「のび太くーん!」
Kはマシンガンを構えるスタローンを突き飛ばそうとした。しかしタックル
の角度とタイミングがあまりに絶妙だったので、直前でボディスラムに切り替
えた。
「でーい!」
スタローンを床に叩きつけて、仰向けになったスタローンに馬乗りになった。
マウントポジションを取ったら、やることは一つしかない。
「これでもか! これでもか!」
Kは氷の拳をこれでもかというほどスタローンに叩き込んだ。だがスタロー
ンだって負けてはいない。
「なによ! アンタのへっぽこ騎乗位なんか、怖くも何ともないんだから!」
Kの攻撃を皮一枚でよけながら、下から拳銃をぶっ放した。
「おー上等だ! ドラミが怖くて丈夫な子供が産めますかってんだ!」
「うおー!」
ドラミとの激闘に熱くなって、Kはのび太の顔も名前もキレイに忘れた。一
方、当ののび太は。
こんなんなってた。
コブラの正体はドラミだったのさ! マーベラス!