
(Laws of the Game 2006)
① 審判1人制を採用することにより、選手のフェアプレー精神を養う ② 審判員を信頼し、判定について不平不満を表さない ③ 審判員の決定に従いつつ、ラインアウトについてはプレーヤーから申告するフェアな姿勢を養う ④ 指導者や保護者など、大人のフェアプレー精神を養う
① 1人制であることから、よく動き、よい位置取りを心がけて説得力ある判定を目指す ② オフサイドの判定については、主審の見解で明確な場合のみを罰し、原則的に「疑わしきは罰せず」の考え方をとる ③ スローインについては、ファールスローなどの違反を探すのではなく、明らかな場合のみを罰し、指導も行う ④ フェアプレーの精神、よいマナーを養う目的から判定に対してや他の人に対しての言動にも注意を払い、指導をしていく
ルールについて:8人制の主旨を徹底させるためにのみ必要な変更を行う
フィールドの表面
試合は、競技会規定に基づき、天然あるいは人工の表面のフィールドで行うことができる。
大きさa)
競技のフィールド(以下、フィールドとする)は長方形とする。タッチラインの長さはゴールラインの長さより長くなければならない。
長さ 最小
90m(100yds)
最大 120m(130yds)
幅 最小 45m( 50yds)
最大
90m(100yds)
国際試合
長さ 最小
100m(110yds)
最大 110m(120yds)
幅 最小 64m(70yds)
最大
75m(80yds)
フィールドのマーキング
フィールドはラインでマークする。エリアの境界線を示すラインはそのエリアの一部である。
長い方の2本の境界線をタッチライン、短い方の2本の境界線をゴールラインという。
すべてのラインの幅は12cm(5ins)を超えてはならない。
フィールドはハーフウエーラインで半分ずつに分けられる。
ハーフウエーラインの中央にセンターマークをしるす。これを中心に半径9.15m(10yds)のサークルを描く。
ゴールエリア
フィールドの両端に以下のようにゴールエリアを設ける:
ゴールポストの内側から、5.5m(6yds)のところに、ゴールラインと直角に2本のラインを引く。
このラインはフィールド内に5.5m(6yds)まで引き、その先端をゴールラインと平行なラインで結ぶ。
これらのラインとゴールラインで囲まれたエリアがゴールエリアである。
ペナルティーエリア
フィールドの両端に以下のようにペナルティーエリアを設ける:
ゴールポストの内側から、16.5m(18yds)のところに、ゴールラインと直角に2本のラインを引く。
このラインはフィールド内に16.5m(18yds)まで引き、その先端をゴールラインと平行なラインで結ぶ。
これらのラインとゴールラインで囲まれたエリアがペナルティーエリアである。
それぞれのペナルティーエリア内に、両ゴールポストの中央から11m(12yds)で両ゴールポストから等距離のところに
ペナルティーマークを描く。
それぞれのペナルティーマークから半径9.15m(10yds)のアークをペナルティーエリアの外に描く。
フラッグポスト
各コーナーには、旗をつけた先端のとがっていない高さ1.5m(5ft)以上のフラッグポストを立てる。
ハーフウエーラインの両端に、タッチラインから1m(1yd)以上離してフラッグポストを立ててもよい。
コーナーアーク
それぞれのコーナーフラッグポストから、半径1m(1yd)の四分円をフィールドに描く。
ゴール
ゴールはそれぞれのゴールラインの中央におく。
ゴールはコーナーフラッグポストから等距離に垂直に立てられた2本のポストと、
その頂点を結ぶ水平なクロスバーとからなる。
ポストの間隔は7.32m(8yds)で、クロスバーの下端からグラウンドまでの距離は2.44m(8ft)である。
ゴールポストとクロスバーの幅と幅、厚さと厚さは同じで、12cm(5ins)を超えてはならない。
ゴールラインの幅はゴールポストおよびクロスバーの幅と同じである。
b)
ネットをゴールとその後方のグラウンドに取り付けることができるが、それは適切に支えられ、
ゴールキーパーの邪魔にならないようにする。ゴールポストとクロスバーは白色でなければならない。
安全
ゴールはグラウンドに確実に固定しなければならない。
移動式ゴールはこの要件を満たしている場合にのみ使用できる。
(8人制の場合)
第1条:競技のフィールド
①全日本少年サッカー大会に準じる。ただしフィールドの大きさは、通常の半分の大きさを推奨する
②マークなどの長さ、ゴールの大きさは次のとおり
・ペナルティーエリアの縦:12m
・ペナルティーマーク:8m
・ペナルティーアークの半径:7m
・ゴールエリアの縦:4m
・センターサークルの半径:7m
・ゴールの大きさ:5m×2m
品質と規格
ボールは:
●球形で
●皮革または他の適切な材質で
●外周が70cm(28in)以下、68cm(27in)以上で
●重さが試合開始時に450g(16oz)以下、410g(14oz)以上で
●空気圧が、海面の高さで0.6~1.1気圧(600~1100g/cm)(8.5~15.6
lb/in)
のものである。
欠陥が生じたボールの交換
試合の途中でボールが破裂したり欠陥が生じた場合:
●試合を停止する
●ボールに欠陥が生じたときの地点で、交換したボールをドロップして試合を再開する*
*(競技規則第8条の「特別な状況」。以下同じ)
ボールがインプレー中ではなく、キックオフ、ゴールキック、コーナーキック、フリーキック、
ペナルティーキック、またはスローインのときに、ボールが破裂したり欠陥が生じた場合:
●試合をそのときの再開方法で再開する
主審の承認を得ないで、試合中にボールを交換してはならない。
(8人制の場合)
第2条 ボール
① 少年用の4号球
競技者
試合は11人以下の競技者からなる2つのチームによって行われる。
チームの競技者のうちの1人はゴールキーパーである。
いずれかのチームが7人未満の場合は試合を開始しない。
公式競技会
FIFA、各大陸連盟、各国協会が行う公式競技会の試合では、いかなる試合でも最大3人までの交代を行うことができる。
競技会規定の中には、3人から最大7人までの範囲で、登録できる交代要員の数を明記しなければならない。
その他の試合
国際Aマッチにおいては、最大6人までの交代を行うことができる。
その他のすべての試合においては、次の条件を満たせば、より多い人数の交代を行うことができる。
●関係チームが最大交代数について合意する。
●試合前に主審に通知する。
事前に主審に通知されない場合、または試合前に合意されなかった場合は6人を超えて交代することはできない。
全ての試合
全ての試合において交代要員の氏名は試合開始前に主審に届けられなければならない。
氏名の届けられていない交代要員は試合に参加できない。
交代の手続き
競技者が交代要員と交代する場合は、次の条件を守らなければならない:
●交代する前に、主審に交代の通告をする
●交代要員は、交代によって退く競技者がフィールドの外に出た後で、しかも主審の合図を受けてからフィールドに入る
●交代要員は、試合の停止中にハーフウエーラインのところからフィールドに入る
●交代は交代要員がフィールドに入ったときに完了する
●その瞬間からその交代要員は競技者となり、交代を完了した競技者は競技者ではなくなる
●交代した競技者は、その試合に再び参加することはできない
●交代要員は、出場するとしないとにかかわらず、主審の権限と職権の行使に従わなければならない
ゴールキーパーの入れ替え
ゴールキーパー以外の競技者は、次の条件でゴールキーパーと入れ替わることができる。
●入れ替わる前に主審に通告する
●試合の停止中に入れ替わる
違反と罰則
主審の承認を得ないで交代要員がフィールドに入った場合:
●プレーを停止する
●交代要員を警告し、イエローカードを示して、フィールドから離れるように命じる
●プレーを停止したときにボールがあった地点から、間接フリーキックでプレーを再開する*
*
(競技規則第8条の「特別な状況」。以下同じ)
競技者が主審の承認を得ないでゴールキーパーと入れ替わった場合:
●プレーを続ける
●ボールが次のアウトオブプレーになったときにかかわった競技者に警告を与えイエローカードを示す
本条のその他の違反に対して:
●かかわった競技者に警告を与えイエローカードを示す
プレーの再開
警告するために主審がプレーを停止した場合:
●プレーを停止したときにボールのあった地点で、相手チームの競技者によって行われる
間接フリーキックで、試合を再開する*
*(競技規則第8条の「特別な状況」。以下同じ)
競技者と交代要員の退場
競技開始前に退場を命じられた競技者の補充は、氏名を届け出た交代要員の中からに限って認められる。
競技開始の前後を問わず、氏名を届け出た交代要員が退場を命じられた場合、その補充はできない。
(8人制の場合)
第3条 競技者の数
① 8人(うち1人はゴールキーパー)とする
② 交代要員の数は競技会規定で定める
※ 目安は4人から6人
③ 交代は「自由な交代」とする
安全 競技者は、自分自身あるいは他の競技者に危険となるような用具やその他のもの(宝石類を含む)を 身につけてはならない
基本的な用具
競技者が身につけなければならない基本的な用具は、次の個別のものとなる:
●
ジャージまたはシャツ
●
ショーツ- サーマルアンダーショーツを着用する場合は、主な色がショーツの主な色と同色とする
●
ストッキング
●
すね当て
●
靴
すね当て ●ストッキングによって完全に覆われている ●適切な材質(ゴム、プラスチック、または類似のもの)で作られている ●それ相応の保護に役立つ
ゴールキーパー ●それぞれのゴールキーパーは、他の競技者、主審、副審と区別のつく色の服装をする
違反と罰則 本条の違反に対して: ●プレーを停止する必要はない ●主審は、違反をした競技者に、フィールドから離れて用具を正すように指示する ●ボールが次のアウトオブプレーになったときに、用具が正しくなっていなければ その競技者をフィールドから離れさせる ●用具を正すためにフィールドを離れるように命じられた競技者は、主審の承認なしに復帰することはできない ●主審は競技者のフィールドへの復帰を認める前に用具が正されたことを点検する ●競技者は、ボールがアウトオブプレーになったときにのみフィールドへの復帰が認められる
本条の違反によりフィールドから離れるように命じた競技者が主審の承認を得ずに フィールドに入った(または復帰した)場合は警告し、イエローカードを示す。
プレーの再開 警告をするために主審がプレーを停止した場合: ●停止した時にボールのあった地点で、相手チームの競技者によって行われる 間接フリーキックで、試合を再開する* *(競技規則第8条の「特別な状況」。以下同じ)
主審の権限 それぞれの試合は主審によってコントロールされる。 主審は任命された試合に関して、競技規則を施行する一切の権限をもつ。
職権と任務
主審は: ●競技規則を施行する ●副審、および第4の審判員がいる場合はそれらの審判員と協力して試合をコントロールする ●使用するすべてのボールが第2条の要件に適合していることを確かめる ●競技者の用具が第4条の要件に適合していることを確かめる ●タイムキーパーを務め、また試合の記録をとる ●競技規則のあらゆる違反に対して、主審の判断により試合を停止し、中断し、あるいは打ち切る ●外部からのなんらかの妨害があった場合、試合を停止し、中断し、あるいは打ち切る ●競技者が重傷を負ったと主審が判断した場合は、試合を停止し、負傷者をフィールドから運び出させる。
負傷した競技者は、試合が再開された後にのみフィールドに復帰できる。 ●競技者の負傷が軽いと主審が判断した場合は、ボールがアウトオブプレーになるまでプレーを続けさせる ●負傷によって出血した競技者をフィールドから離れさせる。競技者の出血が止まっていることを主審が確認し、
主審の合図を受けてから、その競技者は復帰できる ●反則をされたチームがアドバンテージによって利益を受けそうなときは、プレーを続けさせる。
しかし、予期したアドバンテージがそのときに実現しなかった場合は、そのもととなった反則を罰する ●競技者が同時に2つ以上の反則を犯した場合は、より重大な反則を罰する ●警告または退場となる反則を犯した競技者に懲戒処置をとる。ただちにこの処置をとる必要はないが、
ボールが次のアウトオブプレーになったときに主審はその処置をとらなければならない ●責任ある態度で行動しないチーム役員に対して処置をとり、さらに主審の判断により、
役員をフィールドおよびその周辺から立ち退かすことができる ●主審が見ていなかった出来事に関しては、副審の助言によって行動する ●認められていない者がフィールドに入らないようにする ●停止ののち試合を再開する ●関係機関に試合報告書を提出する。
報告書には、試合前、試合中あるいは試合後の、競技者あるいはチーム役員に対する
懲戒処置やその他の出来事に関する情報が含まれるa)
主審の決定 プレーに関する事実についての主審の決定は最終である。主審は、プレーを再開する前、または試合を終結する前ならば、その直前の決定が正しくないことに気付いたとき、または主審の判断によって副審の助言を採用したときのみ、決定を変えることができる。
(8人制の場合)
第5条 主審
① 主審1人制とする
※ グリーンカード制度が導入されている大会においては、主審はグリーンカードを示すことができる
② 予備審判員1名を指名する
・ 記録、交代管理、3分間計時(一時退場・退席)
・ 主審負傷の場合、交代可
任務
副審は2人任命される。副審の任務は主審の決定に従いつつ、次のことを合図する:
●ボールの全体がフィールドの外に出たとき
●どちらのチームがコーナーキック、ゴールキック、あるいはスローインを行うべきか
●競技者がオフサイドポジションにいることによって罰せられるとき
●競技者の交代が行われようとしているとき
●主審の見ていなかった不正行為やその他の出来事が起きたとき
●反則が起きたとき、その行為に副審が主審より近いときはいつでも
(特定の状況下で、反則がペナルティーエリア内で起きたときを含む)
●ペナルティーキックのとき、ボールがけられる前にゴールキーパーが前方へ動いたか否か、
また、ボールがゴールラインを越えたか否か
援助
副審は、主審が競技規則に従って試合をコントロールすることを援助する。
特に9.15メートルの距離をコントロールする援助を行う目的で、フィールドに入ることができる。
不法な干渉あるいは不当な行為を行ったときは、主審はその副審を解任し、関係機関に報告する。
(8人制の場合)
第6条 副審
① 副審を配置しない
プレーの時間 主審と参加両チームの合意がないかぎり、試合は前、後半の45分ずつ行われる。プレーの時間を変更する(明かるさが十分でないために前、後半を40分ずつに短縮するなど)ための合意は、プレーの開始前になされ、また競技会規定に従ったものでなければならない。
ハーフタイムのインターバル 競技者はハーフタイムにインターバールをとる権利がある。
ハーフタイムのインターバルは、15分を超えてはならない。 競技会規定にはハーフタイムのインターバルの時間を規定しなければならない。
ハーフタイムのインターバルの時間は主審の同意があった場合にのみ変更できる。
空費された時間の追加 次のことで時間が空費された場合は、前、後半それぞれ時間を追加する: ●競技者の交代 ●競技者の負傷の程度の判断 ●負傷した競技者の治療のためのフィールドからの搬出 ●時間の浪費 ●その他の理由
空費された時間をどれだけ追加するかは主審が判断する。
ペナルティーキック ペナルティーキックあるいはそのやり直しが行われる場合は、 ペナルティーキックが完了するまで前、後半の時間を延長する。
中止試合
中止された試合は、他に競技会規定に定められていなければ試合を再び行う。
(8人制の場合)
第7条 試合時間
① 競技会規定により定める(ピリオド制も可とする)
※ 目安は10分~15分ハーフ、ハーフタイムのインターバル5分
② 延長は3分ハーフ(Vゴールなし)
③ PK方式は3人ずつ
試合前 コインをトスし、勝ったチームが試合の前半に攻めるゴールを決める 他のチームが試合開始のキックオフを行う トスに勝ったチームは試合の後半開始のキックオフを行う 試合の後半には両チームはエンドをかわり、前半と反対のゴールを攻める
キックオフ キックオフはプレーを開始する、または再開する方法のひとつである: ●試合開始時 ●得点のあと ●試合の後半開始時 ●延長戦が行われるとき、その前、後半の開始時
キックオフから直接得点することができる
進め方 ●すべての競技者はフィールドの味方半分内にいる ●キックオフをするチームの相手チームは、ボールがインプレーになるまで
7m以上ボールから離れる。 ●ボールはセンターマーク上に静止している ●主審が合図する ●ボールが蹴られて前方に移動したときボールがインプレーとなる ●キッカーは他の競技者がボールに触れるまではボールに再び触れない
一方のチームが得点をあげたあと、他方のチームがキックオフを行う
違反と罰則 他の競技者がボールに触る前にキッカーがボールに再び触れた場合: ●違反の起きた地点から行う間接フリーキックを相手チームに与える
キックオフの進め方のその他の違反に対して: ●キックオフを再び行う
ドロップボール ドロップボールは、ボールがインプレーのときに、競技規則に他に規定されていない理由 によって必要が生じた一時的停止のあとに試合を再開する方法である
進め方 プレーを停止したときボールのあった地点で、主審はボールをドロップする
ボールがグラウンドに触れたとき、プレーが再開する
違反と罰則 次の場合、ボールを再びドロップする: ●ボールがグラウンドに触れる前に、競技者がボールに触れる ●ボールがグラウンドに触れたあとで、競技者に触れずにフィールドの外に出る
特別な状況 自分のゴールエリア内で与えられた守備側のフリーキックは、ゴールエリア内の任意の地点から行う
相手のゴールエリア内で与えられた攻撃側の間接フリーキックは、違反の起きた地点に最も近いゴールラインに 平行なゴールエリアのライン上から行う
ゴールエリア内でプレーを一時的に停止したあとに試合を再開するドロップボールは、プレーを停止したときに ボールのあった地点に最も近いゴールラインに平行なゴールエリアのライン上で行う
ボールのアウトオブプレー ボールは次のときにアウトオブプレーとなる: ●地上、空中を問わず、ボールがゴールラインまたはタッチラインを完全に越えた ●主審がプレーを停止した
ボールのインプレー これ以外の全ての時間は、次の場合も含めてボールはインプレーである: ●ボールがゴールポスト、クロスバー、コーナーフラッグポストからはね返ってフィールド内にある
●ボールがフィールド内にいる主審または副審に当たる
得点
ゴールにボールを入れたチームがその前に競技規則の違反を犯していなければ、両ゴールポストの間とクロスバーの下で
ボールの全体がゴールラインを越えたとき得点となる
勝利チーム
試合中に得点の多かったチームを勝ちとする
両チームが同点か、共に無得点の場合は、試合は引き分けである。
競技会規定
試合あるいはホームアンドアウェーの対戦が引き分けに終わり、競技会規定として勝者を決定する必要がある場合、
国際評議会が承認した次の方法のみが認められる
●アウェーゴール・ルール
●延長戦
●ペナルティーマークからのキック
オフサイドポジション
オフサイドポジションにいること自体は反則ではない
競技者は次の場合オフサイドポジションにいる:
●競技者がボール及び後方から2人目の相手競技者より相手ゴールラインに近い
競技者は次の場合オフサイドポジションにいない:
●競技者がフィールドの味方半分内にいる
または
●競技者が後方から2人目の相手競技者と同じレベルにいる
または
●競技者が最後尾にいる2人の相手競技者と同じレベルにいる
反則
ボールが味方競技者によって触れられるかプレーされた瞬間にオフサイドポジションにいる競技者は、
次のいずれかによって積極的にプレーに関わっていると主審が判断した場合のみ罰せられる:
●プレーに干渉する
または
●相手競技者に干渉する
または
●その位置にいることによって利益を得る
反則ではない
競技者が次のことからボールを直接受けたときはオフサイドの反則ではない:
●ゴールキック
または
●スローイン
または
●コーナーキック
違反と罰則
オフサイドの反則に対して、主審は違反の起きた地点から行う間接フリーキックを相手チームに与える
ファウルと不正行為は次のように罰する:
直接フリーキック
競技者が次の6項目の反則を不用意に、無謀に、あるいは過剰な力で犯したと主審が判断した場合、 直接フリーキックを相手チームに与える: ●相手をける、またはけろうとする ●相手をつまずかせる、またはつまずかせようとする ●相手にとびかかる ●相手をチャージする ●相手を打つ、または打とうとする ●相手を押す
次の4項目の反則を犯した場合も、直接フリーキックを相手チームに与える: ●ボールを奪うために相手にタックルをし、ボールへ触れる前に相手に接触をする ●相手を抑える ●相手につばを吐きかける ●ボールを意図的に手で扱う(自分のペナルティーエリア内のゴールキーパーを除く)
直接フリーキックは反則の起きた地点から行う
ペナルティーキック 競技者が自分のペナルティーエリア内で上記の10項目の反則をボールがインプレー中に犯した場合、 ボールの位置に関係なく、ペナルティーキックを与える
間接フリーキック
ゴールキーパーが自分のペナルティーエリア内で、次の4項目の反則を犯した場合は、 間接フリーキックを相手チームに与える: ●ボールを手から離すまでに、ボールを手でコントロールしている間に6秒を超える ●ボールを手から離して、そして他の競技者が触れる前に、そのボールに手で再び触れる ●味方競技者によって意図的にゴールキーパーにキックされたボールに手で触れる ●味方競技者によってスローインされたボールを直接受けて手で触れる
競技者が次の反則を犯したと主審が判断した場合も、間接フリーキックを相手チームに与える: ●危険な方法でプレーする ●相手の前進を妨げる ●ゴールキーパーがボールを手から離すのを妨げる ●競技者を警告する、あるいは退場させるためにプレーを停止する、12条のこれまでに規定されていないその他の反則を犯す
間接フリーキックは反則の起きた地点から行う
懲戒の罰則 競技者または交代要員あるいは交代した競技者にのみレッドまたはイエローカードを示す
警告となる反則
競技者が次の7項目の反則を犯した場合、警告を与えイエローカードを示す: ①反スポーツ的行為を犯す ②言葉または行動によって異議を示す ③繰り返し競技規則に違反する ④プレーの再開を遅らせる ⑤コーナーキック、フリーキック、またはスローインでプレーを再開するとき、規定の距離を守らない ⑥主審の承認を得ずフィールドに入る、または復帰する ⑦主審の承認を得ず意図的にフィールドから離れる
交代要員あるいは交代して退いた競技者は次の3項目の反則を犯した場合、警告され、イエローカードを示される:
①反スポーツ的行為を犯す ②言葉または行動によって異議を示す ③プレーの再開を遅らせる
退場となる反則
競技者、交代要員あるいは交代して退いた競技者は、次の7項目の反則を犯した場合、 退場を命じられレッドカードを示される:
①著しく不正なプレーを犯す
②乱暴な行為を犯す ③相手競技者あるいはその他の者につばを吐きかける ④競技者が意図的に手でボールを扱って、相手チームの得点、あるいは決定的な得点の機会を阻止する (自分のペナルティーエリア内にいるゴールキーパーが行ったものには適用しない) ⑤フリーキックあるいはペナルティーキックとなる反則で、ゴールに向かっている相手競技者の決定的な得点の機会を阻止する ⑥攻撃的な、侮辱的な、あるいは下品な発言や身振りをする ⑦同じ試合の中で二つ目の警告を受ける
退場を命じられ、レッドカードを示された競技者、交代要員、あるいは交代して退いた競技者は、 フィールド周辺及びテクニカルエリア周辺から離れなければならない。
フリーキックの種類 フリーキックには直接と間接がある。
直接、間接フリーキックのいずれの場合も、キックが行われるときボールは静止しており、 キッカーは他の競技者にボールが触れるまではボールに再び触れてはならない。
直接フリーキック ●直接フリーキックが行われ、ボールが相手ゴールに直接入った場合、得点となる ●直接フリーキックが行われ、自分のゴールに直接入った場合、コーナーキックを相手チームに与える
間接フリーキック
シグナル 主審は一方の腕を頭上に上げて、間接フリーキックであることを示す。 主審はキックが行われ、そのボールが他の競技者に触れるか、またはアウトオブプレーになるまでその腕を上げ続ける。
ボールがゴールに入る ボールがゴールに入る前に他の競技者に触れた場合のみ、得点となる。 ●間接フリーキックが行われ、ボールが相手ゴールに直接入った場合、ゴールキックとなる ●間接フリーキックが行われ、自分のゴールに直接入った場合、相手チームのコーナーキックとなる
フリーキックのときの位置
ペナルティーエリア内のフリーキック 守備側の直接、間接フリーキック: ●相手競技者は9.15m(10yds)以上ボールから離れる ●相手競技者は、ボールがインプレーとなるまでペナルティーエリアの外にいる ●ボールがペナルティーエリアの外に直接けり出されたとき、ボールがインプレーとなる ●ゴールエリア内で与えられたフリーキックは、そのエリア内の任意の地点から行う
攻撃側の間接フリーキック ●相手競技者は、ボールがインプレーになるまで、自分のゴールポスト間のゴールライン上に立つ場合を除いて、
9.15m(10yds)以上ボールから離れる ●ボールがけられて移動したときボールがインプレーとなる ●ゴールエリア内で与えられた間接フリーキックは、違反の起きた地点に最も近い
ゴールラインに平行なゴールエリアのライン上から行う
ペナルティーエリア外のフリーキック ●相手競技者は、ボールがインプレーになるまで9.15m(10yds)以上ボールから離れる ●ボールがけられて移動したときにボールがインプレーとなる ●フリーキックは違反の起きた地点から行う
違反と罰則 フリーキックを行うとき、相手競技者が規定の距離よりボールの近くにいる場合: ●キックを再び行う
ペナルティーエリア内で守備側がフリーキックを行ったとき、ボールが直接インプレーにならなかった場合は: ●キックを再び行う
ゴールキーパー以外の競技者によるフリーキック ボールがインプレーになって他の競技者に触れる前に、キッカーがボールに再び触れた場合(手による場合を除く): ●違反の起きた地点から行う間接フリーキックを相手チームに与える。* *
(競技規則第8条の「特別な状況」。以下同じ)
ボールがインプレーになって他の競技者に触れる前に、キッカーが意図的にボールを手で扱った場合: ●違反の起きた地点から行う直接フリーキックを相手チームに与える* ●違反がキッカーのペナルティーエリアの中で起きた場合は、ペナルティーキックを与える *
(競技規則第8条の「特別な状況」。以下同じ)
ゴールキーパーによるフリーキック ボールがインプレーになって他の競技者に触れる前に、ゴールキーパーがボールに再び触れた場合(手による場合を除く):
●違反の起きた地点から行う間接フリーキックを相手チームに与える* *(競技規則第8条の「特別な状況」。以下同じ) ボールがインプレーになって他の競技者に触れる前に、ゴールキーパーが意図的にボールを手で扱った場合: ●違反がゴールキーパーのペナルティーエリアの外で起きた場合は、
違反の起きた地点から行う直接フリーキックを相手チームに与える* *(競技規則第8条の「特別な状況」。以下同じ) ●違反がゴールキーパーのペナルティーエリアの中で起きた場合は、
違反の起きた地点から行う間接フリーキックを相手チームに与える*
* (競技規則第8条の「特別な状況」。以下同じ)
第13条 フリーキック
① 相手競技者は7m以上ボールから離れる
直接フリーキックを与える10項目の反則のひとつを、自分のペナルティーエリアの中でボールがインプレー中に犯したとき、 相手チームにペナルティーキックが与えられる
ペナルティーキックから直接得点することができる
前、後半の終了時、および延長戦の前、後半の終了時に行うペナルティーキックのために、時間を追加する
ボールと競技者の位置
ボール:
●ペナルティーマークの上に置く
ペナルティーキックを行う競技者:
●特定する
守備側のゴールキーパー:
●ボールがけられるまで、キッカーに面して、両ゴールポストの間のゴールライン上にいる
キッカー以外の競技者は次のように位置する:
●フィールドの中 ●ペナルティーエリアの外 ●ペナルティーマークの後方 ●ペナルティーマークから9.15m(10yd)以上
主審 ●競技者が競技規則どおりの位置につくまで、ペナルティーキックを行う合図をしない ●ペナルティーキックが完了したときを決定する
進め方 ●ペナルティーキックを行う競技者はボールを前方にける ●ボールが他の競技者に触れるまで、キッカーは再びボールをプレーしない ●ボールがけられて前方を移動したときボールがインプレーとなる
ペナルティーキックを通常の時間内に行う、あるいは前、後半の時間を延長して行う、あるいは再び行うとき、 ボールが両ゴールポスト間とクロスバー」の下を通過する前に次のことがあっても得点が与えられる ●ボールが両ゴールポスト、クロスバー、ゴールキーパーのいずれかあるいはそれらに触れる
違反と罰則 主審がペナルティーキックを行う合図をして、ボールがインプレーになる前に、次の状況のひとつが起きた場合:
ペナルティーキックを行う競技者の競技規則の違反: ●主審はそのままキックを行わせる ●ボールがゴールに入った場合は、キックを再び行う ●ボールがゴールに入らなかった場合、主審はプレーを停止し、違反の起こった場所から行われる
守備側チームの間接フリーキックで試合を再開する
ゴールキーパーの競技規則の違反: ●主審はそのままキックを行わせる ●ボールがゴールに入った場合、得点を与える ●ボールがゴールに入らなかった場合は、キックを再び行う
キックを行う競技者の味方競技者が競技規則に違反する: ●主審はそのままキックを行わせる ●ボールがゴールに入った場合、キックを再び行う ●ボールがゴールに入らなかった場合、主審はプレーを停止し、違反の起こった場所から行われる
守備側チームの間接フリーキックで試合を再開する
ゴールキーパーの味方競技者が競技規則に違反する: ●主審はそのままキックを行わせる ●ボールがゴールに入った場合、得点を与える ●ボールがゴールに入らなかった場合は、キックを再び行う
守備・攻撃両チームの競技者の競技規則の違反:「 ●キックを再び行う
ペナルティーキックが行われたのちに:
ボールが他の競技者に触れる前に、キッカーがボールに再び触れた時(手による場合を除く): ●違反の起きた地点から行う間接フリーキックを相手チームに与える※ ※(競技規則第8条の「特別な状況」。以下同じ)
ボールが他の競技者に触れる前に、キッカーが意図的にボールを手で扱ったとき: ●違反の起きた地点から行う直接フリーキックを相手チームに与える※ ※(競技規則第8条の「特別な状況」。以下同じ)
ボールが前方に進行中、外部からの要因がボールに触れたとき: ●キックを再び行う
ボールがゴールキーパー、クロスバー、ゴールポストからフィールド内にはね返ったのち、 外部からの要因がボールに触れたとき: ●主審はプレーを停止する ●外部からの要因がボールに触れた地点で、ボールをドロップしてプレーを再開する※
※(競技規則第8条の「特別な状況」。以下同じ)
スローインは、プレーを再開する方法のひとつである。
スローインから直接得点することはできない。
スローインは次のように与える:
●地上、空中を問わず、ボールの全体がタッチラインを越えたとき
●ボールがタッチラインを越えた地点から
●最後にボールに触れた競技者の相手競技者に
進め方
ボールを投げ入れるとき、スローアーは:
●フィールドに面している
●両足ともその一部をタッチライン上またはタッチラインの外のグラウンドにつけている
●両手を使う
●頭の後方から頭上を通してボールを投げる
ボールが他の競技者に触れるまで、スローアーはボールを再びプレーしてはならない
すべての相手競技者は、スローインが行われる地点から少なくても2m離れる
ボールがフィールドに入った瞬間にボールがインプレーとなる
違反と罰則
ゴールキーパー以外の競技者によるスローイン
ボールがインプレーになって他の競技者に触れる前に、スローアーがボールに再び触れた場合(手による場合を除く):
●違反の起きた地点から行う間接フリーキックを相手チームに与える※
※(競技規則第8条の「特別な状況」。以下同じ)
ボールがインプレーになって他の競技者に触れる前に、スローアーが意図的にボールを手で扱った場合:
●違反の起きた地点から行う直接フリーキックを相手チームに与える※
※(競技規則第8条の「特別な状況」。以下同じ)
●違反がスローアーのペナルティーエリアの中で起きた場合は、ペナルティーキックを与える
ゴールキーパーによるスローイン
ボールがインプレーになって他の競技者に触れる前に、ゴールキーパーがボールに再び触れた場合(手による場合を除く):
●違反の起きた地点から行う間接フリーキックを相手チームに与える※
※(競技規則第8条の「特別な状況」。以下同じ)
ボールがインプレーになって他の競技者に触れる前に、ゴールキーパーが意図的にボールを手で扱った場合:
●違反がゴールキーパーのペナルティーエリアの外で起きた場合は、違反の起きた地点から行う
直接フリーキックを相手チームに与える※
※(競技規則第8条の「特別な状況」。以下同じ)
●違反がゴールキーパーのペナルティーエリアの中で起きた場合は、違反の起きた地点から行う
間接フリーキックを相手チームに与える※
※(競技規則第8条の「特別な状況」。以下同じ)
相手競技者がスローアーをアンフェアに惑わせたり妨げたりした場合:
●その競技者に反スポーツ的行為で警告を与えイエローカードを示す
本条のその他の違反に対して:
●相手チームの競技者がスローインを行う
ゴールキックは、プレーを再開する方法のひとつである。
相手チームのゴールに限り、ゴールキックから直接得点することができる
次のとき、ゴールキックを与える:
●攻撃側の競技者が最後にボールに触れて、地上、空中を問わず、ボールの全体がゴールラインを越え、
第10条による得点とならなかった
進め方
●守備側の競技者がゴールエリア内の任意の地点からボールをける
●ボールがインプレーになるまで相手競技者はペナルティーエリアの外にいる
●ボールが他の競技者に触れるまでキッカーはボールを再びプレーしない
●ボールがペナルティーエリアの外に直接けりだされたときボールがインプレーとなる
違反と罰則
ボールがペナルティーエリアの外に直接けりだされなかった場合:
●キックを再び行う
ゴールキーパー以外の競技者によるゴールキック
ボールがインプレーになって他の競技者に触れる前に、キッカーがボールに再び触れた場合(手による場合を除く):
●違反の起きた地点から行う間接フリーキックを相手チームに与える※
※(競技規則第8条の「特別な状況」。以下同じ)
ボールがインプレーになって他の競技者に触れる前に、キッカーが意図的にボールを手で扱った場合:
●違反の起きた地点から行う直接フリーキックを相手チームに与える※
※(競技規則第8条の「特別な状況」。以下同じ)
●違反がキッカーのペナルティーエリアの中で起きた場合は、ペナルティーキックを与える
ゴールキーパーによるゴールキック
ボールがインプレーになって他の競技者に触れる前に、ゴールキーパーがボールに再び触れた場合(手による場合を除く):
●違反の起きた地点から行う間接フリーキックを相手チームに与える※
※(競技規則第8条の「特別な状況」。以下同じ)
ボールがインプレーになって他の競技者に触れる前に、ゴールキーパーが意図的にボールを手で扱った場合:
●違反がゴールキーパーのペナルティーエリアの外で起きた場合は、違反の起きた地点から行う直接フリーキックを
相手チームに与える※
※(競技規則第8条の「特別な状況」。以下同じ)
●違反がゴールキーパーのペナルティーエリアの中で起きた場合は、違反の起きた地点から行う
間接フリーキックを相手チームに与える※
※(競技規則第8条の「特別な状況」。以下同じ)
本条のその他の違反に対して:
●キックを再び行う
コーナーキックは、プレーを再開する方法のひとつである。
相手チームのゴールに限り、コーナーキックから直接得点することができる
次のとき、コーナーキックを与える:
守備側の競技者が最後にボールに触れて、地上、空中を問わず、ボールの全体がゴールラインを越え、
第10条による得点とならなかった
進め方
●ボールが出た地点に近い方のコーナーアークの中にボールを置く
●コーナーフラッグポストを動かさない
●ボールがインプレーになるまで相手競技者はコーナーアークから9.15m(10yd)以上離れる
●攻撃側の競技者がボールをける
●ボールがけられて移動したときボールがインプレーとなる
●コーナーフラッグポストを動かさない
●他の競技者がボールに触れる前に、キッカーは再びボールをプレーしない
違反と罰則
ゴールキーパー以外の競技者によるコーナーキック
ボールがインプレーになって他の競技者に触れる前に、キッカーがボールに再び触れた場合(手による場合を除く):
●違反の起きた地点から行う間接フリーキックを相手チームに与える※
※(競技規則第8条の「特別な状況」。以下同じ
ボールがインプレーになって他の競技者に触れる前に、キッカーが意図的にボールを手で扱った場合:
●違反の起きた地点から行う直接フリーキックを相手チームに与える*
*(競技規則第8条の「特別な状況」。以下同じ)
●違反がキッカーのペナルティーエリアの中で起きた場合は、ペナルティーキックを与える
ゴールキーパーによるコーナーキック
ボールがインプレーになって他の競技者に触れる前に、ゴールキーパーがボールに再び触れた場合(手による場合を除く):
●違反の起きた地点から行う間接フリーキックを相手チームに与える*
*(競技規則第8条の「特別な状況」。以下同じ)
ボールがインプレーになって他の競技者に触れる前に、ゴールキーパーが意図的にボールを手で扱った場合:
●違反がゴールキーパーのペナルティーエリアの外で起きた場合は、
違反の起きた地点から行う直接フリーキックを相手チームに与える*
*(競技規則第8条の「特別な状況」。以下同じ)
●違反がゴールキーパーのペナルティーエリアの中で起きた場合は、
違反の起きた地点から行う間接フリーキックを相手チームに与える*
*(競技規則第8条の「特別な状況」。以下同じ)
本条のその他の違反に対して:
●キックを再び行う
第17条 コーナーキック
①ボールがインプレーになるまで相手競技者に7m以上離れる
アウェーゴール、延長戦およびペナルティーマークからのキックは、試合が引き分けに終わったあと、
勝者となるチームを決めることが競技会規定によって要求されているときの勝者を決定する方法である。
アウェーゴール
競技会規定には、ホームアンドアウェー方式で競技する場合で第2戦後にゴール数が同じであるとき、
アウェーグランドで得点したゴール数を2倍に計算する規定を設けることができる。
延長戦
競技会規定には、それぞれ15分を超えない範囲で前・後半同じ時間の延長戦を設けることができる。
この場合、第8条の条件が適用される。
ペナルティーマークからのキック
●主審がキックを行うゴールを選ぶ
●主審がコインをトスし、トスに勝った主将のチームが先にけるか後にけるかを決める
●主審は行われたキックの記録をつける
●下記の条件に従って、両チームが5本ずつのキックを行う
●キックは両チーム交互に行う
●両チームが5本のキックを行う以前に、他方が5本のキックをけっても挙げられない得点を
一方のチームが挙げたときは、以後のキックは行わない
●5本ずつのキックの後に両チームの得点が同じ場合は、同数のキックで一方のチームが他方より多くの得点をあげるまで、
それまでと同じ順序でキックを続ける
●ゴールキーパーがペナルティーマークからのキックの進行中に負傷して、
ゴールキーパーとしてプレーが続けられなくなったときは、
そのチームが競技会規定に定められた最大数の交代を完了していない場合は、
氏名を届けられている交代要員と交代することができる
●上記の例外を除いて、延長戦のある場合はそれを含めて、試合終了時にフィールドにいた競技者のみが、
ペナルティーマークからのキックに参加できる
●それぞれのキックは異なる競技者によって行われ、資格のある競技者がすべてキックを行ってから、
2本目のキックを行うことができる
●資格のある競技者は、ペナルティーマークからのキックの進行中にいつでもゴールキーパーと入れ替わることができる
●ペナルティーマークからのキックの進行中は、資格のある競技者と審判員のみがフィールドの中にいることができる。
●キッカーと両ゴールキーパー以外の競技者は、センターサークルの中にいなければならない
●キッカー側のゴールキーパーは、フィールドの中で、キックの行われているペナルティエリアの外で、
ゴールラインとペナルティーエリアの境界線との交点のゴールライン上にいなければならない
●他に記述されていない限り、競技規則および国際評議会の決定の関係諸条項が
ペナルティーマークからのキックが行われているときにも適用される
●一方のチームが相手チームより競技者が多い人数で試合が終了したとき、
競技者のより多いチームは相手チームの人数と等しくなるように競技者数を減らす。
除外するそれぞれの競技者の氏名と、背番号を主審に通知する。チームの主将がこの責任を持つ
●ペナルティーマークからのキックを開始する前に、主審はセンターサークル内に
両チームの同数の競技者のみがとどまっていることを確かめる。そしてそれらの競技者がキックを行う
第3条国際評議会の決定2に規定されているテクニカルエリアは、特にスタジアムの中での試合において使われているものであり、
チーム役員と交代役員の座席部分を含めて図に示すようなものである。
テクニカルエリアの大きさや場所はスタジアムによって異なるであろうが、以下の諸点を一般的な指針としてここに示す。
●テクニカルエリアは、特定された座席部分から両横に1m(1yd)、前方にタッチラインから1m(1yd)の範囲である
●テクニカルエリアを明確にするためにマーキングをすることがすすめられる
●テクニカルエリアに入ることのできる人数は、競技会規定によって限定される
●テクニカルエリアに入ることのできる者の氏名は、競技会規定の定めるところに従い、
試合開始前に特定されなければならない
●その都度ただ一人の役員のみが、戦術的指示を伝えることができるが、
指示を与えた後は所定の位置に戻らなければならない
●トレーナーや医師が競技者の負傷の程度を判断するため
主審からフィールドに入る承認を得た場合などの特別の例外を除いて、
監督と役員は常にテクニカルエリアの中にとどまっていなければならない
●テクニカルエリアに入っている監督およびその他の者は、責任ある態度で行動しなければならない
●第4の審判員は、競技会規定に基づいて任命され、3名の審判員のいずれかが
その職務の続行が不可能になった場合にその職務を行う。
第4の審判員は、常に主審を援助する
●大会の組織責任者は、競技会開始に先立って、主審がその職務の続行が不可能となった場合に、
第4の審判員が主審として務めるのか、第1副審が主審となって第4の審判員が副審を務めるのかを明確にしておく
●第4の審判員は、主審によって要請された試合前、中、後の管理上の任務を援助する。
●第4の審判員は、試合中の交代手続きを援助する責任を持つ
●第4の審判員は、必要なときボールの交換を管理する。試合中に主審の指示によってボールを交換するとき、
新しいボールを供給することによって時間の遅延を最小にする
●第4の審判員は、交代要員の用具をフィールドに入場する前に点検する権限を持つ。
用具が競技規則に適合していない場合は、主審に伝える
●第4の審判員は主審が競技者を間違えて別の競技者を警告したときや、
二つ目の警告を与えたにもかかわらずその競技者を退場させないとき、
あるいは主審・副審の見えないところで乱暴な行為が起きたとき、
第4の審判員は主審に合図しなければならない。
しかしながら主審は、プレーに関する全てのことを決定する権限を持つ
●試合が終了した後に、第4の審判員は、主審、副審の見ていなかった不正行為やその他の出来事について、
関係機関に報告書を提出する。第4の審判員は、作成した報告書について主審、副審に知らせなければならない
●第4の審判員はテクニカルエリアに入っている者が責任ある行動を取らなかった場合は、主審に伝える
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