天井や壁の造作が本格的に始まるようだ。

それ以外はあんまり変わってなかった。

2003年6月14日

今日は、大工さん1名・水回りの配管やさんが2名・電気設備やさんが2名の合計5人の人が作業をしていた。
大工さんは軒先の骨組みをしていて、例の電柱の部分は屋根はまだ切ってないが、骨組みは斜めによけて造作されていた。

毎日現場は見に行っているがいつも遅い時間なので、初めて大工さんと顔を合わせた。水道やさんとは2度目。職人さんはみんな気さくないい人だ。
大工さんの話しによると、来週外壁の工事が始まるそうで外壁の防水が終わって水回りの配管・電気の配線が終わったら、断熱など天井や壁などの内側の工事を始めるそうだ。
2階部分の電気の配線はほぼ完了していた。すごい電線の量でびっくりした。
水回りの配管は、夜バンドの練習の帰りに寄ってみたらまだ作業をしていた。遅くまでご苦労様です。上水・下水・給湯と3つも管を通さなければいけないのでかなり大変そうである。
キッチンは給湯器からかなり離れたところにあるため、かなりの距離を給湯の配管がされていた。他の所は比較的給湯器からの距離が短いがキッチンはお湯が出るまで時間が掛かりそうだな、と思った。
それから疑問点が一つ、電気や水回りの配管は2×4(6)のフレームに後加工で穴をあけて配管されるのだが、あれって大丈夫なんだろうか?柱の強度計算っていうのは、配管の穴で強度が落ちることまで計算入っているのだろうか?電線の多い部分などいっぱい穴開いちゃってるけど、あれって平気なの?

2003年6月15日

今日も日曜だというのに配管やさんが入っていた。ご苦労様です。

LANの配線は自分でやるつもりなので、ルートの確認をした。でも内装やる前に配線してしまった方が絶対楽な気がするので、壁を作る前に配線だけ自分でしてもいいかどうか、A監督さんに聞いてみよう。壁が無いので配線だけなら1時間もかからないはずだ。部材は既に手に入れてある。
それから建具にぶつけて塗装がはげちゃっている部分をみつけた。あれどうする気なんだろう?まさか部品交換だよね?タッチアップじゃ許さないひと約一名居ますよ(笑) さて、どこでしょう?場所はひ・み・つ

2003年6月16日

天井の軒が完成していた。


電気の配線は、1F部分もほぼ完了していたのでLANの配線をしてきた。もちろん事前に監督さんに了承は頂いてある。ただ今日やるつもりはなかったので、今日はやらないと思いますと言ったが、仕事が早く終わったのでやってしまうことにした。
他のケーブル類と間違わないように緑色のケーブルにしてみた。やはり壁や天井がないので配線は楽だった。CATE5eの100mケーブルを仕入れておいたのでスター型に各部屋からサーバーやルーターを置く予定の場所へ合計6部屋分配線をしておいた。一応綺麗にやったつもりだが、気に入らなかったら直してくださいね。後配線用のCD管は将来光ケーブルや監視カメラのケーブルを通す時に使おうと思ったので、あえて使用しないで配線した。CD管は後のために予定通り入れて置いて貰おう。

スタジオ玄関のドアの色だが、あの色が黒らしい、今朝A監督に確認した。うーん・・・これだから色って奴は写真じゃ分からないんだよねぇ。そう言うことならしゃーないけど。ちょっとがっかり。
今週は外壁工事の予定なので、外壁との色合いがおかしくなければ良しとしよう!

2003年6月17日

天井の断熱材がちょっとだけ貼られていた。


地下に電気の配線が入っていたので、LANケーブルも同様に地下へ落として置いた。

階段が上り口以外ふさがれていたが、これはおそらく内装をやるための足場確保だと思われる。危なく頭をぶつけるところだった(笑)

2003年6月18日

今日はかなり断熱関係の工事が進んでいた。


2Fの天井は、断熱のグラスウールが充填され透明気密シートで密閉されていた。屋根裏は何もしないようだ。屋根裏にもスタイロフォームを張り込むのかと思っていたが何もせずにそのまま天井にグラスウールを充填するだけらしい。
傾斜天井部分は、スタイロフォームが屋根裏に貼り込まれその上に気密シートが貼られる。真ん中の出っ張りはお願いして作ってもらった傾斜天井用ではないシーリングファンを無理矢理(笑)取り付ける為の台座。


1Fの天井部分は、既に石膏ボードが貼りあげられていた。
そして、トイレや洗面所などの水回りの壁にはロックウールが充填されていた。

ベランダの防水加工も終わっていた。テラスはFRPが乾くまで人が出入り出来ないように板で閉鎖されていたので、窓から覗いてみた。昨日まで木造だったベランダがFRPでコーティングされベランダっぽくなっていた。花壇も綺麗にFRPで仕上げられていた。でもFRP独特の匂いが臭い・・・。
やはり昨日のうちに、LANの配線をしておいて良かった。実は今日はこっそりオーディオのスピーカーの配線もしちゃおうかと思っていたがもう出来なかった(笑)

2003年6月19日

ガレージのシャッターがついていた。

これで建物の外側に出っ張る部分は全て取り付けられた(と思う)。外側の全ての収まりが完了したのでおそらく明日か明後日には外壁工事が始まるはずだ。台風はどうやら通りすぎた様だが、雨ばっかなので早いところ外壁工事を終わってしまって欲しい所だ。
ガレージシャッターが取り付けられたのでガレージの内側の内装も始まった様である。ガレージはこのケイカル板(ケイ酸カルシウム板)を貼り上げただけで、コストダウンの為塗装や壁紙の内装はやらない予定だ。完成後に汚れたり気にいらないならDIYで塗装をやる予定である。

部屋の内装では、2F部分の窓に化粧窓枠の下地の細工がされていた。ベランダのドアも元に戻されていた。FRPは乾いたようであるが、念のため今日のところは覗かないでおこう(笑)。

上棟確認のときに言い忘れた内装下地の合板仕上げ(通常部分は石膏ボード仕上げだが、絵や棚などの重量物を壁に付ける場合は木合板で下地を作ってもらう)箇所を今朝A監督にFAXでお願いした。早速現場には図面が届いていて、柱に打ち付けてあった(笑)。仕事早いねAさん。

2003年6月20日

2Fの天井も石膏ボードが貼りあげられていた。

ベランダの防水を覗いてみた。
なんで、この壁だけ防水してないところが残っているんだろう?謎だ・・・。

2003年6月21日

外壁に防湿紙が貼られていた。家中”KUDO”のロゴマークだらけだ。

金曜にFAXでお願いした合板下地が既に造作されていた。仕事早いよねぇ。
台所の隅にPS(パイプシャフト)が造作されていた。図面通りに作られていたのだが、実際中に通る物は換気のパイプだけでスカスカでもったいないよねぇ、と大工さんと話をしてたら、
「もったいないですから、、じゃ小さくしちゃいましょうか?」
というので、つい
「お願いします」
と言ってしまったら、速攻で壊して作り直してしまった。すごい(笑)。

ごめんなさい、A監督。事後承諾になってしまいますが、PS小さくしちゃいました。とメールしておくことにしよう。ついでにホームセキュリティの端末を設置するニッチの場所とサイズも大工さんに伝えておきました。
他にもやはり図面では気がつかなかった階段の下などに色々収納スペースが作れそうなので、こっちはちゃんとA監督に相談してみることにした。
ガレージの内装もほぼ完了していた。仕上げはこれでお終いなのであるが、真っ白で爽やかなガレージで、これはこれでなかなか良い。
じゃーん!とうとう”ぷらすニャン”が登場していた。猫用出入り口も造作されていた。
写真は猫トイレの入り口。

かわいいかも・・・。

2003年6月22日

今日は日曜なので工事はお休み。ゆっくり休んで明日からまた頑張ってください。
3日ほど晴れが続いていたが、また今夜から梅雨空が復活するらしい。KUDOマークの防湿紙濡れても平気なんだろうか?来週には外壁の工事が始まるそうである。大体一週間ぐらいかかるらしい。そうそう、ベランダの防水していない壁は外壁が回り込む部分であった。ベランダの内側までサイディングで仕上げるとは思っていなかったので、ちょっとびっくり(笑)

設計段階で図面では気がつかなかったり、気づいていたけどまぁいいかと思っていた物が、立体になってくるとやっぱりこれは・・・・と思ってしまう事が結構あった。
傾斜天井の角度も梁をよけて設計をわざわざ変更して角度を緩くしてもらっていたのだが、実際に見ると吹き抜けがかなり低くなってしまうので設計当初のとおり、梁を露出させて天井の勾配は最初の設計に戻して貰った。

それから特に素人が想像するのが難しいのが階段回りだと思う。うちもやはり2つ有る階段下のデッドスペースがどうしても、もったいないと今更ながらに思った。1Fと2Fの階段下は既に収納になっているのだが、もっとぎりぎりまで階段の下を使えない物だろうか?
それと地下への階段は高さが3mもあって、構造上階段下は完全なデッドスペースになっている。スタジオ側から出入りする収納というのも設計時考えたが防音上問題有るし、今更それを言ってもコンクリートに穴を開けるのは不可能(ではないとは思うが)なので、階段を一部分取り外し可能な様にして階段の下に入れるように出来ないものだろうか?とA監督に相談してみることにした。
きっと、「さすがは工藤建設!頼りになるねぇ!」という案が出て来るにちがいない、期待して待っていよう。

2003年6月23日

地下のスタジオの浮き床と浮き壁に使うグラスウールのボードが搬入されていた。
濃い色のが密度96Kの床用の固いもので、手前の色の薄いのが密度32Kの壁に使う材料である。

1Fも内装が始まった。ちなみに大工さんは2F担当と1F担当との2人居ます。
2Fはクローゼットや洗面所の壁造りが始まった。

猫トイレ兼物入れも内側に石膏ボードが貼られていた。
天井の点検口も開けられていた。

点検口から天井裏を覗いてみた。
換気扇のダクトがのたうち回っている。これじゃ将来屋根裏部屋にしようと思ったらこれ邪魔だよね・・・。コストの問題で屋根裏収納は今回は見送ったが、将来屋根裏収納にしようと思ってるんだけどなぁ・・・。。

2003年6月24日

階段の手すり壁が出来ていた。階段がつくのは最後の方らしい。

2Fはだいぶ部屋らしくなってきた。2Fは今週中に壁の下地が出来てしまいそうな勢いだ。
1Fも合板下地などができはじめていた。

久々に地下に忍び込んでみた。
隅切りがしてあった。うーん全体的にこの巾部屋が狭くなるのね。もったいないけど、しょうがない・・・。

2003年6月25日

階段・床の部材が搬入されていた。壁が終わったら床を張り始める予定のようだ。

1Fもだいぶ部屋らしくなってきた。
玄関ホールのニッチも骨組みが出来上がっていた。

床下に水回りの配管をするため開けられていた穴も塞がれていた。
雨なので外壁工事が進まない。今日はもの凄い雨が降っていたが大丈夫なのだろうか?

2003年6月26日

猫の導線。


外壁材がガレージにやっと搬入されていた。

あのぉ・・・これってちゃんと直してから換気口つけるんだよね?穴だらけのボロボロなんですけど・・・。塞いじゃえば見えないから大丈夫なんて言わないよね?


そんでもって、グラスウールとかロックウールの入れ方が雑な場所があると思う。見た目が汚くてもちゃんと入っていますと言うことも言えるけど、やっぱりきちんと丁寧に施工したら見た目も綺麗になるんだと思う。それから玄関ドアの隙間を埋めるコーキングフォームもきちんと入っていない部分もあるし、これじゃ気密性保てないよね?

JIOの断熱性の検査っていうのが確か今週のハズなんだけど、これでJIOの検査は通ってしまうんだろうか?
こう言う所ってうちは毎日見に行ってるからまだここが変とか解るんだけど、それでも朝から晩まで見てるわけじゃないし、ましてや普通の施主はそんなに見に行けないから仕上げしちゃったら見えなくなっちゃう部分なんだし、ちゃんとして欲しいな・・・。
うちの場合技術的な事はわかんないけど、ある意味JIOより厳しいよ(笑)検査は毎日だし、不具合あるとその日のうちに世界中に報告されちゃうんだからね。タチ悪いよねぇ(笑)変な客捕まえちゃったとおもって諦めてください。

2003年6月27日

少しだけは今週のはじめに行われていたが、天候が悪くずっと止まっていた外壁材の下地処理がほぼ出来上がっていた。


やっぱり昨日も書いたが、色々仕上げ等気になる部分がでてきた。明日現場監督に直接言ってみる事にした。

2003年6月28日

今日は、朝から現場でA監督に会った。
気になっていた仕上げの雑な部分、壊れている部分、断熱材の追加部分などを伝えた。
大工さんも設備やさんもとにかく家造りは大勢の人が入り乱れてやっている仕事である。だから、失敗してしまったり壊してしまったりすることはあって当たり前な事なので、壊したことや失敗してしまったことを責めてもしょうがない。直せば良いだけなので、気がついたことはどんどん現場監督に言うべきだと思う。その為に現場監督が居るのだし、工藤建設はちゃんと対応してくれる会社だと思う。
通常大手のハウスメーカーだと現場を勝手に見に行くというのは絶対許可してくれない。もちろんそれは事故があったら責任問題になるからという大前提が建前としてあるのだが、それ以上に「見られたくないことを勝手に見られたくないから」というのが本音ではないだろうか?
工藤建設が事前に見に行く事を伝えずに見に行く事を許可してくれるのは、「いつ見られても困るようなことは何も無いですよ」という自信のあらわれだと思う。それでも監督も複数の現場を同時に担当しているのでどうしても見落としてしまう部分などでてきてしまう。だから気がついたり疑問に思ったことは、ともかく監督に言うべき。もちろん建設現場というのは危ない場所や危ない物が多数あるので事故には気を付けましょう(笑)

今日一日で早速換気ダクトの修理がされていて、グラスウールの隙間修正・追加等もされていた。現場監督に伝えた事は全部ではないが、あらかた修正されていた。1F部分もほぼ壁の下地ができあがり、ニッチも出来ていた。
そして、ユニットバスの取付がほぼ完了していた。

滅多に見れないユニットバスの底もしげしげと見てしまった。
そして2Fは、窓の化粧枠が取り付けられていた。

クローゼットの棚も付いていた。 引き戸やドアなどの枠も組み立てられていた。2Fはもうすぐ住めそうな勢いである。

カーテン屋さんのワゴンセールで、特注のキャンセル品らしいブラインドがたったの300円で売っていた。たまたま使えそうなサイズの窓がうちにもあったので、2個買ってきた。ラッキー!カーテンもかなり安く売っていたので買ってきてしまった。

横浜市の太陽光発電の補助金申請の書類をS工業へ出しに行った。

夜、工藤建設に行きSさんと4ヶ月ぶりに会った。生きていた(笑)このHPは毎日朝晩チェックしているとのこと。
設計のKさんも打ち合わせに来ていたがこちらは半分死んでいた・・・・。仕事し過ぎじゃない?あんまり無理しちゃだめだよ・・・。

2003年6月29日

本日は日曜で工事がお休みなので、地下室にベースアンプとベース・スネアドラムを持ち込んでサウンドチェックをしてみた。

エアコンのスリーブと換気扇のスリーブは、端材のグラスウールをぎゅうぎゅうに詰め込んで簡易的に塞いでおいた。
持ち込んだベースアンプは、大きさは小さめだが最大出力200Wのかなり大きな音がでるアンプである。ベースギターもアクティブピックアップなのでパワーも大きめ。このセットをフル10にして音を出してみた。4弦の解放(E)を思い切り弾いて1mの距離で騒音計をピークホールドにして音圧を測定したところ103dBであった。
この状態で、音を出し続け家の外と居室部分の色々なところで音を聞いてみた。
まず居室だが色んな所で音と振動を観察してみると1F部分より2F部分の方がビリビリと振動が激しい。テコの原理で上に行くほど揺れ巾が大きい様だ。
外へでてみる。玄関下に下りてみると、音はたしかに聞こえるが踏切や車の走行音等の付近の騒音レベルに較べたら小さく昼間であればこのままでも苦情がでることは無いのではないだろうか?というレベルである。2方向ある道路側の音漏れレベルは同様。
後ろの家側と、ガレージ横のマンション側はスタジオと外壁の間に建物内に空間が有るためさらに音漏れのレベルは小さかった。
音源をスネアドラムに変えてみても同様の結果であった。
地下室はまだドアも何もついていないので開口部から音が居室エリアへ筒抜けで、その音が開けっ放しになっているガレージなどの開口部から直接抜けてでていってしまっているので、建物本体の防音性能を正確には判断できないが感触としては悪くなさそうな感じである。建物の外部に対しての遮音性能は、防音工事をすればほぼ完璧になりそうな感じである。問題は居住エリアへの音と振動がどの程度抑えられるかである。
本来地下にドアがついた時点で計測しようと思っていたのだが、施工の都合上防音工事のあとでドアを最後に取り付ける手順になりそうなので、今回は地下にドアが無い状態でのサウンドチェックをしてみた。またドアがついた時点でもっと正確に遮音性能を計測してみようと思う。

また、本日は作りつけのテーブルに組み込んで貰う本棚(昨日まで使用していたもの)を現場に搬入しておいた。

2003年6月30日

早い物でもう6月が終わりである。

なんか、今日はごちゃごちゃと色々あったらしくあまり工事は進んでいなかった。
唯一キッチンや猫出入り口の集成材の笠木が取り付けられていた。

って、えーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!何これ?!・・・。
集成材って、こんななのおおおおおおおおおおおおおお?マジぃ?妻の言葉を借りると、蛇みたいな色(笑)だそうだ。
集成材っていうのは、言葉のとおり材木を寄せ集めてくっつけた材木なので、木目が色々な方向だったり多少色が違っていたりするのは知っていたけれど、それにしても、これは・・・・・・・・・・・。
あまりに悲しすぎて、写真すら載せられない・・・。
うーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーん。
大工さんのゴミ袋から切れ端を家に持って帰ってしげしげと見てみたが、やっぱり、うーーーーーーーーーーーーーーん・・・。
うーーーーーーーーーーーーーーん・・・・・・
うーーーーーーん・・・・・

ぐう・・・・・・・・・・。

木造建築編2へ続く