もう一つのトンネル問題
嵯峨隧道
今回の排水トンネルについて考える時、昭和9年に完成した嵯峨隧道 についてその問題点を検証すると排水トンネルが本当に必要であるか?また本当に機能するか?という点について大いに参考になります。
嵯峨隧道は江戸時代からの住民の悲願達成かと思われたのですが、工事中から問題点が明らかとなり、以後、様々な過程を経て、現在まで使用されることがほとんどないまま70年になります。
排水という事に重点を置きすぎたため、その影響、問題点を事前に検証していないためか、排水はしたけれども農業、漁業に大きな悪影響を及ぼしてしまい、とってつけたような解決策をするというつぎはぎのトンネル・水門です。
果たしてこれで関係者の努力は報われていると言えるでしょうか? 後世に問題の種を残しただけではないでしょうか?
また工事の決定のしかたに問題もありそうです。 これは、当時だけでなく、今も参考にしなければいけない点です。