|
|
|||||||||
1.「学校内エコ・リサイクルをめざして」 戸塚南小学校 理科環境委員会と4年生 |
戸塚南小学校は3年前にできたエコ・スクールで、太陽発電や雨水の利用、屋上緑化など環境にやさしい学校です。私たちはいろいろな環境活動に取り組んできました。 ● 牛乳パックのリサイクルから始まりましたが、その様子はビデオを いていただきました。戸塚南小学校の回収の工夫を紹介します。 私たちはクラスごとに、牛乳パックを集めています。これが牛乳パックを集める「牛乳パックかいしゅうくん」です。一ヶ月集めると、このダンボール1箱いっぱいになります。 毎月第4金曜日が「紙の日」で、この日に牛乳パックを各クラスから持ってきてもらいます。もって来てくれたクラスには、理科環境委員会からトイレットペーパーを1個あげています。もらったお友達はみんなニコニコです! 今はいろんな紙も回収してリサイクルしています。習字が終わったあとの墨の付いた紙も、新聞紙もリサイクルできるって知っていますか?習字が終わった後、新聞紙と雑紙に分けます。そしてそれぞれ「新聞紙かいしゅうくん」と「雑紙かいしゅうくん」に入れます。まぜればごみ、分ければ資源を合言葉に僕たちはがんばっています! 今、「南小エコ・リサイクル」をつくろうとはりきっています。ここでは、理科環境委員会が発行しているエコチケットが活躍しています。これが1エコ、5エコ、そして10エコです。 ●「南小エコ・リサイクル」の取りくみとして、「カブトムシの飼育」と「グリーンカーテン」の取り組みを紹介します。 昨年の夏、川口市の緑地公社のご協力で、学校の南にある斜面林にカブトムシ飼育箱を作ってもらいました。 7月19日 大雨の中、6年生が黒土と腐葉土を飼育箱に入れました。 そのあと成虫を放してたまごが生まれるのを待ちました。 8月22日 見てください。幼虫がこんなに大きく育っていました。 秋には落ち葉大作戦を実行しました。学校のみんなでカブトムシのえさになる落ち葉を集めました。スーパーの袋に落ち葉いっぱいで1エコもらいました。 11月16日 たくさん集まった落ち葉をカブトムシの飼育箱を入れました。リヤカーいっぱいの落ち葉を斜面林まで運びました。この日の昼休み、カブトムシの幼虫が多すぎるので、学校のみんなにも育ててもらうことにしました。幼虫を、1匹3エコで配りました。みんな大喜びでした!幼虫を配ったあとに落ち葉を入れて落ち葉大作戦は完了です。 新しい年になって、今年の4月から、4年生がカブトムシの世話をすることになりました。6月あんなにいっぱいあった落ち葉がこんなに減っています。幼虫は食いしん坊です。こんなに大きくなりました。 7月9日 カブトムシの飼育箱を観察に行きました。 まだサナギなのか・・・姿は見えません。でも、よく見るといました。オスのカブトムシが見えました。戸塚南小学校で産まれた第1号のカブトムシです!みんな大喜びでした。 7月18日 カブトムシはこの日まででも200匹以上がかえりました。 いよいよカブトムシを森に放す日がやってきました。この日はテレビ取材がありタレントの林家一平さんも来てくれました。4年生みんなでカブトムシを林に放しにいきました。来年も学校近くの林で、たまごを産み、またカブトムシが育ってほしいです。カブトムシ飼育箱にはまた腐葉土をいれかえて、カブトムシが育つようにしました。 8月1日 夏休みカブトムシボランティアが集まって準備をしました。緑地公社の吉野さんもお手伝いに 来てくれました。落ち葉は食べられてカブトムシのフンになります。このフンはとてもいい土になりま す。この写真がそうです。フンをどかして新しい腐葉土を入れました。そして、成虫を放しました。今もカブトムシの幼虫は元気に育っています。カブトムシのフンはいい土になるので、来年の春の草花や野菜グリーンカーテンのゴーヤの栽培に使います。 みんなで落ち葉を集めて、カブトムシを育て、カブトムシのフンがいい土になって、今度はグリーンカーテンや草花を育ててくれます。今年、理科環境委員会では、校内の落ち葉だめを作りました。木の命、カブトムシの命も、土もみんなつながっています。そして私たちも、この命のエコ・リサイクルにつながっています。 ●今年、こうしてできた土を使って4年生ではゴーヤを育ててグリーンカーテンに取り組みました。 4年生はまず土作りをしました。4月の終わり、ゴーヤの種を暖房した部屋で育てました。5月7日連休明けに芽が出ました。ゴーヤの苗はぐんぐん育っていきました。いよいよグリーンカーテン大作戦の開始です。川口市ではグリーンカーテンを広めています。市長さんも協力しています。私たちも川口市のグリーンカーテンクラブのメンバーになりました。会員証ももらいました。 4年1組 南小ゴーヤクラブ 4年2組 チーム・クールグリーン 4年3組 ザ・スーパー・ゴーヤ・ブラザーズ! 5月の終わりには、苗を全校に植えました。 6月に光をあびてどんどんのびていきます。 7月に入ると、1m以上のびたので先の芽を取り、横から芽が出るようにしました。 7月10日 学校だけでなく、地域でもグリーンカーテンを育ててもらおうと、4年生でゴーヤの苗をエコチケットで販売しました。1つ10エコで売りました。途中、値下げしましたが、みんな売り切れました。 僕たちは、学校でグリーンカーテンのブログも作っています。 インターネットを通じていろいろな人と交流をしてきました。“にがうりクラブのにがあるじさん”にはネットを通じていろいろ教えてもらいました。7月の終わりには、学校に来てもらって僕たちのゴーヤを見てもらいました。にがあるじさんに教わって、牛フンをゴーヤにあげたり、日よけをしたり、土の温度を下げるためにプランターを地面から持ち上げました。 夏、校舎にグリーンカーテンができました。たくさんゴーヤが取れました。ぼくたち4年生が、ゴーヤを油で揚げて、ゴーヤチップも作りました。はじめ苦いかなと不安だったけれど、苦味が消えてとってもおいしかったです。 ゴーヤを通じて越谷市大袋東小学校の4年生ともブログや手紙で交流しています。大袋東小のグリーンカーテンはとても立派で、びっくりしました。これが、大袋東小学校から来た手紙です。これはぼくたちの返事です。友達も増えました。育てるのが楽しいし、部屋はすずしくなるし、食べるとおいしいし、友達は増えるし一石四鳥、環境にやさしいグリーンカーテンです。みなさんもぜひ取り組んでみませんか?図工でゴーヤの絵も描きました! もうすぐゴーヤも枯れて、グリーンカーテンは終わりです。でもその葉を落ち葉だめに入れて、また来年には土になります。カブトムシのフンとあわせてもっといい土にして、来年もっと大きなグリーンカーテンを育てようと思います。これが「南小エコ・リサイクル」です。みなさんもぜひいっしょにグリーンカーテンを育てましょう。 |