3日目

 最終日。6時半に起床し,PYONと二人で朝の露天風呂に向かいました。行ってみると入浴中の札がかかっていたので,内風呂の手前にあるプレイルームで露天が空くのを待つことにしました。15分程経っても一向に人が出てくる様子がないので痺れを切らしていると,ちょうどKAZUが男風呂から出てきたので,露天の様子を覗いてもらうことに。するとなんと誰も入っていないのでした。入り終わったらちゃんと札を裏返しておいてよ...。
 外は寒かったけれど,露天のお湯は結構熱めだったのでちょうどよいくらい。眺めがいいわけではありませんが,お天気のいい朝から露天風呂に入れてご機嫌です。
 朝ご飯を食べてチェックアウト。さつ木荘も1泊2食付で8,000円のお宿でした。温泉がお勧めです。

 3連休の最終日,明日からお仕事なので今日はほとんど予定はないのだけど,帰りに一つ温泉に入りたい&高山ラーメンを食べたい!帰りは上高地白骨林道を通らずに,宿からそのまま東に走り前川渡から沢渡を経て平湯温泉に向かいます。上高地の入り口では,バスやタクシーが列を作っていました。マイカーが規制されていてもこれだけ混雑しているのだから,上高地の人気はすごいものです。硫黄臭がするなあと思っていたら,川沿いに煙が上がっているところが何ヶ所もありました。
 ここから安房峠に入り,昨日通った道に合流しました。中の湯温泉付近から見える穂高とその周辺の黄葉がとてもきれいでした。たった一日だけど,黄色が少し濃くなったような気が。

沢渡から上高地方面へ安房峠 中の湯温泉付近の黄葉少し顔を覗かせた穂高

 峠を走り平湯温泉へ向かう車の中,みんなに「平湯温泉に立ち寄る?」って聞くと,「どちでもいいよ。」との返事。うーん,温泉に入りたがっているのは私だけか?温泉に興味のないKAZUに至っては,「みんな温泉に入るんだったら,その間温泉街ウロウロしとくわ。」だって。まあ,いいや。私は入りたいし行っちゃいましょう(笑)
 と話しているうちに,「神の湯」の入り口を通り過ごしてしましました。安房峠を下ってきて平湯温泉の温泉街より手前にその入り口はありました。細い山道をずんずん登って秘湯の雰囲気満点。温泉はいらないって言っていたKAZUもこの雰囲気には入ってみようかなと興味を持ってくれました。
 駐車場に着くとそれでも結構な車が止まってました。ここは温泉大好きなよしかさんお勧めの温泉。武田信玄が発見したといわれる平湯温泉発祥の地です。入浴料400円を払って,さらに坂道を歩いていくとまず男風呂。そこからさらに上がると女風呂があります。
 脱衣場も小さな木の小屋程度の建物でとてもひなびた感じ。温泉には洗い場もないので温泉に直行。もみじが色づき始めていて,ひらひらと葉がお湯に落ちてくる様を眺めるのはなんともいえず幸せな気分...と思っていたら,がやがやと大人数が入ってきて秘湯ムードは丸潰れ(×_×;) おばさんも若い人も混じっていたから,温泉ツアー御一行様だったのかな。でも,みんなも神の湯の雰囲気がよかったと言ってくれたので,行ってみた甲斐がありました。

駐車場から細い道を歩いて小さな脱衣場の小屋
あ,おじさんカメラ目線...きれいな紅葉を眺めながら入浴

 温泉に入ってもまだまだ時間は10時半頃。このまままっすぐ高山経由で帰るのももったいなくて,新穂高のほうへ少し寄り道することにしました。平湯温泉から471号線を北上し福地,新平湯,栃尾の奥飛騨温泉郷を通って,新穂高ロープウェイの方へ向かいます。
 途中の道からもロープウェイが見えて,その奥には穂高から槍ヶ岳に続く穂高連峰がよく見えました。あのロープウェイを登って山を歩くのも楽しいんだろうな。でも,今回は乗鞍高原の方がメインだったのでまた次回ゆっくり来てみたい所です。温泉もいっぱいあるしー。

山際に走る新穂高ロープウェイ槍ヶ岳 穂高連峰

 新穂高ロープウェイへはちょっと行ってみただけで引き返し,上宝村,国府町を経由して再び高山へ向かいました。国府町から高山市内へは一気に標高を下げる形で,ぐねぐねの山道を下っていきました。
 残る行程は高山で高山ラーメンを食べるのみ。市内に入ってしまうと混むかと思い,出来るだけ帰りの道沿いでラーメン屋さんを見つけたいと思っていたのに,意外にそれが見つからない。やっと見つけたお店は人が並んでいたので,結構おいしいお店かもしれないのだけど,「高山ラーメン」とは書いてなくて「飛騨中華そば」と書いてありました。そこで「高山ラーメン」と「飛騨中華そば」の違いに悩む私達。どうやら同一のものらしかったのだけど,そのお店は混んでいたこともあってパスしました。
 そうこうするうちに市内に入ってきたので,るるぶに載っていた「やよいそば」というお店に行くことにしました。どうやら「高山ラーメン」とは普通言わないようで,醤油ベースのちぢれ麺を特徴としたこのラーメンを「飛騨中華そば」と言うそうです。あっさりした味でしたが,ちょっと私的には塩辛いなという感じでした。
 「やよいそば」を出て,弥生橋を渡った宮川沿いに,お味噌やさんやお土産やさんがあるのでちょっと立ち寄り,朴葉味噌と職場のおみやげ用に栃の実せんべいを購入。
 後は飛騨清見から高速で京都へ向かうのみ。KAZUとEIKIが運転を交代しながら無事夕方京都へ戻ったのでした。

やよいそば飛騨中華そば宮川の風景


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