「ん?」
ミスターは立ち止まって横を見た。どこかで聞いたような声だったが、マン
ホールの蓋が開いているだけで別に誰もいなかった。ミスターはまた正面を向
いて走り出した。しかし老婆の所へはまだ着かない。
急げっつーの!
つづく
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