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2004年08月31日
ファミコン探偵倶楽部 消えた後継者レビュー
さてファミコン探偵倶楽部 消えた後継者クリアしたのでその感想を。
ネタばれに付き注意。
かなり古い作品ということもあってインターフェース周りはかなり古臭く、コマンド総当りというのも昔のゲームらしいが、それ以上にフラグの数が半端無い。
どういうことかというと選択肢が1~10まであって2がフラグだとするとまた1~10の総当りになるという感じ。(どういうほうが楽かといえば1~10のうち1,5,9を聞いたら先に進む系のが楽)正直、意外性を狙ってる部分もあってか普通にやったらコマンド選択で選ばないようなのが正解だとか結構ある。
しかもコマンドの内容の大半が変わらないのでなかなか辛かった。
さすがに今のご時世にこれはきつかったので攻略サイトを見ながら推理を勧めることにした。
参考にした攻略サイト
http://bakuren.s11.xrea.com/fa1.html
このゲーム攻略を見ながらやれば正直1日かからないで終わるが、普通にやったら1週間くらいかかるしろもの。というか途中で進まなくなってコマンド総当りになるか総当りのつもりで忘れてるコマンドがあるとかそういうことになるだろう。
推理ゲームに関してはかまいたちの夜やEVEが出るまではそれほどドラマ性や推理性の高いものはないし、推理をさせることのゲーム性と話を進めることのゲーム性の違いが良くわかる。
前者は現在主流なお話を進めることは楽に進むが推理ができたかどうかで話の展開が変わる系
後者はいわゆるアドベンチャーゲーム。コマンド総当りになってもそのコマンドを探すこと自体がゲーム性となる系
このゲームは後者にあたり前時代的な推理アドベンチャーというべきものだろう。
あんまりシステムを叩いても「そりゃ昔のゲームだから」ということなのでまあ気にしないでくれ。
ただ昔のゲームのよさもあったので一言いうとそれは「音楽」
明らかに作られた電子音だが、耳に残り、かつ緊迫感を煽るには十分。
最近の作品に見られる音楽の没個性からすればかなり重要な印象をうけた。
さてここからが重要となるシナリオの話。
正直、システムに関しては古い!の一言で片付くが、シナリオはその完成度さえよければ後に語られるほど評価が上がる。ようはシナリオさえよければすべて良しと言わなくも無い。
しかし、このシナリオなのだが、かなり序盤から先が読めてしまってかなり残念な出来になっている。
・記憶喪失の主人公が出てくる→記憶を取り戻すと「なんだってー」な展開は最初から予想済み
・名前は出てくるが顔が出てこない人物は実はすでに登場したある人物と同一人物
・犯人を推理しようにも実は死んでないのが犯人だけだったりするので推理の必要なし
・トリックはまあ許せない範囲ではないが、死亡状況があまりにも怪しすぎだし警察無能すぎ。
まあこんなとこか。
というか犯人が奴になるとか主人公が実は~な展開とか最後の3Dダンジョンとかどうもある作品に良く似ている。
それは「ポートピア連続殺人事件」!やった人間ならわかるが、これをやっている場合、消えた後継者をやっていると同じような展開になるためそれほど意外性を感じない。
さすがに「ポートピア」よりは洗練されているが、それでもその範疇を超えないし、ある種のオマージュとして作られた感はぬぐえない。(共通点が多すぎる)
ということでまあ純粋には楽しめなかったなぁと。
推理ゲーム初プレイぐらいのお子様なら楽しめたんだろうな。
過去の名作が今の名作を超えていることは稀だからしょうがないか。
投稿者 Silk : 2004年08月31日 10:07