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New:2003/05/01 |
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コンクリートの床は強度、耐久性はあるものの、水分と油分の浸透の問題や表面から削れて浮き出る細かな塵の発生などの問題が残ります。特に前者は車両の整備を行う上では、オイル、フルード類の浸透による汚れが問題になります。 そこで、コンクリート表面を覆う塗装が必要になってきます。コンクリート床の塗装はコンクリート打設後、一ヶ月後くらいに行うのが良い※1ようですが、ワタシのガレージの床の場合、諸条件が重なり(^_^;)約一年度の塗装作業となりました。あまり期間が長く経過してしまうと、コンクリート表面の処理作業(劣化、汚れの除去)が大変になるので、本来はもっと早く塗装をすべきでした。 が、ガレージ内に荷物が多いために、面積半分ずつの塗装をしたいのと、その場合、塗料の乾燥時間が掛かると作業効率が悪くなるので、冬期での施工は避けていました。
※1:理由は、油性シーラーの塗布条件が「新しいコンクリートは約一ヶ月放置(水分8%、PH10以下になるまで)し、充分に乾燥させること」である事から。 |
●使用した塗料類 | |
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◆下地処理用 コンクリートに塗装を行う場合、最初にシーラーを塗る必要があります。今回購入したのは、ALESCOブランドの油性シーラー(\2,500で購入)で ・内容量3.4リットル とあります。成分は合成樹脂(アクリル:クリヤー)、有機溶剤。乾燥時間は夏期20℃で40分(冬期は約2時間)
◆コンクリート保護用塗料 アサヒペンブランドの水性の合成樹脂(アクリル)塗料(購入価格¥2,700)で「強力コンクリート床用」というもの。想定用途には、 「ガレージ、倉庫、ベランダ、テラスなどのコンクリート床に」とあり、「塗膜が硬く摩耗に強い」、「防塵機能・簡易防水効果」とあります。付記すると、性能面では耐摩耗性、耐ガソリン性、耐水性など耐久性にも優れている、との事。 この製品は、 となります。この製品を選んだ理由のひとつは、乾燥時間が夏期30分〜1時間(冬期2〜3時間)と短い事。 一缶買って一回塗りで良いかな、とも一瞬思いましたが、耐久性に関わる事なので、施工中、乾燥を待つ間にもう一缶買い足しに行きました。 この上の性能を求めるなら、水性ではなく、塗膜が厚くて強度がより高いエポキシ系の製品になりますが、コストや施工時間の問題等もあり、水性のものでOKとしました。 色は車両整備場というとグリーン系を連想しますが、ウチのガレージでは木工作業も行うことや、床面を広く見せたいこともあってツヤありライトグレー色を選択しました。
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●前半部の塗装 | |
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一枚目の画像がガレージ前半分のシーラー処理が終わったところです。シーラーは油性のものを使用したので、換気に充分注意。閉所で作業すると気分が悪くなったり、火災の原因にもなり得ます。 シーラーが乾燥したら、上塗りをします。その際、必要に応じてマスキング処理を忘れずに。 まず、最初に隅の部分は刷毛で塗装します。 次に、ローラー刷毛を使用して全体を塗ります。一通り塗ったら乾燥を待ちます。2回塗りするには、夏期2時間以上の間隔を空けろ、と書かれています。
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一回目の塗装がある程度乾燥したところで、部分的に修正をします。これは、約一年の間に木工ボンドやシリコンシーラントなどが床に滴ちて汚れたため、塗装を弾いてしまったから。
その後、ローラー刷毛を使って2回目の塗装をし、再度乾燥を待ちます。 |
●後半部の塗装 | |
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前半分が終了したら、床上に置いてある荷物を塗装の乾燥した前半部に移動し、同じように (1)清掃 と、繰り返します。 |
●塗装が完了して | |
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塗料の注意書きには、「歩行したり、重い物を置くときは、塗装後一日以上乾燥させて」とありますので、一日養生しました。 で、養生が済んで車を入れてみると左の画像。この日は雨だったのですが、タイヤの痕の少し汚れた水が塗装に弾かれているのが分かるでしょうか? 以上で塗装は完了。乾燥途中を観察してみましたが、半乾きの状態では薄いゴム膜のような感じに変化して行きます。完全に乾燥すると、爪でひっかいても傷もつかず、そこそこ硬く、かつ柔軟な膜を形成するようです。たしかに簡易な塗装の割には耐久性は高そうですが、フロアジャッキやウマ(リジッドラック)を使用したりするとだんだん剥がれてくるかも知れません。 でも、その場合には、その部分のみ再度塗装して修復すれば良いだろうと思います。
さあ、これでガレージ内でオイル関連の作業もOKになりました。(^_^) あ、そうそう、塗装した床は当分溶剤などの臭いがキツイので、充分に換気が必要です。恐らく何ヶ月かは臭いままでしょう。(^_^;)換気が悪いと、シックガレージ(シックハウスでなく)症候群、なんてことにも成りかねませんからね(笑)
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